べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 398

2018-08-27 14:49:08 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 398

「四神相応の地に建てる」

 

玄関アプローチを見ています。

赤い壁の奥に玄関ドアがあり

その手前の黒いべんがら塗装部は

左手に傘立てなどを置くアルコーブに、

右手前は庭で使う道具などの収納になっています。

そこは「外」なのですが

黒(濃い紫)のべんがらを塗って「内」の扱いにしています。

入口部は赤いべんがらの壁に黒の立枠をみせ「内」を予感させます。

 赤いべんがら壁の入口部では基礎コンクリートをカットして、

壁が浮いたようにやさしく連続して家を包みます。

壁に伴奏するかのように庇も続き

雨をなるべく壁から離して落とします。

 2階の屋根面は破風板を壁につけ軒の出がなく

モダンに仕上げてもよいのですが、

わざと壁より少し浮かして破風を回し、

陰影を作って壁のガルバリュウムを生かします。

玄関上の小庇の陰も相まって、

そうそう、樹木や竹垣、敷石など建て主のSさんの施工も加わって

シンフォニーのような景観を作っています。

 

 

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日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 397

2018-08-22 14:27:51 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 397

「四神相応の地に建てる」

 

写真は敷地に上って

玄関へのアプローチを眺めています。

玄関からは土間続きでそのまま庭に出られます。

玄関ホールの南側(画像左手)には隣家があるので、

壁に窓はなく、西側の庭に大きく開放しています。

手前の竹垣や、敷石など外構工事は建物完成後

建て主のS様が自ら造り上げたもの。

見事です。

2階の外壁はガルバリュウム鋼板の小波板

1階は赤味のべんがらと濃紫べんがらとを塗り分け

10㎝ほどの小幅板の両端を少しずつ重ね、上から見ると

凸凹断面の大和張りにして優しく人を迎えます。

 

べんがらは陰影に富む自然の素材で、この大和張りと

相性がよく、光の当たり具合で華やかであったり

渋さが漂ったりします。

ガルバリュウムの金属の質感と

艶のない木とを組み合わせる、素材や質感を

変えることで建物に豊かな表情を生み出すのです。

 

 

 

 

 

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日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 396

2018-08-17 15:03:30 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 396

「四神相応の地に建てる」

 

前回ブログの写真にS邸を

置いてみるとこんな感じです。

ここから眺めるとかわいらしい家ですが

実際は裏手側に伸びており

それなりの大きさ(延べ32坪)になっています。

手前のフェンスに取り付けた竹の垣根は

施主施工 うまいもんです!

2階の壁仕上げはガルバリュウム鋼板の小波板、

水はけのよい素材。

1階は赤と黒のべんがらを大和張りの板に塗っています。

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日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 395

2018-08-15 17:46:19 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 395

「四神相応の地に建てる」

 

階段を上りってゆき

敷地全体を見渡したところです。

まだ、家が建つ前の写真。

西の山を遠くに見ています。

その後の設計段階で

S邸、ご希望の一つが

「西日が美しく見える」家でした。

 

うむ、わかる!

 

 

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日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 394

2018-08-11 14:04:56 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 394

「四神相応の地に建てる」


S邸敷地への入り口写真です。

右奥からは道路沿いの土手が続き、ここで止まります。


まだ家が建つ前、最初に敷地を訪れたときの写真です。

敷地は道路境から始まり

途中の踊り場も含めて、20段ほどの階段を上ります。

道路側の隣地よりも4mほど高く、上の敷地からみて

隣家は低く2階建てでも圧迫感はありません。


階段を上っているとき

山を見ながら、

ここは神社が建つような良い場所だな!

と思い、

事務所に帰って調べてみたら

「四神相応の地」であることがわかりました。

 

 

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日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 393

2018-08-08 11:59:20 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 393

「四神相応の地に建てる」

 

正面がS邸です。

前々回のブログにあった栗の林は

道の先、トラックの後ろに広がっています。

土手の緑が目にやさしく

季節になるとつくしやタンポポ

水仙など、姿を現し

山菜も期待できるかもしれません。

お世話になった

お隣の土地ですが

自然の賜物として残るといいですね!

 

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日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 392

2018-08-06 14:41:23 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 392

「四神相応の地に建てる」

 

敷地の東側の道をたどると

山に入る散歩道があります。

 

樹木が鬱蒼とし

昼なお暗く

歩く人影も薄らぐほど。


この山を伝わってか

S邸の現場監理の際、

タヌキを見かけたこともあります。

(スタッフ談)

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日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 391

2018-08-03 17:48:17 | Weblog

日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 391

「四神相応の地に建てる」

 

今回の写真は栗林。

前回ブログで」

「敷地南側は開けて大きな道路がある」

と説明しましたが、

写真からはその道路が奥に見えます。

 

撮影時期は6月で

白い花が咲き、

独特の香りを放ち

生命力さえ感じます。

 

秋には手前の道にまでも毬栗が落ち

実が顔をのぞかせます。

 

風物詩が少なくなる中での貴重な存在。

子供たちの記憶にも残る。

 

 

 

 

 

 

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