kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

身体を動かす

2011-01-13 | 陸上競技
水曜日、通常なら走り込みを実施するところですが練習にしばらく行けそうにない状態だったので身体作りの日としました。寒いのでしっかりと身体を温めてから入ることにしました。

練習自体はほとんど見ることが出来ませんでした。3年生が練習を手伝いに来てくれていたので任せました。ここ最近は3年生のおかげで練習が成り立っている感じがありますね。この状況に私も選手も感謝しなければいけません。

それなりに声は出ていました。雑な部分も少しは抑えられていた気がします、しかし、まだ心動かされるような雰囲気ではありません。本当にこちらが求めている水準に到達しているかといえばやはり届いてはいません。数年前冬期練習中に「多分ダメだろうな」と感じたことがあります。それに近い感覚を持っています。それは選手にも伝えています。この段階で求めるレベルの半分にも満たない状態ですから…。

体重管理に関して、甘い部分が顕著に出ます。これで「本気でやっている」と言われるのなら指導は100%無理です。特別なことではない。これだけ言って、資料も作ってどのようにするかも話して体重が増えるのであれば私にはどうにもできません。かなり厳しく言っていますし、管理もしているつもりですが見えないところで何をしているかは私には分かりません。前日にミーティングで話したように、「目標」が明確になれば間違いなく行動や取り組みが変わります。周りがどれだけ話しても本人が変わらないと何も変わりません。

どれだけ本気になれるでしょうか。身体作りに顕著に現れる部分です。技術的な話云々ではなくもっと根本的な部分の話をしなければいけません。これでどこまで勝負できるか。集中力が上がらなければ質は上がりません。その部分をどれだけ分かってくれるか。毎日同じようなことを書いています。そういう状態です。もどかしいですね。
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新学期始まる&ミーティング

2011-01-13 | 陸上競技
火曜日、3学期が始まりました。冬休み、なんだかあっという間に過ぎてしまった感じがします。特に何かをした記憶がない…。早い。

午前中の早い時間帯で終了。前日まで合宿でしたから軽く身体を動かしてあとはマッサージ。疲れを取るためにも時間を有効に使うことが必要となります。この辺りの時間の使い方でも大きな差になっていきます。私はやらないといけない業務があったのでそれに付きっきりになりました。前日の時点でマッサージ終了後は「勉強会をするように」と指示を出していました。検定もありますし、こちらが「やるように」と言った事に対してどれだけ真剣に取り組めるかを見たいと思っていました。前日までの合宿で感じたことを各自に話させようと思っていましたから私が行くまではずっと勉強をさせておこうと。

勉強会が始まる前に「何時までですか?」と聞いてくる者がいたので「ずっと」と伝えました。予定をきちんと伝えても良いとは思ったのですが、前日に1人1人に確認をして勉強道具を持参するように伝えていましたからひたすらやるという姿勢を身に付けさせたいと思ったの大丈夫だろうと。
しかし、途中また「何時までか?」と聞かれたので「後でミーティングをするからそれまでずっとやっておくように」と伝えると「2人帰りました」とのこと。唖然としました。何も言わないで帰るというのは今までありませんでした。これが今の状態を現しているのだと思います。周りも帰ろうとしている人間を見て何も思わなかったのか?うーん。1人はまだ近くにいたので呼び戻されました。情けないというか、なぜ伝わらないのかもどかしい気持ちになります。

ミーティングでは全員に合宿で感じたことを話させまさた。人前できちんと話をするためには頭の中が整理されていないといけません。今のうちの選手では難しいというのは分かっていますが最近はやっていませんでしたからこういう機会を設けないといけません。話を聞きましたが的を獲ない話でした。その話を聞いていた3年生に感想を述べさせました。「目標がはっきりしていないから何のためにやっているのかが伝わらない」という感想でした。間違いなくその通りです。客観的に聞いていて私も同じことを感じました。「目標が明確でない」のです。だから体重管理に真剣に取り組まないし、身体作りも遅れてしまう。目標に向かって必死になることがないのです。日誌を見てもそこは明らかでした。

私が準備した紙を配って話をしました。「夢の実現に責任を持つ」というものです。過去の過ちに対してどうこうではなく自分の「夢」を実現するために必要なことを全力でやるという責任を果たすという感覚が無いのです。だから最大限の努力をしようという気持ちにならない。何が何でも目標を実現しようという気持ちがあればこちらから細かいことを言わなくても自然に行動自体が変わってくるのです。変わらないということは心の底から目標に向かっていない、口先だけの目標になっているのです。これはどれだけ話をしても本人達が真剣に考えて性格を変えなければ何も変わらない。だから同じことを繰り返すのです。

私が実際に競技をやっていた時の話しもしました。どんな気持ちで競技と向き合っていたか。本当に陸上以外の事は考えていなかった。どうすれば全国に行けるかが私の大学生活の全てだった。それ以外の事は見えていなかった。誰よりも早くグランドに行って最後までグランドにいる。そうやって行くのが当たり前でしたし苦痛だと感じたこともありません。目標が明確でしたからそのためには何でもできると思っていました。そこまでやるというのは簡単なことではありませんが、本気で目標を達成しようと思えば必ずできると思っています。最後はそこまでの想いがあるかどうかだけです。

最後に3年生にもう一度話をさせました。途中で感極まって涙していました。どれだけの想いでやっていたのかの差が現れます。今の選手にここまでの「想い」があれば間違いなく強くなります。練習に関してもある程度精選されてきていますから数年前と比べると全く違います。一番大切な部分がどうなのかだけだと思っています。

伝わるのでしょうか。この辺りが全てを決めると思っています。ラストチャンスだと思います。ここで変わらなければ絶対に間に合いません。どうなるでしょうか…。
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