kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体終わる

2022-05-31 | 陸上競技

2022年の県総体が終わりました。思うことはあります。気持ち的に競技の指導をすることに対して色々と考えさせられています。

 

定期的に実施してきたハードル練習会。これも意味があったかどうかは分かりません。自己満足だったのかもしれないなというのはあります。この練習会を通して実際にハードル種目で活躍できるようになった選手が少なからずいるというのはあります。毎回意欲的に参加してくれる選手が活躍してくれることは純粋に「競技と向き合う」ことができる部分かなと。

 

これから先、ハードル練習会を継続するのかどうか悩んでいました。何らかの形で「競技力向上」には関わっていきたいと思ってはいます。それがハードル練習会なのか、クラブチームの設立なのか。「強くなりたい」「上手くなりたい」と思う選手たちの力になれるのはどのような形なのか。自分自身の中で考えていきたい。

 

県で優勝できる。中国大会に進める。だから指導するのかどうか。力がなくてもこちらがやりたいと思う感覚の中で競技に取り組んでいる選手に対しては何らかの力になってあげたいなと思っています。学校という「枠」の中でやることが本当に必要なのか。「フリー」の形で指導することもありなのではないか。それとも「学校」という枠組みの中でしか指導をしないほうがいいのか。これも自分の中での葛藤があります。

 

「次のハードル練習会はいつですか?」と聞いてきた選手もいます。それほど期待されているのかどうかは怪しいですが。それでもほとんどハードルが跳べなかった選手たちがある一定水準以上の結果を残してくれるというのはうれしい。もちろん、その子たちの意欲を支えてくれる顧問の先生の存在が大きいのですが。短距離とハードル、トレーニングに特化して何かできることがあるのかもしれない。

 

「部活動」という枠組みの中でできること。これは実際は限られているのかなと思います。自分自身に与えられている時間をどのように使うのか。その部分は自分の精神的な支えになる部分でもあります。自分自身のモヤモヤが晴れません。ずっと頭の中に靄がかかっている感じ。

 

また書きます。全然県総体のことではないですね・・・。

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県総体を前に

2022-05-27 | 陸上競技

思うことを。言葉を選びながら。

 

県総体を迎えます。

 

1年前に異動してきて数か月で迎えた県総体。何とか出来る限りのことをして戦えるようにしたいなと思っていました。全てはできないというのもあったので「せめてハードルだけは」という想いがありました。それが正解だったかどうかは分かりません。巡りあわせもあり、Miさんがショートハードルで戦いたいと思ってくれていました。「先生が転勤してこなかったらハードルは辞めていた」と後日話をしてくれていました。こちらに気を使ってくれての発言の部分はありますが。ありがたいことでした。あれよあれよという間に14秒2くらいまで出して、中国大会の決勝で13秒9。色々な要素があってIHに間に合わなかったというのがあります。本当は決勝を狙っていました。力を出し切ることができなかった。

 

同時に400mHの男子。100mの代表枠が取れないというのもあって1年生の秋くらいから400mHをやっていました。ハードリングは・・・でしたが。県総体に向けて5台目まで15歩という流れを作っていました。55秒台を出して優勝し、中国大会で54秒台。そこを目指してやっていました。4継に故障者が出たため県総体ではリレーを走ることに。決勝で1走が肉離れ、アンカーを走る400mHの選手は全身を攣りかけた中で完走。何とか走り切ってくれたという感じでした。その結果、本来勝負したい400mHは8割くらいでしか走れずに2位。中国大会は4継があるので400mHには出場しないという流れでした。この選手がリレーを走ってくれなけれインターハイもありませんでしたから。400mHで力を出し切る姿が見たかったなと今でも思います。

 

勘違いされるかもしれません。私自身は「強い選手」を指導することが「楽しい」わけではない。「強い選手」を指導して「結果」を出すことで周囲から評価を受けるということに価値は感じません。何度も何度も書いていますが、「強い選手は強い」のです。もっと力を引き出すというために「指導」が必要であれば力になりたい。そこが原点です。勝てるから指導する、勝てないから指導しないという気はサラサラありません。

 

