kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

インターハイに向けて

2011-07-31 | 陸上競技
ついにインターハイまで数日となりました。今回は本校からは5人が東北インターハイに出場します。一昨年は円盤投選手が1人、昨年は円盤投&400mで1人ずつ。昨年が私にとって初めてのインターハイ出場選手でした。一昨年は引率として奈良インターハイ行くという話もあったのですがやはり選手を連れていくことで実際の勉強になると思います。お客様として行くのとは全く違う感覚だと思います。

今年は投擲種目が3人。男子砲丸投、女子円盤投、女子砲丸投の3種目3人です。1人は中国地区で優勝していますし、3人とも中国の表彰台に乗っています。2人は決勝進出の可能性がありますから最大限のパフォーマンスを発揮してもらいたいですね。
あとは男子800m。これは中国大会で0.01秒差で勝ち上がりました。ほんの少しですが人生にとっては本当に大きな差です。

短距離からは女子200mで1人。中学時代の実績はほとんどありませんが力はありました。この1年間で精神的に大きな成長をしてきました。手前味噌になるかもしれませんが、うちに来ていなかったら100%インターハイには行っていないと思います。今の指導体制と周囲の協力があったからこそここまで来たのだと思っています。うちでなければここまで細かいことは指導されないでしょうし、足りない部分を補ってもらうたもに他の指導者の指導は受けられなかったと思います。巡り合わせだと思います。

このメンバーで東北インターハイに向かいます。男子は8月1日に先発隊として出発します。砲丸投げが3日なのでそれに合わせての移動です。この日程で動くと最終日7日にある砲丸投の選手は長すぎます。うちの200m選手も同様。月曜日に移動して土日が試合というのは難しくなります。違った環境で1週間近く生活するというのは見えないストレスも蓄積してくるでしょうし。今年に入って国体合宿が毎月行われていますからホテル生活にはある程度慣れてきていると思いますが、大切なインターハイ前ですからね。
女子は8月3日に出発することにしています。私はこちらを引率して行きます。複数の指導者でやっていますからこの辺りは上手く回せます。出来るだけ選手がベストの状態で試合に臨めるようにしていきたいですから。3日出発だとうちの選手は移動日は移動だけ、4日に軽く動かして、5日に前日練習と普段通りの条件で試合に臨めます。特別なことはしないと決めていますからこういうのはありがたいですね。

今回は競技場がある北上から宿舎まで電車で40分以上かかります。さすがにしんどいのでレンタカーを借りました。この方が間違いなく負担が少ないですからね。選手が力を出せるように環境を整えるのが我々指導者の役割だと思います。インターハイに行って満足するつもりはありません。可能性は低くても戦う気持ちは持ち続けたい。いきなり決勝進出というのは現実味がありませんが、25秒20を切ってラウンドを進むという可能性は十分にあります。

応援してくれる多くの人の「想い」を感じながらやってきたいと思います。全てを力に変えていきたいですね。期待してください。
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ポイント練習&走り込み

2011-07-30 | 陸上競技
土曜日、インターハイ前のポイント練習としました。他の者は通常通りの練習です。全体でインターハイ選手を強くするという課題を持ってやっていくと決めていましたからポイント練習がメインです。

アップはジョグのみ。出来るだけメインに時間を取りたかったので早く動くようにしました。ドリルには時間をかけようと思っていましたから。先日から丁寧にやってきている脚運びをやりました。インターハイ選手も最終確認です。戦うためには基本に忠実にやっていくことが必要になります。動きを見ていると数人は運び方がよくなってきています。運び方と接地がポイントになってきますがこれが出来るようになりかどうかで全く違います。やはりここまでの繰り返しが大切になります。雑にやっている者は効果が出てきません。
最初に重心移動がほとんどない状態で丁寧にやり、次の段階で移動を伴いながらの脚運び。移動をする時の接地ポイントについても少し説明しました。いつもやっている動きと全く同じですが感覚的に変わってきます。スピードが微妙なのできちんと意識できないと前接地になってしまいますから難しい。きちんと引き出して真下に持ってくるという意識を持たせました。動きのキレがある者が数人いました。この段階で走れるだろうなというのが分かります。ドリルが上手いだけではなく全体のバランスが必要になってきますから。

