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高齢化のせいでしょうが
毎年お通夜や葬儀に参列する機会が増えて行きます。
増えて行くと慣れていきます。
慣れると言う事は
以前は緊張してたそんな場所も
少し退屈気味となります。
ですからその様子を冷静に観察する余裕も出てきます。
しかし慣れてるのはもちろん私だけではありません。
少し前とはすっかり変わり
葬儀もセレモニーセンターで
業者がてきぱきと進行していきます。
ですから
家族は悲しむ間もなく
あっと言う間に終わる
そんな感じです。
人の死も
以前と比べると泣く人もずいぶん少なくなりました。
焼香した後は
大体別室にお寿司やビールが用意されてますが
おいそうにパクパク食べてる人がたくさんいます。
私も義理でお通夜に参加する事が多いので
悲しみよりも食欲
これが勝ってたくさん食べてましたが
最近社員から禁止令が出ました
社長がお通夜の場でガツガツ食べると
担当者である自分が恥ずかしい
って訳です。
ですから
最近はお通夜で焼香したあとは
社員に引きずられて車に無理乗せられ帰る
そんな感じになりました。
お通夜のお寿司は楽しみだったんですが
もうその喜びを味わう事はないでしょう。
で
淡々と進む葬儀ですが
業者の皆さん
さすがに盛り上げるのはプロですよね。
泣かせどころは必ず作ります。
具体的には出棺の前ですね
最近はお孫さんにお別れの手紙を書かせて
最後の場所で読ませたりなんかします。
まぁしかし演出が明らかに行きすぎてる
そんな風に感じる事も大いのですが
葬儀慣れした弊害かも知れませんので
あえて神妙な顔で我慢して聞いたりなんかしてますが
しかし
この進行係の方
手紙を読ませたり
最後のお別れの言葉を遺族に語らせたりする時に
こんな話をしますよね。
“仏教では最後まで耳は聞こえていると言われます。皆さん声をかけて上げて下さい”
と
この話を聞くたびに
私は何て事を言うんだろうっていつも思いますよね。
最後まで耳が聞こえてるって事は
自分がもうすぐ焼かれる事も
あるいは
焼き窯の炎の音も聞こえる訳ですから
大変な恐怖を味わってるって事になります。
そんな時にお孫さんが手紙を読んでも
とても聞いていられないはずです。
ですから
皆さんを泣かすためにそんな話をしてる訳ですが
私のように冷めた人間は
この話の残酷さ
これに思いが至りますから
止めた方が良い
なんて思ってる訳です。
で
この話
私はブログでは書いてますが
絶対に口に出して語る事はありません。
私の脳の中に封印してる話です。
どうしてそうするか?
この話は
誤解される可能性が高いのです。
私がこんな話をしただけで
不信心だとか
変わり者だとか
そんな風に感じる人が一定割合でいる訳です。
そうなれば実社会で悪影響が出ますから
それは封印してる訳です。
ですから
私は自分でも認める毒舌ですが
実際には
たくさん心の中に封印してる話もあるって事です。
これがあるから
私は今
なんとか社会生活を円満に送ってる訳です。
で
私と同じ思考形態でありながら
人生がうまく行かない人
これ
ことごとく脳の封印ができません
封印ができないどころか
人と変わった事を言う事によって
自分の優位性をアピールする
そんな人たちがたくさんいます。
この手の方たち
危険ですよ
このコンプレックス解消型人間が語る話
これに乗っかると
相手は延々と言葉をかぶせて自分の理論の正当性を守ろうとしますからね
最後は
意地になってつっかかってきます。
ですから
相手が
口の封印ができないタイプだと思えば
深入りしない事です
相手の世界に入ってしまえば
大体言い争って終わりです。
ですから
このタイプの孤独は宿命です
これを改めさせよう
なんて思うと
逆に
絶縁になる訳です。
この話
誰にしてるか分かりますよね
そう
アナタです。
アナタのために書いているのです。
私の息子が飲んだ帰り
駅に向かって歩いてると
タクシーの運転手と若い男がモメてたそうです。
でしばらく見ていたら
だんだん険悪になり
お互い胸ぐらを掴み始めたので
間に入り止めたそうです。
するとしばらくして
他の通行人が呼んだ警察官がやって来て
これで一安心
なんて思ってたら
今度はその若い男が警察官の胸ぐらを掴んだそうです。
でどうなったか?
