kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

坂道で走る

2019-08-31 | 陸上競技

金曜日。この日も天気は微妙。朝の段階ではかなり雨が降っていました。グランドは前日よりはましですが走ったりできる状況ではない。そのため練習場所を山にしました。記憶にないですが前回山に行ったのは12月初旬だったと思います。距離的にはそれほどではないのですがやはり移動時間がもったいない。とはいえ背に腹は代えられず。

 

雨上がりなので蚊に刺される危険性が高いと感じていました。長距離は普段から山に行っています。そのときに虫除けスプレーをひたすら使っていると聞いていました。今回はかなり危険。前日事故渋滞で2時間身動きがとれなくなり待ちきれずに実家に戻って止まることになりました。服がなくて奇跡的にノースリーブと短いズボンのみ。「刺してください」と言わんばかりの衣服走でした。コンビニで虫除けスプレーと虫除けリングを購入。全身にスプレーをして手首と足首に虫除けリングを装着。身を守りました。

 

 

練習はできる限りのことを。バランス系をやってから坂を使ってのもも上げ。重力に負けて進みにくくなるので何度か繰り返しながら。膝から下をしっかりと前まで引き出す。振り出すのではなく引き出す。ここが重要です。身体を進めるために坂道で片足スキップ。さらにスイッチング&スキップを。前に進むためにどうするかだけを考えています。普段よりも本数を多くして実施しました。

 

 

 

そのまま坂道走を。距離が微妙でしたが105m☓2-80m☓2-60m☓2を。ある程度の傾斜があるのできついと思います。それでも走れるというだけでずいぶん違います。蒸し暑さもありかなりきつかったようですが。合宿の疲れはすでに抜けている感じがあります。とはいえ2日間走っていないので難しい部分があったかなと思います。1セット走って10分程度休んで105m-80m-60mを1本ずつ走って終了。量的にはそれほどではないかなという感じです。

 

そこから学校に戻ってシャフトトレーニング。合宿の時にトレーニングがほぼできていないのでここでしっかりと補っておきたい。股関節強化サーキットをやろうかと思っていましたが坂道のダメージがあるようだったのでここは省略。DM∞をやってから平地で簡単なドリル。台ドロップ系とスイッチング&スキップで終了としました。

 

疲労を抜きながらしっかりと練習をしていきたいと思います。天気がどうなるか分からない状況なのでできるときにしっかりとやっておきたいなと。何人かは亜k値上がりたいという気持ちが強くなっていました。変化がない者もいます。こちらも辛抱です。

とりあえず記録しておきます。毎日少しだけでも時間を作って更新しておかなければ・・・。

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ミーティングから感じる部分

2019-08-30 | 陸上競技

合宿終了後、案の定私が体調不良に。風邪を引きました。雨の中で身体を動かさずに指導だけしていたので・・・。そのため水曜日は夏季厚生休暇を取って身体を休めました。バタバタで思うように休めていないのもあったので。

 

木曜日、朝から健康診断の不足分を補うために近隣の学校へ。胃検診をしました。毎回ですがなかなか・・・。

 

7時30分くらいから実施してもらったので練習時間には間に合いました。この日は予告していたとおりにミーティング。指示を出して少し離れましたがあまり進んでいないようでした。こういう部分で自主的に動けるようになるかは大きいのですが。まだまだリーダーが存在しない感じがあります。私が主導権を握ってやっていくのは簡単です。しかし、競技場面ではそうはいきません。自分たちで行動を起こす必要がある。ここができるかどうか。甘いですがグループに分かれてやるように伝えました。

 

その様子を見ていると書いてきた日誌をひたすら読むだけ。意見をまとめるという感じにはなりません。書いていることを読むだけでは本当に意見の積み重ねをすることはできない。ほとんどの者が「受け身」になっている感じがありました。この部分をどう変えていくか。3つのグループに分かれて話し合いをさせて代表者が前で話をするようにしました。ここも自信を持って前を向いて話をすることができない。とにかく色々なことをやりながら成長を促す必要があるなと感じました。

 

3つのグループとも同じような話。「前に出て引っ張れなかった」「声が出なかった」という感じでした。女子は「準部などを率先してできた」「他校の選手に教えることができた」と言っていますが男子は「できなかった」という部分が多い。こういう部分の振り返りも自分たちのこととして捉えられるかどうかだと思います。

 

あまりにも同じ話ばかりだったのでToに代表して「それ以外の話をするように」と伝えました。すると「去年合宿が終わってミーティングをしたときに今回と同じ反省が出ていた。また同じことを言っているというのは2年生がきちんとやっていないからではないか」と。自分自身も含めて「できていない」ということだと思います。昨年と同じ反省を言っていると成長がないということ。それがどれだけ分かっているのか。変わるチャンスは何度もあった。それが変わりきれない。

 

まさにその部分だと思ってそこからは私が話をすることに。前に出て気づいたことが。女子は全員筆記用具を持っていますが、男子は1人だけ。ここに差が出ているというのが明らかです。ミーティングの場に「座っておくだけ」で何か身につくのか。ミーティングで各自が話した内容をまとめようと思えばノートに書き留める必要が出てきます。また、私が話をする内容を記録しておこうと思えばそれなりに「書く」という行為が生まれるはずです。この時点での「差」が分かってくれるかどうか。「一生懸命やっています」と言われてもこういう部分で「差」を感じてしまう。明確な「差」だと思います。

 

感じたことを話しました。「技術」と「取り組み」について。結局は「技術」が身につくかどうかは「取り組みの姿勢」と「考え方」に左右される。受け身の姿勢で何をしてもやはり技術は身につかない。そこに加えて練習の「量」と「質」に関する話を。うちは「量」はそれほど多くないと思っています。ある学校では200mを10本走るというようなメニューがあると聞きました。走ることに意味がないとは言いませんがもっと効率の良い練習があるのではないか。走り込みだけで走りを作るというのは私はしていません。

 

「量」をこなす練習をする。その選手がこういう機会に「技術」的な要素を学ぶ。それによりあっという間に力が上がります。これまで何度か様々な合宿をしてきましたがそんな選手が何人もいました。500m+300mを走るようなチームもある。その選手が「走りのポイント」を知って意識して練習をすることで学校での練習が劇的に変わる。

 

200mを10本走るという例をもう少し説明しました。10本走れるような練習をしているのです。力をセーブしていかなければ10本は走れないと思います。そうであれば100の力を10本に均等に分けることになるのか、最後の数本だけ力を出すのか。どちらにしても10本走らないと追い込めないという感覚になります。社会人選手やトップ選手は少ない本数で追い込むことができます。1本の質が高いからです。しっかりと「やるべきこと」をやるので10本も必要ないのです。

