kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

速く動く

2023-08-27 | 陸上競技

これも「思うこと」でしかないので。まー基本、スプリントとハードルのことしか競技のことは書けません。それはよくない傾向だというのは分かっています。が、自分自身のキャパとしてkd先生のように複数の種目について精通すのは無理だなと思っています。教えてもらう機会は作りますが、細かいことは指導できません。問題だとは思います。

 

前の記事の続きになるような内容ですが。IHに行って「相手にもされない」という状況で戻ってきました。「参加した」というのは事実ですが「戦った」とは言えません。ほど遠い話です。流れがない中でどうやって「新しい感覚」を作り出すか。これは本当に難しいと思います。「自分たちの常識」が「強豪校の常識」とは大きく異なるというのが分からないからです。「どこの学校でも陸上競技はできる」と思います。しかし、指導者も選手も「本気でやる」というのが「当たり前」になっていなければよほどの能力でなければ「それなり」になってしまいます。「朱に交われば赤くなる」という言葉があります。元々、そうではなかったとしても「環境」に馴染んでいくことでそれが「当たり前」になってしまう。最初の段階で「どこを目指すのか」「どのようにやるのか」を示さないと結局は「これまで通り」になります。

 

「雰囲気づくり」は絶対に必要だと思います。というか「競技者としての考え方」なのだと思いますが。それはそれでかなり力を入れてやっていく必要があります。が、それに加えて「競技としての不足」をどうにかしなけちればいけません。単純に「気持ち」が備われば強くなるのかといわれたらそうではないと思います。やはり「正しいこと」をやり続けなければいけない。自分自身も思うのですが「量」を追い求めてしまう傾向があります。それにより「フレッシュな状態で走る」ことが少なくなる。最大出力の中で走ることが少なくなるので「速筋」ではなく「遅筋」が使われてしまう。持久系の強化になるのではないか。それを避けるためには「効率的な練習」が必要になるのは確かです。

 

ここも非常に難しいのですが、「数本走ったら感覚が作れる」選手もいれば「本数を重ねる中で身に付く」選手もいます。ここは非常に難しい。もっと少ない本数で効率よく動きが習得できるという練習が必要になると思っています。そんな便利なものがあるのかどうかという話ですが。あとは「感覚」だけに頼るのではなく「強制的にその動きをさせる」というのも重要になってきます。一歩目の重心移動が作れない選手に対して「もっと大きく」と言っても伝わりません。自分の中では「やっている」のですから。そうなると「道具」を使いながらやるほうが良いかなと思っています。

 

中国大会の後に「前半マーク」をやった際、かなり適当においていました。これにより「やる必要がない」と感じました。「なぜその距離なのか」「なぜその本数なのか」は試行錯誤しながら決めてきました。実際に動きを見る中で調整しながら。しかし、それを「ある程度」で置くとやりたい動きではなくなる。ここは練習の「肝」ともいえる部分ですから譲れないと思います。

 

IHから戻ってきて。中国五県に行って。もう少し「動きの質」を上げたいと思いました。今のままでは「勝負できない」と感じたからです。そこで「前半マーク」を微調整することに。前任校まででやっていた距離に戻そうと。「重心移動」を生み出すためには「マーク」の距離が広いほうが良いと思います。その反面、「動きが大きくなる」という弊害があります。本当に進まない状況だったので「重心移動を生み出す」ことを最優先にやってきました。しかし、見ていると「最大ピッチ」が上がってきません。当然の話ですが。やはり「スピード」を出すためにどうするかを考えていく必要があります。微調整は必要になると思いますが、一旦「前までのマーク」に戻します。同時にトーイングなどを行って「強制的」に「重心移動」と「ピッチ」を生み出すようにします。この併用で「最大スピード」を上げていければいいなと。

 

マークの距離が微妙に「広い」と感じた部分。これは見ていて感じた部分です。ピッチアップドリルというのもやっています。これは「二次加速スティック」として行っていたものです。「タタタ」と勝手に名付けてやっていました。これも同時に「1足縮める」ことにしました。「重心移動」と「最大ピッチ」の折り合いをつけるためです。もちろん、ピッチだけ速くても走れません。しかし、今の状況を考えると「速く動く」というのが必要だと思います。単純に「速く動く」だけではなく「進む」ことが必要になります。そこをどうやっていくか。単純な話ですが。

 

実は珍しくIH直後の練習ではスピードレベルを落として何本か走る練習をしました。これも書いたような気がします。しかし、この練習を繰り返していて「速くなる」というのは難しいかなと思っています。試合で使うスピードをどのように習得するか。何度かこれまでの練習を見直しながら考えていきました。支部新人に関しては「動かなくても仕方ない」と考えていました。しかし、これから先はそうはいきません。暑いので貧血に対する対策もきちんと教えておかなければいけません。その中で「どうやって戦うか」を考える。「最大スピードをどうやって上げるか」という結論です。当たり前ですが。そのための作戦を練る。未だにそのレベルでやっているというのは申し訳ない話ですが。公立高校ですから「流れ」ができるまでに時間がかかります。「できた」と思ったころには転勤という話になる。常に1から作り直すという感じになります。そこは難しい部分かなと。

