kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

行事前日&走練習

2018-09-30 | 陸上競技
金曜日。この日は一日中準備。今年度は販売実習が1週間早いために準備が足りなくなっています。急ぎでやる部分があるので後手後手にならないようにしなければいけない。クラスを担当していないので今回は全体の調整のみ。どちらが良いのか。全校生徒を動かすというのは大変。何が大変かというと指示事項が伝わらないからです。自分達の行動だけではない。

私は朝からあちこちで活動。下準備をひたすら。区画割をしなければいけなかったり、翌日の流れを確認したりと。書いても書き切れない内容ですが。とにかく練習は行きたいのでそこまでにすべてのことを終わらせておきたい。

そして全く時間のない中で推薦のための文章を考える。前日から手伝っていましたがもうギリギリ。国体に行くのでそこまでにある程度の準備をしておきたいと考えていました。適当に作ることはできないので。時間との闘い。なんとか完成させることができました。間に合った。

バタバタの中で練習。落ち着いてやらなければいけません。ここだけは外せない。前日に練習量を落としているのでこの日はしっかりと動いておきたい。国体のレースまで丁度1週間というのもあります。練習量を調整しながらやりたいというのもありましたが翌日は雨予報。この日まではしっかりと身体を動かしておこうと。本人の身体の状態を確認しながらですね。減らしても良いとは話しておきましたが普通にやっていました。

練習に関しては通常通りの流れで。体幹強化サーキットを行なってから車系。時間の関係で少し割愛してワニウォークはなし。そこからも状況を見ながら。ハードルドリルをやってスイッチングラン。この日も最後にミニハードルを倒して行いましたが随分動きがスムーズになってきました。やっと形になってきたかなと。残念ながら男子はほぼ練習に参加できず。あちこち痛みがあるので。技術的な練習をさせたいのですがまずは身体作りというか参加できるようにしなければいけない。自転車こぎをかなりのセットやりました。そういう部分で対応するしかない。できることを最大限にやらせました。

スイッチングランが終わってから加速段階を意識した練習。これも先週から定期的に取り入れています。マンネリ化しないように組んでいかなければいけないと思っています。この練習で動きの変化は生み出せています。それが実際のレースにつながるように作っていかなければわいけない。練習で良く走れても試合で走れないというのでは困ります。前半マークを行うときに意図的に色を変える区間があります。そこの部分に対しての理解がどれだけあるか。単純に色を変えているわけではない。理由があって変えている。そこをどれだけ意識しているか。動きの狙いを明確にしたいと思っています。

前半が終わってそのまま複合走。最近の練習の流れです。加速段階だけやれば良いというのではなくバランス良く中間以降の走りもやる。あれこれです。日替わりで幕の内弁当という感じにしています。カツ丼、牛丼、親子丼みたいな感じではなく「メインはどれなの?!」くらい感覚。唐揚げ弁当、チキン南蛮弁当ならそれなりに目立つメイン食材があります。今の練習はどちらかというとメインがはっきりしない。重点的に力を入れる種目というのがありません。その日その日で多少変化はありますが。前任校では曜日毎にある程度メインを決めてやっていました。今はやらない。これも私自身の変化なのかもしれない。

複合走を行なってから40m↑30m→。これもかなりの頻度でやっています。それも道具を使いながら。道具がなければそこまで意識できなくなるかもしれません。試合では道具は置けない。だから自然にその動きができるように徹底して繰り返していきたいなと。普通に走る練習というのがほぼない気がします。それはそれでどうなのか?!という話になるのですが。まー今はこのスタンスが一番選手の強化になると信じてやっています。また考えていきたいとは思います。

少し補強を挟んで最後にスプリント。120mT-60mマーク走、120m-60mを。多くはありません。他のチームの話も聞いてみたいなと思います。今のうちにとってはこれくらいの量がベスト。セット走のように走る練習が少ないのは確かです。2年生の女子、1人しか練習をしていませんがやっと走れるようになってきました。1年の間はずっと故障。2年生も途中まで良かったのですがインターハイ前から故障。夏の終わりくらいからやっと練習が積めるようになってきました。爆発的に強くなったとは言えませんがかなり力はついてきたかなと感じています。動き時代が良くなってきた。これは練習なのか本人の自覚なのか分かりませんが。どちらにしても大きく変わったというのを見るとこちらも意味があるなと感じます。

しっかりと走りました。まだまだですが明らかに変化はある。それを近くで感じられるのは大きいなと感じています。これからです。私自身、あれこれストレスを感じますがなんとか緩和されているかなと。そういえば事務からストレスチェックの紙をもらって記入したのですが、完全に鬱状態ですね(笑)。どうなんだ?!気にせずやります。
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とりあえず書いておく

2018-09-30 | 陸上競技
土曜日に学校行事がありました。一応、この事業の販売実習担当になっていたので数日間バタバタ。とはいっても大会運営の方が何倍も大変な気がしますが。大会運営、与えられた仕事のみやるようにすればめちゃ楽なのではないかという気がしています。いつのまにか巻き込まれるというか選手のために何かをやろうというのがあるので結果大変になる。そこに関してはスルーできない部分はあります。難しい。その部署の仕事のみをやればそれほど大変ではないという気はします。ここに対するやり切れない気持ちはかなりあります。まー話が逸れるのでこれくらいで。