 

高校生は出力が上がりません。やるべき動きができなかったり走りの中で力を出し切れないからです。接地の瞬間に力を入れる、最大スピードを出し続けることができればそれほどの本数は走れないと思います。本当は本数を多く走って追い込むというのは必要ないのではないかと思っています。結局「練習での強さ」というのは練習で何本も走れるという強さでしかない。実際のレースは「1本」です。その「1本」でどれだけ出力を高めて走れるかどうか。そこが分かるかどうかです。

 

高校生はある程度の本数が走れる必要があると思っています。400m選手は1日に3本400を走ります。さらにリレーもあるので5本は走る。100m選手であっても4継の決勝があってそこから100mの予選が始まります。決勝で力を発揮しようと思えば4本目の100mでベストパフォーマンスを発揮する必要がある。ある程度の「体力」が必要になる。体力というよりは「正確な動きの継続」かもしれません。

 

今回の合宿、走り込みはそれほど多くありませんでした。定期的に「精神的な限界を超える」という意味で走り込みは必要だと思います。しかし、日常的に本数を多く走る練習は今の私は考えていません。練習の意味を理解して1本1本の質を高めていければ速くなれると思っているからです。が、練習の内容をきちんと理解せずにやっていたらどうか。質も低ければ量もない。この状況で結果が出るほど甘くないと思います。そうであれば質を低くしてひたすら走る方が良い。

 

実際問題、試合でも合同練習でもうちの男子は「弱さ」が目立ちます。走力がないというだけではない。質も量もない練習をしている間は絶対に強くならないと思います。それが「筆記用具がない」という部分に現れる。その場面で何wかを学ぼうと思えば行動自体が変わります。話をした内容がどれだけ残るのか。後日日誌を見ると一人だけメモした内容を他の者が書き写していました。そこに意味があるか。

 

与えることはできます。それが自分の身になるかどうかは別問題だなと感じています。出力を高めて1回でしっかりと力を出せるというのがこれからの課題だと思います。このような話をしても伝わるかどうかは別です。何度もこの手の話はしてきました。繰り返すというのは「取り組み」の部分に課題があるのかなと思います。

 

意欲が高い者に合わせて進めていこうと思っています。批判されるかもしれませんがそれが「本当の意味での平等」だと思います。合宿中、女子は何度か直接私のところに動きについて聞きに来ました。「今のどうでしたか?」「膝の引き出しできていましたか?」と。こうやって言われればこちらも意識して見ます。90人近くいる場合は特にこういう部分が必要になると思います。今後は合宿等で他の指導者にも見てもらってアドバイスを受けるように話をしています。それが自分にとってプラスになるのだから。

 

長くなりました。きちんと振り返りはしています。それがどれだけ残っていくか。そこに尽きます。

 

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夏季強化合宿5

2019-08-30 | 陸上競技

続き。というかすでに時間が経過しているのでこちらの記憶も曖昧ですが。

 

前の記事に書いたように2日目の午後は私は別メニューでハードル指導。選抜でのハードルに向けて。後日談ですが選別での110mHは「ミドルハードル」で実施されるとのこと。ユースハードルかと思っていたのでその高さで練習をしていました。110mHへの参加条件が「100m」と「走幅跳」の記録が基準になっていました。タレント発掘という名目があるのだと思うのですがここに意味があるのか・・・。不明です。

 

このハードル練習をしている間、ond高校の選手がひたすら円盤投げのターンをしていました。直線で150m以上ある距離を回りながら進んでいました。股関節に痛みがあるから走るメニューを抜けて別メニューでということでした。走れないからやれることをやる。メインは円盤投げの選手です。3~4本分はやっていたと思います。何回回ったのか・・・。こういう姿勢がある選手は伸びますね。

 

この合宿中に目立ったのがond高校の選手の積極性です。すぐにうちの選手を捕まえて技術的なことを質問していました。こういう部分があるから強くなるのだと思います。この春の段階で女子の4継は上位に入っています。2年生チームでうちよりは1秒速い。県新人では間違いなくライバルになると思います。それでもこういう意欲の高い選手に対してはこちらもきちんとした指導をしたい。

 

大部分の選手が坂道走をしているのでkrkと一緒にそちらへ。私たちが到着したときにはすでに2セット目が終わりかけていました。距離は正確に聞いていませんが80-100-150-200-230だったでしょうか。下り坂も含めて実施していたということなのでかなり走っていたと思います。2セット目はピラミッド形式で少しずつ距離が減っていく形だったとか。距離というよりは「しっかりと走る」ということが午後のテーマです。技術的な部分が意識できれば良いかなという感じです。

 

うちの選手が走っていました。女子は一人体調が悪くなったようで練習から外れていました。それ以外の選手は集団の先頭で走っている。参加者の競技力から考えればある程度当然かもしれません。スピードを緩めようと思えばそれができる。ここに関しては支部新人のマイルの時に話をしていました。持つかどうかではなく「行けるとことまで行く」という感覚です。先のことを考えて質を下げて「走りきること」を目標にする意味はありません。女子に関してはこういう部分は大きく成長してきたかなと思います。

 

男子はかなり微妙。見ていると集団の後ろの方で走っています。400選手のhysは集団の先頭と競おうという姿勢はありました。が、1年生男子は・・・。あまりにもマイペースで走っているので指摘すると次の1本は先頭を走ります。次の一本はまた一番後ろ。この繰り返しでした。これでは練習の意味がありません。何度も話をしていますがこちらの話を真剣に受け止める感じが少ない。練習態度、指導以外の時の態度についても指摘を受けました。これは厳しいなという感じがあります。

 

今回の合宿では私が練習を進めていきました。うちの選手にとってはやりなれた部分がある。しかし、男子は他校の選手に正確に指導することができない。力的に負けているのはある。しかし、だからといってポイントを伝えられないのは別問題です。ここからも「普段やっている練習に対する理解」が分かります。普段細かい指導を受ける機会がない選手は大勢います。うちは細かい部分をかなりやります。「競技者」であれば自分が本当にやるべきことに気づいてもらいたいなと。

 

何度も書いています。目の前においしい料理が並んでいてもお腹が空いていなければ「食べよう」とは思いません。技術的に改善して速くなろうという「欲求」がなければ技術練習をしてもトレーニングをしても効果は出ないと思っています。元々競技をやっていなかった者に対して「速くなるための練習をする」というのを求めるのは難しいのかもしれません。それでも今回の合宿がプラスになるのではないかと考えていました。本質的な変化を生み出すためには時間とエネルギーがかかる気はします。本当にそれをやる必要があるのかどうかは分かりませんが。