見ていると自分のやり易い動きだけをやっている者もいました。今までの走りではいけないから変えるために様々な技術練習をやってきているのです。今までの動きを変えていくのに、今まで通りの動きをしていたら速くはなりません。軸足の膝を抜けない(分かりづらいですが指導の中では使っています)。しっかりと引き出されない動きでは腰も進みません。変える気になれば必ず変わるのですが…。

ドリル終了後、すぐにスタート練習へ。インターハイ出場種目は200mですから全体でカーブでのSDをすることにしました。基本的なスタブロの置き方から確認をしました。直線のスタート練習は比較的やっていますがカーブではやっていません。定期的にやっていますが、最後の確認という感じですね。30mと60mをやりましたが感じとしては非常に良かったですね。ここで安定して走れてくると戦えるようになってきます。全体的に見ると起き上がるのが早い感じを受けました。カーブですから仕方ない部分がありますが加速がしっかりとできません。定期的にやっていかないといけないですね。

その後オーバースピードトレーニングをするためにトゥトレを2本ずつ。これは木曜日に走った時に「スピード刺激が足りないかな」と思ったので入れることにしました。理由は明確ではありませんし根拠があるかと言われたら全くありません(笑)。1週間後がレースですから高いスピード刺激を入れられるのはこの日までかなと。多少崩れても速く動かしておく事が大切かなと思って走らせました。

終了後はポイント練習と走り込みに分けました。インターハイ選手はスタブロからの150m+α、その他の選手は木曜日と同じ形でやりました。SDからは外側に男子を1人走らせて実際のレースに近い形にしました。外側にかなり強い選手がいますからそれを意識して硬くならないようにしなければいけません。スタートはかなり安定してきました。風が回っていましたが19秒11で走れました。25秒20切りを目指してやっていきたいと思っていますが可能性が出てきました。
他の者はしっかりと走らせました。戦うためには今がため込む時期です。この夏の取り組みが今後の結果を決めます。苦しいときにどれだけ粘れるか、力を出しきれるか。男子はこの中からリーダーになってくれないと来年も戦えません。自分のことだけではなく周りを見渡せるようにならないといけないのです。練習中に走れば良いわけではないです。ここが分かってくれるようにならないと全体のレベルは上がりません。
女子は3人までは計算できるようになってきました。あと1人…。これがこの夏の大きな課題。上で戦うためにはもっと貪欲にならないといけません。現状に満足せずにチーム内でライバル心をむき出しにして戦って欲しいと思います。まだまだ優しいですね。

最後にペアでランジを。走っただけではなく必要な負荷をかけておきたいと思います。しっかりと声を出してやっていました。当然ですが。

良い練習が出来たと思います。すぐに次に向けてやっていかないといけません。現状に満足しないでもらいたいですね。最近補強をどれだけやっているのか分からない部分があるのでここはもう一度念押しをしました。これだけ言ってやらないようなら選手には向かないかもしれないですね。自分のためにしっかりとやれる者だけが強くなります。自覚してもらいたいですね。

インターハイに向かって全体の意識レベルを上げていきたいですね。
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股関節と体幹

2011-07-30 | 陸上競技
股関節と体幹というblogタイトルにすると「流行り」と思われるかもしれません(笑)。この部分に関してはかなり前からやってきています。木曜日に走りを見ていてこれでは怪我をしてしまうなという選手がいました。技術的なことをやる以前に基本的な筋力が不足しているのだろうなというのが明らかな感じを受けました。案の定、足が痛いと言い出しました。まー当然の結果ですね。そういう走りですから。

こういう部分を克服するために股関節(脚を引き上げるための筋肉)をしっかりと強化していかなければいけないと感じました。普段からかなりやってはいますが、継続的に練習の中に取り入れていかなければいけません。ハードルリズムスキップを身体作りの日にはやっていこうと思います。負荷をかけるためには脚を伸ばしてやるほうが良いですが(説明省略(笑))、走りに結び付けるためにはしっかりと膝を意識してやったほうが良いと思っています。地味ですが長期的に見て成果を出せるようにしていきたいと。加えて股関節が硬い者が多いのでそこを動きの中で改善できるようにしました。この手の動きをする中で切り替えのタイミングも意識させていきたいと思っています。これをやるなかで同じように脚の引き上げが出来るようになっていくはずです。実際の動きに近い状態で強化していきたいと思います。

