アボルダージュ!!

文芸及び歴史同好会「碧い馬同人会」主宰で歴史作家・エッセイストの萩尾農が日々の思いや出来事を語ります。

熱くなった地球

2019-09-23 | 世情もろもろ
9月9日未明に千葉県に台風が上陸して、その後、千葉県在住の友人宅は長い長い停電と断水が続いた。
広い地域が大きな被害を受けて、そして、電気が来ない。
携帯電話も繋がらない。
友人から、ようやく、メールが入ったのが、3日後の夕方。
長い停電、台風一過の暑い日々、もちろん、エアコンも扇風機も使えない。
人への被害は、台風よりも、去ったあとの停電や断水から・・だった。熱中症で亡くなる人が出た。
友人のご主人も緊急で入院、それで、病院にきたら、病院は携帯電話が繋がったので、メールしてきて、実態が判明した。

そして、昨日からは、また、九州地方の被害が甚大。
千葉県もまだ、復旧が完全でないというのに・・。

ちょっとした低気圧がすぐに台風になる。
地球が熱くなって、海水温が上がっているから・・。
アマゾンの森林火災は、「地球の肺」と言われ、多くの酸素を供給してくれる森を焼き続けた。火災がすぐに発生するのも、温暖化の故だ。
海水温の上昇なのか、日本近海でサンマが獲れなくなった。それで、無理して、波の荒い外海にでたのか、先日、漁船が転覆した。船長の死亡が確認されて、他の乗組員の安否は不明のまま、捜索が打ち切られた。

いろんなことが、この星が熱くなることで、起こっている。
いや、この星、地球から貪欲にありとあらゆるものを搾取して、便利ばかりを追求してきた果ての結果か、ここをこんなに熱くしてしまった。
地球温暖化を防止しようと、海外の若者たちが立ち上がった。日本の若者は無関心。スマホのゲームに熱心。

今年より、来年、来年より再来年-災害は増えるだろう。自然からの警告は、もう「警告」の段階を通り越したのだろうか。
これほどに、あちこちに被害がもたらされているのをみると、恐ろしくなる。
そして、なぜか、被災地に、その次の大雨や暴風が、押し寄せてくるのだ。
どこの被災地も同じに、再度、被災してしまう。
そして、政府は、被災している国民よりも、組閣が優先だった。
その「おともだち内閣」「イエスマン内閣」で、この先、増え続けるだろう災害への対策や、被災した国民の救助ができるのだろうか。
アメリカから戦闘機を買う莫大な費用を、1機分でもよいから、復興に回してくれないか-と、本気で思う。