最高値更新

FOMCを無難に通過したことで日米とも株高が進みました。東京市場では日経平均が3月7日に
記録した4万472円を更新しました。日経平均は今週急反発し3営業日で2100円ほど上昇しあっ
という間に高値を更新しました。

今年日経平均が大幅高する時には決まって指数の寄与度の大きいファーストリテイリング、SBG
東京エレクトロン、アドバンテストが大きく上昇し一部にはいびつな大幅高という見方もありま
した。21日は指数の上昇に比較してこれらの銘柄が特に大きく上昇した訳ではありません。

トヨタ、ホンダ、NEC、富士通、三菱電機、日立、コマツ、信越化学、住友電工、デンソー、三
越伊勢丹これらの銘柄は21日に10年来高値を更新した銘柄です。日本を代表する企業であり多く
の銘柄が今期だけでなく中長期で成長している銘柄です。

上記の銘柄以外でもゼネコンの大林組や鹿島建設などや三井化学、ADEKA、アマノや東洋水産な
ど中小型の上昇も目立ちます。確実に物色の範囲は広がり多くのより多くの投資家が株高を実感
できる上昇でした。

今後もボラティリティの高い展開は続くでしょうが、短期間（2週間）で高値を更新したこともあ
り株高トレンドはまだ続きそうです。年金資金のリバランスや金融機関の益出し自社株買いのペー
スダウンなど需給面での不安が一掃できた今週の高値更新だったようです。

今週は市場関係者の予想以上の上昇になりそうなですが、今日も米国株高の支援材料もあり4万1000円
突破を目指しそうです。SOX指数高もあり、今週の上昇相場で出遅れ気味の半導体セクターの上昇が
あれば1000円突破は難しくないでしょう。