kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

一歩先の相場見通し

2024-03-27 05:52:06 | 日記
月内最終売買日の今日はどんな展開になるのでしょうか。3月相場は生成AI相場一色でした。
日経平均が初めて4日に4万円を超えた立役者は半導体セクター全般の上昇がもたらしました。
一方3月19日に再び4万円を超えてからのリード役は日本を代表すりょうな銘柄で外需、内需
銘柄でした。外需ではトヨタやホンダの自動車銘柄や三菱重工や日立、NEC、富士通など電
機銘柄でした。またセクターを問わず中小型銘柄の上昇も目立ちました。

一方内需系では三越伊勢丹やニトリの小売業や大林組などのゼネコン、出光やエネオス、コス
モHGの資源銘柄や三菱商事や三井物産の上昇も目立ちました。内需系銘柄は増配など株主還元
への期待が株高の背景です。

一方これまで業績の安定と配当利回りの高さで期末には人気化することの多かったNTTやKDDI
には配当取りで上昇するという動きはほとんどありませんでした。配当利回り4.88%と時価総額
の大きな上昇銘柄ではJTが比較的堅調ですが、一段と上値を試す動きはありません。

高配当、低PBR、低PERのバリュー銘柄でもこのところ還元強化を発表した手垢のついていな
い新鮮な銘柄への人気が高かったようです。その高配当のバリュー銘柄も明日は配当落ちです。
このところ上昇が目立った銘柄は配当金以上の株価下落には注意が必要です。

配当落ち後は来期業績を睨みながら成長期待の高い銘柄に再び脚光が当たることを個人的には期
待しています。円安頼みの外需銘柄には常に為替相場変動のリスクが付きまといます。投資家の
間には既に円安メリット銘柄への期待は十分織り込んだことも考えられます。投資の極意は一歩
先を考え相場展開を予想することです。

半導体セクターの中でもディスコ株は26日も10年来高値を更新しました。代表銘柄である東京エ
レクトロン株も高値圏で推移してましたが先週からの動きはディスコが際立っています。PERは
80倍台に乗せました。半導体銘柄でも高い水準です。圧倒的な市場占有率もあり高い競争力があり
過去2年で株価は5倍になっています。

しかし同株は日経平均に採用される事が決まっています。目先筋の先回り買いによる上昇もある
ようです。指数採用後は反動安も一様は警戒すべきかと思います。需給要因だけで急騰した銘柄
はその後反動安になったケースもありました。半導体分野のグロース銘柄という位置付けは不変
ですが、バリエーションはかなり高くなっています。当面は反動安も警戒すべきかと思います。
コメント
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