ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

睡眠と夢のはなし

2015-09-30 10:55:03 | 健康・医療
先日健康の話を書いたとき、必要なものが食事と睡眠としました。これは私の感覚的なものですが、たぶん間違ってはいないと思っています。

その2回目に睡眠の話をしましたが、あえて夢には触れませんでした。これは夢という現象がよくわかっていない、またよくわからないからいろいろな説が出ている等、書きはじめると長くなりそうでした。そこで改めて夢を取り上げてみます。

前回も触れましたが、睡眠には浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があるとされています。このレム睡眠時には、ほぼ必ず夢を見ているようです。ただしこの夢の内容を覚えているかどうかは、かなり個人差が大きく、夢の詳細までしっかり覚えている人と、ほとんど記憶がない人もいます。私は後者の方で、何か夢を見ていたようだと言う程度で、起きてからは全く内容を覚えていません。

寝ている間中変な夢を見ていて、ゆっくり眠れなかったとか、起きてから細かい部分まで夢のはなしをする人がいますが、睡眠の質という点ではどちらも差がないと思われます。夢というとフロイトが有名ですが、こういった心理学も含めて、夢判断的なものは全く信じていません。まあ私が覚えていないタイプだからかもしれませんが、夢の内容と深層心理を結びつけるのは、ほとんど意味がないと考えています。

なぜ夢を見るかというのは、いろいろな説が出ているという段階のようですが、レム睡眠の時は記憶をつかさどる大脳脂質は活動しており、その活動によって夢という現象が起きるというのが定説になりつつあるようです。この時起きているのは大脳皮質だけで、他の脳部分は完全に休んでいるはずですが、ごくまれに体を動かす部分も活動することもあるようです。これがいわゆる寝言などが起きる原因で、これがひどくなると夢遊病などという病気と認識されるまでになってしまうようです。

この大脳皮質の活動は何のためかはよくわからないようですが、一説にはこの間に記憶の整理をしていると考えられています。起きているときには、非常に多くの情報が記憶として蓄えられますが、いわばランダムに納まっているようです。そうすると記憶を取り出すときに混乱するので、寝ている間に整理しているという説ですが、やや出来過ぎのような気もします。

私も面白い夢を見てふと目が覚め、面白いので起きてから話そうと思って寝てしまい、起きたときには夢の内容は全く覚えておらず、話そうと思った事しか記憶にないなどということがあります。このように夢というのは、蓄えた記憶の断片が脈絡なく出ているようなもので、そのうちの一部を覚えていても何の意味もないことは確かだと思います。
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日本農業の問題点 続

2015-09-29 10:43:02 | 時事
もう4か月ほど前になりますが、この日本の農業問題について私見を書いてみました。これが途中で終わっており、その続きを一部書きかけてあったのを見つけました。本来「続」となる話ですが、あまりにも前ですので、日本農業大規模化の問題点として書き直しました。

この話は、私のなくなった伯父が市の農業委員をやっており、いろいろ聞いた記憶ですので例によって独断と偏見が入っています。
前回は農地解放によって、小規模農家がたくさんでき、それが機械化などに対応しきれないまま、いかにこういった農家を残すかという政策が延々と続いていることを書きました。本来もっと早い時期に、国際化などに対応するために、ある程度の大規模化を推進すべきでした。しかし現在でも農業関連法は、この大規模化をいかに妨げるかという方向で施行されています。

例えば農地を売るのはもちろん、貸すのでさえ農業の実績がないといけなくなっています。つまり農業企業といったものをいかに排除し、小規模農家を守るかだけに特化しているといえます。つまり農業だけは、いつまでたっても自営業としてやっていくしか方法がないように規制されているわけです。本来農業の後継者不足を解消するためには、企業としての農業を発展させ、若者が社員として働けるような組織が必要ですが、こういったシステムが非常に作りにくい体制となっています。

さすがに近年は、大規模化を推進するような方針も出てきているようですが、農地の売買はほとんど行われていないようです。これは体制の問題ではなく、先祖伝来の土地を手放したくないという農家の思いも強いようです。こういった傾向はいつまで続くかというと、あと2世代ぐらいで変わってくるような気がします。現在の農家の跡取り的人たちは、良くても兼業農家であり、場合によってはほとんど農業に従事していない人も多いようです。そうなると農地へのこだわりも減ってくるような気もします。

