kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

負荷をかける

2012-03-31 | 陸上競技
金曜日、この日は色々あって練習を午後からとしていました。私は自分の仕事をしていました。本来であれば午後からやるはずでしたが練習を優先。だからといって何もしないというのは問題なので下準備として何十枚もの印刷物を輪転機で印刷。これだけで2時間近くはかかりました。「陸上だけ」といわれるのは絶対に嫌なので。結構色々なことをやっていますが周りからは「陸上の人」と思われています(笑)。何故でしょうか(笑)。

午後は練習開始が微妙にずれました。まー色々な条件が重なりますから仕方ないですね。開始時間にはまた職場に戻って月曜日の打ち合わせをしなければいけなくなりました。ちょっと偉くなったのでそれなりにやらないといけないことがあります。本当にちょっとだけ肩書がつきました。これに関しては新年度に入ってからにしましょう。校内人事などで分かったことは「痛いところを突いてくる人がいる」ということですね。私が意図的に反発してやっていたことがあります。周りからは「どうせやらないといけないのだかから諦めろ」と言われ続けてきましたが、間違いなく「生徒のための仕事ではない」という形式的なものに対して反発していました。今回この部分だけを突いて「だからできない」というような言い方をされました。向いている方向が違うので言っても仕方ないのですが。頭に来ますが「事実」として受け止めないといけない部分があります。その現実だけを見れば「やっていない」のですから。このことで少し大人になりました。踊る大捜査線ではないですが何かを変えようと思えば「偉くなる」必要があるのです。そのためには「納得がいかない」ことであっても従わなければいけないという現実。良いおっさんがいまさら何をという気もしますが(笑)。「生徒のため」と本気で思うのであればやはりやらなければいけないことがあります。無駄だと分かっていても我慢してやらないといけないのです。

練習開始時に全体に話をしました。本来であれば翌日に記録会を控えていました。北九州まで出向いて記録会に出場しようという気持ちが強くありました。シーズンインをして課題を見つけておきたいという部分です。冬期練習が終わって「実力を確かめたい」と思う選手もいるでしょう。しかし、中途半端な状態で走るよりはしっかりと練習をしておいたほうが得策です。早朝に出ていくだけの見返りがあるかどうかです。この時点では天気予報は間違いなく雨&強風でした。保護者に車を出してもらってまで行くという状況ではないと判断しました。そこで「強化練習」と位置付けてしっかりと走りこむことにしました。こうなったらやるしかありません。

練習は通常通り。時間は比較的あるので全ての面でしっかりとやることにしました。一歩ハードルと二歩ハードルを終えてスタートへ。ハードル選手は来週のレースに向けて基本的なドリルと3台目までの練習を重点的に。狙いとする部分を明確にして取り組むことにしました。ハードルの練習を中心に見ていたのでスタートは一歩引いてみていました。正確にはスタートはバックストレートで行っていたのでめちゃくちゃ引いて見ていたのですが(笑)。ハードルもスタートも良い感じでした。女子エースのスタートは抜群でしたね。今でも昨シーズンのベストの走りができるんじゃないかという勢いがあります。男子にもある程度は付いて走れるようになってきました。本物に近いと思います。60mで男子との差を考えると12秒4台はすぐにでも出るんだろうなという感じを受けました。過大評価と思われるかもしれませんが抜群に良いですね。
ハードルも同様。15秒前半はすぐに出ます。なんとか14秒台に入って勝負と思っています。これまで前半部分で遅れてしまうことが多かったのですが今はかなりスピードに乗ります。刻むために実施してきたマーク走の効果も出ていて上手く1台目に入れるようになってきました。この状態であれば14秒台が現実のものになるかなと。

練習の合間を見て故障者の自転車トレーニングを見に行きました。走れないのであれば他の負荷をかける必要があります。のんびり構えていて治るわけではありません。できることを最大限にやっていくしかないのです。ちょっと強めの負荷にしました。「故障をしたらとんでもないことになる」というのを覚えさせる必要があります。かなりぐったりしていました。さらに追い打ちをかけるように別の負荷と組み合わせて自転車トレーニングを行いました。これはしんどいようですね。狙いは400m系の負荷ですから「動かなくなる」状態からスタートさせることも重要だと思います。しっかりと追い込めました。

その後バトンをやって走練習へ。前述のように「強化練習」という位置づけにしましたから高い負荷をかけておこうと思いました。時間があるので通常よりはレストを伸ばしてしっかりとした走り込みを行いました。短短は150mと120mに60mの組み合わせ、短長は150mと60mの組み合わせ。短長はレストを短めにして本数を多く、短短は気持ちレストを伸ばして本数を少な目でスピード重視。組み合わせによっては大きな負荷をかけることができます。スピード持続と心肺負荷を兼ね合わせるような練習です。きついのは分かり切っていますがやるしかありません。かなり追い込みました。

が、「強化練習」です。ここで終わりません。終了後すぐに折返走を実施。ここ最近はほとんどやっていません。が、こういう時期だからこそ「心」の部分の強化が必要だと思います。「力を使い切る」ための練習です。苦しくなった時にどうやって走るのかを自分自身が考える。苦しさと向き合う中で本当にやらなければいけないことを考えるのです。ぐったりするほど追い込みました。久々ですね。いつの間にかスマートな練習になってきていました。いや、結構多いですが(笑)。それでもこうやってがむしゃらに走るという経験も高校生には必要なのかもしれません。いつもこういう練習では困りますが時としてこうやって追い込むことも重要。試合が続くと絶対にできないことですが「記録会に出ない」と決めたからできることです。ここまで走ったら選手も「明日試合に出よう」という気にはならないでしょう。

