kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

久々に怒る

2009-06-29 | 陸上競技
今日から期末考査が始まりました。他校と比べると少し早いかもしれません。土日を挟まない分だけ練習への影響は少ないとは思いますが。中日に代休が入るので比較的やりやすい日程かもしれませんね。

練習はサーキットとドリル。雨が降るので外ではほとんどできません。うちは外廊下なので結局雨に濡れる部分があります。サーキット等も廊下の一部でやりますから…。最近はサーキットに関しては選手に任せてやっています。それくらいは出来て当然だと考えていますから。

しかし、サーキットの途中で1年生男子が体育シューズで練習をやっているのに気付く。あり得ない話です。大したことないじゃないかと思われるかもしれませんが、スポーツテストの前にかなりきつく話をしています。体育シューズは衝撃の吸収が悪い。この靴で体育を走って故障するのはバカらしいので練習用のランニングシューズで走るように指示をしています。体育で毎回1000mを全力で走りますから細心の注意を払うべきだと思っています。

それなのに本練習を体育シューズでやるとは…。甘すぎます。これまで2ヶ月間、諭すレベルで抑えていましたがさすがに頭に来ました。先日からふざけて石を投げたり、ケンカになりかけて取っ組み合いをしかけていました。競技者としてのレベルの話しにはなりません。かなり話はしていたつもりですが全く伝わっていません。さすがに…ですね。

最近は上級生に任せていた部分があります。やはりきちんと私がやらないといけない部分があります。結局は私の話を 聞く気があるかどうかです。今の上級生はきちんと理解しようとしています。1年生男子に関してはまだ甘すぎます。この手の事を書くと批判をされるのかもしれませんが、部活動は遊びではないと思っています。遊びの延長でやるなら別の場所でやるべきです。強制的にやらせるものではありませんから、指導スタイルについてこれない、遊び感覚でやりたいというなら他の部活動に所属するほうが互いのためです。

遊び半分でやっていたら必ず怪我をします。目に見えています。細かい部分に気を使えない者は日常生活で適当に過ごしますから、階段を踏み外して捻挫をしたり、自転車で転んで脚を痛めたりという不注意による怪我で練習が出来ないという結果につながります。本人達が本気になれない限りは絶対に強くなれないと思います。結局は自分に返ってきます。

選手全員が意識するべきです。他の者が言われている時に自分の事として受け止められるか?当人はもちろん深く反省して行動で示さなければ信頼は得られません。それ以外の者がきちんと理解しなければ同じことを繰り返してしまいます。これではチームとしての成長はない。低いレベルでやるつもりはありません。全員が理解しておかなければ来年の総体や中国で絶対に失敗をします。今だから修正が可能だと思っています。

変わる気があれば必ず変われる。なければそれまで。チームとして成長していくためには許されないレベルの行為は厳しく指導するべきだと思います。チームとして成長していくためには1年生の大幅な意識レベルの向上が必要となります。本気になれない選手はチームの足を引っ張る事になる。全体が許してはいけないと思います。

全体がもっと考えるべきです。目的意識が違えばチームとしては成長しません。全体の意識の方向性を同じ向きに向けていかなければいけません。甘さは許してはいけない。成長を妨げます。言われている事の意味を理解出来るか?考えてもらいたいですね。
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日本選手権最終日

2009-06-28 | 陸上競技
昨日に引き続き広島で開催されている日本選手権を観戦。競技開始は午後からだったのですが、宿泊していたので朝の早い時間帯に競技場に行っていました。特にやることはなかったので七種競技を見たり雑談をしたりして過ごしていました。雨予報だったにも関わらずかなり暑くて更に日に焼けてしまいました…。

午後からogawa先生と合流してサブトラックで100m準決勝のアップを見ていました。ハイテクACの選手のアップを見たり、他のトップ選手の走りを見ていく。実際のレースを見るのは興奮しますが、こういうアップを見るのも非常に勉強になります。脚の運び方等も参考になる部分がありました。今回は特にスタート付近で加速段階の身体の投げ出しからライン等を見ていました。きちんと整理して必要な要素は何かをしっかりと考えていきたいですね。

