平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録12月10日(日)

2017-12-10 06:44:38 | アマチュア無線

本日午前7時晴れ1.0℃

【AO-85】07:30パス中5回Voice Beaconが出ました。4回受信可能でしたが、5個Decoded 日曜の早朝、地上波の妨害もなく比較的電波環境良かったのですが、5/8で6割のデコード率このデコーダーでは「Eye Diagram」と表記されていますが「Eye Pattern」と同義と思います。この目がハッキリすればデコードします。ハッキリさせる方法もあると思っています「RadFxSat Not Tracked」になっていますが、次のバージョンアップの時「AO-91 Tracked」と表記されるでしょう。

【Meteor-M N2】08:31 & 10:12 ◆2回のパス合成画像「MeteorGIS」は、自動で画像を合成してくれるのですから優れものです。関東良く晴れています。

【AO-91】11:53 RadFxSat Fox-1B ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA0CAW JA1ZRM JA2WDN JA4GVA JA1GHV JJ1KXB JA1ZRMは、奥武蔵アマチュア無線クラブ OP.Asamiさん 直線距離で2kmくらいしか離れていませんDecoded:20Frames

【FalconSAT-3衛星を追う②】逆からたどるDigiアップ』全ての設定を確認し、衛星に向けて電波を出しました。届いているのは間違いないですが、デジピートしません。電波が届いているのは間違いないというのは、前述のとおりWinXPのPCとハードTNCでは実現している訳で、電波を出している条件は同じだからです。上がらなかった理由の結論としては、サウンドカードのレベルの問題でした。レベル調整の実験を地上局同士でUISSでAPRS Digi信号を出し確認しました幸い直線で2.5kmのところにJH1OKL局が居て、ほぼ同じシステムでFalconSAT-3へのDigiアップに挑戦しているのです。双方HS Soundmodem+UISSで電波を出し、音声レベルによるデコードの状況を確認しました。再掲画像は衛星へのデジに成功した時のSpeakerレベルです。JH1OKL局との実験でも80以下に下げるとOKL局側でJE1CVLの信号が見えません。キャリアーは入るのですが、中身が見えないということで、つまり変調が乗っていないのです。当然衛星に向けてもSpeakerのレベルが低いと変調が乗らずDigiしないということになります。今後もさらに適切なレベルを探ることになりますしかし、このレベルをもっと具体的に調べる方法があります。道具を使うのです。つまり「オシロスコープ」そして使っているリグが9600baudの入力レベルをどれくらい要求しているのか、リグのデータシートで確認し、規定値に収まるようにSpeakerレベルを調整します『オシロによる測定方法』PCのSpeaker OUTを測定すべき端子とします。インターフェースからPCのデータソケット(たいがい裏側にあるMiniDIN6ピン)に行っている1番ピンが測定端子となります。JE1CVLのリグ「FT-847」のデータシートを見るとここには「40mVpp(10kΩ)」の入力が必要と書いてあります(怠慢でDigiアップ成功後に見た始末)リグには接続しないでUISSを送信状態にし、ここに出て来る電圧と波形をオシロスコープで確認します。FT-847の場合は上記の数値になるようにSpeaker出力レベルを調整すれば良いことになりますオシロの測定は、アイパターンとしますアイパターン (eye pattern、アイダイアグラム、eye diagram)とは、信号波形の遷移を多数サンプリングし、重ね合わせてグラフィカルに表示したものです。パターンを組み合わせた表示がeye(アイ、英語で目)に見える事から、アイパターンと呼ばれるようになりました。波形が同じ位置(タイミング・電圧)で複数重ね合っていれば、品質の良い波形であり「アイが開いている」と言います。逆に、波形の位置(タイミング・電圧)がずれている場合は、品質の悪い波形であり、ジッターが悪くなります。アイパターンを確認することにより、縦の高さや横の幅からタイミングマージンや電圧マージンを一度に評価することが出来ます。つづく

【参考①】JH1OKL局との情報交換⇒『昨夜のパスですが、久下さんの送信波形が見えましたが、トンガっています。つまり、上下は変調かかっていましたが、中心部はかかっていないAMのキャリアのようです。私の電波もUISSだとそうなってしまいます。WiSPだと綺麗な台形になりますが、昨夜は、受信ができず、送信もできませんでした。(中略)とりあえず、台形の波形が見えるように調整することが先ですかね。』JH1OKL局は、SDR#でJE1CVLの信号を受信し、波形を見てくれたのです「SDR#は便利ですよ~」はOKL局の弁

【参考②】Speakerレベルによって、Digiするしないが決まることになりますが、ブラジルのPY4ZBZ局がレベルの紹介をしています。 Alto アルト スペイン語「高い」真ん中 OK Baixo バイスー ポルトガル語「低音」

【参考③】Speakerレベルによる出力電圧をデジタルオシロを使って測定しました。

【参考④】測定の様子

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