どのレベルの選手でも「本気で強くなりたい」と思うのであれば、力になりたいなと思っています。それは私の価値観です。「私が見て本気だな」と思える部分に対してのみ「力になりたい」と思う。それは誰かから強制されるわけではない。ひょっとしたら「県総体出場」だけで終わってしまうかもしれない。それでも「本気で強くなりたい」という想いを感じられるのであれば私は「力になりたい」と思います。必要とされないのであればそれはそれでいいと思っています。この世の中には「何とかしたい」と思っている選手がいます。指導者がいます。その人たちの力になれるかどうかは自分自身の「価値観」のなかで大きな部分を締めます。

 

上述の2人。MiさんはIH決勝が狙えた。男子はIH出場の可能性があった。その中で本当に力を出し切れる関わり方ができたかどうか。もっと関わり方を考えていたら力を出せたのではないか。そう感じる部分があります。それは今だから感じるのか。元々感じているのか。分からない部分はあります。「強くなりたい」という想いに対して何ができるか。

 

Miさんは「補強」が嫌いでした。能力的にはかなり高い。それでも補強が劇的に弱い。そこに対してひたすら「身体作り」を求めました。波がある部分もありましたが、「徹底的に補強をする」ということに対して素直(?)に聞いていました。もちろん「強くなりたいから」というのがその根底にあります。補強をするのは「嫌」なのです。しかし、レースに出て勝てないことは「もっと嫌」というのがありました。だから努力できる。まー半強制的(強制かも)にやっていた部分はありますが。ワーワー言ってはいましたが「競技で勝ちたい」という気持ちは本物でした。だから「嫌」だけどやる。

 

その姿を見ていて「対応が大変だな」と思いながらも力になれたかなとは思っています。皮不必要な故障がなければ・・・というのはありますが。そこも含めてもっと言って聞かせておけば違ったのか。正解は分かりません。

 

色々な思いを持ちながら県総体を迎えた記憶があります。「強くなりたい」「勝ちたい」と口では言えます。それに対してどれくらいのことが必要なのか。そこを突き詰めてやっていくことの難しさはあります。「弱いところを補う」「弱点を潰す」という中で「戦える可能性」が出てくると思っています。「好きなことは頑張る」という今の風潮で本当に勝負ができるのかどうかは分かりません。「勝負」とはどのようなものなのか。自分の中でもう一度整理したいなとは思います。

 

まとまりません。記録しておきます。

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抱卵17日目と観察

2022-05-26 | 陸上競技
エビ生活。なかなか写真が撮れません。この写真が抱卵から17日目です。
 
 
 


真ん中のエビが抱卵エビです。お腹のところが少し黒くなっていると思います。なかなか写真が撮れません。お腹を見せてくれないと卵の様子が分かりません。脱卵していないか心配していますが。生き物ですからこちらが思った通りの動きはしてくれません。何とか無事に育ってくれていればよいのですが。
 
水槽を見ていると少し「半透明」になりかけているエビが。元々2匹は別のショップで購入しているのでほぼ透明になっています。グレードが異なるというのもあると思います。が、このエビ自体は他の個体と同じショップで購入しています。なんかいつもと様子が違うなという感じでした。
 
 
 


 
最初は何ともなかったのですが少しずつお腹の部分が黒くなってきました。ん??これはまさか。



お腹に黒いものがたまっていきました。またも抱卵です。前回抱卵してから約3週間でしょうか。このタイミングでまた別の個体が抱卵しています。特に今回はお世話をしているという感じはありません。苔が壁面につくのでそれを定期的に掃除する。あとは餌が植物性ばかりに偏らないように「動物性」のエサも時々与えるという感じでしょうか。
 
これまでは気になって水替えなども頻繁に行っていました。それにより脱皮を促すというのもあったのですがこれは実はエビにダメージが大きかったのかなと思っています。今は一度も水替えをしていません。蒸発していく水の分だけ「足し水」のような形で水を入れていくだけです。余計なことをするのはよくないなと感じています。これが正しいのかどうか分かりませんが。
 
重ねて水草を植えています。この水草が根から「有機物」を吸収してくれているのだと思います。それにより過剰な栄養分などが水槽内に残らないのかなと。これが正解なのかどうかは分かりませんが。とにかく水槽が奇跡的に順調なのです。まだ1匹も☆になっていない。これは本当に驚きです。過去最長で健康にエビが育っている感じがあります。
 
このまま引き続き様子を見たいと思います。見ているとまた別のエビがオスに追いかけられていました。これがまた抱卵につながるのかどうか。単純に脱皮した後を追われていただけなのか。ここもわかりません。が、見た感じはエビの育ち具合は良い感じだと思います。
 