実際のレースは400m系はバックストレートの向かい風の影響でタイムが出ません。逆に100mは好記録が連発。日本歴代記録の上位に入るような記録を準決勝から連発。見応えがありました。決勝を楽しみにしていたのですが男女共に有力選手が棄権したので会場全体が少し盛り下がってしまいました。残念。それでも決勝はかなりの好タイムでした。

かなり貴重な経験をさせてもらいました。単に見ただけで終わらずにしたいですね。純粋に競技を見るというだけで楽しかったですし、興奮しました。陸上競技自体が好きですね。(笑)。充実した2日間でした。
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日本選手権を見に行く

2009-06-28 | 陸上競技
土曜日、朝1時間程度練習を見てから広島で行われている日本選手権を観戦に行きました。ogawa先生から誘われてせっかくだから見に行こうという話しになりました。国体は少しお祭りモードがありますがら、日本選手権は勝てば世界選手権への切符が手に入ります。気迫が違います。かなり緊迫感がある会場です。

レースはもちろんですがアップ場がすぐそばにあるので見ることができます。こちらを見ることも非常に意味があります。レースは一瞬ですがアップではかなり繰り返して感覚作りをしていますから、意識していることが見えてきます。トップの意識をそのまま形で真似る意味はありませんが、やはり参考になる部分があります。

最近特に意識させたい動きのポイント(前から意識していますが(笑))、感覚的に上手くはまっていけば課題としている部分の修正ができそうです。見たり聞いたりしながら確認していますが、方向性としては間違っていない。そんな感じです。

貴重な経験ができるので今日も1日見てきたいと思います。これを生かしていきたいですね。また書きます。
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練習を再開してからの変化

2009-06-27 | 陸上競技
中国大会が終わって2日間休みました。さすがに…ですね。その後課題としている部分の克服のために原点に帰って基礎的な事、意識したいことを中心にやっています。

その中で素早い動きの中での接地やタイミングを意識したドリルを中心にしています。この部分、分かってはいたのですがなかなか上手くいきませんでした。冬期の合宿や合同練習でかなりの「差」を感じていた部分です。なかなか改善されませんでした。この部分が上手くいかないから結局は前半で遅れてしまう。陸上競技ですからスピードを上げないと戦えないのです。当たり前ですがなかなか上手くいきませんでした。

数日間ひたすら繰り返していきました。400m系が多いのでショートスプリント以外の要素がどうしても多くなってしまいますが、この辺りの速さをきちんと伸ばしていかないと絶対に戦えないと痛感しました。「素質」という言葉で済ませたくないのでら必ず克服してみせます。走りを見て試行錯誤しながら伸ばしていきたいと思います。

数日間で何が変わったか?一番大きいのは「筋肉痛になった」ということでしょうか(笑)。それもかなりの(笑)。使いたいところが上手く使えているのではないかと思います。今まで使えていなかったという部分もあると思います。狙い通りの事ができているという感じですね。
あとはバランス感覚というかリズム感が変わってきた感じがします。自分の身体をコントロールして思い通りの動きをする。ここが出来るようになると走りの中にもリズムが出てきます。最初はあまりにもひどくてどうなることかと心配していましたが、なんとかなりそうな感じを受けます。

難しいことは出来ません。骨盤の傾きが…、重心の移動乗り込みが…と言ってもなかなか出来ません。一時期ブームだったシザーズなんかもそうですよね。9割位の選手はできていなかった(笑)。それでも見よう見まねでやっている指導者もたくさんいました。まー大切なモノをきちんと見極める能力を身に付けていけるように私も勉強していかなければいけませんね。

最大の変化、それは私が身体を動かして手本を見せるようになった事(笑)。かなりの筋肉痛です(笑)。負けずに動かします(笑)。
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競技を続ける3年生