現在でも大規模化を妨げる様々な要因が残っているようです。例えば大規模化を目指す企業が、周辺の農地を借り上げていっても、全員の同意を得ることは難しいでしょう。そうすると大きなまとまった農地にならず、点在化してしまうわけです。これは効率といった点で非常に不利なことです。また田畑の区切りである畔道は、個人の所有ではなく国有地となっているところが多いようです。つまり2つの畑の畔道を取り除いて一つにするためには、畔道部分の国有地の払い下げ手続きが必要となるわけです。

このあたりも簡単にできるようにはなってきたようですが、やはり国の政策としての大規模化支援策がないと、いつまでたっても日本農業は国際化に対応できないような気がします。
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健康について考えてみます 続

2015-09-28 10:20:10 | 健康・医療
昨日、私がかかった、突発性顔面神経麻痺について書きましたが、健康についての続きです。前回健康を維持するのは、食事と睡眠であるとして食事について書きましたが、もう少し食事について考えてみます。

それほど規則正しくなくても、3回摂ることが重要だと思っていますが、今回は内容についてです。よく3種の栄養素をバランスよく摂ることが重要といわれていますが、私はそれほど気にしていません。油類はあまり好きではありませんので、脂質は少なくでんぷん類が多いような気がします。特別なビタミン類などを除いて、必要な成分は作り出す機能を持っていますので、何を食べてもほぼ同じだと思っています。特殊なダイエットなどしていなければ、必須な成分が不足することもまずないでしょう。

このブログでも何回か書いていますように、私は健康食品の類は全く信じていません。それと同じように、健康のために良い食材というのもほとんど気にしていません。いろいろな病気の予防になる食材なども取り上げられていますが、あまり根拠があるとは思えません。Aという食材にはBという物質が含まれており、そのBを調べてみると予防効果があった、したがってAを食べると病気の予防になるという話です。通常Aに含まれるBの量はごくわずかで、効果が出る量はとても食べられる量ではないということが多いようです。

結論としては、自分がうまいと思うものを、普通に食べていれば健康は守られると考えています。もう一つの要素が睡眠です。睡眠というとレム睡眠とノンレム睡眠があるとか、いろいろ言われていますが、睡眠障害などがある人以外は、自分の睡眠パターンなど知らないでしょうし、当然私も全然わかりません。単に身体と脳を休めるための行為であり、あまり睡眠の質などは気にしたことはありません。若いころは眠りにつくまでにやや時間がかかったのですが、今は割とすぐ眠れるようになっています。

問題は睡眠時間ですが、これがどの程度必要なのかが今ひとつわかりません。先の食事の項でも述べたように、朝起きる時間は決まっている割には眠る時間はまちまちで、平日は完全に睡眠不足になっていました。これを休日の時に朝寝坊をして、昼近くまで寝るということで解消していました。あまり健康的な習慣とは言えませんが、これでも問題なく過ごしていました。私は基本的には夜型のようで、どんなに遅くまで起きていても眠くなるということがありません。経験からは2時を過ぎてしまうと、次の日やや調子が悪くなるようです。このあたりはやや気にしながら、睡眠をとっています。

こうして書いてみると、あまり健康的な生活ではないようですが、この歳までまあ健康で生きてきましたので、やはり人間は健康に保つような機構がしっかりしているのだと思います。
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突発性顔面神経麻痺

2015-09-27 10:54:52 | 健康・医療
もう4年ほど前になりますが、私は突発性顔面神経麻痺になったことがあります。

もう年末も近い寒い時期だったのですが、自宅でタバコを吸おうとしたらうまく煙を吸うことができません。何かおかしいと思ったのですが、全く痛みなどもなく、どこが変なのかよくわかりませんでした。自分でいろいろやってみて、どうも左の唇がうまく動かないということに気が付きました。

これにはかなり驚き、左右の手足や指などを動かし、普段と変わらずに動くことを確認して、どうも脳梗塞や脳出血ではなさそうということで、やや安心しました。しかしどうも顔の筋肉が、動かなくなったようだということに気が付きました。左半分が思ったように反応してくれないのです。確かこの気づいた日が休日の夜で、病院はやっておらず、救急車で病院に行くほどでもなさそうだということで、そのまま様子を見ることにしました。当然このときは顔面神経麻痺などという病気については全く知りませんでした。

