kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

誰のために

2009-10-31 | 陸上競技
blogを書いてどれくらいになるでしょうか。もう5年以上書いている気がします誰のために書いているのかといえば自分のためです。自分の考えをまとめるために日々このblogを利用していると思っています。時にはメッセージ性が強いモノになることもありますが、そこに関しても自分で意識している部分です。

別に私が書くblogが誰かに影響を与えるかどうかは分かりません。自分がやっていることが他者に影響を与えることが出来るのか?意味がないモノだといえば意味がないかもしれません。こうやって書く事は自己満足かもしれませんし、他者から批判される部分かもしれません。それでも書き続けていきたいと思います。
無駄だと思えば止めます。これまで何度か他者を批難する、見下すblogを見て書くのを止めようと思った事があります。他者を嫌な気持ちにさせるような内容は良くないと思ったからです。私も選手に対して書く内容も他者批判ととらえられるかもしれませんし、傷つけるかもしれません。どれだけの信頼関係があり、相手に何を伝えたいかが本当に分かってもらえるかどうかだと思っています。

blogは使い方によってはチーム作りにも役立つと思っています。私がやろうとしている事を選手に伝えるツールとしても効果があると思います。私が話をする内容をblogにも書きますから、それを見て本当に伝えたいものが何かを考えてもらえると違うと思っています。別にアクセス数を増やそうとは思っていません。だから工夫もしていません(笑)。いつの間にか人伝にURLが知られている可能性がありますが特に気にしていません(笑)。思ったことを書きます(もちろん、書いて良いこと悪いことは判断しているつもりです)。これからも自分のスタイルでやっていきたいと思っています。

たまたまblogに関しての話しになったので、それに関して感じたこと思ったことを書きました。意味があるかどうか?分かりませんが(笑)。
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今後の課題

2009-10-31 | 陸上競技
駅伝があるのでガンガン走ることはできませんが、出来ることだけはやろうと考えていました。この夏に入る位から意識するポイントを「軸作り」と「脚運び」に置いていました。距離がどうであろうと基本的な部分は絶対に変わらないと考えています。

中国大会で完全に力負けしました。少し何とかした位では絶対に勝負できない差がありました。これまでに比べるとかなりレースに参加できたと思いますが、あくまでも第2集団での戦いでした…。負けを認めてどうするかという部分をしっかりと考えました。そこで出てきたのが先ほど書いた「軸作り」と「脚運び」の部分です。

マイルで戦っていくためには4継のスピードが必要となる。インターハイに向かうためには絶対スピードが明らかに足りないのです。脚運びに関してはこれまでかなり意識してきましたが、足りない動きがあったのでそこをひたすらやりました。夏からの2ヶ月である程度改善されてきたと思いますから、ここは冬期で徹底してやっていきたいと思っています。misatoが58秒を出してくれた事でかなり時間をかけてやってきた事があるていど形になり、やるべきことが見えてきた感じがあります。

さらに意識したのは軸作りです。これに関してはかなり思うことがあります。難しい事はできませんし、意識できない部分がありますがポイントとなる気がしています。某有名大学で「白樺のポーズ」というのが導入され、一気に陸上会に広まりました。今でもその動きをやっている所を見かけます。本当にやるべきこととは少し離れた所にある気がしています。その動きをしたら良いという部分が先走って本当の意味がなくなっている気がします。「骨盤の傾き」「骨盤を起こす」という言葉だけが先走っている。そんな気がしています。

私には分からない部分なので骨盤に関してはあまり話をしません。指導する私が分かっていないのに選手に伝えても分かりませんからね。で、軸作りの話しになるのですが、夏の初めに色々と物を使って身体の軸を意識させる動きをしました。意識できないなら強制的に身体のラインを作りたいと思ったので。スピードを上げるためには地面から反発をきちんともらえる姿勢を作らなければいけない。そのための軸作りです。

木曜日、駅伝に向けて、冬期練習に向けてもう一度「軸作り」と「脚運び」の練習をしました。長距離には関係ないと思われるかもしれませんが、基本的なモノは共通していると考えています。距離は違っても同じものがあります。身体を運ぶというのは変わりはないですから。軸作りをするためには体幹部の強化が必要です。と、思っています(笑)。やるべき動きをするためには必要なモノがありますから。