単に追い込むだけではなくスピードを重視した走りの中で追い込んでいきたいと思っています。かなりきついのは間違いないですが。終了後は必ずマッサージをして筋肉を緩めてから解散するように指示をしました。「家でやっておくように」ではやらないというのがここ最近のことで明確になりました。本当は選手に任せていければいいのですが、今の状況では難しいですね。強制的にこちらからやらせてく必要があります。これ以上の「甘さ」をなくしていくためにも徹底していきたいと思っています。

風は強かったですが良い練習ができたと思います。その後また学校に戻り仕事。本当に働きものですね(笑)。
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週末の予定を考える

2012-03-31 | 陸上競技
木曜日、この日もかなり暖かい一日でした。何故か分からないですが土曜日は天候が荒れまくるという予報になっています。なんなんでしょうか。図っと暖かい日が続くと過ごしやすいのですがやはりそんなに上手くはいきませんね。

練習開始前に前日の課題となっている取り組みの甘さについて少し話をしなければいけないという感じがありました。先日に治療には行ったようですがその状態からどのような回復を見せているのかをきちんと確認しておかなければいけません。その報告に加えて何故このような状態を招いているのかを考えさせました。とにかく甘さが目立ちます。何とかなるんじゃないかと思っているのかもしれません。この部分の考え方を根本的に変えなければ絶対に強くなれません。同じ事を繰り返していくだけですから。練習が始まる前にある程度の時間を使って話をしました。きちんと伝わってくれないと先には進めません。

その後、練習は生徒主体で。練習開始時間から会議がありました。今回は学年末に忙しい仕事が回ってきていましたから今回の会議にはきちんと出ないといけません。普段も出ますが今回は絶対に出ないといけません。会議の内容は私が担当している仕事の内容がメインですからどんな事があっても参加しないといけません。会議終了後は事後処理のためにひたすら働く。会議で認められた内容を報告しないといけません。この手間は地味ですがやる事はあります。なかなか大変です。

全ての仕事が終わってグランドに出た時には練習が半分程度終わっていました。仕方ないですね。トレーニングの日はこちらもしっかりと見ておきたいという気持ちがありますが、ある程度の事が自分達でできるようになってきているので見ているだけで終わってしまう部分もあります。本来であれば自分のための練習ですから一つ一つ意識して出来ないといけません。

練習を見ながら土曜日の記録会をどうするか悩んでいました。前日の状態からすればかなりハイレベルの記録が期待できる選手もいます。条件次第では昨シーズンのベストを大幅に更新する者も出るだろうという感じがありました。しかし、前日に故障者が複数出ました。間違いなく試合どころではありません。加えて土曜日の天候は雨。春の嵐になるという予報でした。わざわざ遠くまで足を運んで悪い条件で走るのもどうかと...。
夕方までひたすら考えていました。このタイミングで師事している方からの電話があり色々と話をする事ができました。結果的に「出るのを辞めよう」という結論に。せっかくだから出てと来たいという気持ちと怪我をしたくないという気持ちが複合的に絡み合っていましたが、こんな状態ならしっかりと練習を積んだ方が良いだろうといつ判断です。

試合があるからといって今は調整する気は全くありません。この日も通常通りのトレーニングをやっています。試合期にここまでのダメージを与えるという事は普通はありません。まー今はシーズンへ向けての貯金をしておく時期だと思っています。体力を向上させておくことが重要です。疲れを抜くために練習量を落とすと一時的には記録が出るかもしれませんがその後が続かない危険性があります。あくまで狙いとする試合に向けてやって行かないといけません。割り切る事が大事。

午後も私は働く(笑)。最近かなりやってます。まー当然ですが(笑)
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かなり動く

2012-03-29 | 陸上競技
水曜日、いまいちの状況がありました。これは前の記事に書いた通りです。甘い。男子は練習を取りやめてやらなければいけない部分をきちんと考えさせました。

女子は比較的順調に来ています。体重コントロールがもう一つですが(笑)。もともとの力からすればかなり走れるようになってきているのではないかと思います。この日の練習でも良く動いていました。女子エースは「本物」になりつつあります。これは見ていて楽しいですね。昨年の今頃は波が激しく本当に走れるのかどうか微妙なところでした。この冬期練習は一日も練習を休むことなく(これは当然ですが)やっています。欠席という意味ではなく、怪我なく順調に練習を消化したという意味です。これは意識レベルの高まりに伴ってのことだと思いますね。不安定になることが一度もありませんでした。このレベルで練習ができたというのはこれまでの指導経験の中で初めてかもしれません。大きく飛躍する可能性を秘めています。

これまで苦手だった前半部分の克服にかなりの時間を使いました。冬期かけての修正です。月曜日は身体自体が動いていない部分がありましたがこの日はめちゃくちゃ動いていました。暖かいのも影響していると思いますが、シーズンさながらのスピード感と動きでした。スタート局面でのもたつきも随分改善されました。12秒前半は間違いなく到達すると思います。このスピードを生かしての200mで勝負と思っています。本人は100mへのこだわりが強いですが、やはり勝負するのは200mかなと考えています。24秒中盤を最大目標にしていきたいとお思っています。そのための練習をこれから積んでいくだけです。