木曜日、外部との連絡に追われました。このタイミングで土曜日が台風の影響で大雨の予報。1時間に8ミリの雨が降るという予報になっていました。販売実習を学外で行います。アーケードの下でやるのでなんとか実施はできるのですが大雨が降れば来場者が激減します。8ミリの雨の中で外に出ようという気にはならないでしょうから。その辺りも含めて会場担当者と打ち合わせ。雨と風があればかなり難しい。話をさせて頂く中で空き店舗を全面的にお借りして販売ができることになる。商店街と別の商業施設を使います。商業施設は軒下で販売活動をすることになるのでこちら側が困る。空き店舗に複数のクラスを入れて行うことで対応。

急遽やらなければいけないことなのでバタバタします。それなりに対応できると思っているので。人を動かすという時にはある程度のことは示しておかなければいけないと思います。学内でやることではなく外部が関わることなので迷惑をかけるわけにはいかない。まーあれこれ調整する中で上手くできそうになったので問題なし。配置図を作り直して各方面と相談。大雨で電車が止まれば中止にする可能性もある。仕入れ先のこともあるのでやはり難しいですね。直前に辞めるというのはあれこれ大変なことが出てきます。可能な限り実施できる方向で考えることに。

ずっとバタバタしていました。授業もあるのでそれは行なってからの対応になります。それなりに疲労。

練習に関しては補強のみ。これは前日に指示をしていました。30分程度行なって終わろうと。治療に行きたいという申し出もあったので私も一緒に行くことにしていました。国体の関係で出発時間などの調整をしなければいけなかったので丁度いいタイミングでした。他の者は不足分を補っておくようにという話をしておきました。時間はかなりあるはずなのでその時間をどのように使うか。

1時間して戻ってきましたがもうすでに誰もいない。練習が不足している者もいるのでそれはやるように伝えていたのですが。こういう部分がまだまだですね。前の記事にも書いていますが足りないところをどのように補うのか。メニューを与えられないと考えてできないというのではこれから先困るなという気はしています。最近のtnk先生との会話はこの辺りが中心。なかなかしんどいなと思うところがあります。それでも進めていくしないのですが。

若干疲労気味でしたがなんとか1日を乗り切りました。とりあえず記録しておきます。
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何を求めるか

2018-09-27 | 陸上競技
雑記。

何を求めるか。練習さえやればそれでいいのか。何を求めて部活動をするのか。ここはそれぞれの立場によって全く違ってくると思います。競技結果を求める。全員がそうであれば理想なのか。競技力さえあればいいのか。ここもかなり微妙な所だと思います。与えられることが当たり前になってしまっている。言われた事だけをやれば良いというスタンスにやりやすい。そうであれば本当にやる事は何か。

「○○先生はやってくれるのに○○先生はやってくれない」という言葉が出てくる。「女子ばかり指導して男子の指導はしない」と批判的な意見が出る。平等ではないという考え方から出てくるのだと思う。本当にそうなのか?県総体に出場する選手と支部大会で終わってしまった選手に対して関わる時間には差が生まれる。上で戦う選手とそうではない選手であればやはり関わり方が変わってくる。そこは不平等なのか。

以前、「テスト期間になんで練習しなければいけないのか」という意見が出たことがある。一部の選手は中国新人に進出するため、練習をする必要がある。目の前に試合がなければ「別にやらなくても良いではないか」という気持ちが生まれる。それを口にする事で強くなろうと練習をする選手にとってはマイナスになる。そうであれば練習をする必要がないというのも選択肢の一つになる。が、競技をしようと思えばやはり練習は積み重ねなければいけない。365日あって2週間連続で練習をしなければさすがに身体が動かなくなる。そしてまた試合に向けて練習をするとなってもかなり後戻りしてしまうことになる。

それでも良いと思う者もいれば毎日積み重ねてやりたいと思う者もいる。集団として「強くなりたい」という水準に合わせるか「身体を動かす」レベルに合わせるか。価値観が多様化するこの時代、学校における部活動であればどちらにも対応することが求められるのかもしれない。集団の方向性をどうするかを考えさせられる。一度「別にやらなくても良いではないか」と思えばその気持ちは消えない。特別な練習をしなくても強くなるのであればそれでも良い。が、やはり継続できる選手にならなければ結果には繋がらない。

人は他者と比べる生き物だと思う。自分が手厚く扱ってもらっているときには何も言わない。が、少し距離ができると「何でやってもらえないのだ」という感覚が生まれる。本来的には「自分でやらなければいけない」部分に対しても「やってもらえない」という批判的な部分が生まれる。

練習メニューを作る。それが当たり前になると「何で作ってもらえないのか?」という考え方になる。世の中、指導者がいない中で自分で練習をしている選手もいる。メニューだけ与えられてそれを消化することを求められる選手もいる。今のようにメニューを与えられ、技術的な部分に対しても細かく指摘される選手もいる。その中で自分の立場が当たり前になればそれ以上のことをやってもらうのが当然のようになる。感謝という言葉はそこには存在しなくなる。

