黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 昔と違う晩秋の田園風景

2016年11月06日 08時11分02秒 | その他

  

 


 先日、私の住む場所が那賀川が山から下って平地に出た直ぐの場所で其処から海岸線に向かったデルタ地帯(三角州)の始まりの調度 扇の要〔かなめ〕の位置に有る事が解る様に川の南岸は城山に登り反対の北側は岩脇公園に登り写真を撮る事にした。此の徳島県で二番目に大きい那賀川は南西方向から流れる川筋が城山に繫がる山肌に行く手を遮られ北方向に流れが変わった後に北側を遮る羽ノ浦山に連なる尾根に当たり調度此の平野部で流れを東側に変え後は紀伊水道まで一直線状に約12Km及ぶデルタ地帯に成って居る。阿南市は海に面して居るので漁業も盛んだが矢張り主たる産業は農業が中心で専業農家は少なく兼業農家が大半である。特に阿南市周辺の米作りは「早場米」が特徴で8月半ばの盆の頃までに収穫を終えてしまう。私の実家は農業をして居たので子供の頃は田植えや秋の農繁期はよく手伝わされたが其の頃の米作りは五月前後に田植えをして収穫は9月の後半頃であった思うのだが此の時期だと如何しても台風の通り道に位置する四国では台風の影響で収穫量が左右される為に最近は本格的な台風シーズン前に安定に収穫出来る早期米に変えて米作りをしている。


 昔は田んぼを有効利用する為に米作りに使用した後に麦やタバコの葉を栽培して田畑を空ける事は余り無かったが最近は小規模の兼業農家や後継者が居ない農家が時代と共に多くなると農業は副業となり会社勤めに寄る収入が主と成ると裏作的な(収入は余り期待できないが田畑を遊ばすよりはマシ)手間は掛かるが収入的には期待出来ない裏作の考え方は段々と無く成り兼業農家では休耕田が多く成った。其処で米作り後の休耕田を利用してコスモス草や時期的にはもっと後にレンゲ草やナタネ草を植え付けて田畑が痩せる事を防いだり人寄せの行事が始まり(此れには補助金が出るらしい)此の時期には町村単位で協力者を募り特定の一角の広い面積にコスモス草を植え付けた「コスモス畑」が現れる。休耕田が多い何の変哲も無い景色の中に一気にコスモス草が咲き出すと辺りの田園風景は一挙にお花畑状態に変身して其れを見物する人達で結構賑わっている。


 二週間ほど前には隣町の那賀川町の見事なコスモス畑が新聞で報道され写真を撮りに出掛けたが今回、私の生まれた町の岩脇公園の高台に上がって景色を見て居たら眼下に可成り広大なコスモス畑を見付け見学に行った。最後の写真は一番広いコスモス畑で縦が250m位、横幅がせまい所で40m程は有ろうか?其れは見事なコスモス畑であった。時期的花は最盛期は過ぎて少し花弁が散りかかった花も有ったがまだ蕾の物も有り暫くは楽しめそうな感じがする。今日は全く別の目的で羽ノ浦山の高い台に登ったが予定に無かった物を見付け結構写真を撮る事が出来た。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。