ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

外猫の小屋の中に!

2015-01-31 10:30:39 | 
昨日の夕方、外からかみさんの叫び声がしました。出て行ってみると、外猫の小屋の中に何かいるというのです。もう薄暗くなっているのでよくわからず、懐中電灯とカメラを持って出てみました。それが表記の写真ですが、外猫用の寝床の中になんとタヌキが寝ているのです。家の周りにはかなり野良猫がおり、一日1回ぐらい餌をやっていたのですが、2匹がほぼ住み着いてしまい、冬になったので段ボールの中に発泡スチロールの箱を入れ、古きれなど入れて寝床を作ってやっていたのです。その中になんとタヌキが入り込んで寝ていたのです。かみさんが餌入れを取るついでに、寝床の中に手を入れたところ、猫ではない感触に驚いたようです。

人間になれているのか、周りで騒いでも近くにあった傘でつついても全く出てこようとしません。やむを得ず発泡スチロールを箱から引っ張り出し、傘でつついてやっと箱からのこのこ出てきました。あたりはタヌキの体から出る獣臭がいっぱいでした。
タヌキの大きさはよくわかりませんが、小型のタヌキのようです。これ以前からやや事件は起きていました。外猫の一匹の首の後ろあたりに傷ができたり、夕方餌を出してやり、しばらくたってみると普段は少し残しているのに、洗ったようにきれいになっていました。どうもこのあたりは、タヌキの仕業だったようです。

誰かが飼っていたタヌキが逃げ出したとは思えませんので、野生のタヌキなのでしょう。自宅から200mほど離れたところに、通称”どんぐり山”と呼んでいる小さな里山がありました。そこの開発が進み、2/3ほどの木が切られてしまいました。たぶんこのタヌキはどんぐり山の住人で、木が少なくなり人家のほうに出てきたのかもしれません。どこで人に慣れたのかわかりませんが、人家のあたりをうろつく間に、人間は害をしないと学習したのかもしれません。

私がここに家を建てたころは、周りは田んぼと畑、小さな雑木林などでしたので、野ウサギなどはよく見かけました。こういった動物も人間の犠牲になっているようです。最近は野生化したハクビシンやアライグマまで出没しているようですが、この辺は人間が飼っていたものでしょう。やはり人間が増えてくることによって、田畑・林が開発され、小動物の住処がなくなってしまったのでしょう。そういった点でこのタヌキもかわいそうなのですが、どう対処すべきか悩んでいます。

生命の起源 どうやって誕生したか

2015-01-30 11:03:44 | 自然
私はプロフィールに書いたように、長年薬の研究に携わっていました。よい薬をデザインするためには、病気とは何か・どういうメカニズムか・生物のシステムのどこに関与しているか、などを知る必要があります。私は有機化学が専門で、生物というのは素人ですが、勉強すればするほど、生命は本当に精緻なシステムによって維持されていると感じました。このような素晴らしい生命が、どうやって誕生したのか考えてみます。

生命の起源は、たぶん永遠の謎ではないかと思っています。生物が誕生したころの地球環境を真似して、有機化合物のプールから生物が誕生しないかという実験は、昔から現在までたぶんいろいろ研究されているはずです。成功したどころか、何かの手掛かりになりそうな現象も得られていないから、何の発表もないのだと思います。

生命の起源については、次の3種類が唱えられているようです。1.超自然現象説 簡単に言うと神様が作ったというようなものです。2.地球の化学進化説 有機化合物から簡単な生物が発生し、それが進化した。3.地球外生命説 地球外には生命の元?があり、それが地球にもたらされた。
生命のいろいろなシステムを知ると、本当に複雑でありながら合理的であり、精緻なメカニズムでできています。これが自然にできて進化したとは、考えられないようなもので、1の超自然説を信じたくなるほどです。それでも科学者として、2を追及してみます。