脱皮の後の抜け殻は見かけません。すぐに食べられているのかなとは思います。脱皮がなければ交尾もしません。この辺りも深く観察してみたいとは思っています。エビ生活。観察を続けたいと思います。
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苺の様子

2022-05-26 | 陸上競技
苺。先日間引いてからかなりの時間が経過しました。まんべんなく日光が当たるように向きを変えながらやっていました。まだ花は咲きませんがかなり大きくなりました。
 
 


 
苺はどの段階でつぼみが付くのか分かりません・・・。最初小さかったですがかなり大きくなってきました。これくらい大きくなるとそろそろ蕾がとは思うのですが。全く分からない中で育てています。本当はもっと間引いたほうがいいのかもしれません。これも様子を見ながらかなと。
 
ちなみに下にある「ヒボたん」も枯れずに育っています。が、サボテンというのは変化が少ない。何がどのようになっていくのか分かりませんが枯れていないというのは重要だと思います。
 
ぼちぼち育てていきます。
 
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先入観から抜け出す

2022-05-24 | 陸上競技

自分の中での「考え」や「直観」が正しいかどうか。ここに関しては考える必要があります。全てが正しいわけではない。何が正しくて何が間違っているのか。ここに関して自省することができるかどうか。

 

400mHについて。昨年の春季支部大会で出場した選手がいきなり「69秒台」で走りました。一回も練習をしていない中での69秒台はすごいなと思っていました。何も考えていなかったからというのもあると思いますが最初から17歩で走っている。これはすごいなと。県総体でギリギリ6番に入りそこから中国に向けてという中で怪我をして練習ができず。これが9月までほぼまともに走れない。実践的な練習をほとんどしないまま秋を迎えました。

 

結局、秋に68秒台を出しましたが、最初のことを考えるともっと出るのではないかという感じがありました。まー指導が悪いのでしょう。

 

冬の間に「勝負ができるように」と思ってやっていましたが1月から2月末までほぼ練習できず。何とか試合に出ることができましたが72秒かかる。今年度は山口の女子400mHのレベルは過去最高。65秒台でなければ中国大会に進めないと思っていました。実際そうなると思います。が、とてもじゃないですが届かない。

 

それ以後色々と思うことがありました。もはや競技の指導をする意味があるのかどうか。私自身が考える「競技」は今の時代には受け入れられないのかもしれない。そうであれば別に指導しなくてもいいかなという気持ちが大きくありました。

 

これも前に書きましたが「400mHで勝負をしたい」と言っていた選手がひたすら「ショートハードル」の練習ばかりをしたがる。別にショートハードルの練習が悪いというわけではありません。が、「勝負をする」というのであればその対応をしなければいけないのではないか。そこに対しても「意味あるかな」という気持ちが大きくなっていました。それなら「指導するな」という意見もあるでしょう。確かにそうですね。

 

なかなか思うような走りができない。今考えると「怪我」もありますが、根本的な部分の強化が必要だったのではないかと思います。どうしても「専門練習」という形になると「ハードルを跳ぶ」とか「幅の踏切練習をする」というのが出てきます。が、結局は「足が遅いと勝負できない」という部分があるのではないか。基本的な走力を上げるための練習がもっとできないといけなかったのではないかと感じます。これはまた別の機会に触れたらいいのかなと。

 

で、やっと本題。全く何もしない中で「17歩」で走れた。ここに自分自身の「先入観」があったのではないか。最初から「17歩」で走れるのであればこれから先も17歩で行くほうがいいという思い込み。が、結局練習では走れてもレースになると同じパターンで200m過ぎから大きく減速します。ジョグレベルになる。今シーズンに入って4回走りました。が、すべて同じ展開。練習ではできるのに試合ではできない。

 

勝負するためには17歩が必要だと思っています。が、今のレース展開を考えると「17歩」を捨てるほうがトータルでのレースができるのではないか。前半を「18歩」にして力の配分を考えるほうが最終的に65秒に届くのは速いのではないかなと考えるようになりました。「そんなことも気づかないのか」と言われたらまさにその通り。自分自身の中で「先入観」があって「17歩で行ける」という部分が大きくなっていました。

 

