さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ホスタイ国立公園

2018年11月26日 | 海外旅行
ウギー湖の立ち入り禁止に伴って宿泊地も大幅な変更になり、当初予定にはなかったホスタイのモルツォグエルスツーリストキャンプに泊まることになりました。



まずは、チェックインし、割り当てのゲルに入りました。荷物を放り込んだだけで、ホスタイ国立公園に出かけました。



国立公園のゲートを抜けて未舗装の道に揺られながら進むと、ここの目的の野生馬タヒの群れに出会うことができました。西洋人の一団もタヒ見物に訪れていました。

ユーラシア大陸の各地に生息していた野生馬は19世紀までに絶滅したと思われてきましたが、モンゴルでは原種のタヒが生息していることが判りました。しかし、1950年代までに生息していたタヒは、食肉として狩られるなどして、モンゴルから姿を消してしまいました。その後、絶滅前に数十頭のタヒが欧米の動物園に送られていたことが判りました。1980年代にその数頭がこの地に放たれ、保護によって、2016年の段階で約32グループ、340頭を超えるまでになりました。



メスの群れで、仔馬も混じっていました。



少し離れて、メスの群れを見守るボス馬。



また近くにはオスの群れ。スキあればメス馬に近寄ろうと狙っています。





オスの群れが近寄らないように威嚇するボス馬。

タヒは気性が荒く、ボスが交代した際には、新しいボス馬は生まれたばかりの仔馬は殺してしまうといいます。



ボスとオス馬の喧嘩が始まりました。



群れは、丘を上がって去っていきました。



ツーリストキャンプに戻ってきて、夕食をとりました。食堂として、大型のゲルが設けられていました。



割り当てられたゲル。



シャワー・トイレ付きのゲルでした。

ここのゲルは、伝統的な布製ではなく、ボードで造られており、ゲル風のコテージといった方が良いでしょう。この後の宿泊では、伝統的なゲルに泊まることもできて、色々な宿泊体験ができました。



ゲルの夜景。

今回は、常用ズームレンズの他に、バードウォッチング用に望遠レンズ、花用にマクロレンズ、夜景撮影用に三脚と、カメラ関係の装備が多くなりました。



夜のツーリストキャンプ。



月と敷地内の夜間照明が明るく、星空観察は後日ということになりました。





朝のツーリストキャンプ。



周辺の原野。



ツーリストキャンプ前の道路。未舗装で轍が深く刻まれていました。幹線道路を外すと、このような悪路になりました。



ツーリストキャンプで見られた花。





散策をしていると、敷地内のベンチの下にモウコノウサギを発見。可愛らしい目をしています。



この日は、カラコルムを経てツェンケル温泉に向かうことになりました。
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