 

今回の合宿、最初にも書きましたが「生活指導はしない」と伝えていました。技術指導をする際に後ろの方で聞いていない、見ていないという者に対してこちらがどれだけ提供するか。本当に競技力を上げたいと思えば自ずと行動が変わると思っています。それができない間は本当の意味での競技力向上はないと思います。「速くなりたい」「勝負をしたい」という気持ちが出てくるかどうか。それでも「そこで見ていて分かる?」「話聞こえる?」という投げかけはしました。キッカケを与えるのも我々の役割だと思います。その価値が分かるかどうかは「本人次第」かなと。

 

色々な場面で指導させてもらえています。ありがたいことです。その中で動きに対する考え方や必要な要素が見えてきます。この数週間でかなり指導をしました。こうやって記録しておくことで役立つ日が来ると思います。見直すかどうかは分かりませんが。批判的に書いているつもりはありません。結局は「どこを目指すのか」だと思っています。しっかりと見極めていきたいと思います。

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夏季強化合宿4

2019-08-29 | 陸上競技
火曜日午後。合宿の最後の練習。ここからはhys先生と交替してしっかりと走り込みをすることに。これまでの3回分の練習ではほとんど走っていません。基礎的なことも必要だと思いますがやはり走練習も必要。

私はkrkのショートハードルのための練習を。週末に選抜があるのでそこに向けての準備。参加標準が14秒50。ギリギリ突破してています。これまでのレースは追い風参考か向かい風が強いというレースしかしていません。日本ジュニアに出場するためには上位40人に入らないといけないとのこと。現時点では一番下の記録ということになります。

インターハイで入賞していますがそこは全く考慮されず。選抜で6番以内に入れば出場権を得られると。いやいや(笑)。限られた時間の中でどうするかという感じでした。

これまでkrkに関してはショートハードルの指導はほとんどしていません。レースの時の振り返りはしていますが練習でみる機会はほとんどない。インターハイではヨンパで勝負という感じが強かったので。今回は短時間でショートハードルの練習をやることに。

ハードルドリルを少し。抜き足が少し大きくなっている気がしました。そこは話をしながら修正。リード足も含めて「締めて動かす」という感覚を大切にすることに。タンブリングをやってそのままスパイクを履いて走ることに。






アプローチの練習をしっかりとしたいと思っていました。これまでハイハードルでやっていたのがユースハードルになります。低くなる。それによりスピード感が変わってきます。ハードルインターバルの走りが刻むイメージになります。

1台目までのアプローチを。元々1台目までは7歩で入ります。普通は8歩。これはすごい話だと思います。7歩で行っているのは知っていましたが先日いつから7歩にしたのかと聞いてみました。「中学の時から7歩で走ってました」と。いやいや(笑)

ジュニアハードルもユースハードルもハイハードルも1台目までは13m72です。高さは変わりますがハードルインターバルは変わらないのです。それを中学生が7歩とは。もうすごすぎて訳わかりません(笑)。

なかなかイメージしにくいですが1台目まで7歩もいうのはかなりオーバーストライドになります。それで入って1-2台目が3歩。さらにはハードルの高さはユース。全くイメージが違います。1台目のアプローチをする中で色々とやっていきました。身体が起きすぎるのでそこを確認して修正。低いので積極的に1台目に入りたい。身体が起きてしまうと減速してしまうので前傾を保ちながら踏み切れるように。

この手の部分は指摘してイメージをさせると難なくやってくれます。こういうのは本当に楽しいですね。こちらが考える動きを体現してくれる。普通はできないと思います。

そこから3台目まで。ここの感覚が難しいなと感じました。7歩から3歩。1台目まではかなりストライドを取りながら走ります。が、1台目をクリアしたらかなり刻まないといけません。詰まる感じがありました。本人と話しながら対応。7歩で走るときはヨンパでいうと13歩、そこからの3歩は15歩の感じだと思います。力がある時の15歩は自分で思っている以上に刻まなければいけない。そんな話をしていました。

この感覚が本人にとっては良かったようです。かなりハマりました。一方的に技術や感覚を押し付けるのではなくkrkに関してはイメージや本人の感じている部分を重視しながらやる方がいいなと。本人が「良かった」と言っていたのでそれが全てかなと。

感覚が良くなったのでそれ以上やらずに終わり。ショートハードルも含めてしっかりと力を出してもらえたらと思います。

合宿でしたがこの間はkrkとマンツーマン。合宿という雰囲気は無くなっていました。それでもこうやって任せてもらえることはありがたい話だと思っています。krkの指導に関わらせてもらえることで私自身も勉強になります。感謝しかありません。

他の部分はまた書きます。スプリント系の指導についてしか書いていない部分もありますが、ハードルもかなりできます。一応国体はハードル担当。細かい部分もできるので。アピールしておきます(笑)

また書きます。
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夏季強化合宿3

2019-08-29 | 陸上競技
火曜日。合宿2日目です。この日は雨予報。かなり酷い雨が降る予報となっていました。屋外で練習ができるのか。急遽体育館を抑えることにしました。何もできないというのはやはり避けたいので。

朝練、寝坊して来ていない者がいました。昨年の冬、うちも同様のことがありました。顧問としては本当に情けない気持ちでした。なにをするために来ているのか。前日から言い続けていることがどれだけ伝わっているか。他にも思うことはありましたが触れずにおきます。うーん。

体育館を使うことにしたので練習計画は大幅に変わることになります。元々メニューを細かく考えていたわけではないので対応はできるのですが、やりたいと思っていたことができないというのが良くない。やれることをやる。

体育館シューズはないので裸足で。おんぶ走と抱っこ走を。軸を作るために手押し車も。これもやるべきポイントを理解してやらないと効果は出ないのですが。説明はしましたが身体のラインが保てません。細かいところですが個々ができるかどうかは大きいと思っています。倒立や倒立歩行もやりましたがなかなかできません。

あとは自分の身体を保つ、軸を作るという練習。目を閉じて片脚立ちをするだけですが。目を開いていたら視覚情報が入ってくるので身体を保ちやすい。しかし、目を閉じると保つのが難しくなります。身体のコントロールの練習として簡単にできます。1時間程度は体育館でやったでしょうか。

屋外を見てみると雨が弱くなっていました。雨雲ズームレーダーで見てみるとしばらく小雨状態。せっかくなので外だ走ることにしました。多少濡れたとしても絶対にやっておいた方が良い。いきなりスパイクを履いてウインドスプリント。体育館の中で汗をかいていますからアップ自体は問題なし。