男子に関しては前半15歩で走る練習を考えてやっていました。が、こちらも走力がないので3台目がぎりぎり。これは4月末の時点で切り替えて「16歩」でレースに臨むことにしていました。上述のようにそのための練習をしなければいけないのですが、「ショートハードル」の練習ばかりするので必要な練習ができていないというのはあります。「自主性」という部分が方針としてある。が、もっと強引にでも「本当に必要なこと」をやるべきだった。「好きなことをやる」のではなく「必要なことをやる」ことが足りなかったかなと。

 

色々なことがあります。が、「17歩」で走ることで途中から大減速するのであればやはり「18歩」のほうが無難なレースができる。きちんと走れれば「18歩」でも65秒が可能ではないか。実際にtokushoの時には大雨の中で単独レースで65秒で走っています。全くといっていいほど「18歩」の練習ができていない。が、気持ちが「何が何でも」とならない要因も複数ある。「やるのが当たり前」というこの世の風潮が嫌で嫌でたまらない部分が大きくあります。


指導の話もありますが選手自身が「なにがなんでも」と思えるかどうかが実際問題の大部分を占めます。雰囲気がそういう感じにならなければ私が何を言っても変わらない部分はある。必要としてくれる選手がいろいろな場所にいるのだけは確かです。一番必要とされていないのは一番近い場所なのかもしれません。何がなんでも競技をというのは時代錯誤なのかもしれない。が、それを必要としてくれる選手もいる。学校の枠を取っ払ってそういう選手のために何が出来るかを考える時期に来ているのかなと感じています。かなりマジで。

 

「先入観」や「既成概念」が世の中には存在します。「これまでこうだったから」という部分。自分の中での物差しで測ってしまう。が、色々なことを考えていく必要がある。正直、400mHのインターバルを何歩で走るとかを細かく考える指導者は多くない気がします。これ私の偏見かもしれませんが。選手が何歩でインターバルを走っているのか知らないということもある。下手に「考える」から「先入観」で「これくらいなら何歩」みたいな感じがあるのかもしれません。

 

多くの場合、「行き当たりばったり」のレースをします。それはそれでいいのかもしれません。減速する部分を減らすことが400mHの面白さでもあります。戦略と戦術で勝てるようになる部分もある。が、何も考えなくても走れる選手もいる。どこに正解があるのかは分かりません。下手なことをすると上手くいかないのかもしれない。

 

レースパターンを作るのは私の中では「当然」だと思っています。ひょっとするとこれ自体が「先入観」かもしれません。トータルで戦えるようになるかどうか。ここがすごく大切なのだと思います。

 

とにかく「指導」に関しては考えさせらえることが多い。ここが自分の中で消化できるかどうかは分かりません。自分の中の「先入観」から抜け出せるのか。それは本当に必要なことなのか。時代の変化とともに変わるもの、変わらないものがある。そこは忘れたくない。

 

まとまりませんが。気持ちがどれだけ保てるか。苦しいなと思います。

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力を出し切れるかどうか

2022-05-24 | 陸上競技

もはやエネルギー切れが著しい。世の中には様々な情報が行きかっています。常にだれもが元気なわけではない。半端ないストレスを感じることも。それでも「きちんとする」「責任を果たす」ということを求める。いや、もう何が「仕事」で何が「サービス」なのかは分かりません。それでも「やるのが当たり前」となる世の中。疲弊。

 

土曜は中学校の大会に役員として参加しました。ogw先生から「来るように」といわれたので手伝うことに。中学校の試合を見るというのは色々感じることもあります。来年度から土日の練習がなくなる。クラブチーム所属であっても全国大会に出場できるようになる。こう考えると「現状維持」というのでは何も生み出さないなと思いますね。誰かが最初の一歩を踏み出せるかどうか。高校の競技のことを考えるとクラブチームが必要になるのは間違いないと思います。そこにボランティアとしての参加なのか有料のコーチとしての参加なのか。県職兼業という部分もあるので「収入」を得るよう中たちは難しいと思います。

 

高校に入って「基礎基本」をやるというよりはもっと早い段階でやるのが理想だと思っています。そのあたりのことも話をしながら過ごしました。中高一貫の高校が結果を出しやすくなる。「ブランク」がなくなるというのも大きな要因だと思います。今年度から秋の県体がなくなります。そうなると「7月の通信陸上」で競技が終わってしまう中学生も増えていきます。約8か月以上何もしない中で「高校で競技をやる」という話にはなりにくい。中学生の「受け皿」として何かを考えないといけないと考えています。色々な人の力を借りながら。色々な人と相談しながらかなと。