暖かくなったので今まで以上に身体が動きます。とにかく怖いのは故障。それだけは絶対に避けないといけません。それでも練習をする必要があります。ここでビビって練習量を大きく落とすつもりはありません。この日も120m中心に走りこみました。走りこむという表現は適していないかもしれませんがスピードを出して走るという練習を繰り返しました。これだけ動けば十分でしょう。シーズン当初としてはかなり順調だと思います。それがすぐに記録会での結果につながるかどうかは別にして本当に良い走りができています。このblogをライバル校の選手がみるかもしれませんが、包み隠さず書いておきます。かなり強いです(笑)。

他の女子もまずまずかなと。昨年のベストは14秒をやっと切るくらいです。この状態で勝負できるのか?という感じはありましたが様々な問題点を乗り越えながらここまできました。まだまだ視野が狭かったり人の話をほとんど理解できなかったりする部分があります。同じ故障を繰り返すような選手もいました。ここにきて比較的安定してきたかなと感じています。スタートからの動きが悪い(スタートで潰れてしまう)のですがスタンディングからはまずまずの走りができる者、1本だけですが13秒前半のスピードが出る者と出てきました。この状態であとはどれだけ競技に集中できるかだと思います。新入生はかなり力がある選手が入ってくる予定です。今いるメンバーと新入生が競り合ってレベルを上げてもらいたいと思います。今の状況で14秒かかることは間違いなくないでしょう。13秒中盤の感じはあります。もうワンランクレベルを上げてもらいたいですね。

最後に60mを走って終了。かなり動いているなという感じで終わりました。男子とは対照的でしょうか。男子も力は間違いなくついています。女子はエースが取り組む姿勢である程度やっていくことを示しています。自然とそれが当たり前となり皆が練習に取り組むようになるのです。ここに差があります。女子は少しずつチームとしてできてきているかなと感じています。このことを選手たちがどのように感じていくか。本気ならできることがある。そこを理解してやっていってもらいたいですね。
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何をやっているのか

2012-03-29 | 陸上競技
水曜日、この日は本当に暖かかったですね。朝から快晴。風は多少ありましたがこのくらいのコンディションであれば問題なしです。練習は予定通り実施(のつもりでした)。

アップの段階でかなり動いているなという感じを受けました。月曜日に動きが重たかった者も間違いなく動いています。これは毎日練習を見ているから気づくのかもしれません。見ないでいると全く分からないのかもしれないと最近感じています。この部分は感覚的なものですから微妙な表現になりますが。
ハードルを使ったアップの最中に冬期の初めからずっと言い続けている課題を克服できない者がいました。股関節の柔軟性が低く上半身をローリングさせてハードルを越えていきます。これは最も嫌な動きです。間違いなく「使いたい部分が使えていない」という状況です。身体をひねるので間違いなく腰に悪い。この部分を克服するために動的柔軟のメニューや取り組み方に関しては話をしてきましたし、実際に指導をしてきました。甘いですね。最近スピードレベルが上がってきていますから特に危険だと思っています。そのことに関してはここ数日間ひたすら言い続けてきたつもりですが・・・。やはり甘い。

アップが終わり動きの確認をしていると二歩ハードルの時に動きのバランスが悪い者が。明らかです。練習をストップさせると「以前痛めたところがまた痛い」とのこと。いい加減にしろという感じですね。専門練習を必要としますから月曜日に別メニューで行いました。前回も専門練習後に痛めました。同じことを繰り返しているのです。先週からスピード持続練習を入れています。この導入段階で「ダメージが大きくなるのできちんとしたケアをすること」と話をしていました。練習は午前中ですから整骨院に通ったり仲間内でマッサージをして筋肉を緩めておくようにと毎日のように言い続けていました。「自分でやる」といっても絶対にやらないであろうという予測はありました。だからできるだけ分かりやすく「午後の時間の使い方」と指示を出していたのです。これだけ言ってもきちんとやっていないのか・・・と呆れました。今自分たちが置かれている状況を把握できていないのです。

その後、練習を進めていると先ほど上半身がローリングすると注意した選手が時折腰を押さえています。確認すると私が注意をした後にハードルアップで腰を痛めたと・・・。あり得ない話です。そうなる危険性があったから事前に注意をしていたのです。それも半年前から。特にここ最近競技レベルが上がっているのですから気を付けないといけないのです。それがこのタイミングで出るのか・・・。完全に頭にきました。ここ最近、激怒することはほとんどなくなりましたが今回は酷い。学習能力がありません。言われていることをやらないで故障する。この状態で顧問に何ができるのか?

練習の途中で全員を集め話をしました。この状態であれば練習する意味がありません。男子はこの段階で全員撤収させました。練習する必要なし。その前にもっと考えないといけないことがあります。形だけで練習をしても間違いなく同じことを繰り返します。根本的な問題を解決しない限りは何も進まないのです。練習をさせるのは簡単です。本当に上の大会で戦いたいという「想い」が伝わってきません。前の記事に書きましたが本当に目標がある選手は自分で行動ができる。意識して練習をするので動きも変わる。それができないのは「想い」が足りないからです。男子は学校に戻らせました。この時期に何をしているのかという話です。もっともっと真剣に考えていかなければいけません。卒業生が練習に来てくれていたので話をしてもらうことにしました。私はノータッチ。
この卒業生と「一緒に練習をしていた時本当に楽しかった」という感じで話しました。全員が明確な目的意識をもっていたので練習の雰囲気も明るく、どんなきつい練習でも乗り越えられるという状況でした。口数が多い選手ではありませんでしたが「本当に楽しかった」と言っていました。このような状況で練習をするというのが必要です。今はそこまでの「想い」を感じられません。それなりに練習をしているだけです。キャプテンにも話をしました。もっとしっかりとしないといけません。リーダーシップをしっかりととって指示を出していかないと人は動きません。