2の化学進化説は、「無機物から有機物(有機化合物)が蓄積され、有機物の反応から生命が誕生した」というものです。この有機物(有機化合物)という言葉は、よく使われるものですが、この説明はかなり難しいのです。正確に定義しようとすると、その中にまた専門用語が入ってしまい余計わかりにくくなります。そこで、これは私の好みなのですが、「有機物とは、生命が維持・活動のために作り出した物質」ということにとどめます。しかし生命の起源を考えるうえでは、この定義は矛盾していることになります。つまり生命の発生以前に、有機物は存在しなければいけないことになるからです。

そこで無機物質から、自然条件で有機物が生成するかという問題になります。
前置き的なところが長くなりましたので、次回に続きます。


錦織選手全豪オープンが終わりました

2015-01-29 10:04:02 | 時事
昨日はいよいよ錦織の、全豪オープン準々決勝でした。相手のワウリンカは、昨年の全豪覇者で、世界ランキングも4位という強豪です。ここまでは錦織の相手は、ランキング的にも格下でしたが、ここで初めて上位に挑戦ということになりました。
ワウリンカがどのようなテニスをするのか、見ておきたかったのですが、ドローが同じグループに入っており、シードも第4と第5でしたので、いつも錦織とほぼ同じ時間に別なコートで試合をしていたようです。対戦成績は1勝2敗ですが、昨年全米オープンの準々決勝で、フルセットの末破っていますので、ワウリンカのリベンジの気持ちも強そうです。
ショットも強く、特に片手バックは世界一と言われている程度の情報しかありませんでした。

さて試合が始まりましたが、ワウリンカは予想以上に安定しており、サーブもよく特に噂の片手バックは角度と威力がすごいという印象でした。それに対し錦織は、どうも動きが悪く対応が遅れているようでした。しかしこれは錦織の場合よくあることで、試合が進むにつれて彼らしさが出てくることを期待していました。1セットは、ちょっとしたミスでブレークされてしまい、ブレークバックする気配すらなく3-6で取られてしまいました。

2セット目に入っても、この流れは変わらず早めにブレークされてしまいました。それでも最後のゲームとなる4-5でのワウリンカのサーブでは、ジュースまで粘りもう一歩のところまで迫りました。しかし錦織の得意のはずの、ロングラリーでもポイントが取れなかったところに、ワウリンカの好調さが出ていたような気がします。
それでも2-0となり後がなくなった3セット目は徐々に錦織らしさが出てきて、先にブレークができました。しかしすぐブレークバックされてしまい、リードがなくなってしまいました。
このまま進み、6-6でタイブレークになりましたが、これは7ポイント先取で、6-6になると2ポイント差がつくまでというルールです。ここでなんと1-6とリードされてしまいました。ところがここから粘り、5ポイント連取し6-6に追いつきました。ここで錦織得意のドロップショットが痛恨のミス、コート上で頭を抱えていました。結局セットカウント0-3でストレート負けになりました。

今回の大会は、「若手がトップとの世代交代か」と言われていましたが、この後のラオニッチも完敗し、まだまだトップの壁は高いようです。
錦織の全豪は終わりましたが、ここまで5試合本当に楽しませてくれました。
錦織選手ご苦労様でした。

イスラム国拘束問題 残念な進展

2015-01-28 10:09:28 | 時事
イスラム国による日本人人質事件は、一人が殺害されるとい残念な形で進展しました。
私はこのブログで、テロリストの要求に対しては、毅然たる態度で断固拒否すべきだと書きました。日本政府が迅速な行動をとらなかったから、一人を殺害したのか、それとももともとこういったシナリオだったのか分かりませんが、日本政府の行動によらず、2人のうち1人を殺してしまったような気がします。
2人の動画が配信され、この事件が明らかになりましたが、本当に身代金がほしいなら公表しない方が有利のような気がします。こういった方法が彼らのやり方かもしれません。

