駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

車長がズルければ社員は皆ずるくなる

2017年11月20日 | 社内事情

不動産の仕事の厳しい所は成功報酬って事です。 
 
どんなに時間をかけてお客様を案内しようが 
 
どんなに時間をかけて書類を集め契約書を作ろうが 
 
前日の一本のキャンセルの電話で 
 
それまでの努力がパア 
 
って事になります。 
 
まだキャンセルだけなら良いのですが 
 
お客様が仲介料惜しさに 
 
こちらが散々案内したにもかかわらず 
 
私達を飛び越して 
 
直接売主に契約してもらう 
 
なんて反則行為を平然とするお客様もいます。 
 
反則ですから 
 
売主はそれを撥ね付けるのがスジですが 
 
実際にはたまに 
 
悪魔の誘惑に負けて 
 
バレないように契約 
 
なんて不動産屋もいます。 
 
まぁ悔しいですよね。 
 
私自身若い頃は何度もそんな思いをして 
 
ガンガン相手の同業者とやり合った事があります。 
 
が 
 
今はそんな事は全くありません。 
 
理由は 
 
散々悔しい思いをして 
 
お客様を見抜く力と 
 
ムダな努力を避けるコツ 
 
これを身に付けたからです。 
 
ただ 
 
私はそんな域に達していますが 
 
社員達はまだまだですね。 
 
裏切られる客を追いかけて 
 
最後は 
 
悔しい思い 
 
よく体験しています。 
 
では私と社員の違い 
 
これはどこにあるのでしょうか? 
 
基本的には元々お客様の種類が違うのです。 
 
私自身は 
 
独立する前から 
 
広告反響は取らずに成績を上げる事ができていました。 
 
どうしてそうなるかと言えば 
 
紹介客とリピーターがたくさんいたからです。 
 
紹介のお客様やリピーターは 
 
始めから私を通して買いたい訳ですから 
 
元々裏切る可能性はほとんどありません 
 
逆に 
 
他の会社で紹介されたけど 
 
私を通して買えないか? 
 
って話しは何度も体験します。 
 
これは私にとっては悪魔の囁きになりますね。 
 
が 
 
私は断言しますが 
 
この悪魔の囁きに負けて道を踏み外した事はありません。 
 
私が紹介してない物件を他社が紹介したのであれば 
 
その段階で勝負ありです。 
 
負けたにもかかわらず 
 
欲に負けてチョロチョロ策を巡らすのは 
 
自分自身が許せません。 
 
また 
 
そんな卑劣な私を見せつければ 
 
せっかく私を頼ってきたお客様を失望させる事にもなります。 
 
そんな訳で 
 
私はいつも思いますが 
 
顧客に裏切られて悔しい思いをした時には 
 
相手を非難する前に 
 
まず自分を見つめなさいって事です。 
 
自分を見つめれば 
 
自分の中にも 
 
卑劣な部分が見えますから 
 
まず他人を責める前に 
 
自分の中のゴミ掃除 
 
これを心がけたいものです。 
 
私は自分の予想に反し 
 
随分この世界で生きる事ができましたが 
 
自分の中で 
 
いつも 
 
自分を見つめて 
 
そして弱さとずるさ 
 
これを退治してきたから 
 
ここまで生き残ったのだと思っています。 
 
だから 
 
私は 
 
契約がキャンセルになっても 
 
あるいは売り上げが悲惨でも 
 
社員を責めないのです。 
 
売り上げで追い詰めれば 
 
社員はビクビクして 
 
卑劣な道に走りますからね。 
 
そうなれば 
 
卑怯者が揃った会社って事になりますから 
 
先は見えてる 
 
ってのが私の考えです。 


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