女子の練習に関しては記事を変えます。なかなか・・・ですね。
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スピード補強

2012-03-28 | 陸上競技
火曜日、この日も予定通りの補強。特別変える必要はないと思っています。

練習よりももっともっと大事な業務があったので練習の前半は選手に任せました。ここ数年もっとも苦手な業務を任されています。適材適所という意味では間違いなく不適所です(笑)。基本的に勢いでやるタイプなので細かい作業は苦手。これは周知のとおりなのですがなかなか上の人には認知されません。言っても仕方ないですが私を使うならもっと違う場所がいいと思いますね。まー難しいでしょうが。愚痴はこれくらいにして(笑)、大切な業務を実施。滞りなく終えることができました。一安心です。

それから練習へ。うちの練習の基本は「身体づくり」を重視しています。年間を通してこのスタイルは変えません。継続的に練習していかなければいけないと思っています。うちのような普通のチームが戦っていくためにはこの部分です。前日から書いていますが「スピード」を意識した補強にしています。これは何のためにやるかを考えた末の結果です。男子はウエイトトレーニングをすると喜んでやります。ウエイトは目に見えて重量が上がっていくから楽しいのでしょう。それが競技に使えるようになるかどうかは別問題です。高校生段階でどこまでウエイトをやるのかというのは分かりません。これは師事している方とも何度も話をしています。「これが正しい」という練習はないのでやはり試行錯誤だと思います。やっていくしかありません。

とにかく速く前に進むというのを補強でも意識させました。接地時間を短くしてとにかく前に速く進む。身体がコントロールできない者は上に浮いてしまいます。これでは意味がありません。こちらの狙いは「前に」です。この部分を見落としてしまったら何のための練習か分からなくなってしまいます。走練習もですがこの手の練習こそしっかり見て細かいところまで指示を出さないといけないと思いますね。後半は少し時間に余裕があったので体幹中心の補強を実施。基本的な腹筋と背筋です。ここがきちんとできないといけません。

その中で前日にテレビでやっていた補強を実施させてみました。世の中の流行は「体幹補強」です。様々なスポーツで言われ続けています。前日は水泳の萩原智子選手の取り組みが紹介されていました。オリンピックに出場後引退。結婚してもう一度競技復帰。もう一度オリンピックを目指すことにして一から練習を再開。日本トップに戻ってきました。ある程度の可能性が出てきたところで「病気」が発覚して手術。競技どころではなくなったようです。病名を聞いた時には頭が真っ白になってその瞬間から「水泳」ということを考えることさえなくなったと。女性として大きな岐路に立たされていたのですから・・・。
手術後、冷静になれる時が来てふと「水泳」が頭に浮かんだということでした。手術してから数か月、プールに入る。この日の練習は200mだけ泳いでいいという条件付き。数か月泳ぐことができずやっとのことでプールに入る。この時気持ちがどのように動くかを本人も分からないままプールに向かったとのこと。結果は「もう一度オリンピックへ」という想いがわきあがったとのこと。飛び込み台に立ちゴールのほうを見ると「日の丸」が掲げてあった。それを見た瞬間、もう一度日の丸を背負って泳ぎたいという考えしか浮かばなかったと。本当にすごいことだと思います。「心」が強いだけでなく強い気持ちがあるからだと思います。絶対にやり遂げてやるという強い気持ちがあるからその瞬間「やってやる」と思えたのだと。
腹筋にメスを入れているので足を動かすことができない。体幹の筋力は0に戻っていたとのことでした。それを強化していくことは半端ではない覚悟と決意が必要になると思います。それでも萩原選手は「楽しい」と口にしていました。結果、短水路で自己ベスト&日本記録更新。オリンピックへの可能性が出てきたということでした。そのプロセスでは「今までやっていなかったこと」を中心に実施したという報道でした。その内容が「体幹補強」です。詳しくは書きませんが私が考えているような体幹トレーニングをかなり実施している様子でした。鍛えるだけではなくそれを使えるようにするという部分に重点が置かれていました。大きなことです。「もっと強くなれる」と感じながらの練習です。充実感もあるでしょう。未知なる自分の可能性への挑戦。0からのスタートだからこそ感じれるのかもしれません。学ぶものがありますね。

一生懸命に取り組む選手はやはり美しいと思います。それが「想い」を伴っているのだから当然輝きます。うちの選手もこれくらいの強い「想い」をもって取り組んでもらいたいですね。全てが自分のためであり、その「想い」ですべては変わっていくのですから。

午後はひたすら働く。翌日練習を見たいというだけでひたすら働きました。4時間は休まず働いたでしょうか。春休み?そんなものはありません。生徒だけです。我々はきちんと働いているんですよ(笑)。勘違いされそうなので一応書いておきますね(笑)。
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寒い

2012-03-28 | 陸上競技
月曜日、朝起きると前日よりは腰の痛みが治まっていました。それでも走ったりは絶対に無理。まー走らないですが(笑)。コンディション的にはかなり悪かったですね。もちろん私の体調の問題です。天候的にもここ最近になく寒い。風が強いので気温が高くても体感温度がめちゃくちゃ低い感じがありました。