他校の長距離選手のジョグを見てさらにその想いは強くなりました。ジョグを大事にする云々ではなく根本的な身体の使い方だと思います。意識できていないから意識できる状態を作る、無意識に使えるようにする。ここがこの冬の課題だと思っています。

「陸上をやりたい」ではなく「陸上を本気でやりたい」と思っている選手と一緒に進みたいと思っています。「やりたい」という位の意識レベルではそれなりにしか強くなりません。高校ではその「差」が明らかになりまし。やるだけなら誰でもできますから。「本気でやりたい」選手のためにしっかりと考えていきたいですね。「やりたい」だけの選手、伸びるのは難しいと思います。今後考えていかなければいけないですね。
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駅伝に向けての練習

2009-10-30 | 陸上競技
4月末くらいに3年生が秋まで競技を続けると決まったときに、県駅伝への参加を決めました。昨年は長距離の女子がいて、駅伝に参加するために人数が足りないので短距離からも出場するという形でしたが、今回は全て短距離(笑)。

県体が終わって1週間でどうこうできるわけではありませんからとりあえず普通の流れでいきました。火曜日は少し気分転換のためにジョグ以前からそれなりにジョグはやっていますから問題はありません。
水曜日は刺激を入れるのですが、今さらペース走とか2000mをやっても絶対に関係ないので150mを使って追い込みました(笑)。絶対に正しくない調整法だと思います。それでも他の練習ではなく150mを走らせた事に意味があると思います。自分達のやってきた事を信じて進んでいくほうが絶対に効果があります。長い距離に効果はないかもしれませんが(笑)。

今回の駅伝、駅伝だとは考えていません。リレーの延長だと思っています。4継やマイル、走る距離は違いますが繋ぐものは同じだと考えています。駅伝だからといってうちのチームが繋いでいくものは変わらないと思っています。短距離が遊び半分ででるわけではありません。やるからには真剣です。
どれだけのチームが「駅伝だけに賭ける」と思っているかはわかりません。チームの「心」と「想い」をつないでいくという意味ではうちの女子はかなりの意識があります。チームとしての戦いであれば最大限の力が発揮できると考えています。もちろん、気持ちだけで戦えるわけではありません。簡単ではないし甘くないのはわかっています。それでも挑戦するだけの意味はある。

1区に前キャプテンなshima、アンカーに現キャプテンのyukaを配置します。多くの想いをつないでいくことでチームとして更に成長をしていける。そのための駅伝、リレーです。他のチームとは違う位置付けだと思います。県体と駅伝を使ってチームの「心」を1つにしていきたいと思います。
3年生から下級生へ。きちんと繋いでいきたいと思います。
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覚悟の違い

2009-10-29 | 陸上競技
県体終了後から冬期に移行するための練習に入りました。まだ駅伝がありますから完全移行ではありませんが、駅伝のための特別練習はしませんから身体作りをしています。

火曜日からサーキットの時間を少し長くしました。まだ1セットのみですが、これまでシーズン中だったので少しだけ時間を短くしていました。それだけでかなり負荷が違うようです。「覚悟」を持って練習に臨むと全員が日誌に書いていましたが、本当かどうかはこの手の練習をすると良くわかります。うちの練習の基本は補強などの自分のためにやる練習がきちんとできるかどうかです。練習を見ていましたが「自分なりの一生懸命」の域から抜け出せません。苦しくなったときにどうしても動きが小さくなりますし、休憩時間が入ります。もちろん普通の選手よりはかなりやっていると思いますが、私が目指すところと比べるとまだまだ不足しているのだけは確かです。

3年生のshimaは駅伝に向けて練習に参加してくれています。この姿から下級生は学ぶことが多いと思っています。自分の目の前にあることに対して常に全力で取り組もうとする姿は気迫があふれています。火曜日のサーキット中にshimaは靴が脱げてしまいました。通常ならその種目はそれで終わりで次の種目に移ります。が、彼女は違いました。次の種目に移るRestの時間を不足した種目の時間に充て休息を取らずに次の種目に入りました。ここが下級生との違いです。何が何でもやってやろうという姿があります。自分がやるべきことを絶対にやり遂げるという姿が私の眼に映りました。ここが1年生と大きな違いです。今までの自分と比べて頑張っている、「自分なりの一生懸命」という部分に満足している間は何も変わらないのです。