昨日の動きのイメージを持って走るようにという指示だけはしました。どれだけ考えてくれたでしょうか。質を上げるためには本数を減らせばいいという話ではありません。どれだけポイントを押さえて動けるかです。難しい部分だと思いますが。

手っ取り早く走れる状況を作りたかったので片脚スキップ&スプリントを。前日のイメージを保ちながら進む感覚を作る。膝の引き出しと重心移動を作る。この動きは地面を離れるタイミングにもつながります。

もう少し重心移動を創り出したい。シザースをすることに。これは芝生の上で。まずはシザースができるかどうか。膝を引き出した時に空中で止まる感じでしょうか。「浮くな」という言葉を使うときもありますし「浮いて」ということもある。ここは難しい部分です。上に浮かない。前方向に浮く。空中で進み続ける感覚でしょうか。

チューブを使って動きをコントロールしました。引き出した瞬間にチューブに負荷がかかる。狙いとする部分が理解できるかどうかは大きいと思っています。チューブを使えば動きが作れるという話ではありません。引き出した時にグッと負荷がかかる。4歩やってチューブを外して3歩。感覚の差を感じ取ってもらいたいなと。

中間の動きはある程度できたので最後に加速段階の基礎。本当はこの区間にしっかりと時間をかけなければいけないと思っています。限られた時間と道具ですから全てはできませんが。簡単に加速段階の動きを説明しました。そこから重心移動を生み出すための練習。加速段階についてはなかはか議論されません。難しい部分があると思っています。

0からの動きになります。そうであれば重心移動を大きく生み出す方が流れが良くなると考えています。正解かどうかは分かりませんが。小さく早くとか後ろ足を擦るような動きはあまりプラスでは無いと思っています。しっかりと前に進む感覚をもたせたい。

芝生の上で5歩バウンディングを。できるだけ大きく前方向に進む。この時に腰が残らないように保つ。身体の軸を大切にしてもらいたい。大きく前に進むイメージで。ある程度やったら今度はマークを置いて1歩目の飛び出し。この時に膝締めが重要になってくる。単純に移動さえすればいいという話ではない。次の動きに繋げていくためには膝締めが重要だと思います。接地ポジションと角度がきちんとしていなければ止まってしまう。一歩目の引き出しとその場でのスタート膝締めをやる。組み合わせながら。

この辺りで差が出てきます。膝締めをやってから一歩目をやるように伝えましたが女子は比較的やる。男子は10分の1くらいがやる。ここは大きいなと感じました。「やれ」と言われたからやる。「自分のため」にやる。その部分が明らかに違います。まー必要ないと思っているのかもしれませんが。指導する立場からすればもう少し意欲を持ってもらいたい。が、それができないというのは如何なものか。言うのをやめましたが。

一歩目ができたら今度は5歩の動き。二歩目で止まってしまうパターンが多い。それをリズムの安定をさせるためにこの手の練習をします。どこでもやっているメニューかもしれません。意識するポイントがどこにあるかで変わってきます。次々に足を前に送るイメージで走る。更にチューブ5歩と組み合わせる。走りの中でリズムの安定を図る。

最後に60mを2本走って終わり。走り込みとは全く縁遠い練習でした。それがどうなのか。もっと量を追う必要があるのかもしれません。単純に量を追うのではなく技術的なものの習得を最優先してそこからそれを意識して走る方が質が上がるのではないか。時として考えずに走ることも必要になる。どのタイミングなのかは分かりませんが。

とりあえずやったことを記録しておきます。
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夏季強化合宿2

2019-08-28 | 陸上競技

続き。午後も基本を中心にやろうと考えていました。時間をかけて練習ができるチャンスを活かしておきたいなと。走り込みも必要ですがもう一度動きの確認も必要になる。やりたいと思うことがたくさんあります。

 

今回、県新人で間違いなく中国新人をかけてレースをすることになるond高校も一緒でした。うちのチームのことだけを考えると間違いなくマイナスです。心が狭いので意図的に間違ったことを教えても良いのですが(笑)。とはいえ、指導者同士は仲良くやっています。選手も積極的に自分の技術を高めようと質問しに来る。そういう前向きの選手を指導しないという選択肢はないなと思っています。狭い視野で物事を考えるのではない。お互いに高め合える関係が作れれば良いなと感じています。

 

午後の練習は午前中の復習をしながら次の動きへ。ある程度の時間をかけていきました。乗り込み動作と直線的な足運びを午前中にやっていました。それだけでは前には進みません。フォロースイングの使い方とタイミングを覚えていく必要がある。そこでチューブもも上げとトントンを。身体の前側で動かす感覚。もも上げをすると締めるだけになってしまって膝から下が前まで来ません。

 

これは表現の問題になるのでわかりにくいかもしれません。膝から下を降り出すという動きは必要ないと思います。故障の原因になる。不自然な動きになるからです。しかし、締めすぎると前に進まなくなります。接地はしやすくなりますがストライドが出ないので無駄に動くことになる。この部分も少し説明。形が必要になります。

 

ある程度やってからもう一度台ドロップ。これが一番基礎が作りやすいと最近は感じています。一度やってまだ足りないと思ったのでチューブを使っての挟み込みのイメージを作る。しっかりと身体の前で動かすイメージを作る。そこから再び台ドロップ。台ドロップだけで終わろうと思っていたのですが片足と交互もやることに。ここはちょっと応用的な感覚があります。これまでやった動きのまとめとしては適切な種目だと思いますが。

 

片足に関しては連続片足ジャンプです。軸作りがしっかりとできていないといけない。軸を固めて片足で耐える。その動きを正確にできて初めて次の段階に進めると思っています。本当はホッピングのような動きをしたいのですがこれは難しいので今は台ドロップの片足でやっています。弾くような感覚がでてくればいいなと。

 

さらにハードルを使っての練習。お願いして各校にフレキハードルを持ってきてもらっていました。20台はあったでしょうか。90人に対して20台では不足する部分もありますが「意識付け」の部分としては重要だと思います。サイドを使ってのスイッチングの動きをしてからワンステップハードル。ここで「乗り込み」「切り替え」「重心移動」ができるようになります。もちろんハードルインターバルが遠くなるので「届かせる」ことが目標になってくる選手も出てきます。初めてやってすぐにできるかどうかは別問題。この動きをする中で意識できれば確実に変わってきます。

 