その後はいつも通り。外補強です。どれだけ自分で負荷をかけることができるかが大切になっていきます。体幹補強も流行りですから色々な学校でやっていると思います。しっかりと工夫をして実践的な練習にしていきたいと考えています。最近は投擲が購入したケトルも使わせてもらっています。BOXを使ってジャンプトレーニングを導入しました。出来るだけ負担がかからずに瞬発的に力を発揮したいという考えの元に始めました。多分良いんじゃないかなと思います(笑)。走るトレーニングの日にはスキップやランジをやっていき身体作りの日には少しジャンプ系を入れていきたいと思います。下半身(脚)にかかる負担を少しでも減らしていきたいので。最大限に配慮していますがあとは本人達がどれだけ真剣に考えてくれるかですね。

この辺りで私は保護者会へ。最近あまりできていない下半身を動かす腹筋をしっかりとやっておくように指示を出してから行きました。これも大切な要素だと思います。継続してやっていかないと結果が出ない事がたくさんあります。時間はかかりますがこれが一番の近道になります。地道にやっていきたいと思います。こういう時に大切なのは「本人の自覚」です。最終的にやるのは選手自身です。この事は全てを決めるといっても過言ではないと思っています。

陸上はシンプルです。だからこそやらないといけないことがある。様々なアプローチでやっていこうと思います。
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保護者会終了

2011-07-30 | 陸上競技
月曜日から始めた保護者会、やっと終わりました。忙しい中日程を調整してもらい保護者の方には学校に足を運んでいただきました。20~30分程度の懇談ですが40人いるとかなりの時間になります。今回はインターハイの関係で午前中は練習を見ることにしていました。これは生徒に話をして保護者に理解して欲しいと伝えました。インターハイ前の1週間全く練習が見れないというのは問題ですし、インターハイから帰ってきてすぐに保護者会をやるほどエネルギーは残っていないと思ったので。

ほとんどの保護者が私たちの取り組みに関してご理解をいただけていました。社交辞令の部分もありますが「先生のことが好きで色々話をしてくれている」と言われるとこちらとしても悪い気はしません(笑)。クラスの生徒とは仲良くやっていますからね。授業中の態度が悪くて激ギレしたことも保護者には伝わっていましたが、「ダメなものはダメだとしっかり教えてほしい」と言われました。保護者の理解があれば子どもたちは本当に成長していきます。自分の子供は誰もかわいい。私も同じです。しかし、過保護になってしまって「注意を受けたらダメ」と認識してしまうと子どもたちは成長しません。「家で言っても反抗的な態度をとるので・・・」と言われる部分があります。学校というのは教育現場です。家庭を離れたところできちんとしたことを教える、集団の中での自分の役割を考えさせるという意味では本当に大事な場所だと思います。「勉強・勉強」と座って何かを覚えるだけでは感じ取れないことがあるのです。

ちょっと大変なこともありました。こちらも負けじと話をしました。自分の主張が正しいと思われると良いことではありませんから。言われていることが正しい部分もありますが、「まずは自分のことをきちんとしなければいけない」というのは伝えていかないといけません。かなり挑戦的なこともありました。「お茶の入れ方も分らないような高校生は絶対に採用しない」と言われましたが、「大学を卒業したらお茶が入れられるようになるのですか?」と切り返しました。「公開授業の時、社債・国債の説明で日銀総裁がなぜ国債を発行しなかったのかを説明したほうが保護者は喜んだのではないか?」とも言われましたが、「保護者のために授業をやっていわけではありませんから」と伝えました。明らかに挑戦的な話が多かったので「私を試しているのだろうな」と感じました。信頼できない担任なのでしょう。これ以上は書きませんが「意図的」だと思われることが多くありました。