これまでも繰り返し話をしてきましたが、「自分なりの一生懸命」では意味がないのです。本当に必要なのは「目標達成のために必要な努力」です。自分が決めた目標に到達するためにはそれなりの努力では足りません。今まで自分がやてきた努力を基準にしても、本当に必要な努力には足りないことが多い。だから強くなれないし、目標に届かない。以前読んだ本に「届かない目標はない。目標に届かないのは、届く前に努力することを諦めてしまうからだ。」という言葉がありました。最大限の努力をする前に諦めてしまうから届かない。絶対に届くかどうかはわかりませんが、それまでの努力を本当にできているかの問題です。

自分が目標とするものに向けてどれだけのことをしないといけないか。ここが分ってくれば人は確実に変わります。3年生、中国大会の準決勝で敗退してから、覚悟が高まりました。自分の納得する形で、自分の目標とするものに向けてやっていく。何が何でもやってやるという気迫が出てきました。だからこそ秋のシーズンの活躍があった。それを目の前で見てきた下級生はその「覚悟」を超えない限り、自分たちの目標とするものには届かないのです。いつまでも3年生の背中を追い続けている場合ではない。今度は自分たちが他者から目標とされ、追われる立場になるのです。人から目標とされるためにはやはり「覚悟」が必要です。だからこそ3年生はこの半年で大きく変わった。今、目の前にいるshimaの姿から何を感じるのか?「3年生を超えたい」と口で言うのは簡単ですが、それをどうすれば実現できるかを各自が考える必要があります。

水曜日の練習前に全員の前で「甘い」と話しました。自分たちがやろうとしていることが「自己満足」で終わってしまうわけにはいかないからです。「頑張っている自分」に酔っている暇はないのです。中国大会に行くだけであればそれほど難しくないと思っています。今のうちの意識レベルはかなり高いと思っています。失礼だとは思いますがその意識レベルと同じレベルで競技に取り組むことができているチームはそれほど多くないと思っています。中国レベルではかなりありますし、全国レベルでは数限りなくあると思います。県内で何番だとか、中国大会に出場できたというレベルで考えたくはありません。偉そうな言い方だととらえられるかもしれませんが、今のチーム状態でそこで満足している暇はありません。もっともっと上のレベルを見ていかなければいけない。

「中国に行くための努力・取り組み」ではなく、「全国で戦うための努力・取り組み」でなければいけない。そのためには「覚悟」の強さが問われます。自分のためにどこまで真剣になれるか、届かなかった上級生の意識レベルを超えない限りはいつまでたっても「3年生には勝てない」で終わってしまう。インターハイに届かなかった3年生を超えない限りは絶対に届きません。競技力はもちろんですが、そのために必要な「覚悟」が持てるかどうかです。まだまだ足りないと思います。甘い。そのことをミーティングで伝えました。どこまで伝わったか?心が動いたか?ここにかかっています。

いつまで3年生の背中を追うのか?いつ追い越すのか?「勝てない」と思っている間は勝てません。絶対に勝つんだという強い気持ちが必要になります。どれだけ「覚悟」を持てるか?目の前にいるshimaの取り組みをいつ超えるのか?この冬の課題です。本当に強くなりたいなら、インターハイで戦いたいなら誰にも負けない「覚悟」を持て。そこがすべてだと思います。
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次に向けて

2009-10-29 | 陸上競技
ひたすら県体の結果や感じたことを書いていたので全く話が前に進みませんでした(笑)。

県体が終わってから1・2年生のミーティングを実施しました。とはいっても私は参加していないので詳しい内容は分かっていませんが。日誌等を見る限り各自に自覚が芽生えてきたようです。今までは3年生に頼っていた部分がかなりあります。ここの部分をきちんと理解した上でどうしていくが大切です。3年生を越えるためにはそれ以上の覚悟を必要とする。簡単ではありません。でもやるしかない。「3年生を越えたい」というだけなら誰でもできます。そのためにどれだけの覚悟を持ってやっていけるのか?