 

まーそこまでして競技をやる必要性があるのかという議論は出てくると思います。確かにそうです。これからどのようにスポーツが変わっていくのか。経済状況によって競技ができなくなる選手が出てくるというのもあるでしょう。ここに対応する必要性はあるのかなと。

 

この日、学校の練習は先日と同じように「150m×5本」としていました。1本ずつのRestは5分。とにかく全力で走る。記録を測る。最大スピードを出して乳酸をためる。何度も書いていますが「精神的」にかなりきつい部分が出てきます。前日にしつこく話をしておきました、こういう練習は「本気度」が出ます。「やるだけ」「走るだけ」というのではなく「どれだけ高い負荷をかけられるのか」が問われています。1年生に協力してもらって記録の測定はできたようです。

 

前回やった時と比べるとスピードが維持できるようになってきていると。耐乳酸系の練習を2~3週間実施ています。ある程度の「耐性」ができると思っています。身体がその負荷に「順応する」という感じでしょうか。こればかりやると間違いなく「頭打ち」になると思います。スピード負荷とスピード持久の組み合わせをする中でスパイラル上に上がっていくと思っています。どちらかに特化するというのはよくない。冬季練習でも同様だと思います。有酸素系も含めて色々な要素を強化していく必要がある。

 

冬季練習に関しては女子は約2か月何もできないという感じがありました。冬季練習が終わった後にはたいてい「これはいける」という手ごたえを感じるのですが、今回に関しては0に近い感じがありました。それでも最後あがくことも必要かと。自分が持っている知識と直感を活用しながら多少なりとやっておきたいなと。

 

自分の中での葛藤があります。本当に気持ちを奮い立たせながらという感じの中でやっています。「やるのが当たり前」といわれるかもしれません。それでもここで自分を奮い立たせるのは困難です。難しい状況の中で求められるか。その部分を自分の中で消化できるか。「本気」になることに関して対応するか。

 

まとまりません。記録だけはしておきます。面白い内容ではないですが。

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バランス

2022-05-22 | 陸上競技
また滞っています。まーぼちぼちということで。

金曜日。かなりの疲労度でした。いや、体力的なものなのか。精神的なものなのか。自分を保ちながら。気持ちを維持できるようにしながら。

この日の練習は競技場でした。2時間半の時間でどのようにやるかだと思います。バトン練習が終わってから専門へ。ここ最近は「耐乳酸」というのが多くなっています。普通の選手がきちんと戦うためにはこちらも最大限のことを考えなければいけないと思っています。ある程度のことで戦えるような選手であればもうすでに戦えています。努力種目の部分もあるロングスプリントで何ができるか。

意図的に「感覚づくり」をしました。スタブロからの加速の練習です。ショートスプリントとは違う加速のイメージがあると思っています。それを身につけさせないといけない。がむしゃらに力を使って加速するのではない。更にスタブロの置き方も。基礎の基礎という気もしますが。これを県総体の1週間前にやっているというのもどうかなと思いますが(汗)。

60mかけて加速していくイメージです。こんなことはやらなくても関係ないと言われる指導者もたくさんいると思います。私のような三流指導者はこの手のことをきちんとやらないと選手は伸びないと思っています。単純に走っておけば強くなるという気はしていません。レース感覚を作るためにもこの辺りのことをきちんとやりたい。何本か加速のイメージを作ってから120mを。これも「速く走る」というよりはレースのための準備です。単純に速く走るだけなら簡単です。が、それでは実際のレースに活かせない。

選手によっては前半ある程度流しながら走って最後だけスピードを上げるという走りをすることもあります。が、これは流れながないので結局「記録を出す」という走りにはなりません。本当はもっとスピードが出せる、タイムが出せるのにレースが作れないことで上手くいかない。やはり「感覚づくり」は大切だと思います。

かといって「常にレース感覚を作る」という練習ではここ最近書いている記事のように「力が出し切れない」と考えています。これまではあまり言いませんでしたが、最後の最後になんとかできる部分があるとすればここかなと思っていました。バランスだと思います。ガンガン追い込む練習だけでもダメだと思いますし、9割のスピードである程度走るというだけでもダメだと思います。中距離選手ではないので。