楽しく学校に通ってくれていると多くの保護者が話していました。こういう部分が支えになります。もちろん指摘されることも多くあります。それでもこうやって面と向かって話をすることで共通の認識を持つことができます。大切なことです。冷房の中で背生活をしていたので肩が凝っています。体調も微妙。仕方ないですが(笑)。

午後からだけの面談なのでかなり大変でしたがなんとかやり終えました。今からはインターハイに向けて最終調整に入りたいと思います。
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完全な足踏み

2011-07-29 | 陸上競技
金曜日、若干体調が悪い感じはありましたがそれでも午前中は練習、午後からは保護者会という日程が詰まっています。昨日競技場で走らせました。加えて後半の練習は見ることができませんでしたから日誌の内容を確認しようと思ってキャプテンに提出を促しました。

練習場所に行くと2名が「日誌を忘れた」と報告に。「え?」って感じです。火曜日にかなり厳しく言ったつもりです。「義務」と「権利」の話をして日誌を毎日書くことは最低限の条件だという話をしました。もちろん「たまたま」忘れたのかもしれません。しかし、あまりにも早すぎる。普段の学校生活の時に忘れる者はいません。1学期の初めの頃は1年生で数名1週間に1度くらいしか提出しない者もいました。これは上級生の指導が原因です。「毎日出すことは当然だ」ということをきちんと教えていかなければいけない。加えて、「書くだけ」「頑張ります」「疲れた」といったような「書かされている」日誌には意味がありません。練習メニューをひたすら書くという日誌もダメです。紙面を埋めるために書いているのですから。この辺りをかなり言ったつもりです。私が話をしてから練習終了後にミーティング(一方的だったのかもしれませんが)を行ったはずです。これでまた数日後に同じ事をするというのは・・・。考えさせられました。

前も書きましたが「平等」というのは何でしょうか?「きちんと約束を守る」選手の指導を置き去りにして「約束を守らない」選手の生活指導に時間をかけるのは「平等」ではないと思います。これも批判を受けるかもしれませんが、立場の問題です。「約束を守らない」選手側に立てば「何故指導しないのか」と思うかもしれません。しかし、「きちんと約束を守る」選手、「一生懸命に競技に取り組みたい」と願っている選手に取ってはこれは「平等」ではありません。基本的なことを求めています。こんな所で足踏みをしていたら目指すところには届かないのですが・・・。

提出させた日誌を見てみると「~らしい」「~のようだ」と書いている者がいました。これも動きや取り組みの姿勢は変わらないと思います。明らかに「他人事」として捉えています。自分が言われていること、動きの課題を「~らしい」と自分のこととして捉えていないというのはなかなか難しいと思います。どうすればその部分が修正できるのかを真剣に考えているのであれば「他人事」のような文章にはなりません。この部分にも足踏みを感じます。思っているよりも前には進んでいないようです。

注意を受けた本当の意味をどれだけ理解できるのでしょうか?言われているからとりあえずやるというのではいつまで経っても同じ事をしてしまいます。こういう姿勢は明らかに技術的な変化に比例します。何とかして動きを直そうとする者と、言われているからやるという者では時間が経てば取り返しの付かないほどの大きな差が付きます。これでは絶対に強くはなりません。しつこく指導することには自信があります。しかし、本人が「何とかしたい」と思わない状態でしつこく指導をしても「ぬかに釘」「のれんに腕押し」です。真剣に強くなりたいと思う「想い」がなければどれだけ一生懸命に指導しても伝わらないのです。だから決して動きも変わらない。

全員がこういう状態ではありません。ごく一部です。しかし、一部とはいえチームでやっている事ですから許してはいけないことです。誰か一人が足踏みをしていると全体の成長はありません。「チームは一番行動の遅い者にあわせて動かなければいけない」と以前ある指導者に言われたことがあります。どれだけ意識が高く行動が速い者がいても「チーム」という集団で行動をする場合は、一番できていない者にあわせて動かないといけなくなるのです。これは「行動」に留まりません。練習において、リレーにおいても同じ事が言えます。自分には関係ないと思っていたらそれは必ずチームを崩すことにつながるのです。厳しいことを書いているのかもしれませんし、批判を受けることなのかもしれません。しかし、これは私の「信念」の部分です。思いつきで書いているのではありません。これまでのblogの内容と一貫していると思っています。

