べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 210

2016-11-30 19:00:09 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 210

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

畳床の和室、前回と反対側を見ています。

隣家の樹木を借景として、いただいています。

天井のベンガラとともに、窓上部分の下がり壁も

陰影の制御に貢献しています。

 

モダンな天井まで目いっぱいの窓もいいですが

緑を額縁のように見せる、プロポーションの美しい

この様な窓もありです。


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 209

2016-11-28 21:00:52 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 209

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

 

実際、和室から、道路までの空間がどのように変化するか

を見たのが今回の写真です。

手前は和室の畳床、そしてオーク材のダイニング、モルタルの土間

芝生の庭からさらに道路へと続いています。

(写真の最奥に見える壁は道路向こうのお宅)


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 208

2016-11-25 17:32:32 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 208

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

 

今回は

ブログ206と同じような画像です。

違いは、和室の建具「障子」を手前に集めています。

この様にすると、突き当りの壁が左右に広がる様子や

床仕上げの違い、床段差の違いが見て取れます。

畳床の和室が一番高く

オーク材のダイニングがその次、

モルタルの土間が一番低い位置にあります。

が更に芝生の庭へと続くわけです。

 

和室は一番北側にありますが、炬燵に座っていると

南側の土間や、庭の様子も分かり

奥まっていながら直接、日もさすという不思議な空間です。

季節によってどこまで日が入り込むか、

視覚を楽しめますね。

 

 


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 207

2016-11-24 19:19:23 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 207

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

前回よりも左側に視点を変えました。

 

一部しか見えなかった和室

やその上の個室、この上下二部屋のみ

が個室として閉じることができます。

 

その他は部屋としてオープンです。

楽器の間として使われたり、読書のために、

など、自由な使い方ができ、家族の動く音

生活する音を感じることもできます。


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 206

2016-11-15 18:50:44 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 206

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

 

右手に玄関に続く土間

左手は和室と2階は寝室が位置します。

右手が南に当たり

午前中は右側の光が強い。

椅子に近い光は昼ごろこの位置を照らします。

もっとも季節によって違いますが。

 

これから建てようとするお施主さんには

実際の建物を見てもらい光と陰影の感覚を味わってもらいます。

 


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 204

2016-11-10 19:58:46 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 204

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

 

前回の写真撮影位置とほぼ同じところで写した

これは、建て方時の画像です。

青空が見えるこの時期の姿も美しい!といつも思います。

魚の背骨のように通っている棟木を1本の柱が支えている写真です。

これからどのように変化してゆくのか

前回の写真からも分かりますがもう少し

角度をかえて写したものを次回ご覧いただきます。

 

 


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 203

2016-11-09 22:34:46 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 203

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

 

キッチン側から見たダイニングの写真です。

前回、「古欄間が光に反射している」

としましたが、おわかり難かったと思います。

これだと階段もはっきり見え

2階のスペースとの関係性がはっきりしてきます。

 

屋根は切り妻形で、

屋根面も床の反射光を受け、黒に近かったベンガラも

紫に輝いています。


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 202

2016-11-08 20:31:45 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 202

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

 

前回の写真よりも土間側に回り込んで撮影しています。

これで階段の廻りをぐるっと一周。

写真でですが

インテリアの体験ができたのでは!

撮影位置はダイニングで

オーク材の床には暖房が施され

上部は吹き抜けています。

2階床の反射光を受けているのは古建具の欄間で

手すりも兼ねています。

 

次回はキッチン側からの写真を見てもらいます。

 


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 201

2016-11-07 21:41:26 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 201

「鎌倉の濃紫ベンガラ」

 

前回の画像、左手におぼろげに

階段が見えていました。

実際はこのようにトイレと土間側の壁とで挟まれた

スペースに配されています。

足の踏む板は桧、蹴込み板は杉、

床の延長として考えベンガラ塗りではなく

白木のままです。

右の明るい壁は玄関へ

左側は土間から更に外部へと続きます。