その流れの中で200mの感覚走を。レースの前半の200mの入りを意識。ここも同じように力を出し切るというのではなくスムーズに加速してバックストレートでリズム良く走るというのが狙いです。理解してもらわないといけません。設定したタイムで無理なく行けるかどうか。設定が速いようであれば目標タイム自体を変更する必要があると思います。ここはあくまでレースのための準備です。耐乳酸のような追い込む練習とは違う。頭に入れてもらいたいと思っています、

最後に300mのMAX走。バトンを持ってマイルのイメージで。全力を出し切るというのがテーマです。が、「これはレースペースで行けばいいんですよね?」と聞いてくる者が…。この手のやりとりが続く間は本当の意味での練習にはならないかなと考えています。目的がわかってやっているかどうか、
やるだけになっているのであればこれは効果はない。手強い。

全力で。マイルを意識して4人ずつで走りました。競争ができたのは大きいなと思います。最後まで競り合えるという練習は必要だと思っています。通常は300は走りません。が、目の前にいる選手を見た時に必要だと感じたらやるべきだと感じたので。大切な試合が近づいてきたときにはやはり力を出し切れる練習。その辺りは感覚だと思います、

そんな感じです。まー正解かどうかは分かりません。やったこと、思ったことを記しておきます。
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エビ水槽 抱卵10日目・11日目

2022-05-19 | 陸上競技
最大の関心事であるエビ水槽の報告を。写真を撮りたいと思っているのですが、なかなかいい角度で撮影ができません。
 
大丈夫かなと心配しながら水槽を見ていると抱卵しているエビがいます。が、ずっと追いかけていますが撮影ができません。とりあえず後姿が撮影できたので。お腹に卵があるのが何となくわかってもらえるかなと。これが抱卵10日目です。非常に分かりにくいですが。
 
 
 
こちらは11日目。お腹に黒いものがあるのが分かります。卵だと思います。脱卵といって「産卵したが卵が落ちてしまう」状況があります。そうなるとそのまま卵は負荷しません。常に新鮮できれいな水を送り続けないといけないようです。心配なのは卵を抱えているかどうかです。常にこの部分を見ながらですね。

 
これは下の角度から撮影したものです。ちょっと感じがいい写真になったかなと思いますね。お腹のところに見える黒いのが卵です。1回の抱卵で20~30個の卵を産むと書いてありますが、これは何個持っているのか分かりません。光の差し具合とエビの白い部分、ウイローモスの緑。かなりいい感じですね。

 
そこから少し歩いたのがこちら。なかなか卵は分かりません。難しいですね。



 
ひとまず抱卵エビは元気です。それ以外も☆にならず元気に動いています。地道に続けていきたいと思います。エビ好きが増えるといいなと思いますね。
 
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力の出し方について7

2022-05-18 | 陸上競技
多分この話はこれで最後になるかなと。今回色々話した中で感じたことなので。

中距離の話をしている中で「あまり耐乳酸性の練習をしていると頭打ちになるイメージがある」と言われてしました。高校時代は長距離に軸足を置きながら時々乳酸系の練習を入れる。それでも強い選手が大学でもやっていけるなだろう、と。

日本記録を出した選手、大学に行って乳酸系の練習が増えたようです。だからといって長い距離を走っていないとラストが出ない感じがあると16キロのペース走などもやる。乳酸系に関してはパワーマックスを使って耐性を高める練習が多いとのこと。これは専門性を高めるという意味合いで大学からで良いのではないかという話でした。

また、導入頻度の問題も。その先生の話によると狙った大会の3週間前くらいから入れていくのが良い気がすると。感覚的なものなのかもしれません。長距離的な練習と耐乳酸性の練習がマッチングする時期に記録が出るという印象を持っていると。ここもかなり興味深い話だと思います。

「頭打ちになる」可能性がある。例えば高校時代に短距離系の流れの中で800をやっていく。耐乳酸を高める練習の頻度を増やせばある程度の結果は出せると思います。が、それが大学でも出せるのかどうか。伸び代を残して進学するというのはすごく大切な考え方だと思います。が、大半の選手は高校で辞めてしまうかもしれない。この辺りのことはどう捉えるか。難しい部分だと思います。が、ある程度の耐乳酸トレーニングはやはり必要だと考えています。

