厚木の家 No13
この角度の画像は3枚目ですが
好きな画像なので詳しく説明したくなります。
前回よりも更に引いて移しているので
スペース全体を把握しやすいのではと思います。
左のガラス部分の向こう側は玄関ホールとなります。
前回の画像ですとこのガラス部分
(ポリカーボネート複層パネル)
が見えず、かなり暗いのでは
と感じた方もいらっしゃるでしょう。
実際はこのようになっています。
厚木の家 No13
この角度の画像は3枚目ですが
好きな画像なので詳しく説明したくなります。
前回よりも更に引いて移しているので
スペース全体を把握しやすいのではと思います。
左のガラス部分の向こう側は玄関ホールとなります。
前回の画像ですとこのガラス部分
(ポリカーボネート複層パネル)
が見えず、かなり暗いのでは
と感じた方もいらっしゃるでしょう。
実際はこのようになっています。
厚木の家No11
リビングルームの一部を見ています。
画像の左下には今まで見てきた座敷があります、
このように座敷の上に、明り取りの格子窓がありますが
そこからの明かりでは陰影が強すぎるので
中間に天窓(トップライト)を設けています。
観葉植物の置かれている部分の下はトイレである、、
と分かるのは、
上からの光がまぶしいトイレの中に入ったときです。
4畳半の座敷
竹の天井について話してきましたが
これは全体を写した画像です。
竹を敷いている方向の違いが良く分かるのではと思います。
4畳半の畳の線にあわせ2階部分の構造材を組んだ
格天井(ごうてんじょう)としています。
JR横浜駅近く、線路際に水天宮平沼神社、神楽殿があります。
もう10年以上前の設計ですが
ここの神楽殿の天井はもっと細めの化粧角材で格子状に仕上げています。
この場合光が入ってくるのではなく神楽の音が響くよう、天井を板で塞いでいます。
格天井といえばこの神社の方が正統なのでしょうけれど
厚木の家では格式は重視せず、あえて構造材を見せ、正統を外しています。
天井が光ることで構造材が民家の木組みのように強調されています。
直接竹に光が当たる
画像を探してみました。
この写真は奥の天井にわずかに
右のトップライトからの光を受けています。
床はたたみですが
竹や木、植物などで
見事にエイジアンテイストのインテリアを
クライアントは創っています。
背後は隠し階段。
京都の町屋や地方の伝統的建築物の保存地区
をめぐってみると「ここは押入れかな」と思い
襖を開けると階段が現れ2階に続くしつらえ
を多く見かけます。
厚木同様、北鎌倉古民家ミュージアムや
鎌倉二階堂の家など現代でも試みていますが
入り口の戸を閉めている限り押入にしか見えないので
階段の所在を隠し、2階の寝室の安全を確保する事が
そもそもの目的だったとも考えられます。
前回の画像では天井から光が入ってくる様子が
あまりはっきりしない印象です。
今回はこの画像にしてみました。
竹を詰めて打つと暗くなる?
と思うかもしれませんが実際は
この通り隙間が膨らむように光が入ってきます。
特にこの天井は梁で九つの枡に分割され
各々隣り合う枡で竹の打ち方を市松模様になるように
90度方向を変えています。
愛知県犬山市の名鉄ホテル脇に有楽苑という庭園があり
この中に如庵という茶室があります。
織田有楽斎が建てた茶室で国宝です。
竹を詰めてうった有楽窓があり光の透け具合に感動し
ヒントを得て市松の天井としました。
光の入り方も季節によっても異なり、夏は上部窓から
直射光が入り竹の曲面に反射して光が飛び散る様は
さぞやと思います。
ブログの更新、大分、間が開いてしまいました。
11月の最終ブログが17日付けですから
2週間以上あいてしまったわけですが、
この間、テニス合宿や定期演奏後に開催された
湘南アマデウス合唱団の
被災地慰問旅行で福島に行くなど
決して仕事にかまけていたわけではありません?!
さて、今回は前回画像を玄関土間に隣接する座敷から
眺めたところです。
この座敷、天井をご覧いただきたい。
実は竹でできています。
しかもほんのわずか透いていて隙間から光が入ってきます。
直接の窓のない部屋ですが、天井全体があかるく光る。
川崎の日本民家園を訪れますと、床が竹でできている農家があります。
足が落ちないよう竹を詰めて並べていますが、竹自体が直線ではなく節もあるので
どうしても隙間ができます。
夏はひんやりとした空気がその隙間から上がってきて
昼寝にはもってこいの場所となります。
この厚木の家でもこの天井裏側は2階の床ですので
多少のごつごつ感さえ我慢すれば?
そんな芸当もできるわけです。子猫がたくさんいるので
遊び場になっているのでしょうけれど。