さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
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さすらいの風景 サンクトペテルブルク その7

2012年07月06日 | 海外旅行
エルミタージュ美術館の見学を終えて、次は血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー教会)にむかいました。



血の上の救世主教会は、1881年に皇帝アレクサンドラ2世皇帝が暗殺されたことにより、後を継いだアレクサンドル3世皇帝の命によって、暗殺場所の上に建造されたました。いくつものネギ坊主を載せた姿は、モスクワのボクロフスキー教会と似ていますが、1907年に完成された、比較的新しい教会です。



ロシア帝国の国章の双頭の鷲も飾られています。



堂内の天井は高く、壁一面に当時のロシアの一流画家によるモザイク画が飾られいます。



皇帝アレクサンドラ2世皇帝の暗殺された場所には廟が設けられています。

アレクサンドラ2世皇帝は、農奴開放を行いますが、その内容に不満を抱くテロリストによって、何度かの暗殺未遂事件が起こされていました。1881年3月1日、エカテリーナ運河沿いを通っていたアレクサンドル帝の馬車に爆弾が投げらました。爆弾は馬車の脇で爆発したので皇帝は無事でしたが、負傷した護衛兵を元気づけようとして皇帝が馬車から降りた時、もう一発の爆弾が投げつけられました。急いで冬宮に運ばれましたが、出血多量で、アレクサンドラ2世皇帝は亡くなってしまいました。



廟の中の花の前に石が見えますが、暗殺時の石畳がそのまま残されています。





ロシア正教の正面壁には、聖所(内陣)とを区切るイコノスタス(聖障)と呼ばれるイコンを嵌め込んだ壁が設けられています。



ロシア正教のイコノスタスは、五層に及ぶ巨大な物が良く見られますが、ここの物はむしろ控えめです。





天井や壁のモザイク画に力を注いだという感じです。



黄金色を背景にしたモザイク画は、カトリックの教会を見てきた目にとっても、圧倒的な壮麗さです。



天から神が見下ろしています。











教会の外に出て、運河沿いの広場から教会の全景を眺めました。





血の上の救世主教会は、ソ連時代には粗末にされて、倉庫に使われたりもしたようですが、現在では完全に修復されて、サンクトペテルブルクを代表する観光スポットの一つになっています。

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2 コメント

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意外 (本読みと山歩き)
2012-07-08 05:25:04
エルミタージュは、ギリシャやエジプトの宝物もあったんですね。
買ったのか、略奪してきたのか、はたまた宗教の繋がりか…。
日本人が知らないだけで、お宝がたくさんありそうです。
コレクション (さすらい人)
2012-07-09 19:48:09
エルミタージュ美術館の成り立ちについては、エカテリーナ女帝の統治した時代を考える必要があります。統治の末期には、フランス革命が勃発したので、エルミタージュ美術館のコレクションの購入は、財政の逼迫した貴族が自分のコレクションを売り払う時代に重なっていたと思われます。さらに、ヨーロッパ諸国の王様も、戦費がかさんで、まとまったコレクションが売りにだされても購入できず、ロシアへと流出していったようです。ギリシャやエジプトの出土品は、当時その地域を支配していたオスマン帝国と、たびたび戦争を繰り返していたので、戦利品か和平の贈り物として、手に入れたのではないでしょうか。

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