今日も残暑の厳しい日となりました。なるべく外出せずに済まそうと思っていたのですが、五線紙が無くなってしまったことを思い出して、楽器店に出かけることにしました。
某有名楽器店に着いて売り場をチェックしてみたのですが、お目当ての五線紙は置いてありませんでした。そこで会計カウンターに行って、受付のオネエサンに
「声楽用の五線紙を下さい。」
と聞いてみました。そうしたらそのオネエサンは私の顔を凝視して
「セイガクヨウノゴセンシ…?」
と言ったままフリーズしてしまったのです。
私の言い方がマズかったかな?と思って、もう一度
「はい、声楽用の、五線紙を頂きたいのですが」
と、抑揚を強調した言い方に変えてみました。すると、
「……ちょっとお待ち下さい。」
と言うと、オネエサンはやおら物凄い勢いでパソコン検索を始めました。しかし、そもそも探さなければいけないモノが何だか分かっていなかったようで
「…すいません、五線紙って五線譜のことですか?」
と真顔で聞いてきたのです。
内心ズッコケながらも
「はい、そうですが、どんなものだか御存知の上で検索かけていらっしゃいますか?」
と問い返してみたら、何だか要領を得ない返事しか返ってきませんでした。
そこで、『これは連想ゲームしているより正解をみせた方が早い!』と思った私は、売り場にあったピアノ&ヴォーカル譜を持って行って
「こんな風に、上に一段五線があって、その下にピアノ譜を書く大譜表が二段一組で書いてあって、それを左側で三段一セットにしてある五線紙が欲しいんです。」
と、これ以上どうやって詳しく説明するの?というくらい事細かく説明してあげました。
そこまで説明されて、さしもののオネエサンもやっとモノが何だか分かったらしく、再びパソパソし始めました。すると、
「大変申し訳ありませんが、当店では扱いがないようです。」
…いやいやいや!そんなわけなかろう!!
「あの、この商品はオタクの本店で購入したことのあるものですから、分からなければ本店に電話してごらんなさいましな。」
と言ったところで、ちょっと立場の高そうなオジサマが登場したので事の経緯を説明したところオジサマがパソパソして、ものの1分ほどで当該商品を探し出して発注してくれました。
帰り際にオジサマが
「不調法を致しまして申し訳ございませんでした。」
と謝ってくれましたが、最初に応対したオネエサンは2歩くらい引いたところで黙って突っ立っていたので
「分からない時には一人で解決しようとしないで、周りの人に助けてもらうことも大事ですよ。あと、お客様に向かって『すいません』とか『ちょっとお待ち下さい』といった軽い日本語はお慎みなさいませ。」
と言って早々にお店を出ました。
世の中に完璧な人間なんていませんから、知らないことがいけないとは思いません。ただ、分からないことを分からないままにしておいて、自分勝手な判断を下してしまうことが恐ろしいと思うのです。自分でももしかしたらそんなことをしてしまいかねないな…という自戒の念も抱きつつ、次回のオネエサンの対応に期待しようと思います。
某有名楽器店に着いて売り場をチェックしてみたのですが、お目当ての五線紙は置いてありませんでした。そこで会計カウンターに行って、受付のオネエサンに
「声楽用の五線紙を下さい。」
と聞いてみました。そうしたらそのオネエサンは私の顔を凝視して
「セイガクヨウノゴセンシ…?」
と言ったままフリーズしてしまったのです。
私の言い方がマズかったかな?と思って、もう一度
「はい、声楽用の、五線紙を頂きたいのですが」
と、抑揚を強調した言い方に変えてみました。すると、
「……ちょっとお待ち下さい。」
と言うと、オネエサンはやおら物凄い勢いでパソコン検索を始めました。しかし、そもそも探さなければいけないモノが何だか分かっていなかったようで
「…すいません、五線紙って五線譜のことですか?」
と真顔で聞いてきたのです。
内心ズッコケながらも
「はい、そうですが、どんなものだか御存知の上で検索かけていらっしゃいますか?」
と問い返してみたら、何だか要領を得ない返事しか返ってきませんでした。
そこで、『これは連想ゲームしているより正解をみせた方が早い!』と思った私は、売り場にあったピアノ&ヴォーカル譜を持って行って
「こんな風に、上に一段五線があって、その下にピアノ譜を書く大譜表が二段一組で書いてあって、それを左側で三段一セットにしてある五線紙が欲しいんです。」
と、これ以上どうやって詳しく説明するの?というくらい事細かく説明してあげました。
そこまで説明されて、さしもののオネエサンもやっとモノが何だか分かったらしく、再びパソパソし始めました。すると、
「大変申し訳ありませんが、当店では扱いがないようです。」
…いやいやいや!そんなわけなかろう!!
「あの、この商品はオタクの本店で購入したことのあるものですから、分からなければ本店に電話してごらんなさいましな。」
と言ったところで、ちょっと立場の高そうなオジサマが登場したので事の経緯を説明したところオジサマがパソパソして、ものの1分ほどで当該商品を探し出して発注してくれました。
帰り際にオジサマが
「不調法を致しまして申し訳ございませんでした。」
と謝ってくれましたが、最初に応対したオネエサンは2歩くらい引いたところで黙って突っ立っていたので
「分からない時には一人で解決しようとしないで、周りの人に助けてもらうことも大事ですよ。あと、お客様に向かって『すいません』とか『ちょっとお待ち下さい』といった軽い日本語はお慎みなさいませ。」
と言って早々にお店を出ました。
世の中に完璧な人間なんていませんから、知らないことがいけないとは思いません。ただ、分からないことを分からないままにしておいて、自分勝手な判断を下してしまうことが恐ろしいと思うのです。自分でももしかしたらそんなことをしてしまいかねないな…という自戒の念も抱きつつ、次回のオネエサンの対応に期待しようと思います。