その男は公務執行妨害で警察署行き
で
私の息子は・・・
その状況を一番詳しく目撃してるために
頼まれて警察署へ一緒に
で
すぐに帰れると思ったら
その若い男が
警察署でもモメて
事情聴取に時間がかかり
延々と待たされる事4時間
結局夜が明け始めてから帰ってきました。
そして
かなりプリプリしてましたので
色々と話した訳です。
本人はとんだ迷惑
なんて思ってますが
そうではありません
この騒ぎの原因は私の息子です。
その話をすると訳が分からない
なんて感じでキョトンとしてましたが
これは人生経験の浅さ証なので
今後の事もありますから
詳しく説明しました。
今回見ず知らずのタクシーの運転手と若い男が警察沙汰になったのは
そこに私の息子が現れたからです
どうしてそうなるかと言うと
お互い二人だけの間は
言い争いをしても
どこかで殴り合いにならないように制御しています
ですから
放っておいても
だんだん疲れて
結局は暴力沙汰にならずに解決します。
ところが
第三者がいると
争ってる者は
その第三者が止めてくれる
その安心感が働き
結果ヒーートアップするのです
このパターンはよくテレビでやってる警察24時
みたいな番組でも見られます
怒鳴り合いをしてると通報があり
警察が駆けつけると
警察の姿が見えたとたん
お互い胸ぐらをつかみ合います
警察がそばにいれば
ボコボコになる事はありませんから
強そうな相手でも思いきり突っ張れるって訳です。
この人間の心理
私たちの仕事ではしっかり理解する必要があります。
これは何も威嚇で物事を解決しようとする
愚かな男たちだけの話ではありません。
例えば
私の息子は3人いますが
2歳違いの長男と次男
小さい頃はよくけんかしてました
で
その都度叱る訳ですが
ある時に面白い事に気づきました
この二人がけんかするのは
決まって私がいる時です。
つまり
私がいる安心感から
お互い感情のリミッターが緩むのです。
で
あるときこの二人を大型量販店につれて行き
実験してみました
ふたりだけ置いて
私が隠れたのです
たくさん知らない人がいる中で私からはぐれた
どうなったと思います?
犬猿の仲であった長男と次男
お互い離れないように
しっかりと手握り合って私を探し始めたのです
あの可愛さはいまでも昨日の事のように覚えています。
そんな訳で
私たち人間は
仲裁者がいると
トラブルがエキサイトする
こんな性質がある訳です。
アパートの入居者同士
日頃から音の問題でプチトラブルが続いていて
それが大きくなって私たちが呼ばれる事があります
大体私たちの顔を見れば声が大きくなりますね。
また
変わり者の家主と常識の欠如した借り主
なんて最悪のパターンでモメる事があります
そんな時に
私たちが間に入って処理をしてると
延々とトラブルが解決しない事があります
お互い妥協しようとせず
怒りを私たちにぶつける訳です。
そんな時には
私が社員に指示する事は決まっています
間に入らないよう言うわけです。
つまり
お互い直接話し合って下さいって訳です。
一見冷たいようですが
私たちの話を聞かない者同士の間に入っても
解決は望めませんからそうする訳です。
そうすると
大体すぐに解決します。
私たちの姿勢は
間に入って好転するのであれば入りますが
悪化するのであれば
とっとと放置
これが基本姿勢です。
善意で間に入って
感謝されるであればいくらでも間に入りますが
両サイドから恨まれてはバカみたいなものですからね
ですから
感謝されるのであればいくらでも間に入りますが
逆に恨まれるのであれば突き放す
これが大原則です。
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不動産業の大変さは
多様な人間を扱う事です。
しかも大きな金額がからみますから
事故に細心の注意を払う
そんな必要がある訳です。
常識が通用しない人や
あるいは判断力が低い人
そんな人たちはトラブルになる可能性が高いですから
原則的に避ける
これは私の営業方針でもあります。
ですから
大体接客したら早めに判断して
初期段階で判断しますので
来店客であれば
適当にあしらって終わり
って感じです。
が
不動産屋だと
話しが進んで契約の時に初顔合わせ
なんてケースがほとんどです。
そして
やっかいなのは
不動産の世界は
摩訶不思議な事に
人格に問題がある
そんな業者が多数生息してる
そんな世界な訳です。
大きな金額を扱うのに
横着だったり
あるいは細かい質問をすると
逆切れしたり
なんて事は頻繁に起こります。
また
少しお客様がわがままを言っただけで
大声で恫喝する
そんな人たちもいます。
この人格異常
不動産の世界にはまんべんなく存在しますが
特に多いのは
買い取り業者ですね。
多分大変な思いをしてやっと仕入れた訳で
愛着があるのでしょうね。
少し値引きの交渉を入れただけで
感情が爆発する人
よくいます。
自分の大切な商品にケチをつけられた
って訳です。
まぁそんな人を相手に仕事するのは疲れますからね。
ですから
私は契約の場であっても
感情の抑制のできないタイプはその場で中止します。
落とし前だの何だの話をする人もいましたが
ますます相手にできませんね。
そんな訳で
私がこの世界で長く生きてきたコツの一つは
契約に執着しない
これがある訳です。
では
執着しないためには?