 

とはいえ、「何をやるか」を考えたときに「マークの調整」と「オーバースピード」かなと。単純すぎますが。今はそれをひたすら考えています。考えているといってもそればかりをする時間がないのでぼんやりという感じですが。ちょっとやりたいなと思うことが見えてきています。今の状況に合わせて「やりたいな」「やらないといけない」という部分です。どこに正解があるのかはいまだにわかりません。探りながら。

 

まとまりませんが。頭の中にあることを記しておきます。余裕があればまた書きます。あれば・・・。

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気持ちの示し方

2023-08-27 | 陸上競技

思うことを。

 

練習をする。この中で「見ていて気付くこと」が今更ながらある。IHで「本当に戦うためには」という視点で競技を見る。もちろん、これまでもずっと同じような感じで見てきたと思います。が、今目の前にいる選手たちがもうワンランク上のレベルで戦うためには何が必要なのか。ここは常に変わっていくのではないかなと思っています。「型にはめる」というのではなく「必要なこと」を判断しながらやっていくことは重要かなと思います。

 

今足りないもの。それは圧倒的に「本当に勝負をする」という「気持ち」の部分だと思っています。「根性論かよ」といわれるかもしれませんね。しかし、「その気になる」ことができない間はどのような練習をしても効果はないと思います。結局、「言われたことをやる」だけでしかない。「自主性」が巷では騒がれています。一文の切り取りで「自主性が全て」のような雰囲気が出ています。もちろん、「自主性」というのが必要不可欠なのは当然です。が、「言われたことをやる」とか「基本的なことをやる」というのが度外視されて「言葉」が独り歩きしていないか。結局はやる選手が「その気になる」かどうかは大きいと思います。

 

日誌を見ました。見てみると「動きが」とか「加速段階が」という言葉が並びます。これも以前書いたことがあるともいます。「加速段階」が上手くいったら「11秒台で走れるのか」という話。言い方は悪いかもしれませんが「きれいごと」でしかありません。心の底から絞り出される感情が日誌には書かれていません。こういう部分だと思います。前任校では私はかなり日誌を書かせていました。今は「ルーティン」的な部分があるので「見てみる?」といわれた時だけ見ています。ノートではないので過去の内容は別の冊子に閉じられているのかもしれません。が、総じていえることは「技術的なノート」になっているということ。それはそれで別に作ればいいと思っています。日誌はその日に起きた出来事や湧き出てきた感情を記録しておく。ここが「日誌」の意味だと思っています。

 

このことに関して選手に話をしました。これは分かってもらえるかどうかは大きな話だと思います。しかし、「気持ち」の部分が出てこない限りは「勝負する」という話にはなりません。故障明けで本調子にならない選手、基本的に表情が曇っています。間に合うかどうかというはなしですから仕方ない部分もあります。しかし、それにより練習中に「失敗」が多い。あり得ないミスを連発します。これでは悪循環になる。いい練習ができないうえに失敗をするのだからさらに質が下がる。それによりもっと気持ちが下がる。言い方は悪いですが「勝負をする」ということになった時に、「上手くいかない」とへこんでいる時間はないと思っています。「上手くいかない」ではなく「どうすればうまくいくか」を考えるべきです。それができないのであればどのような練習メニューが提供されたとしても「変化はない」と思います。それどころか「マイナス」にしかなりません。それでいいのかどうかです。

 

結局は「きれいごと」ではないのです。ほとんど練習しなくても「速い」選手はいます。そのような選手に「細かいこと」を求めなくてもある程度まで行くかもしれません。最後は本気になれなければ変わらないでしょうが、しかし、「普通」の選手が強くなるためには「何か」を変えないといけません。「感情を表に出す」と書くとまた微妙な感じになるかもしれませんが。「好き嫌い」の感情を出す、「やりたくない」という感情を表に出すというのではありません。「強くなりたい」という「前向きな感情」を出していく必要がある。「真面目」であってもそれでは勝負にはなりません。不必要な「感情の表現」はマイナスになると思います。しかし、「悔しい」とか「強くなりたい」という感情の表現は必要です。結局、「言われたこと」だけをやるという選手では強くなりません。そこが「自主性」なのかもしれませんが。私の考える「その気になる」というのは「自主性」とはちょっと違うかもしれません。しかし、「その気になる」ことができれば自分で「何が必要か」を考えて動けるようになる。「言われたことだけ」ではなく「本当にやるべきこと」が見えてきます。そういう意味では「自主性」でしょうか。まー感覚的に違うと思いますが。

 