この日は仮入学でした。私自身は大きな仕事はありませんが、選手にビラ配りだけはさせようと思っていたので気持ち早めに練習を終わろうと思っていました。前回の合格発表時にビラ配り禁止令が出ていたので今回はしっかりとやろうと。ビラ配りをしても実際のところ部員がめちゃくちゃ入ってくるということは考えにくいのがうちの部活です。陸上は地味なのでなかなか人気がありません。それでもしっかりと勧誘活動はしないといけないと思っています。

練習自体は競技場で。これもいつもの流れで実施。今週末に記録会に出場予定ですからそれなりに練習のコントロールをしていかないとけません。調整するつもりはありません。練習のコントロールとは単純に「レースに出るための練習」という意味です。今回は基本的に100mしかありません。この部分への対応ですからセットを組まずに1本1本しっかりと走るつもりでいました。もちろん数本走って終わりということはありませんが(笑)。

前半は一歩ハードル。練習を見ていて一歩ハードルの距離を少し伸ばすことにしました。なんとなくです。できない距離ではないですし動きが崩れるレベルではありません。実際の走りにつなげていくための練習にしていきたいという気持ちが強くあります。単純に走るだけではなくそのための準備動作を入れていきたいと思っています。問題なく対応。悪くはありません。

そのままスタート練習。ここ最近女子は休み明けの動きがあまりよくありません。見ていると明確です。以前、「試合の前の日は完全休息が良い」という指導者がいました(いたような気がします)。しかし、これは本当に良いのかどうかの検証がなされていないのではないかと思います。完全休養の翌日に身体がめちゃくちゃ動くという選手が何人かいたのかもしれません。しかし、それを全員に当てはめるのは良いことではありません。個人個人を見ていてそれにあう形で導入しないといけないと思います。私の中で前日完全休養日ということはありません。絶対に動かないですから。練習量の調整はしないといけないのは当然ですが全く動かないというのでは走れないと思います。若干話がずれましたがこの日の女子は動きが鈍かった。これはこれで仕方ないですね。前日の過ごし方なども今後は考えていかなければいけないですね。動かないなりの練習をしていく必要があります。先週の流れからすると火曜日からは身体が動き始めます。これで十分です。
男子はこの日も良く動いていました。男女差があるのかどうかは分かりませんがこれも今後見ていかないといけないですね。ここ最近かなり走れるようになっている男子がいます。この日もめちゃくちゃ調子がよさそうでした。調子がいいというか間違いなく力が付いているという感じですね。これくらい走れれば十分戦えると思います。まだ前半部分の走りがいまいちですがここを改善する練習はやっています。それでもなかなか変わらないですね。意識問題だとは思いますが・・・。

その後、マーク走から走練習へ。ここ最近はほぼこのパターンで進めています。もう少しカーブ走なども入れておきたい部分があります。まー週末は直線だけなので問題なしですね。十分対応できるでしょう。この日の走練習は後半部分も7マークを使った練習。レース後半部分の意識です。距離を増やすのではなく後半にマークを置いてしっかりと刻む意識を持たせる。強制的に動きを作る練習です。この手の練習は好きです(笑)。絶対にスピードを緩めることができない状況を作り出してその中で走る。普段は複数で一緒に走る練習がほとんどですがこの日は各自で行いました。ペアを決めて走る様子を見ることと切り替えを意識させました。声掛けで少しは意識できる部分が変わってくるはずです。ペアが走る様子を見るのがレストです。1本走っただけでかなりのダメージはありますがかなりの量実施しました。動きの切り替えができるようになっていくことで大きく変わっていきます。今後も継続的に取り入れていきたいですね。

最後に短い距離を走って終わり。良い練習ができたなと思っていたらすっかり仮入学でのビラ配りのことを忘れていました。慌てて半分を学校に戻してビラ配りを実施。何人かの新入生は帰宅していました。手遅れかもしれませんがまだ大半の生徒は残っていたので問題はないはずです。

午後は午前中練習ができなかった者を1人別枠で練習。私が見ていましたがほとんど部分は他の選手に手伝わせました。基本的には自分たちで動きの課題が分からないといけません。ここが分からないと自分がやっていることも分からないのですから。また、その場その場で何をしないといけないかを考えさせながら指導をさせました。やはり気が付かないものは気が付きません。その都度「こういう場合は・・・」と事細かに指示を出しました。競技の指導も大事ですが「気を配る」という部分ができないと今後の生活に支障をきたします。真面目に「教育活動」をやってます。2時間程度練習をして終了。練習をする選手の動きはある程度変化が見られます。良い感じですね。時間がかかると思いますがとにかく地道に練習をしていくしかないと思います。私はぐったり。腰痛から逃れることができません。
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腰を痛める

2012-03-27 | 陸上競技
日曜日、この日は本来であれば合宿に参加する予定でした。が、残念ながらさまざまな予定が入って身動きが取れず。学校の予定が最優先です。この状況ではとても学校を離れることができないと思います。年度末の業務、思った以上に大変です。ということでこの日は前日練習できなった選手の練習に付き合うことに。もちろん、子守も一緒に(笑)。

10時練習開始としていました。一人中国合宿に参加することになっていたのでその選手も10時集合にしていました。申し訳ないのですが他校の先生に合宿に連れて行ってもらうことに・・・。本来であれば私が連れて行かないといけないのですがこの状況では難しい。日程が厳しいですね。選手を連れて行ってお願いをしました。本当に申し訳ないですね。できれば中国合宿の練習を見て今の力を確かめておきたいという部分がありましたが・・・。