競技者として。そこの感覚を他者に求めるのは難しい。自分自身が競技者としてやってきた事を基準とするとその水準で練習をする高校生なんて存在しない気はする。だから基準値を落として指導をする。段階的に上がっていけるように指導をする。ここも当然の話。

tnk先生と話をしていた。午後から用事があって帰るという選手がいる。そうであればその練習量はどこで補うのか。夕方できないのであれば朝来てからすぐに練習をする。帰宅しなければいけないのであればギリギリまで時間を作って練習をする。これは「競技者」として活動をするのであれば必須だと思う。365日の中で何をするかを考えた時にやはり必要な要素ではないか。そしてその話を毎回毎回するというのでは先には進めないのではないか。そんな話だった。

練習をする。健康づくりのための練習なのかもしれない。競技者として戦うための練習なのかもしれない。自分の力を少しだけでも上げようとする練習なのかもしれない。それぞれが何を求めて練習をするのか。ここはすごく重要だと思う。多様化する価値観だとしても私は指導の中で「今の自分を越えるための練習をする」という部分を大切にしたい。譲れない。競技を通じて何かしらの変化が生まれる。その変化は生活の中でも生きてくると信じているから。

速ければ良いとは思わない。速くてもそれは一時的な話でしかない。それが終わった時に何が残るか。常に考えてやっていかなければいけない。そう思っている。それをどう伝えるか。伝える必要があるか。ここも踏まえて考えていきたい。

まとまりのない文章。とりあえず記しておく。
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練習をする=身体を動かす?

2018-09-27 | 陸上競技
水曜日。この日も40分授業。週末が完全な雨予報となりどう対応するかひたすら考えさせられることに。各方面と調整。学外との調整も入ってくるのでなかなかです。

練習はポイントを絞って。動きの部分をかなり減らして走る時間を確保。バランス系をやってから股割りスクワット、そのまま縄跳び走をやってハードルドリル。スイッチングランを。トレーニングを入れるとかなり時間を要します。疲労度もあるだろうと思い可能な限り絞って実施。意図的に遠くから見ていました。

そこから複合走を行なって前半マーク。動きは重い。何人かは明らかにモチベーションが低い。ある程度は仕方ないのかもしれません。メニューをこなすというのがメインになってきています。与えられたメニューを消化する。それも大切なことだと思います。しかし、そこに目的意識があるか。身体が動かないという者もいたと思います。その中で創意工夫ができるのか。試行錯誤しながら身体を動かせるのか。どうすれば身体が重い状態の中で良い練習ができるのか。単に身体を動かすという中で何かを生み出すのか。

全体を集めて話をしました。客観的に見ての意見。練習の輪に入っていると見えない部分があります。離れているから分かることがある。やるだけの練習になっていないか?どうしたら動くのかを考えてやっているのか?放課後に集まって身体を動かしたらそれでいいのか?そういう段階を目指しているわけではない。そこまで本気でやる必要はないと思う選手もいるのかもしれない。今の時代の部活動。志を持って集まるところから始まっているわけではない。だとしてと所属するからにはやはり同じ意識で取り組んでいく。必要な事だと思っています。

残念ながら練習に参加していない者は遠くにいました。ここも大きな課題です。話をするというのはそれなりに意味があるからのこと。自分は走っていないから関係ない話だと思ったのか。いや、技術的な話であっても全員が共通認識をする必要がある。ここに関しては後で指摘しましたが伝わるかどうか。

そこからT走の往復とマーク走の組み合わせ。さらにはシャフト補強。ここもあえて何も言いませんでした。見ていると先日話した内容が伝わっている者は合間の時間に動きの確認をしています。1年生はそれができない。学年の差もあるのかもしれません。一つのことに対する意味をどれだけ考えるか。身体を動かすという部分はできている。しかし、そこに目的意識がどれだけ入ってくるか。練習をすることがメインになっていてそこにどのような狙いがあるのか、何のためにやっているのかが不明瞭になる。求めるレベルが高過ぎると言われるのかもしれません。が、身体を動かすだけであれば最後の最後に残るものがない。活動をする中で「やり切ること」を身につけなけれ意味がなくなってしまう。

もう一度全体を集めました。私の昔の話を。絶対に負けたくないと思う選手がいた。その選手に勝つ事を常に考えていた。何年も何年もそこを目標にしていた。大学に入ってその選手に勝ったが記録的には勝てていない。ずっと勝つ事を考えてやり続けて大学4年生の時についに記録を越えることができた。苦しい時もいつも「自分の前にはその選手がいる」と思い続けてやってきた。だから目標を見失うことはない。365日、自分がどうするかを考えていた。本当に勝ちたいのであれば何をするか。自分よりも練習をやっていない選手と比較すると「自分はやっている」という気持ちになる。しかし、そこに満足する意味があるか?本当にやるべきことは別にあるはず。そこに対する意識がどれだけ持てるか。今のご時世、難しい話なのかもしれませんが。

最後に120m T-120m T-120m-60m×2を。これもほぼ任せました。話が伝わるか。結局練習をするのは私ではない。選手がどのような想いでやるのか。やらされる練習になるのであればやる必要はないと思っています。誰のためにもならないから。腕を引っ張って無理矢理走らせるというのであれびそれこそ「パワハラ」と言われるでしょう。やりたくない者に無理矢理練習させるというのはこちらとしても望むところではありませんから。