根底になるもの。それは「心」の奥底から出てくる「強くなりたい」という感情だと思います。それがあるから人は「工夫」するようになる。tokushoでリレーでインターハイに行った時。その前の年のIHにキャプテンを連れていきました。「来年戦う場所」はここだというのを見せるためです。それまでは「目標は12秒台を出すこと」と言っていた選手が目の色が変わった感じがしました。「このままではIHには行けない」と他の選手に言い始める。「サポート」をするという本当の意味が分かる。結局は「その気」になるかどうかだけです。「その気」になった結果、中学時代に13秒2くらいだった100mが3年の時には12秒17。100m、200m、4継の3種目でIHに出場し、長崎国体の4継メンバーにも入りました。人は「その気」になれば大きく変わる。技術的なことだけ教えていてそれができるようにはならないと思います。「欲する」ようになるかどうかです。

 

こうやって書いてみても伝わりにくいかもしれません。それでも「変える」ために何をするかだと思っています。「心」の部分が変わらない限りは何も変わらないからです。「表面的な変化」はすぐに元に戻ります。IHで勝負するどころか「相手にもされない」状況で戻ってきて「2年生中心だから来年は」なんてことを言っているのであれば来年はIHに行くことさえできないと思います。そんなに簡単な話ではない。どうするのか。「悔しい」という気持ちはすぐに忘れてしまいます。元に戻る。それを防ぐのが必要。本当に強いチームというのはそんな初歩的な話をする必要がなく「次は必ず」という行動に出ます。それがない。

 

まとまりません。「心」がどう動くか。「その気」になるかどうか。大きな部分だと思います。

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どこを評価するのか

2023-08-25 | 陸上競技
思うことを。これはあくまで「私見」でしかありません。偏った考え方なのかもしれない。それはそれでいいかなと思っています。

支部新人。色々な準備が必要になります。自分達で準備をして大会を行う。毎回ですがテント設営などを手伝ってくれる学校もあります。「競技会」は誰かがやってくれるというものではありません。高校生の大会であれば「自分達でやる」という感覚は必要不可欠だと思っています。

この中ですごく気になる部分。「補助員としてよく頑張った」「大会運営中の手伝いが足りなかった」という指導があります。確かにそうだと思います。「準備を頑張った」というのがあるから大会運営ができるというのは確かです。しかし、一番大切なのは何か。ここが見落とされると「競技会」ではなくなるかなと。

もちろん、「手伝うこと」や「補助員」をすることは重要です。大会運営側からすれば「手伝い」や「補助員」がいなければできません。本当にありがたいことです。しかし、最も大事なのは何か。「選手」として「競技会に出る」という一番ベースになる部分ではないか。人数が多くて試合に出れないというチームもあると思います。しかし、今回のうちの状況であれば「5人のみ」ですから「出場枠」が余っています。様々な状況はあると思いますが、「競技者」としてグランドに立つのか「補助員」としてグランドに立つのかでは意味が違ってきます。「補助員としてよく頑張った」というのは「最終的な部分」であって最初からこの部分を認めていくのは違うのかなと思っています。

しつこいようですがあくまで「私見」です。

何故、「陸上競技」をやっているのか。実際問題、県の陸協では「審判業命」という方もいると思います。競技者の立場に立ってとかではなく自分の生きがいとして「審判」をしている。そういう人を全否定するわけではありませんが、あくまで主体は「競技者」であってその「競技者」がどのようにパフォーマンスを発揮するかが重要。配慮はその一点だと思っています。最重要事項。

が、いつの間にか「補助員」をすることで競技会に参加しているという形になっている者がいないか。暑い中で「補助員」をやっていたら「大変だね」とか「よく頑張っているね」と言われることもあると思います。が、それは「競技者」としての評価ではない。高校生が「学生審判」として競技会に参加するというのはありだと思っています。自分達が普段支えられているので他の場面で「支える」という活動をする。ここから学ぶことはあると思います。

しかし、「高校の競技会」で「補助員」として活躍するのは本筋ではない。やはりグランドに立って競技をしてもらいたい。グランドに立てないことを「悔しい」と思うのか、「仕方ない」と思うのか。部員数が多い球技などでは明らかに「熱量」が異なってきます。レギュラーとそうでない選手の「温度差」が大きくなってしまって問題が生じる。良くある話です。こういう「対校戦」の時に学校の名前を背負って「代表」として出場するかどうかというのは大きいのではないか。もう時代錯誤なのかもしれませんが。

学校によってはそういうスタンスでもよいと思っています。が、曲がりなりにも「体育コース」があってそれなりに「競技をやりたい」と思って活動しているのであれば「試合に出れない」ことに納得してしまったら「勝負する」とは全くの別次元の話になると思っています。別に「速い」とか「遅い」とかではない。「競技」としてどのように考えるかだけ。スタンスとして「楽しくやろう」というのでれば、県総体に出場することができなくても「納得」はできると思います。しかし、「強くなりたい」と思うのであればやはり「競技者」としての感覚を持ち続けてもらいたいなと。