ここで一人が殺害され、身代金の要求から人質交換へと要求が変わりました。これはなかなか理解しにくいことです。イスラム国が解放を要求しているヨルダンの死刑囚は、自爆テロの実行犯で、爆破に失敗して逮捕されたということです。この女性は、テロ集団にとっていわば捨て駒であり、人質交換までして奪還するほどの価値があるとは思えません。現地の指導者とかいうならば、それなりの利点がありますが、なんで自爆テロ実行犯なのかという気がします。
これはイスラム国が、要求を通すことが目的ではないといわざるを得ません。

そうすると、この一連のイスラム国の行動は、単なる組織の自己PRなどではないのでしょうか。特に日本やヨルダンをターゲットにしたわけではなく、たまたま拘束した人の中に日本人がいたから使った程度でしょう。その点日本国内でこれほど大きく取り上げ、イスラム国の歴史から現在のシリア・イラクの問題点を大きく報道していることで、イスラム国の目的は達成されたといえます。したがって、イスラム国の要求を飲んだとして、人質が解放されるかは疑問かもしれません。

しかし日本政府も、何もしていないでは、国民から多くの批判が出るはずです。現在ヨルダンを巻き込んで、交渉しようとしているようですが、迅速な行動にはなりそうもありません。
ヨルダンにしてみれば、自国の犯罪者を開放して、日本という友好国とはいえ他国民を助けるのは割に合わない行動と言えます。

これからどんな展開になるかは、全く予測できませんが、日本はすでにイスラム国の挑発に乗ってしまっています。たぶん日本政府が何かをすれば、イスラム国の思惑を助けるだけのような気がします。人質の解放を願ってはいますが、このまま時間がたつだけのような気もします。
  

祝 錦織選手準々決勝進出

2015-01-27 10:26:43 | 時事
昨日の全豪オープン4回戦で、錦織はフェレール戦に勝ち準々決勝に進出しました。現在錦織の世界ランキングは5位ですが、このランキング決定方法について書いてみます。
テニスのランキングはポイント制となっています。この年間獲得ポイントによって順位が決まるわけですが、テニスは男子がATP、女子がWTAという組織がすべてを統括しています。
世界中で開催されるテニス大会は、すべてランクが決まっており、最高が現在の全豪オープンなどのグランドスラムと呼ばれる4大大会で、優勝が2000ポイントとなります。次がマスターズの1000ポイント、500ポイントと続き、ジャパンオープンはこのATP500に含まれています。最後が250ポイントの大会ですが、いわばここまでがメジャーで、これ以下の大会も多数あります。

この年間ポイントの計算は、一つの大会が開催されると、昨年の大会のポイントが消え、今年の大会で獲得したポイントが新たに加算されるシステムです。例えば現在の全豪オープンについては、昨年の優勝者ワウリンカは、今年の大会でベスト4であったとすると、昨年の2000ポイントが消え、今年が720ポイントですので、1280ポイント減少することになります。現在1位2位は10,000ポイントぐらいでとびぬけていますが、それ以下は5,000ポイントぐらいで競っていますので、小さな大会でも順位が入れ替わります。
錦織がトップテンを維持するには、とにかく勝ち続けないといけないという厳しいシステムです。

さて昨日の相手のフェレールは、宿敵と呼んでよく、対戦成績は錦織有利なのですが、勝った試合はすべてフルセットになっています。とにかく前後左右よく走り、粘り強く決してあきらめない相手です。試合が始まると、とにかく錦織が安定していました。どこに打っても帰ってくるような相手ですが、うまく力が抜けよいショットになっていました。1セット目はうまく相手からミスを引き出し、順調なスタートとなりました。私は1セット目をどちらがとるかが、勝敗の分かれ目と思ていましたので、一安心できました。
2セットはブレークされたもののすぐ取り返し、安定したショットで取り、錦織の強さが出てきました。そのまま3セットもとり、長いゲームを予想していたのが、簡単にストレートで勝ってしまいました。

やはり錦織は昨年よりパワーアップしているようです。明日は昨年の覇者ワウリンカ戦ですが、面白い試合が期待できそうです。