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高齢者のシミやしわは日光角化症の可能性

2021-06-07 10:26:21 | 健康・医療
歳をとってくると顔などにしわやシミが出ることはやむを得ないことだと思っています。私が高齢者になってみると、昔よりしわだらけの老人というのをあまり見かけないような気がします。

私の麻雀仲間などは私より高齢の人もいますが、あまりしわなどは目立っておらず、やはり栄養状態なども関係しているのかもしれません。こういったシミやしわができる原因が「日光角化症」の可能性があるという記事を読みました。

太陽の紫外線を多く浴び続けると、深いしわや目立つシミができる「光老化」という影響が出るようです。さらに紫外線が皮膚の最も外側にある表皮の細胞のDNAを傷つけると、日光角化症を引き起こします。

農漁業に従事してきた人や、スポーツやレジャーなどで屋外に出る機会の多かった人がなりやすいとされています。ダメージが長年蓄積された70歳以上の患者が大半を占め、色白で日焼けしにくい人に多くなります。

国内では年間約10万人が発症すると推計されており、高齢化で今後さらに増えると見込まれます。症状はゆっくり進み、放っておくと一部が皮膚の深くまで入り込み、皮膚がんの一種「有棘細胞ガン」になる場合があります。

見た目の特徴で多いのは、1センチ前後の赤いシミ「紅斑」です。表面に粉をふいたりカサブタが出来たりして、何個か同時にできることもあります。

「色素沈着」はやや淡い褐色のシミに似た状態で、多くの場合まだらに広がります。イボが突き出たような状態の「皮角」や、表面が角化してイボ状になることもあります。

顔や手にできたシミやイボが日光角化症かどうかは、自分では分かりにくいようですが、赤みを帯びたシミ、表面がざらざらして境界が分かりにくいシミがあるか、出血を繰り返すかなどをチェックすると良いようです。

皮膚科では拡大鏡による検査「ダーモスコピー」で患部を診察し、日光角化症が疑わる場合は組織を切り取って顕微鏡で調べて診断します。

治療ではまずイミキモドという塗り薬が使われます。2011年に公的医療保険の適用になり、患部の免疫力を高める効果があると考えられています。週3回就寝前に患部に塗り、起床後に石鹸で洗い流すことを繰り返し、4週間が目安となっています。

周囲の組織に入り込む浸潤や再発を防ぐのに最も効果があるのが、患部を切除する手術です。70歳までに発症している人や、ガンに進行する可能性がある場合などに検討するようです。

その他凍結療法などもありますが、単なるシミやイボと違っていそうです。こういったものが日光によって発症するというのも恐ろしい気がします。


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