そのままシューズでスイッチングを。ミニハードルを使っての練習です。ここに至るまでに直線的な足運びをやっておく必要があります。前で動かそうとしてもミニハードルを使うと足が回りやすくなってしまうからです。直線的な運びを身につけてからその後どうするか。乗り込みも入ってきます。できない選手も出てきますが・・・。これはそこに至るまでのプロセスが大きく影響してくると思っています。前段階できちんとやっておけば回ることはない。

 

スイッチング&スキップにしました。国体選手も参加してくれていたので片足スキップのお手本を。何度か書いていますが片足スキップの進み具合とスプリント能力には相関関係が強いと思っています。感覚的なものですが。膝の引き出して重心移動を生み出す。その感覚が作りやすい。走るときに地面に足がついている時間というのはほんの少しです。正確には分かりませんが100mを走る間に地面についているのは2秒程度ではないでしょうか。それ以外の時間は浮いているのです。接地してからその足が離れるまでの時間はほんの一瞬。浮いている時間にどれだけ進めるのか。ここが重要だと思っています。

 

スイッチングとスキップの組み合わせをかなりやりました。きちんとやっている選手は腰が進み始めます。さらにポイントになる間の「タタ」の部分が速くできればもっと進むようになる。何度かチェックしながらやりました。このときに頭が前のめりになっている選手が複数。前に進みたいのは分かりますがそれにより身体が前のめりになると進まなくなります。軸が保てていて初めて進める。足が前まで引き出せる。ここは重要だと思います。

 

あまりにも走っていないのでスパイクを履いて。もう一度スイッチングをそのまま10mランをしました。これはイメージ作りの問題です。前で入れ替えるイメージで走るというだけ。スイッチングからは走ろうとすると一端加速のイメージになるので難しい部分はあるのですが。これを2本ずつ。

 

設定が難しいですがスイッチングランの「タタタ」をやりました。スイッチングランのミニハードルバージョンも捨てがたいのですが人数が多いのと全員ができるとは思わないのでこちらはやらず。スプリントの中でのマーク走を。マークを超えるときに脚を入れ替える。目印があるので入れ替えの意識をしやすくなる。単純に走るだけよりもイメージがしやすい。

 

間のタタタの部分をどれだけは速く動かせるかというのも重要です。選手によっては詰まる場合もあります。そうであれば速く動かして処理する。自分で動きをコントロールする部分です。これができるようになると走りがかなり変わってきます。まー私がそう思っているだけなのですが。動きの変化を見ていた指導者も「変わりましたね」「重心移動するようになった」と言ってくれていました。社交辞令かもしれませんがありがたく受け取っておきます。

 

最後に60mスプリントを各自で2本やって終わり。そうまとめです。走りに関してはまだまだやりたいことがあります。全ての要素をしっかりとやろうと思えば4回分の練習が必要かもしれません。補強などもやろうと思えば6回か。走る量としてはそれほど多くありませんでしたが集中してくれていた選手は変わっていました。

 

練習が終わって反省会。各学校でその日の練習を振り返って良かったところ、課題を挙げて翌日に何をするかを宣言する。ほとんどが同じことを言っていました。前に出る、声を出す。やろうと思えばできることをやっていない。その一言に尽きます。リーダーになる選手が出てくると良いのですがそれが全体的にない。問題です。

 

うちの選手も。男子がもっと他校の選手に教えられるかどうか。前の記事にも書きましたが本人達が理解していません。だからできない。教えている様子を見ましたが適当。ポイントを押さえることができない。自分よりも速い選手にアドバイスができないというのがあるかもしれません。それでもポイントは伝えられる。練習に参加できていない者は遠くで補強をしている。グランドに来てできているできていないの指摘はできたのではないか。

 

長くなりました。一応記録しておきます。読みにくいですね・・・。

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夏季強化合宿

2019-08-28 | 陸上競技

月曜日、火曜日と例年実施されている夏季強化合宿が行われました。1泊2日の合宿です。どこまでできるか分かりませんが方向性を決めて取り組みたいなと考えていました。時期的に県新人まで3週間程度。ちょうど良い強化期になると。

 

うちは先週からすでに強化練習に入っています。合宿があるからといって練習量を調整して行く意味はありません。負荷はかなりかけています。その流れの中で合宿です。今回は私が技術的な指導をするようになっていました。合宿参加スタッフはほぼ国体コーチ。この中で私が指導するのもどうかという感じはありますが。任せてもらえるという部分と不安な部分はあります。まー練習をずっと見られるのですから。

 

今回、練習のはじめに「技術指導中心にやる」という話をしました。合宿は競技についてしっかりとやっておきたい。それ以外のことをこの場面でやるのはもったいないと思っています。取り組みの姿勢や行動に関してここでいうのはどうかなと。参加チームの指導者が国体関係者ということもありこの日の午前中はそちらの業務のためグランドにはいませんでした。ほぼ私のやりたい放題(笑)

 

本当であれば身体作りをしっかりやりたいのですが、時間の関係で最小限にすることに。身体を固めるイメージが必要だと思っています。そのためには筋力的な部分がどれだけできるかも重要。股関節周辺や体幹の部分を重視して短時間だけやりました。

 

基礎的な部分をやるということで流れを勝手に考えていました。まずは「軸」を作る。技術的なことをやるというのはすごく大切だと思っています。しかし、地面から反発をもらうための基本的な姿勢ができなければ次の段階に進めない。反発系の練習を最初に。補強自体も「固める」という補強を多くしています。締める感覚作りです。簡単にその場での反発系。ここに片足ジャンプを入れました。両脚で反発をもらう感覚はやりますが片足でもらう練習が不足しているなと感じていました。それを今回少し克服したいと。

 

その場でのジャンプの後に「軸系」を。これは試合の時にも必ずやるようにしています。細かい技術云々の前に最初の軸ができなければいけないなと。どれだけやっても無駄な力を使ってしまうと意味がなくなります。接地した瞬間に固めて反発をもらえるようにする。走れば良いという感じではない。走る動きは「身体を前に進める」という意味が強い。潰れてしまったら進みにくくなる。何度か繰り返しました。

 

そこからは縄跳びやチューブを使っての足運びの練習。直線的な運び方ができるようになるか。「足運び」のための練習をいくつか示しました。縄跳びもも上げ、チューブ歩行、チューブもも上げなど。チューブもも上げが一番手っ取り早いと思っています。もちろん意味が分かってそれができるかどうかが重要ですが。動きの徹底。時間を決めてそれをやっていきました。

 

さらにここから台ドロップ。月曜日の朝、小さな車に荷物を積み込みました。90人近く選手がいることになるのである程度の道具が必要になります。台は20台しか作っていません。うちの選手のために作っているので数が足りない。これは仕方ないかなと。台ドロップをする意味は「乗り込み動作」です。身体の真下でしっかりと接地する。パワーを使って接地するのではなく重心移動の中で自然に接地する感覚を作りたい。大きな重心移動というよりは丁寧にやっていくことが必要になる。

