所長日記

現場での出来事、日々思うことをつづっていきます。

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 227

2017-01-31 21:40:08 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 227

「柏の簓子下見」

玄関ホールを座敷から見ています。

玄関は以前北側に位置し

日中日が入らぬ状態。

今回の改修によって

さんさんと日が注ぐ南側に配置し、

冬場、広々した玄関土間が

鉢植えの避難場所になっています。

 

玄関戸、柱や梁、天井板(合板ではなく杉板)

には濃い紫のべんがらが、鎌倉の家と同様に、

塗られ、ゆえに天井や梁組は豊かな陰影に満ち溢れています。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 226

2017-01-30 21:41:11 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 226

「柏の簓子(ささらこ)下見」

簓子下見とは外壁の板張りの一つです。

城郭の外壁にも使われ、明治大正昭和とつづき

きわめて少なくなりましたが今日でも、外壁仕上げにリクエストのある、

息の長い板張り方法です。

棹縁天井を外壁に持ってきたような形で、板が重なり合い

棹のような押し縁で板を側面から押さえます。

これにべんがらを塗ると陰影豊かになってくる、

その様子はいずれ紹介しましょう。

今回はまず玄関の土間から。

式台は欅の一枚板、床は小粒砂利の洗い出し、

那智黒でボーダーを入れています。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 225

2017-01-28 12:22:11 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 225

「べんがらを塗る」

べんがらを素木に塗った事例を紹介してきましたが

塗装の実際を説明します。

写真の下に白く写っているのは針葉樹合板(ラーチ合板)、

塗装前の状態です。

後ろは塗装後の合板

光の当たり具合でこのようにいぶし銀の様な渋い表情を見せます。

写真の合板は天井の野地板に使用予定なので、

間近に見るわけではないが

1枚1枚チェックして木目の良いものを

あらかじめ選び出します。

この塗装作業ですが、

写真の現場の場合、お客さんと仲間5人で行い

91㎝×182㎝の合板111枚を朝10時から夕方4時まで

1日で塗り終えました。

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 224

2017-01-25 22:02:45 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 224

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

個室内部の写真です。

腰壁は吹き抜け廻りの手すりと同様のデザイン

として、白壁で埋めています。

その上の障子をあけると吹き抜けとなります。

屋根裏との境にはガラスをはめ、

ひとつ屋根の下で住まうイメージを強調しています。

なお

「鎌倉の濃紫べんがら」は今回までです。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 223

2017-01-24 20:46:20 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 223

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

前回のブログでブリッジといっても

わかり難いと思い

今回の写真を出します。

 

吹き抜けを横断する橋で

南東側と北西側のゾーンとを結んでいます。

昼近い時刻の撮影ですので

ちょうど南側からの日差しが強く入ってきています。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 222

2017-01-23 21:33:51 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 222

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

階段を見下ろした写真です。

左側の手すりはやがてブリッジに至り

「向こう岸」へとつながります。

手摺りの角材だけはべんがらを塗装せず

オスモでアクセントをつけます。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 221

2017-01-19 18:22:47 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 221

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

前回画像撮影位置はそのままで

右手を望んだ写真です。

広々していますが

1階と2階あわせて23坪。

(吹き抜けは除いてますが)

家全体がおおきめの茶室、

といった親密さを感じさせています。

そのせいか心を落ち着かせ

自らを深く顧み、エネルギーを充電する禅であり

鎌倉武士の質実剛健さであり

わびさびであり、五感であり、

と、いろいろ詰まっている小さな宇宙です。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 220

2017-01-16 22:45:37 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 220

 

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

前回の写真は床から1メートルの高さで撮っていました。

今回はそれより60センチほど高い位置の画像です。

この高さですと、左手の三角窓から南側の山と隣家の

屋根あたりが見えます。

直接お隣の窓と対面しない様子が分かるかもしれません。

 

向こうの「ステージ」に見えるのはご主人のエレキギター。

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 219 

2017-01-13 20:38:48 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 219 

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

左手奥にブログ218の不思議な窓

右手前にブログ217の階段手すり

各々を繋げる写真です。

ブリッジが双方を繋げています。

 

2階の床はJパネルで36ミリの厚さ。

手前のごとく、手摺りに囲まれた舞台のようなスペースが3つあります。

 

右奥の障子の部屋のみ囲まれています。

あとは開放的なスペースですが、お子さんの成長とともに

様々変化してゆくでしょう。

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 218

2017-01-12 16:15:22 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 218

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

前回の南東側同様、

北西側にも三角窓があります。

白壁の窓は、開いているのか、締まっているのか

この様な光の当たり具合では

曇りガラスや障子のようにも見え不思議な感じです。

季節によってはここから夕日が差しますし

三角窓からは

「星とか月とかきれい」だそうです。

それを感じるゆとりがある、

現代的な風流のあり方かもしれません。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加