「評価」をどの部分で受けるのか。「挨拶が良いね」と褒められる。「準備ができるね」と認められる。もちろん大切な部分ですし、「人間的な成長」としては重要だと思います。しかし、それは「競技者」として競技力の向上に努めながらでもできるはずです。「人間的成長」が先で「競技力向上」がついてくるのかどうかですが。厳密には複雑に絡み合っているので「卵が先か鶏が先か」と同じ話になるのかもしれません。しかし、「人間的成長」ができたとしても「競技力向上」がほぼなければ何をしているのか分からなくなります。「競技力向上」のための一要因として「人間的な成長」がある。強くなるためには「気遣い」や「計画性」などは重要です。

私自身も「補助員」がいてくれるから競技会が成り立つというのは分かっています。しかし、そこを最優先するのは違う。「競技」があって「支える」部分の必要性が分かってくる。「支える」ことがメインになるのであれば別に「競技者」でなくてもよい。どこが居心地がいいのか。それは人それぞれだと思います。しかし、「競技者」としてやるのであれば「評価」を受けるべきは「競技結果」であって、それに付随する部分に関しては「付属品」だと思います。

「強くなる」ことを一生懸命に考えたら「付属品」の大切さにも気づけると思います。「付属品」がメインになって「強くなる」ことがおまけのようになるとこれはこれで違う方向に行くのかなと思っています。

上手くまとまりませんが。感じたことを記録しておきます。「競技者」であってほしい。強く願います。

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支部新人2023

2023-08-25 | 陸上競技
あっという間に時間だけが過ぎていきます。これって大丈夫なのか。やることは山積み。うーん。

22日の火曜日に支部新人が実施されました。特別調整するという気はありません。このことは以前からずっと書いています。しかし、考え方は様々。「大切な大会だから調整するのが当然」と思う人もいるでしょう。支部新人を重視していないということをこのblogに書いたらかなり前に「選手にとっては大切な大会の一つだ」とコメントを頂いたこともあります。全ての試合に調整して練習量を落としていくというのは個人的にはあまり良くないと思っています。とはいえ、「間違っているのでは」という指摘を受けたことがあるのも事実。私自身の考え方が「正義」だとは思っていません。

今回、支部新人に出場しました。が、女子でまともに競技に出場できた選手は5人。これをどのように捉えるかだと思っています。女子選手の半分が競技会に出場できない。「練習が悪い」と言われるのかもしれません。それは甘んじて受け入れます。全てが選手の責任だとは最初から思っていません。「何か」を変えないといけないのだけは確かです。今回半分の選手が出場できない事に関して、赴任してきた最初の年のことを思い出していました。ずっと練習に参加している選手は1人くらいしかいない。「怪我をするのは仕方ない」「練習に参加できないのは当たり前」というような雰囲気がありました。どこかで変えないといけない部分。

5人しか競技会に出ない状況。それでどうやって戦うのか。出場している選手もIHから戻ってきて体調不良でほとんど練習ができないというのもありました。まともに練習ができたのはスプリント系は2人だけ。その2人も詰め込んで練習をしているので疲労はピークかもしれません。「練習不足」と「疲労」という状況の中で「練習」として支部新人に出る。ここに対して選手自身も面白くないと思うかもしれない。

別に支部新人の「総合優勝」に関してはどちらでもよいなと思っていました。前日の練習の前にも話をしました。20人以上出場するチームもあります。1人2種目、各種目3人数ずつ。この時点で「5人」でなんとかできる話ではないかなと思っていました。実際、「負けたほうが良い」とさえ思っていました。「怪我をする」「練習ができない」というのは様々な要因があります。指導する側の配慮不足もあると思います。が、そうならないようにずっと練習量は調整してきました。ほとんど練習ができていない中で「怪我をする」というのもあります。もちろん、不注意での怪我も。ある程度県で活躍している状況であっても「支部新人で負ける」という状況を突きつけれれば「危機感」を持つかなと。これも批判の対象になるのかもしれませんが。

タイムは度外視。かなりの暑さの中でのレースとなりました。途中、他校の選手の体調が悪くなって対応するというのもありました。それくらい過酷な環境でのレース。通常であればレースにはなりません。とはいえ、タイム的にかなり悪いので問題はありますが。エースは400mHのベストタイムよりもフラットレースのほうが悪いという恐ろしい状況。それでも短時間に何本も走らないといけない状況であったのだけは確かです。1種目に絞って出場でもよかったのですが、もとより「練習の一環」として出場することにしていたのでそこはあまり関係ないかなと。

前日の夜に選手が得点計算をしたら「最大で106点」とのことでした。出場する種目全てで1・2位を取ればということだと思います。流石にそれは厳しいとは思っていました。が、それくらいの得点が取れれば5人で総合優勝というのもあり得る話だなと。結果的には「96点」だったようです。ほぼ取りこぼしなく点を取っています。当たり前と言えば当たり前ですが。問題は地区のレベルかもしれません。たった5人しかレースに出ていない状況で勝ってしまうというのはよくない。地区のレベルが上がらない限りは「なんとかなる」と思ってしまうからです。これはどうなのか。実際に「レースに出れない」選手が大半を占めていたとしても「なんとかなる」と思ってしまいます。それは今後の「競技人生」にとってマイナスではないか。これが他県であれば「上の大会に進めない」ということに直結します。「少しくらい怪我をしても大丈夫」「練習で最大のことをやらなくても上に進める」という負の強化がされてしまう。ここは避けないといけない。とはいえ、IHでコテンパンにやられた状況からすれば「程遠い現実」ではあります。