「3週間前くらいから」というのは絶妙な期間だと考えています。1番の理由は「気持ちが持たない」からです(笑)。耐乳酸性のトレーニングはこれまで書いてきたように「かなりの覚悟」が必要です。自分自身で負荷をかけて乳酸を溜めないといけません。溜めない走りを繰り返していても効果は現れないからです。しかし、かなり負荷が高いのです。その練習に向き合うためにはかなりの気持ちの強さが必要です。これを1年間やり続けると思うと気持ちが折れるかもしれません。

以前は定期的にこの手の練習を入れることができました。「何が何でも強くなる」という気持ちがあったからです。逆にいうと負荷が大きすぎた部分があるのかもしれません。「強くなりたい」という気持ちを理解しながら本当は手綱を引いて抑えなければいけないのかなと。まーここまでやるのは余程の気持ちが入っている選手に限られますが。

そう考えるとやはり「3週間前」というのは良い時期なのかもしれません。目の前に試合がある。その時期は大半の選手は頑張れます(笑)。きつくてもなんとかしたいという気持ちが持続できます。半年後に試合があるというのであってもなかなか気持ちを奮い立たせてやっていくのは今の選手には難しいのかなと感じています。もちろん、定期的にそういう耐性を高める練習はやるべきだと思います。2週間単位で1回ずつくらいは入れていくと良いのかなと感じています。3週間前から2週間は週2くらいで入れると良いのかなと勝手に考えています。かなり気持ちが入らないとできないかなと思いますが。

これが絶妙なタイミングで今回、「耐乳酸性が不足しているのでは?」と感じたのがすこし前。丁度県総体の3週間前だったと思います。3週間前には250mを3本を2日間。女子はこれができていないので不足するかもしれませんが。更に今週は何回かその手のことを実施したいと考えています。月曜日に150mを5本5分レストでやったのでもう1回か2回はどのような形かで耐乳酸性のトレーニングを入れておきたい。

このバランスなどはよく考えないといけないと思います。ダメージが大きすぎて回復しないというのでは困りますから。スピードと耐乳酸性の両方の軸からアプローチする。まー当たり前といわれたら当たり前なのですが。狙いを明確にして練習をすると色々なことが変わるのではないかなと思っています。既成概念があって、「これまでは」という呪縛があります。もちろんこれまでやったきたことにも大きな効果を出せるものがあります。しかし、本当はそれほど意味がないことであっても「前例主義」であったり「他の人がやっているから」という理由で実施していることも少なくない。

きちんと「理由」があってそれを説明できる。それをやることでどのような効果が望めるのかも理解しながらやると良いのかなと思っています。これは覚悟の問題とも比例すると思います。

何回かやって思うのですが、「ここでいかないといけない」という話をどれだけしても出し切れない選手はいます。そのために記録を計るという最もシンプルな方法を取ることにしました。自分自身で追い込まないのであれば記録測定をしっかりとしてそれで負荷をかける。ここはすごく大切な気がしています。

これまではセパレートコースで綺麗に走っている部分がありました。ここも独断でオープンで最初からガンガン競り合うようにしました。目の前に何かないとできないという感じがあるのでそれをしっかりと感じさせながらやるためにはその方が良いかなと。「質の高い練習をする」という前段階をどうやって作るかなのかなと。自分達は「負荷をかけている」と思っていてもそれは80%でしかなかったりする。それは自分では分からないのです。ここも今の段階では徹底的にやらなければいけないと思います。まだ殻を破るというレベルには到達しないなという感じがあります。

まだまだ勉強しないといけないことが多いと思います。才能だけに頼るシステムではなく、最善を尽くして選手を伸ばしていけるシステムができれば良いなと。まー私みたいな適当な人間が何をいうのかというレベルではの話ではありますが(笑)

なんとなく書きたかったことは書けたかなと思います。また思いついたら書きます。たぶん。
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力の出し方について6

2022-05-18 | 陸上競技

いやはや。思い立った時に書き始めるとあれこれ浮かんできます。どこまで書くのが正解なのか。ここも分かりませんが。

 
練習を組み立てる中で必要な要素。エネルギー供給形態に沿ったものであるべきかな思います。科学的にという言葉に踊らされたかはないですが、効率よく成果を出そうと思えばある程度「生理学」に沿ったものがいいかなとは思います。それに現場で見ているのもを合わせていくというのが良い。研究室ベースの内容にするのはやはり良くないかなと。
 
そんなこともあれこれ頭にあって朝長距離の指導者と40分くらい話をしました。私が考えていることを伝えて意見を聞くという感じでした。駅伝校と中距離種目の関係。何故長距離がハイスピードを出さないのか。などなどです。
 
