kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

CPI通過で安心感?

2024-03-13 06:03:27 | 日記
12日の東京市場は売りの対象がハイテク銘柄から商社やメガバンクなど金融銘柄にも広がり
ました。前日に日銀が上場投資信託の買い入れ見送っており、ETF購入を含む大規模緩和策
の早期終了への警戒が強まったとの解説もありました。

もっとも日銀のETF買い入れに対しては市場機能を阻害するなど兼ねてから負の側面を指摘
する市場関係者もいました。先進国では例のない中央銀行による株式の購入は遅かれ早かれ
止める運命になっていたのではないでしょうか。

企業の資本効率の改善が進むROEなど欧米企業と比較して遜色のない水準になれば一時的に
株安に見舞われてもいずれ株価は企業の妥当値に回帰します。新SISAがスタートして個人投
資家のマネーが資産形成に向えばそれこそ一時的な株安は投資の好機です。

積み立て投資を利用していれば同じ金額で多くの投資信託を買うこともできます。成長投資
枠を使って個別株が大きく下落したタイミングで買いを実行できれば投資リターンは高くな
ることもあるでしょう。年初から2月まで続いた一本調子の株高では積み立てとはいえ平均
取得コストが上がる一方です。

今回のように大幅な調整局面こそ積み立て投資の効力が発揮できます。個別銘柄でも割高感
があって投資の判断を躊躇っていた銘柄への投資のチャンスも増えます。

日本企業の収益が恒常的に伸び株主への還元も積極的な姿勢が定着すれば持続的な株高に一歩
近づきます。今後も市場が拡大するとみられる半導体銘柄でも収益への貢献度の違いから今後
選別色が強まるかもしれません。

半導体市場のなかでも高成長が期待される生成AI分野で本当の勝ち組はどこなのか、何社なの
か、日本企業はその仲間に入っているのか調整の後に立ち直りが鮮明な銘柄が有望ということ
でしょうか。

今日の東京市場はCPIの結果を受け米国市場で3指数とも上昇したことや円相場が落ちついて
きたこともあり3営業日ぶりの上昇が予想されます。特にエヌディディア株が7%を越える上昇
だったことから東京市場でも半導体セクターが上昇しそうです。指数に与える影響が大きい
半導体銘柄の動き次第では指数の大幅高もあるかもしれません。

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