所長日記

現場での出来事、日々思うことをつづっていきます。

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 235

2017-02-28 19:57:48 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 235

「柏の黒紫べんがら」

実は座敷に入ると予想に反しガラッと雰囲気

が変わり

この様に船底天井になっています。

改修前の設計者の労作でここは換えず。

勾配天井の杉板と平天井の神大杉(アンティークショップで購入)

を新たに入れ替えてます。

素材のコントラストを出すため、べんがらは塗らず

杉はあえて素地っぽく柿渋塗り。

壁についても京聚楽の塗り直し。

矩折の床框は形状そのまま、材は欅に換えています。

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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 234

2017-02-25 20:18:53 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 234

「柏の黒紫べんがら」

昨日の写真から

少し左奥を見ています。

改修前、手前には縁側があったので

明るすぎ、美術品を置くには適さぬ

環境でしたが、今回の改修で

像も所を得ています。

 奥の書院窓など座敷内は床脇の形状以外

改修前とプランは変わっていません。

 

 

 

 

 

 

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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 233

2017-02-24 20:35:57 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 233

「柏の黒紫べんがら」

再び玄関室内側に戻って

これは入口の扉を開けて

正面を眺めたところです。

土間の小粒砂利洗い出しから欅の式台と上り框

桧の縁甲板に

座敷の畳へと続く、硬いものからより柔らかいものに

床の素材が変化してゆくのも、和風の伝統ならでは。

細やかで繊細な感覚です。

細かな竪桟の美しい大阪格子戸の手前、

左側には何かがライトアップされているように見えます。

また座敷も左手奥にいざなうように書院の明かり障子がみえ、

どのような空間がそこに広がっているのか

ますます奥ゆかしさを感じる。

玄関の玄の意味するところです。

 

 

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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 232

2017-02-23 20:04:45 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 232

「柏の黒紫べんがら」

今回の写真は千葉県柏市をはなれ

かなり南に下って千葉県鴨川市へ。

法人会の研修旅行です。

館山の赤山地下壕、アーティスティックな地層

ゼロ戦のコンクリート製格納庫、地面に雌伏

懸け造りの笠森観音いずれも素晴らしかった!

でもこの

板金製簓子下見には参った!

漁港の脇にある建物なので過酷な環境にあり

板の簓子下見が板金のレインコートを着せられているのです。

その職人わざ。いつかいっしょに仕事をしたい!

 

 

 

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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 231

2017-02-22 14:57:16 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 231

「柏の黒紫べんがら」

今日から

べんがらの表現を「濃紫」から「黒紫」にします。

この方が実際の色を良く表現していると感じます。

 

今回の写真は玄関入口戸上の欄間です。

ブログ227をご覧いただくと

右側の壁にブルー色の丸窓がありますが

これは北欧で手に入れた「月」のアート作品です。

これを引き立てるような建築主のデザインで、

太陽を意味するそうです。

厚さ7mm、杉の一枚板をくり抜き二枚合わせて中央のガラスを入れています。

「太陽のデザイン」は塀にも刻まれています。

 

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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 230

2017-02-14 20:31:13 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 230

「柏の簓子下見」

という副題ですが

柏とは千葉県柏市の事です。

簓子下見とは、外壁仕上げの一つで

幅が24センチほどの板を横に何枚も

下から張り上げてゆく。

その際、板の上下の端を鎧のように重ねてゆき

板の反りを抑えるため簓子という細い木材

で垂直方向に押さえてゆきます。

簓子は横から見ると板が重なる形状にそって

ジグザグに巧みに削り取られています。

たぶんみなさんの近所にも何十年も経ている

簓子下見の家があるかもしれません。

探してみてください。

今回の建物でこれを採用したのには理由があります。

つまり建築主の希望でした。

簓子の縦のラインや重なった板の横に走る線によって

外壁にふかい陰影が漂う、それをべんがらで

塗装するとなお一層の効果が上がる。

以前、別の家でそのことを感じた

建て主ならではの希望だと思います。

写真のように夕暮れであっても

縦横のラインは明確に出て、サイディングや塗り壁にはない

味わいを見せています。

 

ちなみに丸窓のある壁が簓子下見です。

 

 

 

 

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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 229

2017-02-10 22:03:19 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 229

「柏の簓(ささら)子下見」

 

玄関側から入り口の門を眺めています。

門はすぐそこに見えるほど近いのですが

そのわずか路地を

楽しむ工夫がなされています。

次回は違う画像に飛ぶかもしれませんが

折に触れその工夫を紹介します。

お楽しみに!

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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 228

2017-02-09 18:45:27 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 228

「柏の簓子下見」

間が空いてしまったので

前回を振り返る様な写真から始めましょう。

 

引違の玄関ドアを開けると

門へと続く路地があらわれます。

門まで数メートル。

短くもその間に既存樹木も生かした

作庭の妙が味わえます。

 

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