 

このあたりから集中力が切れるものが多数。面白くないのでしょう。実際に走る練習の方が目に見えて効果があると思うのかもしません。私に指導方法が良いかどうかは分かりません。時間をかけて少しずつ感覚を作っていくことで見えてくるものがある。重心移動ができるかどうかは単純な話ではない気がしています。普通の選手がどうするか。

 

女子は比較的真剣に取り組んでいます。なんとかしたいという感じがあるのでしょう。男子の一部は・・・。何度か「やらない方が良いのでは?」とだけ声かけをしましたがそれも伝わらず。やっている本人達は「自分たちはやっている」と思うのだと思います。客観的に見ると・・・。大学生が来ていました。練習の様子を見ながら「あの辺りの選手はなんですかね」と言っていました。話をしているだけのグループがいたので。私はスルー。やろうとしている選手達に時間を使うべきだと感じていたので。

 

で、台ドロップを連続で。固めることと入れ替えること。このあたりを連続でやっていく練習です。これも意味が分かってくれるといいのですが。固める動きと乗り込む動き、フォロースイングは触れていませんでしたがこの段階で少しだけ説明。あれこれ説明すると時間がなくなりますから。

 

こうやって説明するときに集団の後ろにいる選手はほぼ見ていません。こちらも90人を全て見ていくことはできない。後ろの方にいる選手は話も聞いていませんし、動きも雑です。この段階で技術練習をしてもほとんど効果はないかなと感じてはいます。そこに対してどれだけの指導をするか。何人かは本当に学ぼうと前のめりになって話を聞いています。その子達に合わせてやりたい。

 

うちの選手は普段やっているような練習ではあります。他校の選手で女子に積極的に質問をしていました。男子はそうでもない。ここの差はありますね。男子はきちんと説明できないというのもあると思います。普段の練習での取り組みがこういう部分で出てきます。ここを本人達が感じ取ってくれると良いのですが。

 

最後に20分程度「動きの確認」の時間をとりました。午前中にやった練習の総復習。必要だと思うことを自分たちでやってもらいました。ここも差が出ます。当然ですが。それでいいと思っています。「与える」ことが当然のようになってしまうと意味がない。本当に強くなりたい、速くなりたいと思えば自分でやるしかないのです。

 

まとまりがないですが、ひとまず午前中にやったことを記録しておきます。技術的な要素が高い。そしてそれは「身につけよう」という意識があるかどうかで大きく変わってきます。また書きます。

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国体選手の練習

2019-08-27 | 陸上競技
1日練習についてもう少し触れておきたいのですが時間的に寂しいので余裕があればまたということで。日程がかなり詰まっているので。

昨日更新したつもりでしたができていませんでした。なんだろう?!

日曜日、流石にうちの選手は練習を休みにしていました。かなりの負荷をかけているので回復させるためには強制的にでも休ませないといけない。ダメージからの回復は1日ではしないかもしれない。それでもこれから先のことを考えたらしっかりとやっておかなければいけないと考えています。批判を受けるかもしれませんが。

うちの練習はありませんでしたが国体に向けての練習会がありました。いつも一緒に練習をするヨンパのkrkだけではなく400m選手と800m選手の3人で練習をすることに。先日の国体合宿で3人でやった時にかなり質の高い練習ができました。定期的なやる方が良いだろうと。

そういえば前日は別の国体選手に練習をしてもらってきます。地味に貢献している(笑)。私に与えられた役割をその都度果たしていきたいと思いますね。

練習に関しては少しやりたいと思っていたことがあるので。単純に走るだけではなくある適度考えてやりたいなと。普段やっている練習の流れがあると思います。あれこれ詰め込むというのは今の段階ではあまり良くないかなーと勝手に感じていたので。アップは各自に任せました。

走れる状態を作ってからカーブ直線で最大スピードを出す。ロングスプリントだからひたすら走れば良いというわけではなくやるべきことを丁寧にやっていく事が必要だと思います。今回やりたかったのは200から300の走り。どうしてもここで走りが鈍ります。この区間の走り方をイメージする必要がある。ギアチェンジの感覚と最後の直線に向けての準備。加速走の形で走って200から300のタイム測定。

もちろん元気なので楽に走れます。だからといって速く走れば良いという話でははない。スピードを上げるというよりは走りの中でイメージをしておく事が大切。直線からカーブに入る時に気持ちピッチアップする。大きくピッチアップすると後半まで持たなくなる。しかし、ここの入り方はなかなか練習しない。メンバーが揃っているからできる。

そこから走練習へ。今回は800選手もいる。国体合宿の時に「力み」があるなと感じていました。パワーを使う感じがある。これだとギアチェンジができないのではないか。種目特性としてイーブンで走る練習よりも揺さぶりに耐えられる力が必要だと感じています。そうであればある適度のスピードからの切り替えが必要だと。

話を聞くとキロ3分を切るくらいのペースで800を走ってそこから200を上げていくという練習はするそうです。きっと効果的な練習なのだと思います。長距離の練習に疎いのでよくわかりません。私の感覚としては「ゆっくりしたスピードからの切り替え」というよりは「ある適度のスピードから更に切り替える」方がレースイメージに近いかなと感じています。実際のレースでそんなにゆっくり走ることはない気がしているので。

本人と確認して500mを走ることに。最初の200mを28秒ペースで走ってきてからの切り替え。残り300mの地点で他の2人と合流してスピードアップ。全体メニューは300mを3本37秒ペースで4分レストとしていました。この1本目に800選手は500を走る。後の2本は短長と一緒に。かなりの負荷になると思います。300通過時点から合流しましたが追いつけず(笑)。タイム設定があるのでそれはそれで良いのですが。

800選手はかなりダメージがありました。それで良いと思います。短長は何故か疲れていました。4分後に走った300mが38秒。この時点でかなり乳酸が蓄積していました。イーブンで押していくようにしていたので地味に乳酸が蓄積する。2本走った時点でケツワレしたとワーワー騒いでいました。もちろんスルー。

優しいのでレストを5分にしてもう一本。krkがラスト遅れました。300という距離を走る事がほぼないのでキツかったと思います。大学生になれば1本勝負で爆発的な力を発揮すれば良い。違ってきます。今回はしっかりとって負荷をかけるというのが狙いでしたから最後までは走らせる。3人とも走り終わった後は動かなくなっていました。こういう練習も必要。