常に心を動かすチームにしていかなければ成長しません。県体の後に3年生が話したことが心に響いているでしょうか。「全員で中国、女子のマイルでインターハイ」です。託されたモノの重さを感じてもらいたいですね。

女子はもう少しshimaの力を借りていきます。駅伝で上を目指します。周りから見ればまたバカなことをやっていると思われるかもしれませんが、チームを作るためには絶対に必要だと思っています。簡単ではありませんが、本気で中国に行きたいと思っています。長距離選手はいませんが、全国駅伝経験者もいますし、選手のほとんどは中学時代長距離でした。なんとか戦いたいと思っています。甘くないのはわかっています。しかし、全く届かないとは思いません。次に向けてしっかりと進んでいくために駅伝は意味があります。女子はまだまだ強くなれます。しっかりとやりたいですね。

疲れはてていてblogを書けませんでしたが、shimaに厳重注意を受けたのでしっかりと書いていきます(笑)。書きたいことは山ほどあるんですが眠たくて(笑)。書けたらまた書きます(笑)。
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3年生が残してくれたもの~女子総合優勝~

2009-10-28 | 陸上競技
今回の県体、3年生のトラック最後のレースでした。いつかは迎える最後のレース、納得できる形で終えて欲しいと強く思っていました。

今回出場した2・3年生女子は投擲も合わせて全員個人で賞状をもらいました。少人数だからというのもありますが、なかなか出来ることではありません。同じく男子の2・3年生は長距離も合わせて7人中5人が入賞。それぞれが別々のパートで活動していますがきちんと繋がっている事を実感できました。チームとして機能し始めたと思います。
女子はトラック、フィールドともに優勝し総合優勝を飾りました。中学時代の実績はほとんどありません。そんなメンバーが集まって最大限の努力をすることで誰もができるわけではない総合優勝をするという事に大きな意味があると思います。この時期までモチベーションを維持し続けてきてくれた3年生には頭が下がります。

唯一男子で最後まで競技を続けたarima、春まではポールの選手でした。一段落ついた後は100mにチャレンジしてみたいとそれだけに専念してきました。4ヶ月の間に100mの記録を11秒25まで縮め、決勝に残れるレベルまできました。これまで故障が多く思うように練習が積めない日々が続いていましたが、最後に4継とマイルのアンカーを務め、下級生に来年への希望の光を与えてくれました。様々な場面で苦しんできたarimaが「リレーの楽しさがあらためて分かった」と言ってくれたのが嬉しいですね。

今のチーム、キャプテンのshimaが作ってきました。純粋に強くなりたいと願い、決して手を抜かない。駄目なモノは駄目だときちんと伝え、自分達でミーティングをする。一切の妥協を許さない姿勢はチームを大きく成長させてくれました。一生懸命になりすぎてやり過ぎてしまう事もありましたが、400mに出場出来なくてもマイルメンバーに入れなくても絶対に諦めない姿勢が周りに与える影響は大きかったと思います。
キャプテンを任せたときに「取り組む姿勢でチームを引っ張れ」と伝えました。つまり、「心」でチームを作れという事です。それをひたすらやり続けてくれたshimaの存在、伝統を作るためには大きいと思います。最後の800mの意地の走りをしっかりと目に焼き付けておきたいですね。

misato、チーム内で1番力がありインターハイが狙える力が十分にありました。が、相次ぐ故障で思うように走れませんでした。春先、全く走れなくなりそれでも決して諦める事なく前だけを見て進んできました。その姿を下級生が見て、走れなくても「エースはmisato」という雰囲気になっていました。1・2年次は甘さが目立ちましたが、あるきっかけから別人のように「心」が強くなりました。書き切れない位の苦しさがあったと思いますが、最後にきちんと力を出してくれたのは大きいと思います。

