kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

エヌディディア

2024-03-26 05:59:07 | 日記
週明け25日の日経平均は寄り付き後は下げ渋る動きもありましたが、10時過ぎに下げ幅を広げ
大引けにかけて一段安となりました。前週の上げ幅は2180円と大幅上昇でした。日経平均構成
銘柄の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日移動平均)は22日時点で146%
と「買われすぎ」の目安とされる120%を大幅に上回ったことや先週末のダウが下落したことや
年度末接近で持ち高調整や利益確定売りもあったようです。

もっとも騰落レシオの高水準はそれだけ幅広い銘柄への買いで上昇した事を示しており過熱感を
指摘されながらも上昇相場がその後も続いたケースも少なくありません。季節要因も4月の株高
はかなりの確率で高いようです。

150円前後の円安トレンドが当面継続するようなら輸出企業中心に来期の業績も期待できそうだ
ということも今年の株高の追い風です。生成AI人気で半導体セクターに偏った物色がより幅広い
セクターの銘柄への物色に変わったことも良い兆候です。

今春の予想を越える賃上げで内需銘柄が有望だという外資系の運用責任者の見方を紹介していま
す。また外需銘柄は今後為替が円高に向かうトレンドが強まると増益率が低下するという見方も
示しています。内需銘柄物色は前倒しでそんな動きを先取りする投資家の買いが背景にあるので
しょうか。円相場がどのように動くかで株式市場でも物色のトレンドが変わってくるでしょう。

生成AIブームがどこまで続くのかもまた相場のカギを握るようです。シリコンサイクルは今年回復
に向かうと予想されています。生成AIが一過性のブームに終わらず息の永いテーマになれば半導体
セクターのバリエーションは一段と高まるでしょう。

過去のバリエーションと比較して割高だとか割安だとかは判断してしまうと大事な事を見逃してし
まいます。EV市場が脚光を浴びベンチャー企業や他の業界から新規参入が相次ぎあっという間に価
格競争が激しく利益が得にくいレッドオーシャン市場になったケースとは違うように思えます。

先頭を走るエヌディディアのGPUを追うように各社が開発にしのぎを削っていますが、次々と高性
能な製品を発表するエヌディディアに追いつくのは大変です。またエヌディディアの生成AI半導体
の強さはハードだけでなく開発者の使い勝手が良いソフトウエアの存在を挙げる向きもあります。
今回はエヌディディアが半導体セクターの中心であることだけは間違いないようです。

25日のエヌディディア株は7ドル上昇の950ドルでした。先の高値の974ドルを更新するようなら1000
ドルも期待されます。東京市場でもエヌディディア株の動き次第では生成AI相場第2幕が開く可能性も
ありそうです。もっとも1幕は期待先行で上昇した銘柄もありました。本当に生成AIで大きな恩恵が見
込める銘柄が買われ、銘柄によって明暗が出るかもしれません。
コメント
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