マイナス的な話を書いています。他のチームと比べれば問題なくやっていると思います。だからこそ「自分達はやっている」という不満は出るかもしれません。比べるところはどこなのか。全員がインターハイに行けるとは思っていません。しかし、自分の力を最大限に高めることはできる。そこの感覚を持ってもらいたい。難しい話なのかもしれません。しかし、やる以外に方法はない。そう思っています。

ここ最近、技術的なことしか書かないようにしていました。これも意図的でした。あえて「取り組み」についても書いておきます。動きは良くなっている。が、そこだけで本当にいいのか?という話。考えさせられます。
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試みる

2018-09-26 | 陸上競技
火曜日。かなり肌寒い。一気に季節が変わってきた感じがします。週末は学校行事ですが狙ったかのように雨予報。雨対策をどうするか。普段なら発生しない問題点がいくつか出てきます。やるしかないのですが。学校は全て40分授業。なかなか思い通りに進みません。

練習はやってみたいなと思うことをいくつか。練習の初めに少しだけ話をしました。取り組みの姿勢についてです。ある程度の意欲で取り組めています。が、まだ受け身ではないか?練習メニューを提供されてそれを消化していたら強くなるというのは違うと思います。前の記事にも少し書きましたが。本人のやりたいことだけをやることで成功するとも思いません。ある一定水準の中でどうやっていくか。やるべき事に対しての指導は譲りません。が、スタートラインに引っ張って行って走らせるというのは違う。最後は自分の意志でやるしかない。

体幹強化サーキット、車系をやってから縄跳び。縄跳び走までやってハードルドリル。最近は毎日ハードルドリルをやっています。ここは外せないなと。進むための動きをどうやって身につけるか。やりたい動きを意識させながら進んでいく。ある程度意識ができるようになってきた選手はハードルドリルでの距離感が狭くなってきました。引き出した膝を遠くに。それに膝締めを加えて動く。接地のポジションを作る。随分違います。

そこからスイッチングラン。この練習はB→DM→Nの順でやっていきます。この日は水平方向への移動感覚を作りたかったので最後にもう一本ミニハードルを倒して実施。ミニハードルを使うときには少し浮いても構わないと話しています。浮く方が時間的に余裕があるのでスイッチングがしやすい。が、実際はスプリントの動きとは少し異なる。これをスプリントに近づけるためにミニハードルを倒して浮かずに進む。これは導入していきたいなと思う動きです。いい感じでした。この動きに関してはsri先生に相談してみる。

続いて加速段階の動きを作る事に。先週の土曜に行ったメニューを。Tバウンディング→T重→T走→チューブ走→マーク走で。初めてやる選手は感覚の変化に戸惑いもあったようですがある程度順応。かなり進むようになりました。こういう変化を目の当たりにすると楽しいですね。進むエネルギーが変わってきます。冬季練習か?!という感じの内容ですが(笑)。量は追いません。距離もさほどではない。それは狙いがそういう部分にはないから。技術トレーニングとして位置付けているからです。加速ドリルで足運びを徹底していくこともすごく大切だと思っていますが、強制的にその動きになるようにしていく。

ここで選手に相談。メニューとしてはここからもう1サイクル同じメニューをやってからスタブロからの出を確認しようかなと考えていました。しかし、ここまでの動きを見ていたらもうやる必要はないのでは?と感じました。すでに流れができている。もう一度作り直す必要はないのではないか、と。練習量の問題ではなく感覚としてどうなのかもいう話。楽をしたいから練習を減らすという観点ではない。そういう話をして決めさせました。結論は1サイクルやらずにスタブロをやるという流れで。否定しません。本人たちが選んだことですから。ここの動きもかなり良かった。問題なし。

少しだけ走練習を。60mのBT→B→T→Nを1本ずつ。こちらは中間の動きを中心に。本数的に少ないので全く問題なし。終了後体幹補強を。

最後に120mをやる。これをT走にするか普通に走るか。ここも相談しました。走った後に60mを行うのでそこでの動きを重視するのであればT走の方が良いという意見があったので採用。意味があっての練習選択であればそこは優先するべきだと思います。2セットの予定でしたが1セットにして60mを2本にしました。狙いを明確にするためです。良い動きができたと思います。

今更ですが試行錯誤しながら練習計画を立てる。動きが変化するというのはやはり楽しい。狙いが明確になることで本人たちも意識が変わってくる。こういう部分は大切にしたいなと思います。私にしかできないやり方で選手の力を引き上げていければと思います。やることは沢山あります。少しずつ積み上げていきたいと思いますね。
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色々な刺激を入れながら

2018-09-25 | 陸上競技
月曜日。この日は朝から練習。天候もよく比較的過ごしやすい。こちらが想像していた以上に肌寒さもありました。ポロシャツだけでは寒いかもしれないという感覚がありました。後半問題なくなりましたが最初は寒かった・・・。

練習はいろいろと考えることがあって普段やらない練習を中心に。最初にバランス系をやってからマークアップ。横の動きを入れながら。決められた距離を素早く動く。それも前後の動きではなく横の動きや切り返しも含む。苦手ですね。だからこそやる必要があるのかなと。DMアップも。リレー形式で行う練習。フロント走とバック走を織り交ぜながら実施。普段やらないことを実施するというだけで本人たちにも刺激になると思います。