まぁ一言で言えば
期待しないって事です。
私は契約予定が決まっても
別に嬉しい気持ちはありません。
契約の場で止める
なんてのは何度もやってますので
とにかく相手の業者の顔を見るまでは
まとまった
なんて思わない訳です。
また
契約書を取り交わしても
それで安心する訳ではありません
不動産屋の中には
契約までは低姿勢でも
契約してしまうと豹変する人
たくさんいます。
契約までは
散々
何かありましたらおっしゃって下さい
なんて言っておきながら
契約して少し物件に傷があって
修理をお願いしたら
冷たく
“その程度は自分でやってよ”
なんて言う業者ゴソゴソいます。
むしろそっちの方が多いかもしれません。
いずれにして.
ビジネスをする上では
ある程度価値観を共有できてないと
高い確率でトラブルになります。
ですから
このトラブルを避けるのが長く続けることですが。
そのためには
契約には執着しない
この気持ちが大切だって訳です。
食うに困る訳ではありませんからね
精神的に異常な人と無理して付き合って契約をまとめる
そんな気はない訳です。
が
この感情が抑制できない同業者
これ不思議ですが
トラブルを引きずらないですよね
例えば
私とトラブルになった業者が
数年後
平然と
“社長なんか買うのない?”
なんて言いながら訪ねてきます。
私は
あの世まで忘れないほど怒ってる訳ですが
相手は
すっかり忘れる訳です。
まあしかし
逆に言えば
そんな性格だから
トラブルだらけでも生きて行けるんだろうと思います。
私は付き合いませんが
そんな人たちはまたそんな人たちで作る世界がある
そんな感じなんでしょうね。
きっと
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ロッテの伊東監督
熊本出身のようで
故郷にいる兄嫁と母親を心配して
“野球をやってる場合じゃない今すぐ飛んで帰りたい”
なんて語ってましたね。
私自身もし沖縄で同じような事が起これば
そう思うでしょうから気持ちは良く分かります。
が
故郷から遠く離れて暮らす人たちのこの心理
いまいちよく分からない面がありますね。
特に亡くなったとき
私の父親の時もそうでしたが
遠くから身内が駆けつけます
そして悲しみに浸る訳ですが
しかし
生きてる間は誰も会おうとしなかったんですよね
そんなに悲しければ
生きてる間にたくさん会いたい
そんな気持ちになりそうなものですが
実際には亡くなるまで強く会いたい
なんて思わなかった訳です。
にも関わらず
亡くなったら居ても立ってもいられず駆けつける
この心理
面白いですよね。
なぜそうなのかよく分かりませんが
私自身ふと思う事があります
私は今家族3人で暮らしていますが
一緒に暮らしていても毎日顔を合わせる訳ではありません
就寝時間もまちまちですし
出勤時間も違います
また顔を合わせるのもほんのわずかです。
朝起きてごはんを食べてる間と
夜帰って寝るまでの間ですから
私自身は妻ともせいぜい一日一時間です。
つまり
一緒に暮らす家族ですら
実際には共有時間はごくわずかです。
これが異常?
とらえ方によってはそうですが
私はそうは考えていません
これが自然
だから家族がうまく行ってる訳です。
この点での家族関係
これがリタイヤすれば
線になります
つまり
朝から夜までず~~~っと一緒
まあ若い頃
ラブラブの時期であれば良いかも知れませんが
お互い見た目は老いてる訳ですから
これでは苦痛ですよね
熟年離婚が多いのはある意味必然
私はそう思っています。
私自身は
最近は人間は成人したら
点でつきあうべきであって
線でつきあっては高い確率で軋轢が生まれる
そんな風に思っています。
ですから
良い関係を築きたいと思えば
適度の距離
これが大切だと思ってる訳です。
この距離が
逆に
お互いの心のつながりを強め
伊東監督のように
駆けつけたい
なんて気持ちになる訳です。
私は親子関係がうまく行ってない若者には
親と距離を置くようよくアドバイスします。
他人だけではありません
3人の息子の内二人は
私自身がその話をして家から出しました。
離れて暮らすと
家にいる間はろくすっぽ口もきかなかったのに
離れると休みの日は必ず顔を出すようになりました。
つまり一緒に暮らしてる間よりも
別々に暮らすと会話が増える
こんな不思議な現象が起こるのです。
そんな感じで
私自身は人間関係は
べたべたすれば
高い確率で軋轢が生まれる
そう思ってますから
いつも近づき過ぎないように意識してる訳です。
その意味では
私にとって沖縄は最高です
物理的な距離が
親兄弟や甥や姪
そして昔の同級生たち
いつまでも新鮮なつながりを保つ事ができる訳です。
さて
あと3日
もうひとがんばり・・
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