2009-06-26 | 陸上競技
これまで中国大会が終わった時点で、いつの間にか3年生は引退していました。挨拶をすることもなく・・・。これは別に私が強制して「引退式」を開くものではないと思っています。本人が続けないのなら続けないと言いに来ればいいだけの話。これまでの数年間は中国大会が終わってから一切3年生が練習に来ることはありませんでした。非常に寂しいというかなんというか。せめて挨拶をしに来るなり、練習を見に来るなりの行動はあってもよかったかなとは思いますが、これも強制する話ではないので・・・。雰囲気的に来れなかったのもあるのでしょうか。

初めて中国大会にマイルで出場したときの3年生は、引退した後も何度か練習に顔を出してくれていました。冬期練習で練習参加者が1人になったときには4人くらいが練習に参加してくれて全力でサポートしてくれました。これは「来てほしい」と言ったわけではなく本人達が自分で判断して練習に来てくれたのです。良いチームでした。

今年は中国大会が終わり、初めて秋まで競技を続けるという選手がいます。インターハイという大きな目標に届かず、少しは喪失感があるはずですがそれも感じさせず練習に参加しています。逆に今まで以上の鬼気迫るものがあります。本当に強い。この選手達にはこれからのことについて話をしています。

これまでは「リレー」という大きな目標を他の者と共有していました。だからこそ苦しくても頑張れる部分があったと思います。自分がやらなければリレーで戦うことができないという「自覚」とある意味での「依存」があった。みんなと同じことをやるんだという部分が精神的な「支え」となって苦しい場面を乗り越えてこれたと思います。逆に「リレー」というものに「依存」していつの間にか「自分が強くなるんだ」という個人の「想い」が小さくなってしまう部分があったのではないかとも思います。誰かに頼ることで戦う部分があった。これは下級生にも言えることですが。

この部分が総体以後、明らかに小さくなりました。特に3年生の意識の変化は大きい。周りの目を気にせずひたすら競技に没頭し始めました。昨日、卒業生に中国大会のマイルの結果を報告したのですが、その返信に「先日練習を見に行ったときに雨の中でも強くなってやろうという姿が見られて少し怖かった」とありました。ちょどその日辺りから劇的に選手の気迫が大きくなったと思っています。結局は「チーム」という大きな団体に所属していることで「仲良し」だという気持ちになっていたのだと思います。それが総体で力が発揮できなかった大きな要因です。お互いにアドバイスをすることで自分達は「つながっている」ということに満足してしまっていた。これが「リレー」にも現れていた。この時期から大きく変わったことで中国では戦えたのだと思っています。

3年生が何人か秋まで競技を続けます。リレーという枠にとらわれることなく自分の中にある可能性を最大限に引き出すためにやって欲しいと思います。誰かのためではなく全て自分自身のためです。インターハイという上を目指した戦いが今後はできません。自分自身との戦いになります。妥協しようと思えばいくらでも出来ます。やるなら今まで以上の気持ちでやらなければ強くはなれません。

逆にリレーのために…と思っていたエネルギーを全て個人のために使える。後輩たちにどうすれば強くなれるかを示すことができます。「リレー」という大きな目標のために各自が強くならなければ戦えないを肌で感じてきたはずです。自分のために必死に練習をする姿が必要です。自分がどこまでできるかをしっかりと確かめて欲しいと思います。他の3年生と自分達は違うんだという自覚を持って取り組むべきです。易きに流れる事は競技には不要です。これからの取り組みは全て自分に返ってきます。

チームは新しいステージに進みます。tokushoで陸上をやっているという自覚とプライドを持ってやってもらいたいですね。自分との戦いです。やるかやらないかだけ。必ず結果を出してくれると思います。しっかり前をみてやっていきたいですね。
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課題克服に向けて

