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認知症で発症する「三大症状」とは

2021-12-17 10:27:27 | 健康・医療
歳をとってくると気になる病気が認知症ですが、このところ増加しているようで、2025年には65歳以上の5人に1人が発症すると予測されています。

私の古くからの友人のS君が3年ほど前からその兆候が出ていました。昨年車の免許証を返納したということで、安全面では良いのですが、そういった刺激が減ることで認知症の進行を心配していました。

半年ほど前ちょっとした用事があり昔の仲間6人が集まり、私がS君を迎えに行ったのですが、車の中ではやや口数が減った程度で問題なさそうでした。用事が終わったあと通り道のF君がS君を送ることになり帰りました。

その後F君に聞いたところによると、S君の家がよく分からないので道案内をしてもらったところ、何とS君が昔住んでいた家に向かったとのことでした。現在住んでいる家が分からなくなるというのは、かなり認知症が進んでおりS君の今後を心配しています。

認知症の症状というと、物忘れがひどいや同じことを繰り返すなどが思い浮かびますが、「もの忘れ」以外にもさまざまな症状があるようです。

まず一つ目はその「記憶障害」で色々なことを忘れてしまう症状です。この原因としては、脳がダメージを受けてしまうことが挙げられます。

認知症は脳のどこにダメージを受けたかによって、現れる症状が変わってきます。脳には海馬という場所がありますが、記憶に関する機能を司っており、ここがダメージを受けることによって記憶障害が現れることになります。

認知症の症状の2つ目は「見当識障害」で、自分が誰だか分からない、ここがどこだかわからないといった症状で、特に場所の感覚が分からなくなってしまうようです。救急現場などで医師たちが「ここがどこだかわかりますか」と聞くのは、この見当識障害を確認するためです。

最後の3つ目の症状が「実行機能障害」です。実行機能とは、情報を一時的に記憶しながらそれを使って作業をする機能、思考、行動のことをいいます。

例えば、信号が青から赤に変わったらブレーキを踏む、ご飯を食べるときに右手に箸を持ち口に運ぶ、といった動きが実行機能です。この行動や判断を司る部分がダメージを受けてしまうと、実行機能障害として表れてきます。

以上が三大症状ですが、これ以外にも物取られ妄想、理解力の低下、計算能力障害なども出てくるとしています。私も最近は物忘れが多く、かみさんに頼まれた買い物などメモしていないとすぐ忘れてしまいます。

まあ高齢になれば出てくるもので、記憶障害までは行っていないようですが、家族で行動をチェックすることも必要なようです。


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