仮想空間での憎悪は実社会では封印しましょう

インターネットの時代になって    世の中ガラッと変わった感がありますが    私自身が一番その変化を感じるのは    人間の本質と言うか性と言うか    元来あまり表に出てこなかったものが    露骨に見えるようになった事ですね。    特に匿名の掲示板やなんかを見ると    正視に耐えられないような    そんな書き込みも目立つようになりました。    しかし見たくはありませんが    しっかり直視しなければなりませんね    そこには    日本人、いや我々人間の負の部分が顕在化してる訳ですから    人間を続ける以上    それに付き合って生きて行かなければなりません。    私自身は    最近流行のネトウヨなんて言われる人たちの差別丸出しの書き込みは    好きになれませんが    時々あえて見たりします。    そうすると    一見嫌悪感が湧いてくる一方的な書き込みも    そこからは色んなものが見えてきます。    視点は偏ってますが    かなり研究してると思われる書き込みも目立ちます。    ですから    それに感化される人たちも多いのも少し理解できます。    また    この過激な世界が出来上がるのは    日本の経済の停滞と無縁ではないように思います。    ナチスや中東のテロが    若者の将来の悲観にその根っこがあるように    日本の若者も    仕事がなく    将来が不安なため    その不安のはけぐちとして    過激な書き込みをする人も多いと思います。    が    過激な書き込みをする人たちも    多分その大部分の人は    実生活とはしっかり線を引いて生きていますよね。    実際    私が接する限り    隣国の嫌悪感を直接口にする若者はほとんどいません。    あくまでネットの中での過激発言です。      で    ネットでは過激な発言    実社会では好青年    これを私自身はあまり否定的には捉えていません。    ネットでウップンを吐き出して    実社会での平穏を保つ    これはこれで    自分の精神衛生の上でプラスに働くのであれば    何も問題はありません    一般の人は    不快に思う掲示板を見なければ良いだけの話しです。      が    最近    このネットでの過激さを    実社会にそのまま持ち込む若者が    ごくまれにいます。    これ不動産を探す時に気を付けて下さいね。    ネットの中での常識は    一般社会の非常識    しっかり頭に叩きこんでください。      以前部屋を探しに来た青年がいました    勤め先もしっかりして    とても感じの良い青年ですから    だいたいどこでも審査ＯＫです    が    ある一言で    この青年部屋を借りる事ができなくなりました。    部屋を案内して    気に入って    申込みの段階で    “○○人と○○人は住んでませんよね。    はい住んでませんが    良かったです    あの連中私大嫌いですから殴っちゃう可能性がありますからね      この一言で    残念ながら審査落ちです。    そのアパート今は外国人はいませんが    この人を入れると将来も外国人のお客様は入れられないって事になりますから    入居者が制限される訳です。    ですから    経営上の視点からはアウトです。      実社会とネットの中での世界をごちゃ混ぜにしてしまうと    そんな事もあるって事です。