動けなくなっていたので30分レストを取りました。その後120mを4本マックスで。これを3分レストで実施。本当は150でやりたかったのですが。経験的に一番キツイのが150だと思っています。この距離で最大スピードで走るのが一番ダメージが大きい。最初の練習の様子からしてもう走れないかもしれないという部分がありました。走らせてみると案外走る。いや、甘かった。

krkはこの距離が得意なのでスピードを出して走れていました。インターハイ後は最大スピードを上げるための練習が中心になっているという事だったので。あとはタフさを求めていけば良いかなと。週末に選抜がありますが合宿でもある程度の負荷をかけられたらと思います。

最後に少し補強をして終わり。もっと走れたかもしれませんが。

真面目に指導をする日々が続いています。指導する中で見えてくる事が多くある。私の指導の大半はグランドで思いつくものです。見ていて気づいた部分を練習に入れていく。技術的な会話をする中でヒントをもらいます。一方的な練習にはしたくない。こうやって指導をさせてもらう事で分かることが増えます。有難い。

ということでなんとか合宿前までまとめる事が出来ました。あれこれやっているのだかは確かです。目の前のこと、先につながる部分のことをしっかりとやっていきたいと思います。
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再び一日練習3

2019-08-25 | 陸上競技

続きを。午前中の練習は基礎的な部分をしっかり。とはいっても土台になる部分を作っておかなければいけないので基礎筋力を上げるための練習が多くなりますが。基本的な動きを支えるのは基礎筋力だと思います。特に高校生はこの部分が大きいのではないかと。身体の使い方と筋力を上げていくことが走るために生きてくる。ウエイトをするような筋力ではなく「自分の必要な筋力」であれば十分かなと。

 

アップは午前中にかなり身体を動かしているのである程度省略。バランス系をやってあとは少し何かできれば良いなと。うちの選手に任せていたらマークランをやることに。そこまで負荷をかけなくても良いのですが(笑)。それなりに身体を動かしているので。

 

ある程度動くようになっているので縄跳びもも上げをやってからチューブを使っての足運び。午前中は歩行中心にやっていたので午後は動きの中で。チューブもも上げとトントンを。しっかりとした膝締めができるかどうかも大きいですね。練習では太いチューブと細いチューブを使い分けます。動きの中での膝締めであれば太いチューブで進まない動きの方が良いなと思っています。全く進まない動きではない。ここも難しいのですか。この日は細いチューブで少し進む。判断は私自身の感覚です。正解かどうかはよく分かりませんが。

 

再び台ドロップ系の練習をしてスイッチング&スキップ。ここまでで基礎的な動きは終了。午前中の復習もかねてですね。

 

そこからは「課題別練習」としました。ショートスプリント系とロングスプリント系に分けることに。ロングスプリント系は跳躍種目も含めて。gt先生のところの選手の助走の動きをどうにかしようという話がありました。こうなると「加速段階の動き」ではなく中間の動きになるかなと。足運びが中間の動きになるのでそちらを重視。道具の関係もあるのでこちらの方が良いかなと。

 

ショートスプリント系は加速段階T走。スタート局面の重心移動を意識した練習です。ここは足運びというよりも「前方向への重心移動」を重視している部分。そこから加速段階練習を。AとBに分けて重心移動と足運びを。タイヤ押しなどをしながら足運びをする練習。akmさんがこの区間が苦手という話をしていました。そのための練習をしておきたい。うちの選手もまだまだできません。他校の選手と一緒にやることで多少なりと変化が生まれるのではないかと思っていました。国体に出場する女子選手も一緒にこの区間。安定しないという話を聞いていたので「潰れる原因」などを少し説明して実施。

 

合間にgt先生が「スタート」について聞いてきました。興味があったんだという驚きが・・・。akmさんもいたので「スタブロからの出」の部分について話を。他にもやるべき部分があります。スタブロから出れば良いという話ではない。足運びや重心移動、安定なども含めてですね。チューブ5歩なども含めてやっていきます。技術的な要因が多くあると思っています。詳しくはまたの機会に。

 

ショートスプリントは加速段階の練習をしてTDM走を。加速段階だけ作ってもその後の流れも影響してきます。負荷をかけながら中間につなげていく。自分の走りを作っていくためにはこのあたりの練習をやっていく必要がある。かなり負荷は高いかもしれません。大切ですね。

 

ロングスプリントはスイッチング系をしっかりと。ショートスプリントのToはこちらに。加速段階はかなり上手いので課題である中間の動きを克服する時間にしたいなと。やるべきことはそれぞれあります。見極めながら。スイッチングドリルをやってからスイッチング&スプリント。この部分のスプリントを少し長く設定していました。走りが大きく変わってしまう部分がある。単純にスイッチングをしてそのまま走りに持っていくのは難しい。途中から10mに設定を変えました。切り替えを意識した動きの中でいきなり走るのは難しいなと。ここは考えたい。

 

 チューブドリルを入れました。書いていて思い出しましたが午前中の走練習の前にバリエーションSSを入れていました。このこともまた別に書けたらなとは思います。多分。膝の引き出しで身体を進める練習です。腰の引き出しと重心移動。段階的に身につけていく動き。それを午後の練習でも入れる。休まずにTDM走とBDM走を。こちらの方が中間の意識が強いのでどうしても走る量が増えます。こちらのグループの方が負荷が高いかもしれないですね。跳躍選手はかなりきつかったと思いますね。

 

ここまでで2時間半くらいでしょうか。シャフト補強もやりました。きつそうだったので距離を短めに設定し直す。社会人はこのあたりから休んでもらうことに。意識してやるのですでに筋肉痛になっていたとか。ここが高校生との違いだと思いますね。やるべき動きをしっかりと考えてやれば効果は違う。高校生も感じてもらいたいですね。

 

最後にT走と40↑30→の組み合わせ。この練習でしっかりと走っておくことで動きが変わります。かなり疲れています。それでも膝の引き出しができるようになってくる。疲れて無駄な力を使わないというのもあると思います。良い動きをしている選手が複数いました。トータルで7時間でしょうか。どれだけやるのか?!特に午後は負荷が高かったと思います。

 

自分たちだけではここまで練習はできなかったと思います。gt先生やakmさん、他校の選手に感謝したいと思います。最後にgt先生が選手に話をしてくれました。こういう話をしてもらえるというのはありがたいですね。うちの選手がどう感じているか。うちのTシャツの背中の文字についても話をしてくれました。

 

選手は疲れ果てていると思います。これが重要。ここからどうするか。月曜日からは合宿。そこまでにどうやって回復させるか。全身筋肉痛になっているのは間違いない。休息をしたり栄養をとったり。こういう部分が本気になっているかどうかが出てくると思っています。

