Go straight till the end!!

世界一周の旅の思い出を綴っています。
ブログタイトルは、出発前に旅日記の表紙に書いた言葉です。

(141)ギザ(エジプト)

2011-04-14 06:12:24 | エジプト
 Alexandria (アレクサンドリア(アレキサンドリア))に2泊した後、首都 Cairo (カイロ)へ戻った(所要3時間)。

 アフリカ最大の都市(現在の人口は約1700万人)だけあって、せわしない感じがするし喧騒もひどい。

 しかし、まだ見ぬピラミッドスフィンクス(共に世界遺産)を見るのを楽しみにしていたのは確かだ。

【中東の3P】と言えば、Petra (ペトラ)(ヨルダン)、Palmyra (パルミラ)(シリア)、Persepolis (ペルセポリス)(イラン)だが、ここに Pyramid (ピラミッド)を加えて【中東の4P】 と呼ぶ旅人もいた。



 カイロ到着翌日、近郊の Giza (ギザ)の台地へと向かった(バスで所要30分)。



 ギザに近づくにつれ、ピラミッドが見えてくる。久しぶりにテンションが高まった。

 ピラミッドを目前にして改めて思った。【百聞は一見に如かず】と。

 建造物でここまで圧倒されたのはほとんど記憶にない。インドのタージ・マハール( Taj Mahal )以来かもしれない。



 スフィンクス(アラビア語で【アブル・ホール】(畏怖の父の意))(全長73.5m、高さ20m)も圧巻だ(しかしピラミッドに比べると小さく感じられた)。



 (下記の写真は、手前からクフ王のピラミッド(高さ146.6m(現在の高さ138.8m))、カフラー王のピラミッド(高さ143m(現在の高さ136m))、メンカウラー王のピラミッド(高さ65.5m))





 ピラミッドの登頂は当時も禁止されていた(監視員が見張っていた)。
 かつては頂上から朝陽を見れたそうだ(それにしても登るのは結構ハードだと思う)。



 クフ王のピラミッド内を見学している。
 まず感じたのはその湿気と、道の狭さだ。

 日本の梅雨程ではないが、外部の乾燥した気候に比べ、汗が出てくるような湿気を感じた。
 それでも内部の湿度は一定に保たれているのだろう。

 通路は非常に狭く、人と人とがすれ違うことさえ出来ないような細く長い階段が続く(閉所恐怖症の人は入れないかもしれない)。
 内部の観光客が少ないのが幸いだった(昼過ぎに行ったのだが、涼しい午前中は混んでいるかもしれない)。



 現在は内部の撮影禁止らしいが、当時は撮影OKだった(しかし、湿気の為レンズが曇ってしまい、綺麗な写真は撮れなかった)。

 (下記の写真は玄室)



 写真には写っていないが、ここで瞑想する白人女性がいたのを覚えている。
 密閉された暑い部屋にいるにもかかわらず、そんなことはいっこうに気になっていないようだった。ピラミッド・パワーを感じていたのだろうか。



 いろいろ周囲を散策しようと思っていたが、砂嵐がひどくなってきたので諦めた。

 (写真手前の小さなピラミッドは王妃のピラミッド)



 ギザの三大ピラミッドが建てられたのは【エジプト古王国時代(第3~第6王朝)】(紀元前2686年頃~紀元前2185年前後)だ。
 この時代のピラミッドがピラミッド建築史上最高の技術・規模を示すことから、別名【ピラミッド時代】とも言われている。



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