前に進みたい。これが本当にどれだけのことなのか。危機感を持ってもらいたいですね。今のままでは・・・。
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暑くても走る

2011-07-29 | 陸上競技
木曜日、前日のメニューと入れ替えていました。小雨と疲れのためこちらが狙いとする練習がきちんとできませんでした。本当にどれだけ休めば回復するのかは分かりません。「疲れている」のはある程度当然だと考えないといけないかもしれませんね。2日間落としていますからそれなりに回復しているとは思いますが。

練習は基本的な脚運びを繰り返しました。片足ずつ運ぶことを意識してその後両足で。重心移動が伴いませんからなかなか上手くいきません。その中でこちらが狙いとする動きを繰り返し指示しました。直線的な脚運びをするために意識することは何か。タイミングが遅れてしまう選手は足が後側で回ってしまいます。これでは進むはずがありません。接地ポイントと足を前まで持ってくるという部分は本としつこくしつこく言っていますが、改善されません。というか「やるだけ」になっているのでいつまで経っても何も変わらない。注意を受けていることが分からないのかもしれないと個別に指示をしましたが修正されません。うーん、難しいですね。

もも上げまでやってからスタート練習へ。前日に少しやっていますから確認のために最初に各自でやらせてから開始としました。何本かやっているうちにできている選手とできていない選手の動きに顕著な差が見られ始めました。1歩目の運びが全く違う。詳しくは書きませんが「感覚」が不足しているのだと思います。重心移動を伴わず置いていくだけでは身体が起きてしまいますし、接地ポイントがずれてしまいます。直線的な脚運びができないというのはこういう部分にもつながっていきます。反応云々ではなく走りにつながらない部分です。できるだけ丁寧に個別に指導するように心掛けました。指導者によっては「スタート練習をやる」という指示を出して動きを全く見ない人もいます。それでも速くなる者は速くなるというのが現実。戦っていくためには細かいことの積み重ねだと思います。自分自身で「速くなろう」という意識がある者は言われたことを素直にやろうとします。この部分は大きいですね。インターハイ選手も足の痛みが治まり(痛み止めは飲んでいますが)、ある程度の走りができるようになってきました。全体的に安定して走っています。しかし、「ある程度」では足りません。中国大会の時よりもしっかりと走れなければ参加するだけになってしまいます。

あとで本人には話をしましたが中国大会の時は「勢いで出した記録」という部分があったと思います。とにかく身体のコンディションが良かった。動き云々ではなく「キレがある」という感じでした。しかし、これだけでは本物になりません。きちんとした動きを身につけて安定して記録を出していくことが大事なのです。体調だけに左右されて記録を出すというのでは戦っていけませんから。インターハイでは「自分の走り」を確立して狙って記録を出すというレベルまで持って行きたいと思っています。とはいえあと1週間、あれこれやると動きが完全に崩れてしまうことも考えられます。試合が近づくと焦りが生まれますから「あれもこれも」という感覚になります。地に足を付けて自分のやらないといけないことをきちんとやっていこうと思っています。

最後に全体でセット走。昨年の冬からやっている形で走りました。以前は短長が多かったので150mをかなり走っていましたが、組み合わせて走らせることで高いスピードを出させるようにしました。時にはフラフラになりながらも走ることが必要です。短短になると150mの組み合わせは「距離」に対して不安を感じます(うちだけかもしれませんが)。走るだけの練習にならないように追い込むことにしました。インターハイ選手は1・3本目だけ参加。2セット目は1本目だけ走るように指示をしました。今のうちの女子は「エースがいるから速い」という状況です。全体のレベルを引き上げていかなければ今後は戦っていけません。この状況を克服するためにも各自が自覚を持って練習に取り組まないといけません。キツイところでどれだけ力を出し切れるか。諦めずに、先を恐れずに走ることができるかというのは大きいと思います。1セット目終了後、保護者会のために次に指示を出して学校に戻りました。後で聞くと2セット目は質を上げるためにレストを少し長めに取ったということ・・・。今回はそういう練習ではありません。がむしゃらに走ることも狙いとしていましたから指示が徹底できていなかった。もったいないなという感じです。次回こそはきっちりと。