一人練習をさせる予定でしたから私一人ではできません。どうしても選手を連れていかないといけない部分があったので。前日の時点でサポート役として女子エースに話をしていました。練習を見て細かい部分を指導させるためです。自分の練習だけではなく他の者の動きを見ることで得るものがあります。きちんとした理解がなければ指導はできません。他人の動きを見てそれをどのように自分にフィードバックするかです。私がいない間、練習を見させました。大事なことです。
戻ってからは一緒に練習を見ました。女子エースはうち子供の相手をさせながら(笑)。この日練習をさせた選手、感覚的な部分で練習をしてます。特に何かを考えて走っていたり、前回の走りの課題などが残りません。びっくりました(笑)。これまで私の指導スタイルは「理解させる」ことから始めていました。このスタイルを大きく変えなければいけません。感覚でやります(笑)。

走練習が終わってからドリルを武道場で。荷物を片付けるのは私がやってあげようという微妙な優しさ。時間的に片付けの時間を節約したかったので。普段なら絶対にやりません。自分で使ったものは自分で片づけるというのは当然の話ですから。この日は2人しかいないこともあり、少しでも練習をさせたたいという気持ちがありました。珍しく私が片付けるということに。これが悪かった。普段やらないことをやるということは良いことではありません。練習で使ったBOXを片付けようと思って持ち上げると「ビキッ」ときました。この瞬間から身動きが取れなくなりました。ぎっくり腰です。考えらえれません。こんな軽いものを持ったくらいでぎっくり腰になるのか?!ありえません。この状態でドリルを見ましたが立ち上がれない・・・。

練習終了後家に帰りましたが、立つことさえできない状況になりました。移動は四つん這いで・・・。考えられません。やはり普段見せない「優しさ」を見せたのが致命的でした(笑)。全く身動きができないのでひたすら横になっておきました。子守をする予定でしたがそれどころではありません。結局何もできず。本当に最悪でした・・・。選手が怪我をしたわけではないのでそれは良しとしたいですね。

痛いです・・・。
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追い風で走る

2012-03-25 | 陸上競技
土曜日、驚くくらい天候が悪かったですね。この日は絶対に走っておきたいという気持ちがありました。かなり大事なタイミングだと思っています。来週記録会に参加するつもりでいます。調整するつもりは全くありませんからしっかりと負荷をかけておきたいという気持ちがあります。

練習としてはしっかりとスピード負荷をかけておきたいと考えていました。天候は悪いですがこうなったら関係ないかなと(笑)。しっかりと走りたい。この日は予定していた練習があったので条件云々ではなく走っておく必要があります。ここを逃すとなかなかイメージしている練習が出来なくなりますから。

身体がなかなか温まらないかなーという感じでした。半端なく風が強い。日差しは比較的暖かいのですが風が強過ぎて体感温度は低くなってしまいます。とにかく身体を冷やさずに動かし続けておくようにしました。ハードルを使って股関節周りを使ったり体幹を温め続けておくことは大事ですから。

あとの流ればいつも通り。一歩ハードルを行ってから二歩へ移行しました。その後はスタートへ。やっと60mまでの練習を入れる事が出来ました。色々と問題があって30m程度しかできていませんでしたから。この日は強い追い風。この中で最大スピードを出しながらスタート練習ができたというのは大きいですね。かなり風が強いので心配する部分もありましたが問題なく練習を進めて行く事ができました。かなり走れるようになって来ているという手応えはありますね。すぐに大幅ベストが狙える選手もいるでしょうし、昨年と比べると間違いなく力がついているなというのは見ていて感じました。本当に面白いと思います。加速段階から中間につなげて行くための練習が不足している感じがありました。実際に走ってみるとそこまで問題はないかなと。今後はこの部分の練習をしっかりとやっていきたいですね。

追い風の中でマーク走もおこないました。これは特に速く動かさないと処理できません。普段よりは意識が必要です。ここも寒さの中でよく対応できたと思いますね。逆にケガをしないか心配になりました。細心の注意ははらっているつもりですが何が起きるか分からない部分があります。怖いので。とにかく動きを見ながら必要な指摘だけはしていきました。これが私の役目ですからね。

バトン走も実施。こちらが思っている以上にバトンがスムーズに渡るようになっていました。この冬は毎日バトンを持って走る機会を作っていました。距離感なども意識できているのかもしれません。出のタイミングはほとんどできていないのですがこの日のパスは本当にスムーズでした。まだまだ走力もパスワークも不足している部分があります。それはこれからの練習次第です。とにかく頻度を高めて安定させたいと思っています。新戦力が入ってくれればそこも視野に入れないといけません。戦うためにできる事を全てやっていきたいと考えています。何とかしてリレーで戦いたいと思っています。チーム状況としては男女共にマイルを外して考えたいと思っています。まずは4継でどこまでいけるか?女子は上手くいけばめちゃくちゃ強くなるのではないという感じがあります。選手の気持ちをしっかりとコントロールしていきたいですね。