次の日会社に行くか病院に行くか迷ったのですが、どうも顔以外は全く問題がないようなので、出勤しました。会社に行ったところ、ちょうどその日が産業医の先生が来て、健康相談をする日になっていましたので、早速申し込みました。その先生がおでこにしわを作れとかいろいろ検査のようなことをして、ここで初めて顔面神経麻痺という病名を聞きました。これは突発性という何が原因かわからない場合と、中枢性という脳に異常がある場合があるので、早めに神経内科に受診するよう勧められました。

そこでその日はやや早めに退社し、私がかかったことのあるクリニックが神経内科の看板があったので、そこに行ってみました。そこでの簡単な検査では、神経系の異常はなく、たぶん突発性だろうということでしたが、念のためMRIを取ることにしました。その予約を調べてくれたのですが、非常に混んでおり1月の下旬にとることになり、ビタミンB6製剤を処方されました。

この病気の嫌なところは、左の瞼が動きませんので、目が乾いて涙が出てきますので、やむを得ず眼帯をしていました。また笑うと顔が明らかにおかしな形になると感じ、笑うことができなくなります。それ以外は普通の生活をしてよいということで、忘年会に出たりと普通に酒も飲み、タバコも吸っていました。こういったやや不自由な状態にもすぐ慣れてしまい、特に何か治療するわけでもなく過ごしていましたが、1月中旬ぐらいに自然に治ってしまいました。

念のためクリニックに行って、完治したことを確認してもらいましたが、治ってから予約しておいたMRIを取るというややばかばかしいこともしました。結局原因不明の突発性ということで、3週間ぐらいで治り、その後再発ということもないようですが、不思議な病気なることもあるものだと、時々思い出しています。
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推移的推論のはなし

2015-09-26 10:16:47 | 自然
先日知人と(昔の研究者仲間です)飲んだとき、面白い話をしてくれなした。これは知人もどこかのブログで読んだということですので、また聞きのまた聞き風になりますが、少し書いてみます。

まず例からですが、AさんがBさんと喧嘩をして負けてしまいました。その後Aさんが見ているところで、BさんとCさんが喧嘩をし、Cさんが勝ちました。そうするとAさんは絶対にCさんと喧嘩をしようという気にはならないわけです。つまり自分が負けてしまった相手に勝つ人とは勝てるわけがないと判断するわけです。これを社会学?では推移的推論と呼ぶそうです。

人間は社会的活動をするときは、当然のこととしてこの推論を無意識に使っています。上司と歩いているとき知らない人と会っても、上司が丁重な対応をすれば、自分も丁寧な態度をとるといったことです。この推移的推論は高等動物では当然できており、サルなどはこれによって無駄な争いを避けているようです。また鳥類でも賢いとされているカラスの仲間のカケスで、知っているカケスと新人カケスとの関係を見て、新人カケスとのかかわり方を決めているという報告があるそうです。動物はどこまで個体認識ができるかという問題とも絡んで、なかなか面白いテーマのような気がします。

さて知人の話は、魚類でも推移的推論のような現象が起きたということでした。群れを成して回遊している魚が、個々の魚を区別できるとは思えませんが、種類によっては可能なようです。今回何という魚を使ったかは知人も分かりませんでしたが、一定の縄張りを持っていて、ほかの魚が入ってくると戦うという性質を持った魚のようでした。

まず2匹の魚を同じ水槽に入れると、すぐに戦いが始まるようです。どうやって勝敗を見るのかわかりませんが、見ていれば分かる形で決着がつくのでしょう。勝った魚と負けた魚を別の水槽に入れ、並べておくと、負けた魚は勝った魚に対して威嚇行動などせず、その水槽から離れた場所に逃げるという行動をとるそうです。そこでこの状態のまま、勝った魚の水槽により強そうな魚を入れ戦わせるのです。そうして最初に勝った魚が負けてしまったとき、新たに勝った魚を水槽に入れ、先ほどと同じように最初に負けた魚の水槽と並べるわけです。この負けた魚は、新たな魚と戦ってはいないのですが、明らかに負けたときと同じ行動をとったそうです。つまり魚でも推移的推論があることが証明されたということです。

私は若いころから、動物行動学に興味があり、そのたぐいの本を読んでいましたが、久しぶりにある意味くだらないけど面白い話を聞きました。こういった研究が何の役に立つのかというと、難しいところです。

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