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世界一周の旅の思い出を綴っています。
ブログタイトルは、出発前に旅日記の表紙に書いた言葉です。

(161)フェズ(モロッコ)

2011-10-06 23:55:55 | モロッコ
 Merzouga (メルズーガ)から Rissani (リッサニ)に戻り、そこから夜行バスで Fez (フェズ、フェス)へ向かった。
 夜行バスにしたのは正解だったと思う。夜の移動は涼しくて快適だった(昼間のバス移動は暑さとの戦いでもある)。



 フェズはアラビア語ではファースまたはファスとも呼ぶ。

 この街は、789年、アッバース朝(750年~1258年)の勢力争いに敗れたムーレイ・イドリス1世(イドリース・イブン・アブドゥッラー)(?年~791年)よって建設され、息子のムーレイ・イドリス2世(791年~828年)によってたてられたイドリース朝(788年~985年)の首都となった。

 イドリース朝は、西マグリブにおける最初のイスラム王朝(モロッコではウマイヤ朝(661年~750年)に次ぐ2番目のイスラム王朝)である。

 フェズの街はマリーン朝(1196年~1465年)の支配下にあった13~14世紀に発展した。この時に造られた地区をフェズ・エル・ジェディドといい、昔ながらの街をフェズ・エル・バリと呼んで区別しているらしい。これらフェズの旧市街世界遺産に登録されている。
 この地はかつてスペインからの移民ユダヤ人、また近隣のチュニジア人の出会いにより発展し、モロッコの宗教、文化の中心だった。



 フェズで有名なのは、迷宮と表現される複雑なメディナ(旧市街)(アラビア語で【街】の意)だ。迷子にならないように観光しなければならないが、モロッコの伝統と文化を感じるには一番の場所かもしれない。

 フェズのメディナをいろいろ観光したと思うのだが、旅日記に書き記してあるのはブー・ジュルード庭園のみ(王宮にも行ったが入れなかった)。
 一息つく為に立ち寄ったのだが、この庭園を綺麗だと思った。



 フェズの街に1泊して、次の目的地 Meknes (メクネス)に向かった。

※フェズの街並みのおまけ記事はこちら

※地図はこちら