2009-06-25 | 陸上競技
中国で感じた大きな「差」を克服するために原点に戻った取り組みをしようと考えています。色々と考えて直線的な脚運び(膝をたたむ)事と加速段階での動きのコントロールを身に付けさせることにしました。元々加速段階に課題があったのですが、そこを補う別の部分を強化するしてきました。しかしそれだけでは完全に不足しているのでスティックを使って動きを強制することにしました。

さらにもう1つスピードを上げる要素(これは中間疾走部分)の動きも意識させることにしました。接地と動きのタイミングを意識させる練習です。これもスティックを使って実施。スティック間の距離を一定の間にしてポイントとなる動きを強調。出来る者と出来ない者の差が顕著です。インターバル間で動きがコントロールできません。うちの選手に不足している部分です。

昨日私がイメージする動きを実際に示しました。これにより股関節が筋肉痛(笑)。私だけでなく選手も同様でした。これは意図した所に負荷がかかっている証拠だと思います。中間に入ってからの走りの前段階できちんと走れるようにしていかなければいけません。

スティックを使った加速ドリルも同様。今までは目印という意味が強かったのですが、大きくなりすぎる動きを強制的に修正する形にします。走りやすいからといって全くコントロールできていないストライドで走っても意味がありません。強制されてブレーキをかけるような走りをするならしないようにコントロールすればいい。それだけです。
いきなり目に見える動きの変化はありませんが、意識付けはかなりできています。加えて中国を経験した事で女子の意識レベルが更に上がった感じがあります。下を向いて止まっている暇はありません。3年生も秋まで続けます(これに関してはまた別に書きます)。1・2年生は1年後に向けて課題の克服に目が向いています。チームと個人の関わり方を考えていく必要があります。目標を共有する事で「心」のつながりが生まれます。そこに依存することなく自分を高めていく。この3週間でどうすれば強くなるかは見えてきた感じがあります。まずは各自が強くなる必要があります。課題を克服して戦いにいきたいと思います。

3年生についてはまた書きます。明日以降に(笑)。
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新しいスタート

2009-06-24 | 陸上競技
中国大会についてはまだ書きたいことがあるのですが、そこばかりを書いていくわけにもいかないのでまた書きます。

月曜日からテスト週間に入りました。中国から戻ってきて息つく間もなくテスト。バタバタです。それもあったので中国大会に出場した女子は2日間完全に休みにしました。インターハイだけを見てきたのでこちらが意図的に休みを与えないと気持ちが続かないと思っています。

選手達の日誌を見ると3年生も思うことがあるようです。何人かは10月の県体まで続けてくれるようです。私が顧問になって初めての事です。嬉しいですね。これからは自分自身の可能性にチャレンジしてもらいたいと思います。日誌を見る限り自分達がやるべきことがわかっています。まだまだ戦える。自分達の中にある可能性を引き出すために私も最大限の援助をしていきたいと思います。マイルで4分切りも果たさなければいけません。上級生が必死に自分と向き合う姿を見せて欲しいですね。

下級生は今から1年後に向けて取り組んでいきます。2日間で数人とは個別に話をしました。これからのチーム作りのためです。中国大会で感じたことをきちんと伝えていかなければいけない。簡単に届く場所ではない。その事を強く感じたはずです。これまでの取り組みでは届かなかった。もう一度自分達の取り組みを見つめ直す機会になります。

これまで「リレー」を中心にやってきました。これからも「リレー」を中心にやっていきます。しかし、それは共有する「目標」でありそこだけを目指していても戦えない。「目標」を共有してさえいればあとは個人が自分達のやるべき事に対して最大限の努力をするべきです。だからこそ3年生が続けてくれるというのは大きい。ひたすら強くなろうとする上級生の背中を見続けて、どうすれば強くなるかを学ぶべきです。これまで3年生が作ってきたチームを引き継ぐのです。各自が自覚を持って取り組む必要があります。

練習に関しても戦うために様々な事をしていくつもりです。戦うためには足りないものがあります。しっかり受け止めて新しいスタートを切りたいと思います。止まっている暇はありません。選手の「想い」に応えられるように私自身が成長していきたいですね。
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中国で感じた「差」

