私は子供の頃貧乏でしたが
それを卑屈に思った事はありません。
いつも心は晴れ晴れして
楽しい少年時代でした。
どうしてそんな気持ちになれたのか?
それは私が大好きな場所があって
そこに行くと、とにかく心がワクワクしたのです。
そこはハブの生息する崖を登っていかなければならず。
そこに行った事がバレると親に叱られました。
ですから私は
誰にもナイショで
一人でその場所で過ごしていました。
その場所はクリフの先端にあり
沖縄南部では一番標高が高い所です。
そこから落ちれば間違いなく命を落とします。
それだけに眺望がよく
右に太平洋、左に東シナ海が見え
その先には慶良間列島
そして当時憧れだった
那覇の町や首里の町が遠くに見える
そんな場所でした。
遠くに浮かぶ貨物船や
頭上を飛んで行くB52を見ながら
私はナイチや海外への思いを膨らませていました。
私が今
不動産屋にも関わらず英語を習得したのは
その時の思いの延長です。
で
現在の私を築き上げた
私だけの秘密の場所。
今でも
村へ帰るたびに行ってますよ。
私の大切な 大切な場所です。
で昨日
インターネットで
アメリカのナショナルアーカイブにアクセスしました。
すると
超ビックリ
その場所の写真があるじゃないですか
私だけの秘密の場所だと思っていたら
なんと
全米の人が見ていた
仕方ありません。
もうその場所は
私一人のものではないようです。
これがその写真です。
With the captured capital of Naha as a background, Marine Maj. Gen. Lemuel Shepherd, commanding general of the 6th Marine Division, relaxes on an Okinawan ridge long enough to consult a map of the terrain." Pfc. Sam Weiner, ca. June 1945.
この場所で沖縄戦最後の攻撃を練ってたのかと思うと
なんだか・・・・少し残念な気持ちになりました。
あともう一枚
以前発見したんですが
この写真を発見した時も本当に驚きました。