所長日記

現場での出来事、日々思うことをつづっていきます。

韓国その2

2007-09-11 18:18:33 | Weblog
 画像奥に宗廟の正殿を望む。
 宗廟は朝鮮王朝時代歴代の国王と王妃を祀った場で、1395年完成、豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592)で一時消失、その後建替えられ今日世界遺産になっている。
 韓国で見かける極彩色に塗られた寺院のなかでここはベンガラの赤のみが木部に塗られる。
 シンプルな印象は建物そのものに現れ、屋根もごてごてせず、実際は19間あるのだが列柱も画像のように左右に果てしなく繋がるように見える。
 門をくぐると1メートルほど床全体が上がったような石の特大ステージ。これも建物まで延々と広がる。そこに立つと、なにか特別な場所に来てしまった気分に。
 中央には高貴な人の通路が南北に伸びる、厚さ3cmほどの敷瓦で舗装され赤御影の一般床とはこば立ての敷瓦で分かつ。
 画像右側は小割の赤御影をなまこ壁のように目地を格子状に押さえているがこれも素朴な感じ。
 個々に見て行けば石段の素面も、ステージ床の石面も皆同様に素朴でかわいらしささえ感じるのだが
 塀、門や建物に囲まれたスペース全体は時代を超えて、今でもパワーが漲る。
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韓国その1

2007-09-04 14:18:03 | Weblog
まず画像をじっくり見ていただきたい。
 DOCOMOMO KOREA メンバーとの交流を目的にこの夏、JAPANのメンバーと韓国を訪れた。
 画像はもう故人となってしまったが韓国建築界をリードしていた金壽根氏設計の「空間」社屋アプローチの階段である。
 なんともたっぷりとした石を使いながら妙に軽快ではないか。
「石を生かすにはなるべく、塊で使う。」
 宗廟を訪れた建築家白井晟一氏の目に付いたのもこの韓国の石の使い方ではないか?
 宗廟入り口山門の石段、くぐって現れる巨大な石敷きのステージ、水はけ用の石を削りだした吐水口、素朴な感じがにじみ出ていて、皆大きいけれど「かわいい。」
 金氏の扱い方はもっと洗練されているが、宗廟と重なる。
宗廟の建物そのものには、、塗られていました、柱や梁、木戸にいたるまでベンガラが!
 詳しくは韓国その2で!


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