kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

循環物色

2024-03-28 05:47:51 | 日記
市場推計によると今日の配当落ち分は266円だそうです。日経平均は再び4万1000円を窺う勢い
です。配当付き最終売買日である27日は不動産セクターや自動車セクターの一角や東京エレクや
アドバンスト、レーザーテックなど半導体銘柄も堅調な展開でした。

日本の脱デフレがテーマになってきたようにも思えるこのところの動きです。地価上昇もありこ
れまで内需銘柄と言ったら外食や百貨店が物色されてきましたが、不動産銘柄も加わるのでしょ
うか。大手私鉄は主要駅や沿線ぞいで不動産事業も手掛けています。持続力がどこまであるかは
不明ですが、脱デフレが幅広い内需銘柄の底上げに繋がるかもしれません。

大手商社株も相変わらず人気を保っています。巨額な自社株買い(5000億円)の発表から三菱商
事の独歩高が続いていますが、27日は三井物産や丸紅も10年来高値を更新しました。高水準な利
益を上げている大手商社は株主還元の原資は豊富です。ライバル意識もあり大規模な自社株買いの
催促相場に発展するのでしょうか。

原油価格のこのところの上昇は資源分野に強い三菱商事や三井物産の業績にはプラスに働きます。
これまで根強い人気を保ってきた海運銘柄は3月相場になり急落ご下値模索を続けています。過去
2年では配当利回りの高さから決算末には人気化していましたが、どうやら利回りが3%から4%
程度では物足りないのでしょうか。海運銘柄は人気の圏外のようです。

それでも年初からの日経平均急騰が半導体セクター中心に限られた銘柄の上昇に支えられていた
一方先週の大幅高では半導体セクターは揉み合いでした。循環物色が相場の安定をもたらす可能
性は高そうです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする