所長日記

現場での出来事、日々思うことをつづっていきます。

スリット

2009-01-23 09:21:21 | Weblog
前回ブログの「スリット」とは?

長い切り口、割れ目といった意味です。
人が出入りする大きな窓ではなく縦長の細い窓、
光や風を効果的に取入れる開口部です。
建築家、安藤忠雄の「光の教会」ではスリットを直交させ暗がりの中に光の十字架を浮かび上がらせています。
O邸のキッチンスリットの切り口は壁と直交するのではなく、上から見るとかなり寝かせた平行四辺形にしています。切り口は三角定規の先端のようにとがっており光の方向を制御しています。中央部に金属ブレースがうっすら見えますがこれは玄関側に露出していて季節の花の投げ入れを吊るす、などスリット部を床の間風に使っています。
完成間じかの神奈川県W邸では外部スリットに荒板の格子をかぶせ制御した光を和室に入れ壁を浮き上がらせる工夫を施しています。この紹介はいずれまた。

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リビングからキッチン、玄関

2009-01-18 12:44:37 | Weblog
画像右側が玄関、左がキッチン。
キッチン壁はダークグレー系のタイル、白木の窓枠は茶に塗り、木製ブラインドと合わせている。
横長の白壁裏面は、収納カウンターとなり雑然となりがちな什器類を隠す。
玄関とリビングはハンガーの引き戸で区切る。引き込んだ戸がチラッと見える。
リビングの床は平らのまま玄関に続く。
家を建てる前の建て主のお宅に伺った際、ドアの下枠が出っ張り足が当たる事が多い。下枠を設けないバリアフリーの単純な工夫だが意外とまだ普及していないのかもしれない。
中央衝立のように立つ白壁は玄関とキッチンを区切るがよく見ていただくと中央で壁が途切れスリットとなり光を透す。構造壁でもあるため金属の筋かいが交差しているさまをオブジェ風に見せる。

画像はデジカメなので手持ちのシフトレンズは使えず右端がゆがむ。
適度に暗い天井は白壁を光の反射板とする。
天井に浮かび上がる照明デザインは建て主の作。
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バスルーム

2009-01-10 16:31:28 | Weblog
前回の画像奥にバスルームが見えていたので今回取り上げます。
外は坪庭になっており、浴室外部を取り囲むよう塀を巡らせています。開放感を出す為窓は広く取りたいところですが、隣家からは見えやすいので、窓上部を覆うように角度をつけた庇を取り付けています。
画像からベンガラを塗った裏面がみえますが、傘の内にいるような落ち着きも出しています。窓周りはガラリ戸にガラス戸の構成、バリ風の趣に。
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ダイニングから北側デッキ

2009-01-08 18:13:58 | Weblog
ダイニングから北側のデッキを眺める画像です。
北側の畑と繋がるスペースです。
外部ベンチの背もたれ部が高くなっていますが、これは北風が室内に入るのを防ぐもの。同様にタイコ貼の障子を入れて断熱対策をしています。
室内の白壁の間に、更に奥が伺えますが、そこはバスルーム。
使用中以外はこのように開けておき、手前にある化粧室からバスルーム、その外部にある坪庭への視線を確保しています。
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リビングトンネル

2009-01-06 09:36:13 | Weblog
前々回、「リビングに続く南側デッキ」の画像を引いてゆき、北側デッキまで出てしまい撮影したもの。
あまり引きすぎて、上部に外壁小庇まで見える。このように南北のデッキが繋がっている。リビングやダイニング天井はベンガラ塗りだが、壁は白の珪藻土、床は花梨とそれぞれ引き立てあうような素材を選択している。左側にキッチン、右手にバスルームや化粧室が広がる。
幅木はアルミ製。入り幅木で壁の角、壁上端同様シャープな印象をかもし出す。
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グレーゾーン

2009-01-04 11:38:31 | Weblog
前回で取り上げたグレーゾーン。
横から見るとこんな感じになっています。
柱は120×120、四隅に30×40の赤松胴縁材を打ち付けたもの。
柱を囲い、風当たりの強い角々を保護し
寿命が来たら取り替えやすいようになっている。
バルコニー先端は柱に当たる少し前で止め外観は柱を強調している。
デッキはウリン材。ベンガラとの配色が良い。
2007年8月のブログにO邸の模型が出ている。
全体像がつかみやすいかもしれない。
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リビングに続く南側デッキ

2009-01-03 10:08:52 | Weblog
リビングから南道路側デッキを望む。
室内側の床は鏡面コーティングを施してあるので内外の境は分かりやすい。
デッキ部床の陰になっているところは2階屋根つきバルコニーの下部に当たる。
ここは将にグレーゾーンで室内の家具を出したり冬場の植物たちの避難場所になったり内と外の都合で使える場所である。
この部分、外観的には彫りの深い、陰影豊かな表情をかもし出す。

遠方の住宅が隠れるくらいに樹木が生い茂るとバリ風が強く出てくるだろう。
室内は左に玄関、右に和室が位置する。
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南側玄関廻り

2009-01-02 13:51:54 | Weblog

前回画像の右側に隠れている部分を玄関側から見返す。手前デッキの境を目印にしていただければ理解しやすいと思う。
雨樋を水盆が受けている。塀も木製でベンガラ塗装。
開いたり閉じたりして玄関へといざなう。
道路側を見渡しているが、いずれ高木が視界を上手くさえぎり、バリの雰囲気を出すことだろう。
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