べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 169

2016-08-10 20:59:15 | Weblog

 

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 169

「わびさび庵」

奥行きの浅いデッキテラスは建て主がご自分で工事を行いました。

以前もコメントしましたが、同じ敷地の母屋建設の際は天井、壁などのべんがら塗も

すべてご自分でなさいました。

 塗装が専門というわけではなく、およそ、かけ離れた職業に携われています。

ただ人の集まりも多く、庭に小規模の建物を建て、既存の母屋とともに庭を囲み

「中庭」のような落ち着きを持ったスペースにし、皆とともに庭で過ごすことも設計者として

考慮しています。

 また母屋とは直接廊下でつなげているわけではないので、離れの人はサンダルをはいて

母屋に行き、食事と、入浴を行います。

 子供の頃よく訪れた母方の山梨の郷ではトイレが外にあり、夜は怖さとともに星の輝きも心に残る体験をしました。

今は1,2階とも母屋の延長として使っていますが、わびさび庵も将来的には、ホームステイに、貸室に、

と、離れていればこその使用法も生まれて来ます。

 囲まれた中庭の一方はご覧のように斜面緑地。保存樹木もあり中庭に日陰を作っています。

庭は暫時的なもの。これから本格的に庭師たる建て主が行うわけでこれとはまた

別の風景に生まれ変わるでしょう。

 

 

 

 


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 168

2016-08-02 17:42:43 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 168

「わびさび庵」

母屋のグランドピアノ越しに見た庭の様子です。

奥のブルーシートのあるあたりに「わびさび庵」を造りました。

全体の大きさは1階、2階あわせて7.5坪。

母屋を建てたのは4年前、当時は3世代の住居として計画しましたが

ご家族の変化もあり、いざ同居するとなると手狭になり

今回の離れの登場となったわけです。

 建て主は「小屋を作ってくれればいい」的な感じ、、、

でしたが出来てみると、そうとは呼べない顔をしています。

この母屋と離れは上から見るとL字型の配置で、庭を囲みながらも

離れを奥にずらす事で庭に光と風を呼び込みます。

 


日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 167

2016-08-01 18:13:36 | Weblog

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 167

今日からは横浜市内に建つ「わびさび庵」の紹介です。

 

画像右の建物が以前紹介した母屋のべんがらCa邸、

その左に離れの「わびさび庵」が建ちます。

名前の由来は

少ない予算、しかし質は高い

しかも和の雰囲気を持つところからきています。