私がいない場面で各自がどれだけやってくれるかというのは大きいと思います。声を出せばいいわけではない。与えられたメニューを単にやればいいわけではない。ここで大きな差になると思っています。熱中症対策はしていかなければいけませんが、「暑いからできない」ということはありません。こういう時にどれだけ集中力を保てるかだと。戦えるレベルまで「心」を引き上げてもらいたいですね。もうしばらく時間ががかると思います・・・。
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耐えられるか?

2011-07-29 | 陸上競技
実は数日前から耳の下の所が腫れてきました。ここ最近子どもが2人「おたふく風邪」にかかってしまいました。ひょっとしたら私もうつされたのではないかと不安に感じました。小さい頃にやっていれば問題はないので実家に連絡をしましたが「記憶がない」とのこと。「やったような気がする」「予防接種は受けたような」というレベルでした(笑)。怖いですね・・・。

調べてみるとおたふく風邪はかなり発熱するらしい。しかし、全く熱は出ません。いたって健康。耳の下が腫れているだけで食欲もありますし、痛くて食べられないということは全くありません。これはおたふく風邪ではないだろうという判断。おたふく風邪は大人がかかると40度を超える高熱を出して体調を崩すようです。結構大丈夫です。熱は36度台。健康なんだと思います(笑)。

さらに調べるとおたふく風邪に類似した病気で「反復性耳下腺炎」というものがあるようです。発熱もなく痛みは片方だけ。かなり当てはまっているのでこれだと思っています。昨日は「おたふくだったらインターはいどころではないな」と気に病んでいましたが、問題なさそうです。ほとんどの場合「病は気から」です。なんとかやっていけると思います。

しかし、患部は熱を持っています。仕方ないので氷で冷やしたり冷えピタで冷やしています。なかなか腫れは引きません。数日かかるということなので様子を見たいと思います。そこまでこの地味な違和感に耐えられるのか?疑問です。
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2011-07-28 | 陸上競技
ちょっとやばいかもしれない。様子を見ますが何とか乗り切れると思います。
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基本的な動きの確認

2011-07-28 | 陸上競技
水曜日、本当であれば競技場で走ろうと思っていたのですが朝から小雨が落ちていました。この状態では競技場が使えるかどうか非常に怪しかったので諦めて学校で練習をすることに。今週はひたすら保護者会があるので長時間練習を見ることができません(12時から保護者会の開始にしてしまったので・・・)。学校のほうが時間が取れるのは間違いないですね。

練習を始めようと思ったのですがインターハイ選手がまたも足首の痛みを訴えていました。ここまできたら気持ちの部分でクリアしていかないといけないと思います。今きちんとした練習ができていなければインターハイは行くだけで終わってしまいます。練習の質を下げてしまうのだけは避けたかったのですがなかなか思うようにいきません。ほぼ大丈夫だと思うのですがなかなか割り切って練習できないので「整形外科」に行ってレントゲンを撮ってもらうことにしました。骨に異常がないというのが分かれば「安心」できると思ったからです。目で見てきちんと「大丈夫」というのが分かれば問題はありません。精神的な不安は必ず痛みに出てきます。もちろん、本当に痛い部分もあるのでしょうがここまできたらいくらでもカバーできるはずです。
学校の近くの整形外科に行ったのですがとにかく待ち時間が長い。多くの時間を無駄にしている気がします。この時間小さい病院ですから仕方ないのだとは思いますが1時間以上待たされました。診断結果を聞こうと思って待っていましたがあまりにも長いので学校に戻って練習の指示をもう一度出しました。こちらは予定通りに進んでいたようですが・・・。指示を出して戻ると診察が終わっていました。「足首の関節が硬い」という診断結果。骨には全く異常はないということです。直接話を聞こうと思っていたのですがタイミングを逃しました。あれだけ待ったのに・・・。一応痛み止めをもらって飲むことにしました。これだけでも十分対応できるはずですから。