この日のアップは補強系を少し少なめに設定していたのですが、やはり股関節補強は必要だと判断。DMを使っての股関節周りの補強をかなりやりました。これだけでかなりの負荷だと思います。体の中心から動かしたいというのがあったのでそのために準備。事前刺激を入れておきました。今から使う部分に意図的に刺激を入れての練習です。かなり疲労していましたが・・・。

グランドが広く使えたのでその場縄跳びだけではなく100m近く移動しながら跳ぶことに。縄跳び走と縄跳びトントンを。やりながら体の使い方を覚えてもらいたいですね。ジャンプ系の練習が不足する部分もあるのでこうやって刺激を入れていきたい。結構熱くなっていました。ハードルドリルをやってからスイッチングハードルとスイッチングラン。スイッチングランは「出来ている者」と「出来ていない者」を比較しました。客観的に見てみると分かる。膝を引き出したときに進んでいるかどうか。きちんと引き出せない者はすぐに落ちてしまって進む場所がありません。これでは効果はない。狙いが明確ではないからです。これでは改善できません。

久しぶりにハードル走とT走を組み合わせて行いました。まずはハードルが飛べるようにならないといけないという大きな課題があるのですが。大半の選手は普段やらないのでできない。これもここまでの流れと同じ部分に課題を置いています。ハードルを使うとある程度空中での移動時間が生まれます。跳躍系は跳び出しの感覚づくりにもなる。高く跳んでいるので接地を意識する時間もある。身体の真下でとらえる感覚。これを実際にやる中で身につける。さらにはそのままBT走とT走を行って感覚を強化する。最後にスプリント。これを2セット実施。感覚の鋭い選手はポジションが作れ始めます。こういう部分をどれだけ練習の中に取り入れるかだと思います。

そこからシャフト補強。この辺りからかなり距離を置きながら見ていました。前回のシャフト補強の際に話をしました。空き時間を有効に使えるかどうか。待っている時間に動きを確認することで刺激を与えた筋肉に動きを覚えこませることができる。自分で狙ってその動きをしていけるかどうか。私が繰り返し言うから仕方なく意識するというレベルと「自分に必要だと思って動きを入れる」のであればどちらが結果につながりやすいか。ここは私の指導云々の話とは異なるのかもしれません。

「お腹が空いていない」人間にどれだけ美味しい料理を提供しても「今は食べたくない」と思うでしょう。逆にお腹が空いている人間であれば少しのものでも食べたいと欲する。ここが重要。今与えられることが当たり前になっていて自ら欲するという機会が減ってきている。そういう感覚であれば何も生み出さないのではないか。その部分は大切にしたいなと思います。速くなりたいと欲している選手に対してはやはりこちらも本気で対応する。そうでない場合は・・・ではないか。

最後に複合走をやってから120m―60m×2を。最後のまとめという感じでしょうか。これまでの流れを意識してできているかどうかは重要。単純に走ればいいというわけではない。何を狙いにして走っているのか。ここは常に頭に入れたい。かなり客観的に見るようにしていました。過ぎたるは及ばざるが如し。これまでの指導は与え過ぎていたのではないか。必要なことは伝えていく。当然の話です。しかし、最後は自分の事だという部分をもっと頭に入れないといけない。

某選手が「自分に対して記録を出させてやると言わない」と反発していたというのが昨年ニュースで示されていました。詳細は分かりませんが「指導者に記録を出させてもらう」という感覚があったのかもしれません。方や某選手は「自分で考えながら練習を組み立てる」というスタイルで10秒0台を安定して出せる力を身につけた。そこだけが全てだとは思いませんがやはり何かしらある。駅伝で強くなるために完全管理下に置いた方が強くなるのが早いという話もありました。考える力を奪った方が短期的には早いのかもしれない。自主性を伸ばすという綺麗事ではなく必要なことを教えながら何をさせるのか。ここは大きいのかなと感じています。

まとまりません。思うことはかなりあります。
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戻っての練習

2018-09-25 | 陸上競技
続き。土曜日は国体練習会が終わってから学校へ。バタバタ。戻ってから練習メニュー組み立てを。元々人数が少ないのもありますが時間帯をズラした影響からか数人が欠席のため参加者自体が少なくなる。それでも来ている選手に対してはきちんとやらなければいけません。やるべきことはやる。

この日は久し振りにtkg先生に来てもらいました。跳躍練習を見てもらうためにです。キャパもあふので私一人で全てを見るよりは頼めるところはお願いする方が良いと思っています。tkg先生も午前中は別の場所で指導をしていました。わざわざうちのために足を運んでくれています。このことに対してどれだけ感謝の気持ちを持てるのか。この辺りの理解ができるかどうかも大きいと思います。

練習は通常通り。体幹補強サーキットを。車系をやろうと思ったら軍手が乾いていないとのこと。私が洗剤で手洗いしてまた干すことにしました。ほぼ雑用係ですね。それでも練習ができる環境を整えるというのはやらなければいけないと思います。そのため軍手を使うようなメニューは削除しました。できれば毎日でもやりたいのですが。体幹を保ったまま手足を動かすという感覚。走りに繋がると思っています。