良い練習ができたのではないかと思います。感謝。また余裕があれば書きます。合宿が始まると書けなくなる&記憶が上書きされるのでその前にある程度のことを書いておきました。

 

長い(笑)

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再び一日練習2

2019-08-25 | 陸上競技

続き。

 

最初のバランス系と体幹強化サーキットが終わった時点でかなりの時間を要していました。今更ですがある程度のところで切れば良かったなと。全員が納得する練習は存在しません。今回のこの手のパターンはこちらの判断も必要だと思います。時間だけが過ぎてしまうので。普段やっている練習よりも負荷が強い。そうなったときに最初の段階で挫けてしまう可能性もある。

 

練習道具が足りないので「セラバンド補強&ハードル股関節」と「DM∞」を男女別で実施することに。限られた道具です。同時にやっていたら効率が悪いなという感じがあるのでできる限り時間を有効に使いたい。この日は真面目にグランドで細かい部分を指摘し続けました。せっかくやるのであればポイントを押さえてもらいたい。

 

体幹トレーニングを終えてそこから基本的な練習へ。足運びに関してしっかりとやっておきたい。本当は静止した場面から足運びをやる方が良いのですがこれもかなり時間がかかってしまいます。うちの選手は前日にある程度やっています。普段学校でどれくらい足運びをやるのか分かりませんが、こういう基本的な動きを徹底する機会は必要だと思います。一緒に練習するのであれば「基本的な動き」を身につけてもらいたいなとは思います。

 

チューブを使っての「チューブ太歩行」「DM歩行」「チューブ細歩行」で。段階を追って足運びを身につけたい。ここも細かい話をしておかないと「適当にやる」ことになってしまいます。うちの練習が長くなる最大の理由は「量」というよりは「細かさ」だと思っています。動きながら身につける部分とこうやって丁寧に段階を追って動きを作っていく部分があるからです。他校と違うかなと。

 

そこから台を使った練習。乗り込み動作の話になります。これもうちの選手は普段からやる練習。例えばnykであればポールのための練習をかなりの頻度でやると思います。それが「日常」だから。うちはスプリントのための練習をやるのが「日常」です。この部分の違いはある。だからこそ知ってもらう必要があるかなと。走りを変えるためには段階が必要です。助走を変えるために来てもらった部分があるのでそこの「きっかけ」になる練習を入れていきたい。

 

台ドロップ系をやろうと思っていましたが、その前段階で「乗り込み」の感覚を作る必要があると感じました。ここに5分程度かけました。力を使わずに重心移動をする。乗るだけという感覚が必要かなと。少しやってそこからは通常通りの流れで。接地のタイミングやフォロースイングを重視して。

 

思ったよりも時間が経過していました。人数的なものもあると思います。一緒に練習できるということでこちらも丁寧にやっておきたい。スイッチングとスキップの組み合わせも。ここはかなりの道具を使います。使わなくてもできるのですが段階をおいながらやっていきたい。BとDMを使いながら。今回は片足スキップをすることにしていました。先日国体合宿で「進むな」と感じていた選手が今回の練習に参加してくれていたので手本を見せてもらうことに。

 

彼女の推進力の一番の要因は「片足スキップ」で重心移動がしっかりとしていることです。走りの中で生きてくる。元々の力があるのだと思います。真似してできるものではないかもしれませんが目で見て感じることができます。うちの選手にとっても参加してくれている選手にとってもプラスになる。

 

また、スイッチングから片足スキップが難しい選手もいました。そのときにakmさんが「両脚スキップでも良いですか?」と言っていました。理想は片足スキップでしっかりと進むこと。しかし、できない選手にとっては片足スキップをすることにエネルギーを使うことになってしまう。両脚スキップでも狙いは達成できると思います。合宿などではこのパターンでも良いかなと感じました。ヒントをもらうことができました。

 

ここではDMを使うのでかなりロス。普段の練習をやることも重要だと思いますが場面場面に応じて必要な練習をしていくことも大事だなと思います。「知ってもらうこと」も重要だと思いますがそれにより練習効率が落ちるのは良くない。もう少しバリエーションを考えていかなければいけないですね。うちの練習パターンではやはり少人数が適しています。じっくり時間をかけてやっていくという意味では効果は高いと思っています。まだまだ自分自身工夫をしていかなければいけないなと感じています。

 

時間がかかっていたのでバトン系の練習を割愛。本当はしっかりと走りたかったのですが。普段1時間半程度しか練習をしていないという選手も参加していました。そのこと達にとっては最初のトレーニングの時点で負荷が高かったと思います。難しいところですね。負荷を半分にするというだけでは足りないくらいの負荷だったかもしれません。反省です。

 

 スイッチング系の後に走る予定にしていましたが「タタタ」のみにしました。切り替えを意識した後で走りに活かしていく。これも工夫だと思っています。うちの練習は常に段階を追うようにしています。少しずつ少しずつやっていく。だから時間がかかる。負荷はかかるかもしれませんが。アクセントとしてスティックをおいています。それをどう超えていくか。走りの中でスイッチングをしていく。ここに意味があります。

最後にTBDM走を。この時点で数人は練習から抜けてもらうことに。ここに至るまでにかなりの負荷がかかっていたと思います。普段やっている練習の2倍近くやっていたのではないかと思います。やるだけで精一杯になっている。普段やらない技術的な動きもある。しんどかったと思います。無理はさせられません。

 

上述のように練習道具が不足する部分があります。ここでも予定よりもかなり時間がかかりました。それでも段階を追ってスプリントを作る。普段であれば休息はほとんどとらずにやります。2人1組くらいでやるのですが5~6人1組でやることに。これにより休息時間も長くなります。他の学校の選手にとってはちょうど良いのかもしれない。うちの選手にとってもう少し負荷をかけておきたいのですが。まー結構な負荷だったとは思いますが。

 

午前中、かなりの時間を使ってしました。通常であればもう少し走って3時間程度で終わるのですが。「負荷」だけではない収穫があります。それがあるから合同練習をする。自分のところの選手と他校の選手の取り組みを見比べて自分たちに足りないものに気づく。そうやってチームとしての成長をしていくのだと思います。重要なことだと思います。単独でやるよりも最後まで取り組めるというのもある。こういう機会は貴重。

 

ということで午前中は終わり。ある程度の負荷はかけられたかなと思います。走る量はそこまでではなかったので午後しっかりと走りたいと思っていました。すでに練習計画を立てていたのでそれをどれだけできるか。不安はありましたが(笑)

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