練習は脚運びを繰り返しスタートへ。この辺りからすでにバタバタし始めたので結局ほとんど練習は見れていません。動きのポイントになる部分は指示をして見ていきましたが、短時間ではなかなか思うようにいきませんね。付きっきりで見ていければ違うのでしょうが時間的に厳しい。技術的な部分は時間と労力がかかります。何もしなくてもできる者もいますが、そう簡単にはいきません。もう少し見ることができればなとは思うのですが・・・。技術的なことをやるときにはもうちょっと付きっきりでできると良いですね。難しいですが。インターハイ選手も痛み止めを飲みながら練習を始めると問題なく走ることができました。安心感もあったのだと思います。これくらいの練習がきちんと積めないと戦えません。先日のスタート練習での課題を少しずつ修正できるようになってきました。他の者はひたすらスタートから20~30mの動きを繰り返していました。お互いに見ながらやっていくことも大切です。最後は任せて保護者会へ。

保護者会色々あって8時前までかかりました。ぐったり。力尽きて帰宅すると携帯に不在着信が多数。間違いなく・・・と思いましたが一応電話してみると「美味しいものを食べている(笑)」という電話でした。うらやましい・・・。一方的に話をされて終了(笑)。仕方ないので一人で飲んですぐに就寝。疲れ果てているのであっという間に寝てしまいます。あと数日乗り切ります。
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もっとやろうと思っていたのですが・・・

2011-07-27 | 陸上競技
火曜日、練習の初めに「義務」と「権利」の話をしました。誰か一人が特別なわけではありませんからきちんと話はしていかないといけません。話をした後に通常通り練習を始めました。少しくらいは集中度が上がったでしょうか。こういう時はある程度やっていけるのですがこれが継続するかどうかです。

サーキットをやった後はもう一度動きの確認をしました。先日の合宿で動きを見ていてうちの選手に足りない部分を導入しました。基本的な動きは全く変わりません。意識的にもう少し先までという部分を入れました。「あと少し」というのが実は大きな「差」になると思います。重心の移動距離が少ない中では意識するポイントが違ってくると思います。見た目の動きと実際の感覚は違うからです。バイオメカニクス的な判断ではなく「なぜそのような動きをしているのか」「なぜそのような動きになるのか」をきちんと考えていく必要があります。今までの動きの意識でも十分対応できていたと思っていたのですが、「あと少し」の部分を大切にしていきたいなと。見ていると全く違う動きをしている者が数人。うーん、難しいですね。今までやって来た動きもできていなかったですから。
同じ動きを負荷をかけながらやってみました。重心を移動させるためにどうするのかと考えて進む感覚を持ちながら進めないという状態を作り出す。効果があるかどうかは分かりませんが様子を見ていきたいと思います。夏休みのように時間があるからできることです。通常の練習の中ではできません。

少し走ってみたのですが全く身体が動きません。キレがないのでこの状況で走ってもほとんど効果はないだろうなと思い数本で諦めました。動かないときに動かすというのも必要な練習だと思いますが、今は感覚的に良くないなと判断しました。合宿の疲れは少なからず残っているのだと思います。少し疲労を抜くことも必要だと。
諦めて外補強をやって終了。これにメディ投げを加えました。最低限やっておかないといけないことはやらないといけません。インターハイ選手も疲れと足首の痛みのためこの時点で中止して治療に。疲れを残すのも避けなければいけませんし、痛みで練習ができないというのも避けないといけません。この時期に怪我をしてしまうとせっかくのインターハイが台無しになってしまいますから。身体の柔軟性が低いのでそれも負担の原因になっていると思います。継続的に身体を緩めていかないといけません。

この辺りで私は保護者会へ。12時ですから。キャプテンから申し出があり練習終了後、選手でミーティングを行ったようです。もう一度自分達で考えないといけません。他の誰かの問題ではなく自分自身の問題なのですから。こうやって本気で考えることができるようになると変わってきます。参加して聞いているだけではダメ。成長しません。

どれだけ伝わっているか。自分のこととして捉えているか。ここが大きな「差」になります。繰り返し繰り返し言っていくしかないと思います。大変ですが・・・。
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