縄跳びで足運びの確認をして前に進む。これは前日にやりました。単純に縄跳びを跳ぶだけではなくホッピングのイメージも取り入れながら。手を替え品を替えあれこれやりたいと思っています。運動能力が著しく高い選手が集まっているのであればある程度のことをやっていたら勝手に強くなると思っています。しかし、普通の選手に対してどのようにアプローチするか。色々やっていくしかないと考えています。そこからハードルドリルまで全体で。ここまでやって跳躍はtkg先生にお願いしました。

練習場所を移動する前にうちの選手に投げかけました。「話を聞いただけで覚えられるのか?!」という部分。毎回毎回このような形での練習はできません。そうであれば次に繋がるようにしなければいけない。練習日誌を書くように伝えているのはこういう部分もあるのです。普段、手取り足取り指導を受ける。そのため考える時間が減っているのは間違いない。教えてもらったことをメモをしておかなければ忘れてしまう。次に繋がらない。こういう部分をこれからは徹底しなければいけないなと感じました。

スプリント系は加速段階の動き。今回も意図的にメニューを加えました。普段使うタイヤは軽いのでブロックを入れて重くしました。パワーを使う動きになります。本来そういう動きはしたくないのですが、0スタートからの動きのためにしっかりと膝の引き出しで身体を進めたいなと思って。この動きと他の動きを組み合わせる。選手の感覚を確かめながらです。腰が進みすぎて脚が付いてこないという話をしていました。その部分も感覚のすり合わせをしていきたいと思います。型にはめるという部分だけではなくそれぞれがどう感じるかを大切にしていきたい。

この手の練習をすると明らかに差が出てしまう。なんとなくやっていると変化を生み出さないからです。感覚の変化に目を向けながら本人達が取り組めば明らかに変わる。何気なくやれば変わらない。練習をこなすだけになってしまうからです。目的意識がはっきりしている選手であれば問題はないのでしょうが漠然とやっている選手にとってはあまり変化を生み出すことはない。ここに難しさがあります。分かっていてもできないというのもあるとは思うのですが。

加速段階の練習をしてから複合走と40m↑-30m→を。中間の動きを重視して中間マークを。モノを配置するというのはやはり手間がかかります。特に人数が少ない時には時間を要します。それでも「意識できる練習」をするためにはやはり必要かなと。こちらもあれこれ工夫をしたい。強い選手がやっているからやるというのではありません。必要だからやると思っています。そのままT走の往復とマーク走。疲労感の中での動きを徹底です。

一旦箸休め的に補強サーキットを入れて最後にまた走練習。120mのT走の往復。そこから120mを走ってまたもマーク走。120mのT走は前任校でかなりやっていました。60秒レストでの往復です。力がない選手は最後にジョグになってしまいます。そこでどう対応するか。やはり重要な要素だと思っています。苦手だからやらないというのではなくやはり取り入れていく必要がある。こういう部分を徹底してやることで動きに変化は生まれると思っています。最後のマーク走、かなり良かったですね。疲労感の中での動きの徹底が一番効果があるのではないかと思っています。

感じていることはなかなか書けません。練習メニューを記録するだけで精一杯のところがある。また時間がある時にしっかりと書いておきたいなとは思います。ひとまず練習のみ。
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国体練習会

2018-09-24 | 陸上競技
土曜日、国体練習会でした。今回は周南で実施されることに。うちからもNが参加するので電車で徳山まで来させました。私が駅で拾って練習会場へ。このタイミングでmakinoも戻ってくるということだったのでこちらも私が連れていくことに。数日前にfjk先生から連絡がありました。練習会の場所についての質問でした。会議中だったので出れなかったのですが、後で確認をしてみると本人が「石川県で練習会をやる」と言い張ったとのこと(笑)。なんだ?!本人に確認すると宿舎が決まったと誰かから連絡があってそれを練習会の場所と見間違えたとのこと。もうどうなんだ?!ここに関してはネタが爆発的にあります。本人の名誉のためにこの辺りにしておきますが(笑)

ハードルは比較的人数が集まっていました。成年選手の2人は全日本実業団に出場しているのでそちらへ。他の3人は参加していました。更にロングスプリントが2人参加していたのでその辺りを一斉に練習させることに。先日から観ていて気になった部分を克服するための練習。歩数の切り替えを含む部分で減速する感覚がありました。6-7台目でで歩数を切り替える選手、その前の5-6台で崩れ気味になるというのがありました。意図的にそこの練習をしたい。ロングスプリントは前半の感覚が上手く作れないのでこちらも250mで設定タイムで走れるか。200mの通過タイムも計っておくことに。

この日はバックストレートが追い風。そのため脚が詰まります。その時の対応策をしっかりと考えておかなければいけません。ラストで脚が詰まって合わせてしまうという感覚があります。ヨンパの戦い方としてはちょっと良くない。成年女子は走力がありません。失礼ですが(笑)。この辺りはもうずっと言い続けていますから許されるはず。そうであればロスを無くしていかなければいけない。ハードル手前で脚を合わせてしまうというので少しだけでも減速することでタイムが落ちてしまう。ここにこだわりたいなと思いますね。