3年生それぞれについて書くとそれだけで膨大な量になるのでこれはまた機会があればということで(笑)。3年生がチームを作ってくれました。これを引き継ぎ、届かなかった場所に向けて進みたいと思います。良いチームだと思います。

これでトラックレースは全て終了。次に向けて進みます。
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マイル~3年生からの課題~

2009-10-27 | 陸上競技
今回の女子マイル、どう考えても4分切りが出来る状態でした。2人が58秒台、400mHで65秒7と66秒2ですから。3年生最後のレース、アンカーにmisatoを置くという普段とは全く違う状態。この時、私もかなり「行ける」と思っていましたし、3年生最後のレースというのもあって普段とは違う声かけをしてしまいました。「想いを背負って走る」事について話をしました。これが最大のミスだったと思います。

実際のレース、1走から3走まで気持ちが入りすぎて完全に自分をコントロールすることが出来ませんでした。絶対にやってやるという気持ちが強すぎて最初からガチガチで飛ばし過ぎる。だから後半の失速が激しく全く自分の走りが出来ない。アンカーのmisatoに渡った時は3分03秒前後…。4分切りどころか4分00秒7の大会記録すら怪しくなってきました。
しかし、ここからmisatoの強さを見せ付けられました。前には誰もいませんでしたが、前だけを見て走り続けました。諦めかけていた大会記録を0.2秒更新して4分00秒56でフィニッシュ。misatoの精神的な強さと冷静さにかなり助けられた感じがあります。これまで「アンカーを任せる」と言い続けて、チーム事情により走らせることができなかった。かなりの「想い」はあったはずです。その中でもこれだけ自分の走りが出来るというのは…。

本人に後で話を聞いたら「アンカーだから『冷静に熱くなる』事を考えて走った」と言っていました。これまでずっとmisatoに言い続けていたことです。勝負がかかった場面ほど冷静さがないと自分の力が発揮できないというのを改めて選手から教わりました。私が狙って狙って話をすればするほど選手が力を発揮できない状態になる。改めて痛感しました。
冬期に入った時、師事している方から「冷静になること」についてかなりアドバイスをもらっていました。分かったつもりで冬期を過ごしていましたが、今考えると「行ける」「狙う」という気持ちが強くなりすぎていたと思います。
ギリギリのラインでやっていたのは間違いありません。しかし、思い入れが強くなればなるほど細かい部分のコントロールが出来なくなってしまう。だから紙一重の所で故障を招く…。痛烈に感じました。

3年生が秋まで競技を続けてくれ、私や下級生に大きな課題に気付かせてくれました。来年、勝負がかかった場面で気付くのでは明らかに遅すぎる。痛い目に会わなければ分からない部分だと思います。3年生から最後の最後に教わった気がします。与えられた課題をどう克服するかが今後の戦いを決めていく事だけは確かです。大きな財産だと思いますね。

うちのメンバー、信頼できるアンカーとは何かが分かったと思います。「力」で示す事を求めて来て、それを実際に見た選手達は勝ち負けや記録という部分以外の大きなモノを手にしたと思います。初めての4分切りは来年に持ち越しになりました。やるべき事はたくさんあります。引き継ぐという本当の意味を各自が理解してもらえたらと思います。貴重なレースだったと思います。
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800mに想う

2009-10-27 | 陸上競技
今回の県体、総合優勝を狙っていました。3年生の最後のトラックレースですし、チャンスだと思っていたので。加えて400mと400mHに選手が多いのでこの種目にはエントリーが難しくなります。したがって800mにも出場しました。いきなりではなく、適性があるyukaとshimaの新旧キャプテンの2人をエントリーしました。yukaは地区新人で、shimaは春先に実際に800mに出場していましたから何とかなるだろうという感じでした。

目標は大きくワンツーフィニッシュ。800mに取り組んでいる選手には申し訳ない気持ちもありますが、以前より師事している方から「800mまで対応できる練習」だと言われていたので走れるのではないかと考えていました。周りは「得点が取れたら」と言われていましたが、狙いは上位独占(笑)。どれくらいのタイムで通過したらいいのかもわかりませんでしたが(笑)。