個人的には「これなら誰がやっても同じ」という感覚が強くあります。こちらが「現状打破」を訴えかけても結局は「なんとかなる」のだから。ここは面白くない。だからどうするのか。ここが大きな話です。

もう少し書きたいことがあります。これはまた別に。面白くない記事ですね。時間に余裕もなく、気持ちも荒んでいます。いいことではありません。
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2023-08-21 | 陸上競技
まーなかなか書くほどの余裕がありません。

金曜日から日曜日は中国五県に行ってきました。女子のスプリントは参加せず。練習をさせていました。跳躍と投擲が参加。そのため見守り隊として活躍。吉岡温泉に泊まりました。

月曜日は文化祭の準備で焼きそばを焼く手伝い。部活もしました。話もかなり。ここはまた別の機会に。そしてそのまま舎監。このタイミングで奇跡的に寝室のクーラーが壊れる。もうありえないレベルを越えています。暑くてやられそう。

とりあえず隣の部屋からサーキュレーターで冷気を送り込む。が、寝る部屋をオープンにして寝るってかなり嫌。どうなんですかね。




ストレスMAX。考えられません。

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国体合宿2023

2023-08-16 | 陸上競技

土日のことを。ここは少年選手向けの国体合宿でした。参加選手はあくまで「候補選手」で参加したから全員が国体選手として選ばれるというものではありません。基準記録を突破している選手がほとんどいない中で選んでいくのは難しい。IHはある意味単純です。ブロック大会で6位に入ればいい。国体はあくまで県内だけの選抜になります。他県と比べるとかなりゆるい基準になるのは確かです。それはイコールとして「勝負できない」ということにもつながっています。ここからは目を背けられないなと。事実ですから。

 

今回は合宿にskyの女子も入れてもらいました。とはいっても短距離とハードルは私一人で見ることになっています。結局自分で見るというのがあるのであまり関係ないという話ですが。とはいえ、あくまで「公的なもの」だと思っています。事前にお願いをして競技場を使わせてもらうことに。前の記事にも書きましたが元々は「フリー」の期間となっていました。寮が閉寮となることもあって「帰省期間」になっていました。遠方から防府までくるのは大変な部分もあります。「可能であれば」ということで。今後のことを考えると「やっておきたい」と思う部分ではあります。夏季合宿もなくなっているので「技術的な確認」と「ため込む」というのができないからです。

 

複数人を一人で見る。男子も女子もです。どこの国体合宿も同じようなものなのかもしれません。が、コーチが少ないというのが山口県の現状です。これは批判でもなんでもなく「事実」だと思います。短距離とハードルを私一人で見るというのはなかなか難しい。こういう合宿ですから「課題の克服」もしたいと思っています。加速段階の修正はこういう時間があるときにしかできません。が、人数が増えるとそれが難しくなる。skyの選手を参加させていますがあくまでメインは「国体候補選手」であることは間違いありません。そちらを最優先。

 

1日目の午前中は「走りの基本」ということで。最初の段階で「自分がやっていることと違うかもしれない」という話をしておきました。普段の練習でやっていることと異なる内容であればマイナスになります。「走るために必要な要素」だと思っていますが、普段何も言われていなかったりするのであれば「余計な情報」になる可能性があるからです。ある選手は「動きに関してはYouTubeで勉強している」と話していました。そういう時代なのかもしれません。だとしても「必要なこと」は大きく変わらないと思います。それをどのように身に付けさせるか。ここは重要だと思います。本当に基礎を。

 

1日目の午後は「加速段階」メインで。特に1歩目のところ。加速するためにどうするか。走り込みではなく「上手く走るため」に何をするか。こうなるとかなり時間が必要になります。何本かマークを使いながら。1歩目が出てもそれ以後が出ない。そこも課題です。しっかりと膝が引き出せないと前には進みません。その場足ふみのようになると「ピッチ」は上がるけど「前」には進めない。これではスプリントはできませんから。徹底的にこの部分をやっていきました。最後は前半マークまで。多少なりと改善できればと思っています。

 

2日目はバトン中心。国体のことも考えて。ここ数年女子の4継は組めていません。できれば組み続けたい。現時点では「勝負」することはできません。それでも「繋いでいく」という部分が必要なのかなと。出場することもなくこれ以上続けていくと誰も「国体のリレーを経験したことがない」という形になってしまいます。今の時点でも危ういのですが。それもあって男女ともにリレーの練習をしておきたい。そう思っていました。学校のバトンの練習のこともあるでしょう。ヒントになる部分はあったと思います。国体候補選手に関しては「SD」をかなりの時間やりました。これも「構え」の部分から地道に話をしていく。ずっとその局面の練習を。かなり改善されたと思います。まだまだやることは多くありますが。一人で見ることになるとここだけで「手一杯」になります。余裕がなくなる。もう少し余裕があればと思うのですが。