7台目まで走って最後は直線でハードル。本当は分割走のような形で練習をしたかったのですがスペース的な部分の問題があったのだ別の形で。少しインターバルを詰めて10台。オール3歩でいくように指示をしました。意図としては「疲労感のある中で身体を動かす」という部分。スピードを維持しなければ3歩では届きません。ハードル上で浮いてでも距離を稼ぐ。こういう部分をしっかりとやっておきたいなと。かなりキツかったと思います。

軽く休息して200m-150m- 150mを。インターバルは50mwalkで繋ぐ。かなりハードです。ロングスプリントと一緒に。競争をする中手間力を使い切るというのが狙い。しっかりと走っていました。気持ちが全面に出ている選手は最後の最後までかなり動いていました。強いですね。こういう姿勢で練習をする選手を見れるというのは国体コーチの最大のメリットかもしれません。最後に修正走の形で60mを数本走って終わり。細かいことはなかなかできませんからこういう練習で。

短距離系はバトンを繋いでいました。1走がN、2走がmakinoです。なかなか感慨深いものがあります。教え子が山口県代表としてバトンを繋いでくれるというのは本当に意味がある。バトン練習を少ししていました。4人全員が揃っていたので通していました。それでメイン練習が終わりになったのでNは別メニューで。カーブ直線でスピードを上げる感覚を数本。更にはmakinoと少年Bの選手で中間マーク。これを3本程度行って少し休憩。今度はDM走と中間マークの組み合わせを2セット。

makinoがバトンを渡すタイミングが下手なのでNと一緒に25並走を。距離感がつかめていない。どのタイミングで声をかければ良いのかよくかわかっていない。アンカーで走ることが多かったので仕方ないのかもしれません。それでもきちんと身につけさせておかなければいけなかったと反省。基礎的なことを高校時代に身につけて送り出さないといけないですね。申し訳ない話です。お陰でスピードを上げて数本走ることができました。きちんと走れば一気にmakinoには追いつかれないというのも分かる。収穫です。

Nとしてはもう少し走らせておきたかったのはあります。補強的な部分も不足。これは別のところで補っておかなければいけないかなと。ここまでにかなり追いこんでやっていますから問題ないかなという気はしていますが。ここも良く判断をしながらやっていきたいと思いますね。

練習は12時過ぎまで。あれこれやって12時半くらいになったでしょうか。そこから急いで学校へ戻る。学校の練習は14時からとしていました。お陰で移動中の車でパンを食べるのが昼食となる。仕方ない話です。メニューも作らなければいけなかったですし。国体もあるし学校の練習もある。どちらも大切にしたいとは思います。やれることを最大限に。
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雨ですが

2018-09-24 | 陸上競技
金曜日。この日は40分授業。来週の学校行事の関係で全体指導が必要となるため時間を作ることに。なかなか大変です。私も全体の前で話をする必要がありました。無駄に長く話すことはプラスにはならないと感じているので要点のみ。

練習に関しては完全に雨予報だったのでそのつもりで計画を立てました。文字にして示すようにしてきますから早い段階で作成します。空き時間を使って作ることになるので日程が詰まるとなかなか余裕がありません。練習開始時には一応雨は止んでいました。室内練習で考えていましたから走る量は少なくなります。どうしようか選手に相談をすると屋外の方が良いとの返答。室内は暑いので。微妙な天候でしたが屋外で強行することに。

最近はあれこれやろうというスタンスです。バリエーションはかなりあるので。室内でやると退屈をするのであれこれやる方が良いと思っていました。外になりましたがバランス系、シャフトトレーニング、股割りスクワットをやってから「補強+動き」を。これは本当に久しぶりです。鍛えるだけではなくそれを使えるようにしようというもの。筋肉に刺激を入れた後に柔軟性を高めるような動的な動きを入れて、そこから走りにつなげるための動きを入れる。正確性を重視しながらです。

アスファルトは濡れていましたが手押し車やワニウォークなどは実施。軍手が濡れまくっていました。素手でやると怪我をするので。それでもやり切る。必要なことは必ずやりきりたいと考えています。

その後は縄跳び走をしてハードルドリル、スイッチング、スイッチングランを。動きの中で必要なことを実施しておきたいと思っています。室内でもできるメニューでしたから。そこからB走とDM走。流れの中です。身体の前で動かしたいと思っているのでその部分を徹底したいなと。

ある程度身体を動かしたのでそこからシャフト補強を。前回の動きを見ていて物足りないなと思う部分があったので少し集めて話をしました。「昔話」です。イメージできないかもしれませんが。伝統のないうちのようなチームでは過去の私の指導の話をするくらいしかありません。それを伝えて本人たちがどのように感じるかは分かりませんが。

シャフト補強。かなりキツいと思います。見ていると「やり切る」事が狙いとなっている。もちろん大切なことです。しかし、それだけではなく目的意識が明確でなければいけないと思っています。単に鍛えるというだけではない。前任校での小さなエースの話を。中学時代13秒2。それが高校3年生の時には12秒17。なぜここまで伸びたのか?練習は大嫌い(笑)。出来るだけキツいことはしたくない。それでも負けず嫌いなのでレースでは勝ちたい。この葛藤の中でどうやって楽に練習を乗り切るかを自分の中で考えたのだと思います。シャフト補強を40mでやっていた(今は30m)のですが、出来るだけ回数を少なくしたいので一回で大きく動くことを意識していました。少ない回数の方がキツくないという考え方(笑)

