さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 サンクトペテルブルク その4

2012年07月03日 | 海外旅行
エルミタージュ美術館の宮殿見学に続いて、展示されている美術品を見ていきましょう。

エルミタージュ美術館は、1764年にエカチェリーナ2世がドイツから美術品を買い取ったコレクションがはじまりで、その後も収集を続けましたが、ロシア革命後は貴族の収集品を没収して、幅広い年代の作品が納められています。

まずは、オールド・マスターと呼ばれる18世紀以前に活動していたレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロ、ティツィアーノ、カラヴァッジオ、レンブラント、ゴヤらの作品を見ていきましょう。

「ダ・ヴィンチの間」

ここに二点あるダ・ヴィンチの絵は、最も人気を集めています。部屋の手前からの写真は、人で埋まっていたので、中央での撮影で後ろの半分が写っています。壁際に置かれているのがレオナルド・ダ・ヴィンチ作「リッタの聖母」です。人に囲まれて、近づくのも大変です。



レオナルド・ダ・ヴィンチ作「ベヌアの聖母」

20代の初期の作品です。



レオナルド・ダ・ヴィンチ作「リッタの聖母」

こちらは、30年代の作品。

好みの問題ですが、こちらの方が好きですね。



フランチェスコ・メルツィ作 「女の肖像(フローラ)」

この作品も、長らくダ・ヴィンチの作品と考えられていたそうですが、現在では、レオナルド・ダ・ヴィンチの愛弟子のフランチェスコ・メルツィの作とされています。

エルミタージュ美術館には、ダ・ヴィンチの影響を受けた作家の絵が多く収蔵されているようで、それらの多くは、かつてはダ・ヴィンチ作とされていたようです。購入の際に、ダ・ヴィンチ作として偽物を多くつかまされていたのではないでだろうか。

作家はどうあれ、この絵は好きです。



ラファエロ作「コネスタビレの聖母」

ダ・ヴィンチに続く人気の絵です。小さな絵で、近寄るのも大変でした。



ラファエロ作「聖家族(マドンナと髭の無いヨゼフ)」





ロレンツォ・ロレンツェッティ(ラファエロの弟子)作「イルカの上の死んだ少年」



ミケランジェロ作「うつくまる少年」

ミケランジェロの作品は、この一点だけです。



カラバッジオ作「リュートを弾く若者」



ティツィアーノ作「若い女の肖像」



ティツィアーノ作「ダナエ」

エルミタージュ美術館には、レンブラント作の「ダナエ」があり、そちらの方が有名です。

アルゴス王アクリシオスは美しい娘ダナエーを得ますが、「息子は生まれないだろうが汝に男の孫が生まれる。汝は孫に殺されるだろう」という神託を得ます。王は驚いてダナエーを地下室に閉じ込め、男が近づかないようにしますが、ゼウスがダナエーに目をつけ、黄金の雨に姿を変えて関係を持ってしまい、やがて月満ちて息子ペルセウスが生まれます。

もっとも、ダナエの絵で一番好きなのは、クリムトの作品ですがね。



ティツィアーノ作「懺悔するマグダラのマリア」



ジョルジョーネ作「ユーディット」



クジャク石のテーブルや花瓶が飾られた豪華な部屋もあります。絵が多すぎて、ざっと見ながら歩いて、気になった絵が目に入ったら立ち止まるという状態です。



フランシスコ・ゴヤ作「アントニア・サラテの肖像」



バルトロメ・ムリリョ作「犬と少年」

ルーヴル美術館の「蚤を取る少年」と似たテーマですね。



ムリリョ「エジプト逃走中の休息」

ムリリョの作品を二点見たのですが、ムリリョらしい「聖母マリアの被昇天」はみあたりませんでした。 



グレコ作「使徒ペテロとパウロ」



モラーレス作「糸巻棒の聖母子」



レンブラントの作品は20点以上が収蔵されており、ひと部屋があてられています。



レンブラント作「ダナエ」

この絵画は、レンブラントが初めて手がけた等身大裸婦画です。1985年6月15日に、精神疾患を持つリトアニア人の青年によって硫酸を浴びせかけられた上に刃物で切りつけられるという悲劇が起こりました。12年の復元作業によって、再びこの絵を見ることができるようになりましたが、現在でも損傷の跡が見られます。



レンブラント作「女神フローラに変装した妻サスキアの肖像」



レンブラント作「イサクの犠牲」

旧約聖書に基づく逸話です。アブラハムは、年老いてからもうけた愛すべき一人息子イサクを生贄に捧げるよう、彼が信じる神によって命じられます。イサクの上に刃物を振り上げた瞬間、天から神の御使いが現れてその行為を止めました。



レンブラント作「放蕩息子の帰還」

新約聖書ルカ福音書に記載された逸話です。父から財産を等分に与えられた兄弟のうち、弟は家を出て放蕩し財産を消費した後、豚の世話役となりその餌で餓えを凌いでいましたが、最後には実家へと戻るものの、父は息子の帰還を喜び祝福を与えるという、信仰と慈悲と希望を説いた話です。

レンブラント晩年の代表的な宗教画作品の傑作とされています。



ピーター・ブリューゲル二世作「ケルメス(村まつり)」





ルーカス・クラナッハ(父)作「ビーナスとアモル」



ルーカス・クラナッハ(父)作「女性の肖像」

この作者の絵は、美しいとはいえないのですが、目が引き付けられますね。

写真を撮らなかったり、見逃した作品も多いのですが、限られた時間では、これが精いっぱいでした。

続いて、近代の作品を見ていきましょう。

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