最後にセットを組みました。この日はここまででかなりの本数を走っています。追い込みというよりは追い風の中でどれだけスピードを維持出来るかという部分に主眼をおきました。トゥトレで引っ張らなくてもこれだけの追い風があれば最後まで高いスピードで走れますから。通常ではなかなか出来ない事です。この時期にスピード練習を多用するとダメージが大きくなるのは分かっています。それでもシーズンへの移行期にはやっておかなければいけない事があると思います。流石にこの状態で通常のように追い込みは出来ないだろうと思い、150mと120mを組合せて走る事にしました。プラスアルファは無しで。とにかくこの追い風を利用して最大スピードを出してそれを維持する事だけです。脚に来るダメージは大きいのは分かり切っています。それでも集中的に走る練習は必要だと思っています。
中国合宿に参加する者が一名いますからその選手はこの前の段階で練習終了。ここはさじ加減だと思っています。無理はさせられませんから。他の者は短短、短長関係なく同じメニューで。これだけでもかなりきついと思います。やはり最初の150mがポイントになります。高いスピードで走って来て最後の30mをどうコントロールするかです。追い風の影響で普段よりも高いスピードですから最後まで保つのはかなり難しいと思います。しかし、この条件を利用しない手はありません。本数は抑え目にしましたが高いスピードを出させました。こういう強い刺激を入れることが出来るというのは本当に重要なことだと思っています。最後はヘロヘロになっていました。心肺昨日云々ではなく脚のダメージが大きかったのだと思います。あれだけ高いスピードを維持するというのは簡単な事ではありませんからね。かなりの手応えを感じて練習を終える事ができました。

漠然と練習をするのだけは避けたいと思っています。こうやってやった内容を公開する事は私の頭の中を整理するためにも必要な作業です。こんな事やってるの?なんて思われるかもしれませんが今は自信を持ってやっています。選手との関わり方も以前とは変わって来たと思います。何となく年齢を重ねたからなのかもしれません。よく分かりませんが(笑)。

本当に良い練習ができました。
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2012-03-24 | 陸上競技
金曜日、朝から微妙な天気でした。少し走ろうと思っていたのですが前日の夕方から雨が降り始めていました。ここで要検討です。

月曜日にスピード持続、火曜日に身体づくり(スピード系)、水曜日にオーバースピードとスピード持続という練習状況です。間違いなく筋ダメージは大きく残っています。通常であれば問題はないので走りたいところです。シーズンが近づいてきて冬期練習と比べるとスピードレベルが上がってきました。当然ですが。この状態でスピード持続をやっていくことでシーズンに臨みたいと思っています。この部分の練習が不足している状態でレースに出ても中途半端な状況になるのではと感じています。まずはしっかりと練習を積みたい。そのためにこの2週間程度は心肺的な負荷をかけながらもスピード持続系の練習を中心に行っています。
ここに大きな落とし穴があると思っています。スピード持続系の練習はこれまでに比べて練習負荷が高くなります。高いスピードを出してそれを維持しなければいけないからです。中途半端なスピードを維持するのであれば今までと差はありませんが最大スピードを維持するための練習です。それである程度の量を追っています。冬期と比べると間違いなくダメージは大きい。この状態でガンガン走る続けると大変な事になるのではないかと考えています。「調子が上がって来たからしっかり走らせておこう」という気持ちがありますが、身体のダメージをきちんと考えないといけないと思います。春先に故障が増えるというのはこういう部分が大きく影響しているのではないかと。緩急をつけて練習をやっていかないといけません。と、思っています。正しいかどうかは全く不明ですが(笑)。

雨でした。これはいい機会だと思って身体を休めることにしました。晴れていればどうしても「走っておきたい」という気持ちが抑えられなくなります。選手も私も(笑)。「雨だから仕方ない」と諦めることができます。練習開始時にほとんど雨が降っていなかったので「これは走れるのでは」という気持ちがふつふつと沸いてきますが我慢(笑)。ちょうど色々と他の人と相談、根回しをしないといけないことがあったのでそちらを優先させてもらいました。選手たちは武道場で動的柔軟をしっかりと行わせました。

1時間程度経過してから練習に行きました。そこで今の状況、私が考えていることを伝えました。自分たちが今何をしないといけないのかを考える必要があります。単純に走らないから楽でよかったという感じでこの日を終えてもらったら困ります。きちんと目的があるのです。そこをできるだけ分かりやすく説明しておきました。この日にやることは身体を休めることと動きの確認をしておくこと。これから1時間はドリルをやるように指示。全員が自分の動きを意識して改善する場面を作りたいと思っていました。スピードを意識している練習が増えているので多少なりとも感覚がずれてしまうことが考えられます。もう一度原点に戻って動きの確認をしっかりとやっておきたい。ちょうどいいタイミングだったと思います。「走りたくても走れない」という状況が大事(笑)。その後1時間は体幹中心の補強を行うようにという流れにしました。

私は先ほどに引き続き根回し作業。これは本当に大変です。通常では考えらえれないことが多々あります。もちろんここには書けませんが・・・。本当に大変な作業です。こういう部分は私の性格的には得ですね。色々な先生方と話ができますから。学校を上手く回すためにはこうやって地道な根回しが必要です。分かってほしいですね・・・。

午後は根回し作業に加えて会議。会議は次年度の授業展開をひたすら打ち合わせました。これは私がどうしてもやりたいことがあるのでこれをすべての授業に取り入れていくという話です。私のような年齢層のものが提案して人を動かすというのは非常に難しいことです。上の人を立てないといけない部分がありますから。こう見えてもきちんと「立場」を考えて動いています。新しいことをやりたい。そのためには多くの人の賛同を得る必要があるのです。ここができなければ「一人で勝手にやっている」と判断され誰も助けてくれなくなります。色々と難しいことはあるのですがやるしかないと思っています。そのためには「基本理念」を科の中で徹底する必要があります。全ての教員が「共通認識」の中で教育活動を進めていくのです。3時間近くかかりました。それでも「変えよう」という理念があるからできると思っています。独り歩きにならないようにしないといけないですが。