移動距離が大きくなるということは重心移動も大きくなるので発揮する筋力も大きくなる。それでも回数が少ない方が良いと考えていて一気に動くようにしていました。さらに途中でキツくて止まったら3歩ほど戻ってやり直すというルールがありましたから止まらない(笑)最後までやり切ります。この感覚は天性のものだと思います。身長は150センチありませんでした。それでも200mでも最後までピッチを保てる。間違いなくこの手の練習が効いていたのだと思います。「先生のせいでお尻が大きくなって、脚が太くなったからズボンか履けなくなった(怒)」といつも言っていましたが(笑)

結局はこの手の感覚なのだと思います。勝ちたいのであればやはりやるべき事をやらなければいけない。キツいけどやるしかない。そうであれば重心移動を大きくする。本人がそれを意識して行っていたとは思えませんが「楽に終わらせたい」という本人のテーマと「重心移動を大きくする」という課題が一致したのだと思います。

その話をしてシャフト補強をさせました。見違えるほど良くやる(笑)単純ですがこういう姿勢は嫌いではありません。やれば出来ることをいつのまにか自分でセーブしてしまっていたのです。それにより強くなる可能性を伸ばしきれていなかった。最終的には本人達の意識の部分が大きいのではないかと思います。強くなりたいと言いながらある一定の水準でしか練習をしない。苦手な練習は極力避ける。上手くできない練習を途中で止める。こういう選手は間違いなく強くならない。経験論だと言われるかもしれませんが。

かなり疲れていましたがスピードスキップを行ってから最後にもう一度B走とDM走。短時間で走りました。トレーニングをして終わりではない。それをいかに走りにつなげていくのかというのが必要。最後の1本は雨が酷くなってきたので辞めました。それでも十分かなと。

最後の最後にさらに「昔話」を。シャフト補強の話を。前任校で指導していた選手。2年生の春に11秒9くらいだったでしょうか。運良く幅跳びで6位になり中国大会へ。全く勝負できず敗退。そこから本人の意識が変わりました。大会から戻ってきたら激変していました。シャフト補強の合間に自ら足運びや跳躍ドリルをやっていました。こちらは何も求めていません。本人が必要だと思って自ら取り入れ始めた。そこから数ヶ月後、県新人で11秒14くらいまで行ったでしょうか。幅跳びも6m80くらいは行っていました。劇的な変化です。中国新人も決勝に残って入賞。県内では最高順位だったと思います。

これも小さなエースと同様。練習の中で自分で必要だと思ってやり始めたのです。私にやれと言われてではない。本人達が少しでも強くなるためにという工夫。まー小さなエースは多少違うかもしれませんが、結果的に走りに繋がる動きを自然にしていましたから。「あんなに少しずつしか移動しなかったら回数が多いからキツいじゃないですか?!」と他の選手を見ながら言っていました(笑)。

結局は本人次第。私が出来るのは限られているなと思います。その気になってやれば間違いなく変わる。やらされている練習になっている間はどれだけ良い練習をしても効果は半減するだろうと。これまでは与えることが多かった。それを少しずつ変えていく必要があると思います。もちろんうちを選んでくれた選手に対しては最大限のサポートをします。それでも最後は本人が本気になれるかどうか。練習さえやれば強くなるというものではありませんから。

こういう部分を日誌に書き記せるか。ここも重要だと思います。次に繋がる1日にしてもらいたいと思いますね。
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トレーニングのみ

2018-09-24 | 陸上競技
またも更新滞ります。なかなか時間が確保できません。記録として残しておきたいのですが。

木曜日。この日は雨。予報通りです。午後からは会議があったので選手に任せることに。例年この会議はかなり長くなる。私が担当している部分だけで昨年は40分くらいかかったということでした。それは絶対に避けたい。本当に必要な部分だけ伝える。配布資料の全てを読むのは無意味。目を通してもらう部分か必要になります。会議自体は50分程度で終わり。去年と比べて半分くらいになったのでは?!効率。

この日は体幹強化サーキットをやって車系。股関節強化サーキットも。さらに10分間フリーで補強をさせて最後に30秒腹筋。走らず補強のみとしました。色々と思うところがありました。これからしばらくは補強のみの日を1日作ってみようと考えています。天候云々ではなく走らない日を作ろうかなと。思い切って休みにしても良いのかもしれませんが。この辺りは考えていきたい。何が正解か分かりません。それでもこちらも試行錯誤していきたい。

この日、30秒腹筋を見ているとNが開始数秒前から腹筋を始めていました。こういうところに気持ちの部分が現れると思っています。本当に強くなりたいのであればやはり他の人よりも多くやる。与えられた時間を有効に使おうと思ったら開始前から始めるという姿勢は必要だと思います。全ては本人次第。

この手の補強をすると姿勢が明確になります。かなりキツい。その時に手を使って足を支える選手も出てきます。気持ちはわかります。なんとかして補強を続けようとするのだと思います。しかし、本来やりたい動きと変わってしまうのであればそこに意味はなくなります。気持ちと動きが一致しない。「練習をする」という部分は大切だと思いますが狙いを明確にできない練習になってしまうのは面白くない。考えていきたい。

1時間半で終わり。成熟を期待したいと思っています。
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