 

候補選手以外は走練習を。250m-200m-150m-100で。エースはこの手の練習で足が痛くなります。冬季練習で県外の合宿に行った時もでした。少しスピードに余裕を持たせると接地がずれるのかなと。ふくらはぎに痛みが出ます。途中で抜けることに。なかなか練習が積めません。これまでskyを見ていてこの部分がずっと続く気がしています。指導に携わってから同じ感じがあります。特別練習量が多いというのではない。それでも練習が継続できる選手が少ない。「ケガ」「離脱」が慢性化する部分があります。どこかでそこを打破しないと来年も「同じこと」になる。ここをどうするか。「負の連鎖」を断ち切れたらとは思いますが。これがなかなか難しい。

 

とにかく「強化」のために何ができるか。先立つものがなければできない部分もあります。本当に強化しようと思えばある程度の「資金」が必要になります。全体として「本当に強化する気があるか」は考えないといけないと思っています。合宿も含めて定期的にやっていくことができれば大きく変わると思います。他の県のように「選手のため」に何かできるかどうか。

 

思うことはあります。書けたらまた書きます。書けたらですが。

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IH直後の数日間のこと

2023-08-15 | 陸上競技
バタバタしていたのと極度の疲労感でまたも更新が滞りました。まー時間の余裕がないのだけはずっと同じです。ここは難しい。


インターハイから戻ってきて。練習を再開。選手も色々な疲労感があると思います。その中でどうするか。結局、4月から以降ほとんど練習らしい練習ができていません。その場しのぎというと感じが悪いかもしれませんが、「間に合わせる」ことだけをやっていたので。とりあえず「IHに行く」という最低限のことは実現できたかなと。

戻ってきて1日休んで「強化練習」としました。補強と走練習を交互にやるという感じです。「足づくり」というのはそれほど好きではありません。ゆっくりと何本も走ったところで実際の走りには生きてこないので。とはいえ、MAXで何本も走れるという感じもない。そうであれば「ペース設定」をしてからしっかりと走ろうかなと。補強をがっつりやってから「100m×5」を3セット。それほど速いわけではないですが。自分がどれくらいのスピードで走っているかを確認しながらという感じでしょうか。「全力で走る」ということしかできていなかったので、少し動きに余裕を持たせてというところで。そこから補強をしてから再び走る。200m×4本(多分)、それなりのペース設定で。まだ余裕がある感じではありました。

午後からは再び補強と走練習。走練習は250-200-150-100のセット走。風が向かい風だったので2セット目はタータンの追い風で。多分トータルで3セットやったと思います。計画は3セットでしたがひょっとしたら少し変えているかもしれません。かなりの疲労感の中でシャフト補強を20m実施してからスキップ走。初めてある程度走ったという感じがします。普段はこんなに走りません。それはそれでいいかなと思っていますが、時としてはやはり必要なことかなと思っています。翌日は台風が来るかもしれないので練習量を落とす琴にしていたのでガッツリ。

8月9日は結局台風は反れていました。午後から計画運休になっていたので午前中のみ。やりたかった「動き」のことを時間をかけて。これまでも色々な「動きの基礎」はやっていましたが、結局細かくやる時間はありませんでした。「ある程度」のことでやっておく。これは一番やりたくないことなのですが、「動きの説明」をする時間の確保が難しかった。だからこそ「これまでやってきたこと」の復習という意味で時間をかけました。すでに前日の練習で「全身筋肉痛」になっているのでどれだけ練習ができるのかというのは分かりませんでしたが。

「力を逃がさない」ことと「方向を変える」というのがメインです。これを様々な練習の中に入れ込んでいます。「何故その動きをするのか」に関しては細かく説明ができていないので「意識の部分」として「何となく」やっていたところも大きいと思います。それではよくないなとはわかっていたのですが。そこに関して徹底的に説明と実技をする。これから先の練習の中で「どう生かすのか」という部分に繋がっていくと思います。台を使った練習や縄跳びを使った練習などをかなりの時間をかけて行いました。これがどのように選手の落とし込めるかという感じではありますが。

10日は台風の関係で練習を休みにしていました。それほど大きな影響はなかった気がしますが。このタイミングでskyの卒業生で何度も全国入賞していた選手からの連絡が。やり取りをしている中で「インターハイに行く」と「インターハイで戦う」ことの違いや「あこがれる」のではなく「ライバル」にならないといけないという話が出てきました。ここに関してはIH直後からずっと言っていた内容です。それを現役の選手からの言葉でもらったので「そのまま転送してい良いか」という許可を得て選手に送りました。それを本人たちがどのように感じるか。別に「そこまでやらなくていい」というのであればそれでいいと思います。本当に「戦う」というのがどのような意味を持つかです。

