ストレスチェック制度の法制化から3年目に入りました。曲がりなりにもストレスチェックの実施だけは、定着してきたようです。
しかし、職場の環境改善については、法制上では努力義務となっていることもあって、なかなか浸透していないのが現状でしょう。
実際に、法制化の際には、現場では「職場の環境改善」について周知ができていないことから、
義務から努力義務に変更された経緯があります。
それでは、実際にどうやって実施に向けてスタートが切れるかです。
その前に、ストレスチェックの結果を、衛生委員会等の場で分析し、問題点を抽出します。
そして、問題点の解決につながる対策案を検討します。その場で対策案の結論を得ることができれば理想形ですが、
簡単にはいかないのが現実のようです。
そこで、厚労省や専門機関が提案している職場改善例から、当該事業場に相応しいのではないかと考えられる実例を参考に、
当該事業場に相応しい対策案を纏めてみては如何でしょうか?
参考情報1.職場改善のためのヒント集(メンタルヘルスアクションチェックリスト)
職場環境改善のためのヒント集(2004年版)、およびヒント集を使った職場環境改善の進め方、
活用事例集、ヒント集を使ったグループ討議のファシリテーターになるための解説書などが掲載されています。
全部で30項目の具体的対策が掲載されています。
http://kokoro.mhlw.go.jp/manual/files/manual-file_01.pdf
併せて、ヒント集を使った職場環境改善の進め方を解説した「ヒント集を用いた職場環境等の改善マニュアル」も利用してください。
参考情報2.職場活性化の5ステップ
http://kokoro.mhlw.go.jp/wp-content/uploads/2017/12/H27_positive_shokuba_kasseika.pdf
参考情報3.快適職場づくり事例集
中災防がまとめた快適職場づくりのための事例集です。
参考情報4.労働環境改善の取り組み好事例集
大阪府が、49の中小企業の好事例をまとめたものです。