中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

(参考)医療従事者らに感謝、

2020年04月19日 | 情報

医療従事者らに感謝、拍手やライトアップ 日本でも
2020/4/17 日経

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、最前線で奮闘する医療従事者らに感謝の意を示す動きが広がっている。敬意を込めて決まった時間に拍手をしたり建物をライトアップしたりする取り組みは海外で始まり、日本でも広がっている。専門家は「医療崩壊を防ぐため一人ひとりができることを考えるきっかけになってほしい」と話している。

「クラップ・フォー・ケアラーズ(医療従事者らへの拍手を)」と名付けられた呼びかけは英国の市民らが発案したとされる。感染防止のための外出規制が敷かれているため、市民らは決まった時間に自宅の玄関先やバルコニーから一斉に拍手を送る。

その様子がSNS(交流サイト)を通じて各国に伝わり、米ニューヨーク中心部では医療従事者らが勤務を交代する午後7時などに合わせて市民らの拍手や口笛が街中に鳴り響くという。

国内でも医療従事者らに感謝の意を伝える動きが広がり始めている。

「感謝の拍手を」。福岡市役所の外壁に10日正午、医療や介護に携わる関係者に向けた応援幕が掲げられ、ベランダに出た職員らが一斉に拍手をした。

SNSなどを通した市の呼びかけに九州電力などの地元企業やプロ野球福岡ソフトバンクホークスも呼応して同時刻に参加。市は欧米でも行われている「フライデー・オベーション(金曜日に拍手を)」として毎週金曜日の正午に拍手するキャンペーンを続ける。

東京都では医療従事者らへの感謝や支援の意を示すため、東京スカイツリーや都庁舎などを夜間に青くライトアップ。神戸市でも神戸港のメリケンパークにある「BE KOBE」のモニュメントなど毎週木曜日にライトアップする。

感染者が急増するなか医療従事者らを取り巻く状況は厳しさを増す。

世界保健機関(WHO)も、感染防護のためのゴーグルをつけたあとが顔に痛々しく残る医療関係者の画像や、帰宅時に駆け寄る息子を抱きしめられずに泣き崩れる看護師の動画をSNSで紹介し、医療従事者の窮状を訴えている。

新型コロナの専門外来がある関東の総合病院では3月、医師や看護師らをストレスチェックした結果、1割以上がうつ病などの恐れがあると指摘されたという。4月に入り、離職者が相次ぐ病院が出始め、感染者を受け入れた病院の医師や看護師、その家族らが差別的な扱いを受けるケースも報告されている。

新型コロナの治療に当たる看護師は「同僚にも『汚い』などと陰口を言われるのがつらい」と明かす。日本医師会などは「心ない風評被害が起きている」として不当な扱いをしないよう求めるメッセージ動画を公開している。

一方、医療従事者らを支援するため、政府の専門家会議のメンバーらでつくる「新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会」は、感染が起きやすい3密(密閉・密集・密接)の場面の回避、多数が集まるイベントや会食をしないなどの行動を求める声明を署名サイトに掲示している。

有志の会に参加する田中幹人・早稲田大准教授(科学技術社会論)は「医療従事者を応援するのはもちろん、感染症を巡る偏見や差別に対し、一人ひとりが何をできるかを考えるきっかけにして」と指摘。「それぞれができることを少しずつ実践しあうことで、医療だけでなく、保健所や物流、スーパーなど、仕事を休めない人たちの負担を軽くし生活基盤の維持につなげられる」と話している。

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