2009-06-24 | 陸上競技
今回の中国で感じたこと。最も大きかったのは「差」があるという事実。今更か?と言われるかもしれませんが。

女子400mでインターハイに行こうと思ったら57秒4が必要。さらに5位までが56秒台でした。マイルで6位に入ったチームのアンカーはこの56秒台の選手と互角に戦っていました。単純に60秒を4人が切れば良いという時代は終わっています。
56秒台といえば例年なら優勝してもおかしくないタイム。大学時代の後輩(10年以上前の話になりますが)が56秒0で国体9番目で決勝に残れなかったと聞いていましたからやはり衝撃的なタイムだと感じました。この選手は200mも25秒2位では走っていました。今のうちの力では届かない。

加えてマイルでインターハイに出場した上位5チーム、全てのチームが4継でインターハイ出場を決めています。全てのチームが48秒台。全員が4継とマイルで重なっている事はありませんが、ここも衝撃でした。4継で戦えないチームはマイルでも戦えない。大きな「差」だと思います。

普通の選手が56秒台が出るか?大きな疑問です。簡単に出るタイムではありません。これまで合宿等で56秒台の選手の走りを何度も見ていますが、正直「別格」だと思っていました。普通にやっていたら勝てる相手ではないと認めている部分がありました。56秒台を出すためには最低でも200m25秒台のスピードが必要になっていきます。簡単ではない。

しかし、来年マイルで戦おうと思えばここで負けを認めているわけにはいきません。本気で戦うなら「絶対スピードの向上」が不可欠です。今のままでいけば4分切りは出来ると思いますが、3分54秒は出ません。56秒台で走る絶対的なエースがいればなんとかなるかもしれませんがうちのチームは総合力で戦っていますから、全体の力を上げるしかないと思っています。

これから当面の課題は「絶対スピードの向上」です。原点に帰り、もう一度基礎的な部分から作り直していく必要があります。ここが出来なければ来年戦うことはできません。これから1ヶ月は基礎的な部分をひたすらやっていこうと思います。加えて速く動かすという部分、加速段階の部分を徹底的に強化するようにしたいと考えています。シーズン後半で戦うためにも絶対に必要な要素だと思います。

まだ何も終わっていない。戦えるようになってきたからこそ感じる大きな「差」です。陸上競技の中で一番克服するのが難しいスピード向上に取り組みます。力の「差」はありましたが、戦えないわけではなかった。必ず戦えます。それができると信じています。もう一度原点に帰りたいと思います。
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選手の日誌より

2009-06-23 | 陸上競技
中国大会が終わってからの日誌に大会を通じて感じたことが書いてありました。チームの状態を表していると思ったので、本人の了承を得て載せることにしました。補足はしません。読んでもらえたらと思います。


今回の中国大会は私にとってすごく大きな物になり、いろんなことを感じることが出来ました。1日目の400mから予想もしない腰の痛みが始まって、そこから様々な人が心配をしてくださり、私のために動いてくれました。

400mの準決でベストの走りが出来なかったのは悔しいけど、仕方がない。だけど、次の日のマイル予選を私が走れるのか、一番の鍵となる人がいなくて予選通過出来るのから不安で悔しい思いでいっぱいだった。けど、予選を走ってくれたmiki、misato先輩、yuka、akaneの走りを見ると「自分たちがやってやるんだ」という想いが伝わってきて、しかもチームベストを出して準決にきちんとつなげてくれた。私の痛くて全くといっていいほど走れない状態から不安になっていく気持ちが全部なくなるくらいまで皆の走りにあらわれてくる気迫があった。私が走らないことにより、走る4人は今までにないくらいの強さを持ち走っていたと思う。
いきなり3走を走ることになったyukaも冷静に受け止めてベストの走りをしていて、総体の時とは、皆のメンタル面が上がっていることがわかる。

