アボルダージュ!!

文芸及び歴史同好会「碧い馬同人会」主宰で歴史作家・エッセイストの萩尾農が日々の思いや出来事を語ります。

目から鱗(うろこ)の・・・法律

2018-03-15 | 世情もろもろ
ものすごく久しぶりの書き込み。
この「ものすごくの間に、「目から鱗の・・」はたくさんあった。
そのたびに「!!!」や「???」も、たくさん。

・・で、今回は、法律。
「公文書」-今、話題になっている「公文書」だ。
「公文書管理法」というのがあり、それによれば、「公文書」とは、
『国の活動の歴史的事実の記録であり、民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源である』
-ということ、これに耳が 痛いのは、誰だろうか?
いや、その誰かは、耳も心も痛くはないか。せいぜいが「チッ」と舌打ちあたりかな。
厚顔無恥は比類なき強さを持っているから。

それにしても、この日本という国は、何と、都合のわるい公文書は、さっさと捨ててしまったり-ということを、平気で行ってきたのだなぁ。もう、ずいぶんと昔から・・。そう、明治となったときには、そんなことはとっくにしていたのだなぁ-と、呆れてしまった。
「明治150年」-という、しかし、関東から北の地は「戊辰戦争150年」と、それを表す。
ホントに、「明治150年と、浮かれている場合ではない」と、言ったら、「浮かれているのは、政権だけでは・・?」との声も返ってきた。

公文書は、国民の宝だと、今こそ、よ~く気がついた。
国民共有の資源-ということだそうだ。「歴史的事実の記録」だそうだ。
「歴史的事実」-いずれの国にとっても、これが、どれほど大切で、どれほど、必要不可欠なものか。
歴史に学ばないから、間違いをおかす。
それら、「学ぶ」の元ともいえる、記録や財産を、勝手にされてきたのだなぁ・・。
そうすると、国民は、ずいぶんとひどいことをされたものだ。ずいぶんと、好き勝手に搾取されてきたものだ-と、いまさらながらの、目から鱗・・だった。