レースは2人が別の組に入っていました。経験が少ないので出来るだけ強い選手と一緒に走ることを希望していましたが、shimaは2組目。持ちタイム的に仕方ないですが。

yukaは1組目、県新人で決勝に残っているような選手がたくさんいる状況だったのでしが、誰も引っ張ってくれないのでひたすら我慢の走り。最初の1周が71秒かかりました。400mを61秒で走るのでかなり抑えていかなければいけない状態です。逆に苦しいのではないかという感じですね。ラスト200mの辺りから2人に絞られてマッチレース。やはり相手は経験者、なかなか譲ってくれません。最後まで競り合って少し届かず2位。2分22秒17の大幅自己ベスト。中学時代は2分30秒が切れなかったという話ですからかなりのタイムです。レース終了した瞬間に笑顔で「負けた~」と言っていましたから、まだまだ力を全て使い切った感じはないのでしょう。

2組目はshima。こちらはタイムを持っている選手があまりいないのでペースを作れません。それでも1周目は70秒。1組目より少しだけ速い。その後shimaが先頭に立ちかけた所で他の選手がスパート(?)で前に。が、200mで大幅スピードダウンでshimaと接触しそうになりました。何とかこけずにすんだのでそこからスパート。後続を引き離し、2分24秒97でフィニッシュ。全体の3番目でした。この辺りの強さがshimaにはあります。最後のトラックレースで想いの強さを示してくれました。

800mのタイム、はっきり分かっていませんでしたが、かなり良いタイムでした。2分22秒は今年の県内ランキングでも上位に入ります。適性はかなりあると思います。今の練習パターンを変えていくつもりは全くありませんが、実はインターハイが狙える位置にいるのではないかと思っています。たくさんの経験を積ませてていないながらもこれくらいのタイムが出せるというのは面白いですね。今まで通りの流れで800も視野に入れる。そんな練習で3本持つのか?と言われそうですがなんとかなるような気がしています(笑)。根拠は全くありませんが(笑)。

狙っていたロングスプリント3つ(800mも含む(笑))でのワンツーフィニッシュはあと一歩で出来ませんでしたが、個人種目としては過去最高のレベルでした。これだけのメンバーがそろってのマイルですから、行けると思ったのですが…。これに関してはまた書きます(笑)。
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ハイレベルの女子400mH

2009-10-27 | 陸上競技
女子400mHでは県新人で念願のワンツーフィニッシュを果たしていますし、2人とも中国新人の決勝に残っていますから今回も普通に走れれば上位は間違いありませんでした。

しかし、朝のアップの時点でかなり行動が遅いのが気になりました。試合会場での無駄話が増えているのが許せませんでした。集中の問題です。限られた時間の中でのアップにも関わらず、他校の選手と話をしている姿を見て若干キレました。勘違いしているという事はないと思いますが、まだまだ甘いですね。雰囲気に流されている感じがありました。
同じ時間帯にアップをしていたmisatoやyukaは自分の事だけに集中して取り組んでいました。大きな差だと思います。「賭ける」という姿勢を学ぶべきです。

朝の段階ではまだ肌寒い感じだったのでしっかりと身体を温めていかなけば動きません。案の定、mikiは足が合わず練習になりません。トータルでの歩数が増えますからタイムにも影響します。仕方なくレースパターンを変えました。akaneは叱られ慣れていますからそこからの行動は早かった。できるなら最初からやるべきです。もったいない。

実際のレースは暖かくなったので問題なく走れます。そこをきちんと見越してレース展開を決めておかなければいけません。mikiは1台目までスピードに乗り切らず、akaneに先行されました。レースの半分以上を逆足で越えるような失敗レースでした。後半は大失速。
逆にakaneは前半からスムーズに走れました。中国新人の決勝でぶちキレられていますから、しっかりと出来なければいけません。最後はmikiを追い込みました。冷静に走れればかなり走れます。安定しなれば上では戦えません。前半は17歩でかなり押していきました。それが結果につながっているのだと思います。2人とも精神的な安定が生まれてくるとさらに強くなります。