11日は気持ち落とし目に。翌日から国体合宿があることになっていました。今回は何人か選手を参加させてもらうことに。元々複数の選手が「候補選手」になっているので何人かを通いで練習に参加させることに。数日前に急遽決めたことでした。「一緒の中で何回かしかない」という部分があります。それでも「行かない」というのは仕方ないと思います。選手にとっては1回か2回の話です。私はずっと。これも「強制」ではない。「IHで戦う」という部分の中で「今何をするか」だと思います。金曜日も補強と基礎練習。徹底的に「力を逃がさない」部分をやりたいなと思っていたのでちょうどよいかなと。スイッチングの部分も含めてしっかりとできたと思います。

まとまりがないですが。IH直後から国体合宿までの内容です。記録として。
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夏の体温

2023-08-11 | 陸上競技
1年以上前に購入していた瀬尾まいこさんの7夏の体温」。読書欲が高まっていたので一気に読みました。




短編集。3つの小説が収録されています。瀬尾まいこさんの作品は情景が浮かぶんです。私は基本的に本を読みながらその場面をイメージしています。それがどのような作品であっても。しんどい場面もありますが、瀬尾まいこさんの作品は心が穏やかになるんです。だから読みたくなる。

何気ない日常なのかもしれない。その中で心の動きがある。特に今回の作品は「1対1」の関わりの中でそれぞれの「感情」が感じ取れる。特に心が重くなることがない。これってすごく楽なんです。

人が何を求めて読書をするのか分かりません。ここ最近は実用書的な本から遠ざかっています。感覚的に今は違うかなと。作品を読むということを欲している気がします。とはいえ、本当に久しぶりに3冊の本を読んだだけなのですが。

この作品もお薦めです。なんか気持ちが重くなった時には良いかなと。瀬尾さんの作品の特徴なのかもしれません。葛藤もある。それでも一歩踏み出す。そんな感じの作品です。

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正欲

2023-08-11 | 陸上競技
久々に読書ができました。IHからの帰りの飛行機で読み始めて一昨日読み終えました。

「桐島、部活辞めるってよ」の作者であ朝井リョウの作品。図書室にあったので読もうと思っていたのですが時間が作れずに読めませんでした。千歳で文庫本があったので購入。時間が確保できる移動時間で読み進めました。






「正欲」です。何の話か知らないまま購入して読みました。これはかなり考えさせられれる作品でした。どこに正解があるのか導き出せない。何度も最初にある文章に戻って確認をする感じでした。詳しくはネタバレになるので書きません。

マイノリティ。多様性。ここに関してはずっと思うことがありました。「女性を守る」ことに関してはかなり言われます。逆に「男性を守る」ことに関してはほとんど触れられません。それっておかしくないか?LGBTQについて触れるのはずっとタブーとされてきました。それが「多様性を受容する」という流れになることである程度公にできるようになってきた。が、それ以外の「性癖」に関してはどうなのか。何が認められて何が認められないのか。

誰もが自分が「正しい」と思う視点で物事を語る。ほとんどのことが「多数決」で決まる。「〜らしく」という抽象的な概念の中で「役割」を求められる。「こうあるべき」という視点の中で「枠」に当てはめようとする。それが「正しい」と信じ切っているのでそれ以上でもそれ以下でもない。自分の考え方が「正しい」という思い込みがある。だからその「枠」の中に当てはまらないモノに関しては受け入れられなくなる。

自分のことに置き換えながら考えていきました。私は私であり続けなければいけない。それは私が思い込んでいるだけかもしれません。様々な欲求を持っている。その欲求の吐口がどこに向かうのか。何に関心があって何に関心がないのか。「〜であるべき」という多数決のような意見に押される。それが本当に「正しい」かどうか。

本当に考えさせられる。ここに対する価値観は正解が分からない。ぜひ読んでもらいたい。「多様性」や「マイノリティ」についてもう一度考えさせられる内容。私が普段から言っていること、書いていることも「正欲」を満たすためなのかもしれないなと思って。私にとって「正しい」は他者にとって「そうじゃない」ということなのかもしれない。

ぜひ読んでほしい。
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現実3

2023-08-10 | 陸上競技

一気に書いておきたいなと。本当はもっと早く書き始めたかったのですが。

 

別に私が指導したから何かが変わるとは思っていません。組織が変わるためには「時間」が必要です。どこかで何か大きな刺激が入らない限りは次に進まないと思っています。今の3年生が1年生の時、女子は中国大会で4継は予選落ち、マイルは準決勝落ちでした。4継は49秒台だったと思います。マイルも「戦った」という感じではなく「準決勝に進めて良かった」という感じ。そこで選手がどれだけの「危機感」を持てたか。結局は「IHに行く」と言葉では話しながら「実際に必要なこと」はできませんでした。明らかに「何か」が大きく足りていない。せっかく能力のある選手が「力を伸ばせない」というのは私自身本当にしんどいなと思う部分でした。陸上競技から離れたいと思う部分が強くあったのは確かです。「強くなりたい」という言葉と「必要な行動」が伴わない。これで戦えるというのであれば誰でも戦えるのではないかというのがあったので。

