さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 キャンディアン・ダンス

2016年04月01日 | 海外旅行
仏歯寺の見学後、近くのキャンディアンダンスの会場に移動しました。会場は劇場というよりは体育館といった感じの古びたものでしたが、この理由も後で納得することになりました。

キャンディアンダンスは、キャンディ王朝の頃に宮廷内で踊られていた舞を中心とし、各地の舞踊を組み込んだもので、18世紀初頭に現在の形となりました。ペラヘラ祭りにも組み込まれていますが、これは1916年以降に祭祀に優雅さや威厳をもたらそうと組み込まれたものとのことです。

幸運なことに最前列の席でした。

ほら貝が吹きならされて開演となりました。



まずはマグル・ベラ。神々を祝福する儀式の始まりの音楽で、素手で叩くドラムの演奏が行われました。





ブージャ・ナトゥマ。仏陀に祈りを捧げるブージャを表現した踊り。







パンゼル・マトゥマ。シンハラ族の戦士の踊り。





バク転など、アクバティックな動きが行われます。



農作業の踊りのようです。







仮面の踊り。スリランカでは、今でも精神療法として行われている悪魔祓いの踊りです。



この仮面のミニチュアは、スリランカの土産物店で良く売られています。



マユラ・ナトゥマ。ヒンドゥー教の戦いの神スカンダの乗り物である孔雀を表現した踊り。





ラバンの踊り。皿回しを行う民族舞踊。







ヴェス・ナトゥマ。キャンディ・ダンスで最も重要とされる踊り。64もの飾りで造られた衣装は太陽を現すといいます。







フィナーレ。



一旦演技は終わりになって、舞台の上が解放されて観客が移動しました。我々は最前列であったため、移動する必要はありませんでした。



この後、火を使った演技が続きました。



体を火であぶってみたり。



火を口に含んでみたり。



かなりの荒業です。



舞台の下に火を起こしたトレーを置いて、火渡りを行いました。



熱くないのですかね。気合いの入れ方はともかく、火傷はしないのだろうか。



火が少し弱くなると、油を注いで燃え上がらせました。

この火渡りの儀式で、1時間程の公演は終わりました。会場が少々ぼろかったのも、最後の火を使った演技で納得がいきました。しかし、日本での公演だったら、消防法に抵触しませんかね。ペラヘラ祭りの一端をうかがうことができました。
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