今年は残り４か月・・あとはガンガン働くのみです

昨日大変お世話になってるお客様からお誘いがありましたので 
 
蓼科の別荘に行って参りました。 
 
セレブの方達はよく蓼科だの軽井沢などと会話なさいますが 
 
私には敷居が高く 
 
これまで色んな方からお誘いがありましたが 
 
すべて断ってきました 
 
したがって初体験です。 
 
なぜ行ったかというと 
 
普段から皆さんゴルフで打ち解けてる方達ですし 
 
しかも目的もゴルフですから 
 
オーガスタと似たコースがあると耳にした事もあり 
 
のこのこ付いて行った訳です。 
 
初めて行って思いましたが 
 
さすがに人気の避暑地なだけあって素晴らしいですね。 
 
八ヶ岳だの南アルプスだの 
 
そんな景色を見てるだけでも飽きません 
 
もちろん標高も1000M以上ですから 
 
下界の暑さとは無縁です。 
 
そんな中でのゴルフ最高でした。 
 
ゴルフだけではありません 
 
食事もまるで帝国ホテルのバイキング？ 
 
なんて錯覚するほど豪華でした。 
 
頑張ってガツガツ食べましたが 
 
それでも５分の１位しか食べる事ができませんでした 
 
次回はタッパーを隠しも持って行こうと 
 
強く心に誓いました。 
 
しかし回りを見渡すと 
 
ユニクロの衣装で固めてるのは私だけで 
 
皆さんデパートで買ったと思われる 
 
洒落れたお召し物でしたね。 
 
それだけも 
 
私がいる世界ではないと感じてしまいました。 
 
しかしこのセレブの世界 
 
普通に有名人がいる世界でもあります 
 
私は風呂場でTVでよく見かけるイケメン俳優と遭遇しましたが 
 
お顔を見た途端 
 
この本能的に下半身に目が行きましたが 
 
顔は完全に負けてますが 
 
・・・下半身は勝ったかも知れません。 
 
おっといけない 
 
朝からまた下品に・・ 
 
とにかく 
 
そんな訳で 
 
忙しい中 
 
一日休んでしまいましたので 
 
タラタタブログを書いてる時間もありませんので 
 
この位で・・ 

 