これによりさらに疲労は蓄積。ぐったりでした。大きく前進しつつあります。
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前回に引き続き

2012-03-24 | 陸上競技
木曜日、この日も非常に暖かかったですね。これくらいの天候であれば問題なく練習ができます。この日の練習は火曜日に引き続いて身体づくりとしていました。うちの練習の特徴としてはこの部分にかなりの時間を割くという事でしょうか。地道にやっていかないといけない部分をきちんと継続する。ここが全てだと思います。特別な練習というのは存在しないと思っています。身体を動かすために必要な基礎筋力を上げていくことが成功への近道だと。

練習を開始するときにもう一度話をしました。前回話した内容とほぼ同じですが。軽く速くというのを意識しています。とにかく速く。そして大きく。これは矛盾する部分です。速く動かすためには小さく動かしたほうが効率は良いですから。しかし、強化するという視点からすると可動域を大きく使えるようにしないとパフォーマンスは高まりません。ストライドを伸ばす、腕ふりを効率よく行うためにはやはり可動域の広さというのは重要だと思っています。今の練習形態で速く動かすとはやり軽いので身体がぶれてしまいます。ここが大事。いかにして中心部分に意識を置いて保てるか。ここが全てですね。ぶれるのは当然。ここをどうやって保つか。意識させました。

グランドにジャージが忘れられていることが発覚し、それを届けるために競技場へ。少し話をして学校に戻ろうと思うと競技場の外にうちの学校ジャージを着た生徒が立っていました。話を聞くと体育関係で競技場の外周を走ると言われていたので指導教官を待っているということ。約束の時間から20分くらいが過ぎているのにひたすら待っていたようです。うーん、学校に行けばいいのに。ということでこの生徒を連れて指導教官を捜索。かなりの時間を要しましたが何とか引き渡すことができました。いつものことですが何かをすると間違いなくこういうトラブル(?)に巻き込まれます。天才的だと思いますね。

学校に戻り練習を見ていると、かなり暖かいにも関わらずまだジャージの下を履いたまま練習をしている者が。普段から「動きやすい服装で練習をすること」と話しています。できるだけ競技に近い服装で練習をしなければいけないと思っています。動きが変わってきますからね。意識の問題です。「この暑いのにジャージを着て練習をしている者がいる」と嫌みを言いました。私の目の前にいましたから。「はい」と返事をして普通に練習を続けます。うーん、本当に難しい部分ですね。ストレートに「ジャージを着ていたら練習がきちんとできないだろう」と言えばよかったのかもしれませんがこれは以前から言い続けていることです。こちらが何を伝えたいのかを感じ取ることができていません。目の前で言われてそのことが理解できずに練習を継続するというのは非常に問題だと思います。これに関しては練習をストップさせてこの選手に話をしました。ずっと言い続けていることです。話がうまくつながっていかないのだと思います。ペアで練習している選手にも話をしました。気が付かないのならそのことをきちんと注意してあげないといけない。そうやってきちんと話を理解させることが大事。時間がかかりまずが「競技」だけでは不十分です。社会に出てきちんと対応できるようにしていかないといけないですね。

その後も通常通りの練習。追っかけハードル、ぶら下がり系、BOX系と行って終わり。これ以前の練習を見ていて数人明らかに集中力が切れている者がいます。これはサボろうというのではありません。本当に集中が継続できないのです。ここは怪我や事故につながりますから本当に注意をしなければいけないと思います。不安だなと思っていたらBOXの途中で一人が転倒・・・。怪我はなかったですが不安は的中です。また、BOXが終わって15分程度各自で必要だと思う補強をするようにと指示を出してその様子を見ていましたがほとんどの時間を「座っている」という者もいました。「何をしていいのかわからない」のかもしれません。「考えて行動する」という部分が不足しているのは間違いない事実です。これに関しては様子を見るだけにしました。色々と思うことがあるので。

最後に全体に話をしました。今やっていることの意味をもう一度確認させるためにです。私はうちに来てくれた選手を大事にしたいと思っています。できれば最大のパフォーマンスを発揮して上のレベルで戦えるようになってもらいたい。それに人間的な成長が伴えば言う事なしです。そのためにはまずは選手自身が「本気になる」ことが大事。私は様々な情報を与えます。それを本当にやるかどうかは選手自身の問題なのです。どれだけ話しても「必要だ」と思わない選手には100%入りません。それでも強い選手は強いのですが。良いことではないと思っています。きちんとした取り組みができるようになってこさお意味が出てきます。この部分は何度も何度も話をしていくしかないのだと思います。選手の中に残るかどうかは別として繰り返し話をしていくしかありません。

午後からはひたすら働く。これにてやらないといけないことはほぼ終了。我ながらこういう時の集中力というのはすさまじいと思いますね(笑)。その後は内部の話を色々な人と。こう見えても調整役としての役割を果たしています。正直、ここまで周囲が混乱しているというのはあり得ないと思いますね。呆れます。それでも「動かす」ことが必要。本当に大変な作業ですが、地道にやっていくしかないと思います。

めちゃくちゃ疲れています。間違いなく精神疲労(笑)。
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