 

私自身は「部活動」での競技指導にこだわるわけではない。「本気でやりたい」と思う選手に対して必要なことを提供できればそれでいいと思っている。もちろん、最初から「高い目標意識」でできることはない。ある程度時間を要しながらやっていく必要がある。能力が高くても「取り組み」や「目標意識」が明確でなく「その日の気分」で練習をするのであれば絶対に強くなることはない。それが一番やりやすいのが「部活動」なのか「クラブチーム」なのかだけ。「プラとフォーム」にこだわりはありません。根性論で何かをやろうという気もない。「必要なこと」を提供できるかどうか。別に指導して誰かに認めてもらおうという気はサラサラない。他者からの「指導」に対する評価よりも「実際に何が変わるか」のほうが大きい。「人間的な成長」というのも重要。しかし、「競技で成績を残したい」と思えば自然に「考え方」が変わってくる。本当の「強豪校」ではそれが「当たり前」のようにできるようになる。余計なことを考えているほど時間がないというのを分かっているから。

 

もちろん、「言わないと分からない」というのがある。同時に「言っても分からない」というのもある。言われていること自体が「現実味」が湧かないから。「何を言われているんだろう」というのが大きくあると思う。イメージがわかないことに対して「こうやったほうが良い」と伝えたところで「なんで?」となる。同じような意識の選手が数人集まれば間違いなく「組織は変わる」と思っている。良いチーム状態であっても「自分たちはやっている」という感覚の選手が集まれば一気に崩れ去る。「勝つために何をするか」ではなく「自分たちはやっている」という部分がフォーカスされていくので。

 

指導を続けるのであれば。そういう前提で書いておきます。「日本一」を目指す状況を作る。他の学校であればそこまで求めなくていいと思います。今のチームで指導をするのであれば「日本一」を目指す組織が必要となる。クラブチームでやるとしても「日本一になりたい」という選手と一緒にやれたらいいなと思っている。もちろん、そんな選手が多くいるとは思いませんが。実際にそこまでの力がなくても「日本一になりたい」という気持ちで競技ができる、夢を追いかけられる選手と一緒に何かができればいいなと。

 

そのためには「日本一」のチームの力を借りるのが一番手っ取り早いと考えている。「遠い存在」であっても一緒に練習をさせてもらうことで「これだけ違うんだ」というのを感じ取ることができる。これは「合宿」ではダメだと思っている。「特別な場面」であれば誰でもやれる。「日常」の中に入り込むことで「普段どのような意識でやっているか」が見えてくる。「みんなで一緒に頑張ろう」と知りたいのではない。「強くなる」とはどのようなことなのかを知る必要がある。そこで「今の自分たち」と「本当に日本一を狙う人たち」の違いを痛感する必要がある。「イベント」ではなく「日常」が重要。一過性のものではなく「常態化」するまで「やるべきこと」をやり続ける。ここが重要なのではないか。

 

IH期間中に中国地区で一番日本一に近く、実際に経験しているkrsc高校に「練習に参加させてほしい」という話をさせて持った。同じく今回のIHで実際に日本一になったkyttbn高校にもお願いをさせてもらった。日本一になる指導者は「ありがたいこと」と言ってくれる。こういう姿勢の指導者だからこそ選手が大きく育つのだと思う。今はまだ足元にも及ばない、影も踏めない。しかし、ずっとそう思っていたら結局「日本一」にはなれない。「憧れの存在」から「勝負する相手」に変えていかないといけない。だからこそ「日常」の中に入れさせてもらいたい。私がその場で見たところで結局「伝聞」でしか選手に伝えることはできない。krscのように「常に競争する」雰囲気のチームの中に入れてもらうことで「バチバチにやりあう」というライバル関係がチーム内にできるかもしれない。kyttbnのように「笑顔で前向きに練習をする」という雰囲気を知ることで「自分たちのためにやっている」という感覚が分かるかもしれない。

 

言葉ではない。結局は「どこを目指すのか」という感覚を選手たちが感じ取る必要がある。指導ももちろん必要。それよりも「選手自身が日本一を目指す」ことができるかどうか。もちろん、今の状況からそこを目指すのは簡単なことではない。可能性としては0.01%もないかもしれない。それでも「日本一」を本気で目指せるようになれば「近づく」ことはできる。表面的なことではなく「本質的」に目指すことができればだが。

 

まとまらない。それでもある程度の感情は言葉にできたような気がする。浮いているかもしれない。それならそれでいい。限られた自分自身の時間の中で「本気になれるかどうか」は大きい。他の誰かがではなく自分自身が「本気でやれる」と思うかどうか。それ以上でもそれ以下でもない。

 

書けたらまた書きます。

コメント
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