準決を走るまでの間にたくさんの人にお世話になりました。kida先生、kamidera先生、広島のトレーナーさん、matuzaki先生は私のために様々なことをやっていただき、tokushoがマイルでインターハイに行くことを応援してくれる気持ちがどれほどのものなのかを知ることができた。他にもhikari高校の先生、ogawa先生、fujiwara先生、yoshimatu先生などの多くの人が声をかけて下さったり心配をしてくれました。yamaguchi県内のいろんな選手からも声をかけられて、 yamaguchi県内のほとんどの人がtokushoを応援してくれていることがわかり、私が一番多くそれを感じることが出来た。

結果的にアンカーを走りベストタイムでは走れなかったものの前日のあの状態から400mが走れたのは多くの人の支えと予選で見た選手4人の気迫のある走りのおかげ。チームベストが出て4分01秒04。私の状態が良ければ4分切りは絶対に出来た。だけどそれではインターハイはない…。

準決でのmisato先輩の走りは今までで一番気迫があり、総体から中国大会までの練習での追い上げは、これからのチームの中で手本となるから忘れずに過ごしていきたい。マイルでのレベルが年々上がっていく分、これからの自分たちは求められることが多く厳しくなるけど、その覚悟はあるし、もう来年のインターハイに向けて動き出す。私には今からやらなければいけないことがあるけど、心は強く持っていきたい。

※たくさん書くことがあるので、明日から少しずつ書いていきます。

以上です。選手はこの1年間で大きく成長してきています。まだ何も終わっていない。私も選手もそう思っています。

また書きます。
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女子マイルの戦い~届かなかったインターハイ~

2009-06-23 | 陸上競技
昨年の秋、中国新人の女子マイルで全体の11番目のタイムで決勝に進めませんでした。この時は広島と岡山は上位3チームしか出場していませんでしたから、実質は15番目位の力だったと思います。それでも冬期の間は「インターハイに行く」という部分だけを目指してやってきました。

春の中国総体で4分01秒04で11番目。勝負の舞台だと位置付けていた決勝には届きませんでした。決勝進出ラインは予想通り3分58秒切り。相手がどうこうという部分の前にまだうちの「力」が足りなかったというのが実際の所だと思います。

そしてインターハイ出場ラインは3分57秒切りで55秒台だと見ていましたが実際は54秒切りが必要になるレベルでした。読みが甘かった。今のうちの「力」ではどうあがいても届きません。完全な「力」負け」です。認めざるをえないと思います。

しかし、これまでとの大きな違いがあります初めてマイルで中国に出場してからの過去3年間、予選で戦うことさえも出来ませんでした。県総体を通過して中国に参加しましたというのを繰り返してきました。今年は「戦えた」という感じがあります。準決勝でもインターハイ出場チームとは少し差がありましたが、7~10番手とはかなり戦えたという実感があります。選手達も同じように感じているのではないかと思います。
目標にしてきたインターハイ出場。届きませんでした。それが事実です。私の指導力が不足していたのが最大の原因だと思います。もっと私の力があれば選手の能力を最大限に伸ばす事が出来たのではないかと思います。様々なトラブルがありましたが、それ自体私がもっと目を向けていれば変わっていたのではないかと。自分自身を責めるつもりはありません。冷静に見ていく必要があるだけです。選手は本当に頑張ってくれたと思います。

これからは「個人で戦う」事の延長線上に「マイルで戦う」事を位置付けていきたいと考えています。これまで通り「リレー」は大切にしていきますが、そこだけに力を注ぐのではなく個々が戦える状態にならなければ絶対に勝負はできません。まずは個々が「戦う」事を自覚しなければ先には進めません。3年生がまだ練習に参加します。3年生は特に自分の競技に専念させます。自分との戦いになりますから。その姿を見て下級生が「戦う」事を学んでもらいたい。今回の中国で「力」がなければ戦えない事が分かったはず。インターハイは簡単には届かない。それでも目指す価値があります。
まだまだ感じた事はあるのでまた書きます。
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