結果はmikiが65秒77、akaneは66秒22の大幅自己ベスト更新です。2人とも良いタイムです。来年のインターハイが十分狙える位置にいます。中国の上位と十分渡り合える力はありますね。しかし、「油断」というか「甘さ」があります。この冬で意識レベルをさらに上げていく必要があります。お友達意識が強い。アップ中に他校の選手と話をする姿、ここに現れています。優先事項を判断できる能力がまだ足りません。

先日、関東の高校の話を聞きましたが、他校の選手と話をする、連絡を取る事を一切禁じている所もあるようです。そこまでやる必要があるかはわかりませんが、競技に関わる部分ではもっと自分に集中するべきです。

来年は更に熾烈な上位争いになると思います。できれば表彰台争いを64秒切りでしたい。そのレベルでないとインターハイには届きませんからね。2大会連続のワンツーフィニッシュですし、これで400m系は完全制覇でした。力はついています。
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男子100mと男女4継

2009-10-26 | 陸上競技
男子の100mには3年生のarimaと2年生のotaniが出場しました。2人とも田島で決勝に残っていました。2年生に関しては全体的に練習が積めていません。県新人から試合続きですから、思い切り貯金を作る時期がありませんでした。テスト週間もありましたから仕方ない部分があります。

予選のレースは2人共前半からスムーズに走れてarimaが11秒34、otaniが11秒42でそれぞれ組のトップで入りました。otaniの走りにはまだま改善の余地があります。無風で11秒1~2が出せるようにならなければ中国レベルには届きません。とはいえ一応ベスト更新なんですが…。
arimaはセカンドベスト。先日は追風1m以上の風で11秒25ですからほぼ同じくらいで走れています。本当に力がついてきました。が、予選で足首を痛めてしまったようで決勝の前にはテーピングで固定しました。本当に気休め程度だと思いますが…。

決勝に2人が残ったというのはやはり誇らしいですね。うちは女子ロングスプリントチームだと思われていますが、最近は男子の短い距離でも結構力を出せるようになってきています。この2人の力が高まってきたことでショートスプリントでも戦える事を示すことができました。

決勝は1度のフライングがありました。arimaがスタブロまで戻って行く姿が痛々しい感じでした。走れるかどうか不安でしたが、2度目はきちんと走れました。レースはトップが10秒7でうちの2人は流れに少し遅れて7、8位でフィニッシュ。otaniは11秒41のベスト更新(笑)、arimaは精彩を欠き11秒45でした。痛みを我慢していたようですが、本人は「楽しかった」と言っていました。個人の100mで県レベルで決勝に残れたことは大きいですね。

女子4継はマイル中心の練習しか出来ていなかったのでバトンは1回くらいしか出来てません。新人と全く同じメンバーでしたからなんとかなるだろうと(笑)。1走が内側の選手に追い付かれながらも前との差を広げられないままで行きました。2走は前から見ていたので全く分かりませんでしたが、まずまずの位置で3走に渡してくれました。3走がかなり走れていて前との差を詰めてアンカーへ。ここで何かが起きたらしくスピードが鈍りました。バトンミスかと思いましたが、なんとか走れたようで3位でフィニッシュ。タイムも51秒12のチームベスト。3~4走でもたつきましたから来年の50秒切りも視野に入ってきます。マイルで戦うためにはもっとスピードが必要になります。最低でも50秒切りの力が必要です。簡単ではありませんが、可能性はあると思います。
3走と4走の所、あとで確認すると優勝候補のチームと接触してしまったようです。どういう状態だったのかはわかりませんが、今後はこのような事がないようにきちんとしたレースをしていかなければいけません。

男子4継はアンカーにarimaを使いました。3年生の力を借りてでも43秒台に入っておきたかったので。2人100mで決勝に残っていますし、1走は400mHで中国新人に行っています。戦える状態だと思っています。流れとしてはかなり良く組のトップで43秒6でフィニッシュしました。大幅ベスト更新です。来年は新チームでこのレベルで戦いたいですね。やればできるという事がこのレースで実感できたというのは大きい。リレーに対する思い入れが選手の中に生まれて来たと思います。

4継で戦えた事でショートスプリントでの可能性を感じました。順位云々ではなくタイムが良かったですからここが大きいですね。手応えを感じることができたレースでした。
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