やはり「出さない」のではなく「出せない」というのが正解なのかなという印象でした。LTを頭入れながら動く。それをずっと繰り返していく中で「効率よく動く身体」に変わっていく。短距離のように短時間で力を使い果たしてしまったら長い距離は走れません。ある意味効率が悪い身体なのかもしれません。長距離は長い距離を走らないといけないので一気に力を使うような走り方をするのではなく無駄なく効率的にという部分がある。
 
が、見ていると技術的なことに関してはあまりやらないなと思います。効率を良くするのであれば基本的なことからやっていくともっと無駄がなくなるかなと。接地の場所に関しても重心の位置にしても。まーこれは別問題なのかもしれませんが。
 
で、「中距離に特化した練習」についての意見を聞きました。この日話した方は教え子が大学時に800mの日本記録を出しています。その前から色々と興味があったのでどんな感じでやっていたのかを聞いていました。短距離の指導がしたいというのがありますが、興味関心はあちこちにあります。どこかにそのヒントがあるからです。
 
で、「駅伝」を考えずに800mを突き詰めるというのはどうなのかという部分を書きました。非常に面白いなと思うことがあったのでそのことは書いておきたいなと。練習の基本スタイル自体は「長距離と同じ」というスタンスで実施されていたようです。3年生になった時には「800mで勝負する」というのがあったので、別にすることもあったが基本は長距離。元々本人が「短距離の試合に出たい」というくらいだったようですからスプリントに自信があったのかなと思います。それでも「耐乳酸性」を上げるような練習を増やしたり、スピード練習を増やすということもなかったと。レースペース以上のスピードで走ることもほとんどない。流しくらいはしていたけどとのことでした。
 
こういう性格ですからもっと突っ込んで質問を(笑)。試合の数週間前くらいから少しずつは「耐乳酸性」の練習を入れていたようです。これが短距離とは違う部分かなと感じました。「本数」で乳酸を溜めるのではない。例えば600mであれば最初の400mをハイスピードで突っ込む。普段のレースではそこまで突っ込むことはないので乳酸が蓄積する。身体が動かなくなる状況を作ってそこから200mをどれだけ維持できるかという練習をやっていたということでした。これは間違いなく「理にかなっている」と思います。以前、800mの選手が最初の400mはキロ3分のペースで入ってラスト200mを上げるという練習をすると言っていたことがあります。ギアチェンジの練習としては意味があるのかもしれませんが、「レースに生かせるかどうか」という部分では「?」というのがありました。今回はしっくりくる。
 
実際、私自身が25年前に500mの練習をしていた時期があります。これはイーブンペースで走るのではなく最初の400mを50~51秒で入る。そこから最後全力で動き続けるというもの。乳酸を溜めておいてそこからさらに負荷をかけるというものです。トータルで64~65くらいでカバーしていたような記憶があります。そう考えるとこの練習は「意味があった」のかなと。「中距離的な練習」として(笑)。
 
考え方は様々です。アプローチの仕方も。が、どのようにして「レースに生かすか」は常に考える必要があると持っています。単純に長距離的な練習として「インターバル」を入れてもきっと中距離の記録は上がらないと思います。特に800mに関しては「苦しい中で動き続けないといけない」という部分が大きい。ここに関して「対策」をしなければいけない。もちろん、こういう世界ですから「走ったら速い」という選手がいるのは間違いありません。が、きちんとした練習をしていけばそこに対する「適応力」は向上すると思います。
 
短距離の短い距離でこういうのは難しいかもしれません。もちろん、最初から突っ込んではいることは重要だと思います。これは常に言い続けています。が、150m程度の距離であれば押し切れる。300mの距離になると大半の選手がいけない。200mの通過をベストで通過するというのは困難です。それくらい「勢い」がある選手であれば本当に強くなると思うのですが。だから別の形で負荷をかける。乳酸が蓄積した状態の中で「動き続ける」という方法を考えていかなければいけないと思います。これが今は250mや150mなどの組み合わせなのかなと自分の中では考えています。
 
あー。もう一つだけ記録しておきたいことがあるのでこれはまた別に。興味がない人にとっては苦行のような内容かもしれません(笑)。エビの様子を楽しみにされている方には申し訳ないのですが。kws先生には別途エビの動画でも送っておきます(笑)。
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