社員の質は社長の質

最先端の兵器と 
 
最先端の訓練を受けたアフガニスタンの多国籍軍 
 
どうやら 
 
サンダルを履いて 
 
旧式のソビエトの銃を持って戦うタリバンを打ち負かせないまま 
 
アフガニスタンを去る事になるようです。 
 
１０年以上にも及んだ戦争 
 
何だったんでしょうね？ 
 
で 
 
プロレスラーと幼稚園生みたいに武力の差があるのに 
 
なぜタリバンを根絶できないのか？ 
 
その理由がワシントンポストに載っていましたので 
 
興味深く読みました 
 
すると 
 
その理由がはっきり分かります。 
 
そして 
 
その理由が 
 
私達のような会社組織にもそっくり当てはまる 
 
敗者の方程式によるものなんです。 
 
具体的に言えば 
 
多国籍軍がタリバンを根絶できないのは 
 
タリバンの問題ではありません 
 
アフガニスタン政府の問題です。 
 
日本もアフガンの復興にお金を出してますが 
 
この世界各国から集まるお金 
 
これがその目的通りに使われれば問題ないのですが 
 
実際にはアフガン政府は汚職がはびこり 
 
役人たちの私腹になってるって事です。 
 
そしてその事が 
 
一般の国民の反発を招き 
 
汚職に対しては 
 
首を切り落とすほど厳しいタリバンを 
 
一定割合の国民が支持するって訳です。 
 
ですから 
 
実際にはタリバン対多国籍軍の争いではなくて 
 
汚職との戦いな訳です。 
 
汚職がこのままはびこれば 
 
多国籍軍が離れたあと 
 
またタリバンが台頭する 
 
そんな構図が見えてくる訳です。 
 
私達は 
 
タリバンとかアルカイダとか 
 
単に悪の象徴として見ていますが 
 
これはアメリカが流す情報をそのまま受け入れるからですよね 
 
実際にはタリバンもアルカイダも 
 
それを支持する地元の人たちがいる訳で 
 
そしてなぜ支持されるのか 
 
そこの所の考察が中途半端なまま戦争に突き進んだため 
 
中途半端なまま撤退する訳です。 
 
たくさんの若い人たちの命が失われましたが 
 
もしかしたらムダ死になのかも知れません。 
 
 
で 
 
この構造が会社に当てはまると言うのは 
 
実は私が会社を経営して 
 
その事を強く感じる訳です。 
 
つまり 
 
私達は他社と競争し 
 
売り上げを競いますが 
 
実は他社だけ意識しても会社はつぶれます 
 
他社との競争と同じくらい 
 
いやもしかしたらそれ以上に 
 
内部との戦いがあります。 
 
つまり 
 
内部の腐敗との戦いです。 
 
当社は小さな会社ですが 
 
私はその事に随分たくさんのエネルギーを費やしました。 
 
当社の社員は皆真面目ですが 
 
その真面目さは 
 
何の努力もせずに維持できる訳ではありません 
 
真面目な人はそれが報われ 
 
自分の欲望に負けて会社のルールを破った人は厳罰 
 
これを徹底しないと 
 
会社は腐りきってしまいます。 
 
つまり 
 
正直者がバカを見るような組織から 
 
正直者は生まれない訳です。 
 
ですから 
 
私は社員が少しでも会社の規則を守らなかったりしたら 
 
厳しく対処する訳です。 
 
 
大金をかけて広告を打ち 
 
たくさんのお客様を集めて活気があった会社潰れるのをたくさん見てきました。 
 
そして 
 
その潰れる理由の大半が 
 
内部のモラルの崩壊なんです。 
 
社長が 
 
社員が稼いだお金を散財し 
 
愛人を作ったりなんかすれば 
 
すぐに会社のモラルは崩壊します 
 
そうなれば 
 
どんな大きな会社も持ちません 
 
 
社員にモラルを求めるのであれば 
 
まず頂点に立つ経営者が範を示す 
 
これが 
 
私が毎晩自分に確認してる事です。 
 
私が地味な生活を送るのは 
 
そのためです。 

人の生き方に口を挟めなくなりました

私の母は94歳ですが 
 
さすがに認知症の症状が見られます 
 
具体的には短期の記憶力が著しく低下しています 
 
が思考力や理解力 
 
あるいは表現力には目立った変化は見られませんので 
 
会話そのものは普通に行えます。 
 
認知症を発症していますが 
 
表現力には衰えが見られない 
 
この状態は大変貴重な瞬間でもあります。 
 
つまりもうすぐ認知症は進んで 
 
思考力や表現力の低下がみられると思いますので 
 
この時期は大変貴重な時期だと考える訳です。 
 
ですからこないだ帰省した時に 
 
たくさん話ました。 
 
私が知りたいのは 
 
人生の終焉が近づいた状態で 
 
母親が不安だとか恐怖だとか 
 
そんな感情があるかどうか？ 
 
もしあるとすれば 
 
辛いまま人生を終わる事になりますから 
 
たまったものではありません。 
 
私の神嫌いも加速するものと思われます。 
 
が 
 
私がその事に単刀直入に切り出すと 
 
返ってきた母親の答えは意外なものでした。 
 
母親は今の心境をこう表現していました。 
 
 
”死の恐怖は全くないし将来の不安も全くない 
 
今自分の心の状況を表すと 
 
波ひとつない穏やかな海が広がってるそんな感じで 
 
本当に平和で平穏で幸福で 
 
今まで生きて来てこんなに心が穏やかになった事はない 
 
夜眠る時はこのままずっと眠るのかと思う時があるが 
 
そんな時は本当に満足感と幸福感に満たされる” 
 
 
そんな話をしていました。 
 
で私は安心するとともに 
 
人間の幸福だとか不幸だとかは 
 
その人の中身の問題であり 
 
第三者が見て判断するのは大間違い 
 
そんな思いを再度強く持ちました。 
 
私の母は 
 
体も自由に動かせず 
 
毎日デイサービスでお世話になっています。 
 
はたから見れば 
 
辛いようにも見えますが 
 
本人は今が一番幸せだと思っている訳です。 
 
 
そんな感じで 
 
人の人生はその人のものであり 
 
その人は自分が一番ベストな選択をして 
 
その人生を歩んでる訳です。 
 
これを尊重せず 
 
一般論でああだこうだと説教する人多いですが 
 
大間違いですね。 
 
最近若い人が結婚しない人が多いですが 
 
これを否定的にとらえて 
 
説教するのは間違いです。 
 
結婚するよりしない方が幸福の人はたくさんいます。 
 
その証拠に 
 
既婚者に 
 
もう一度人生をやり直せれば 
 
なんて問われた時 
 
今の結婚相手ともう一度添い遂げたいなんてのは少数派なはずです。 
 
また 
 
趣味を優先して定職につかない若者も批判の対象になりやすいものですが 
 
もしその結果貧しい老後が待ってたとしても 
 
若い人生を仕事に捧げ犠牲にした人が老後豊かな生活を送るのと比べ 
 
不幸だなんて言えないはずです。 
 
 
そんな感じで 
 
私は年齢とともに 
 
若い人にあまり意見をしなくなりました 
 
若い人に限らず 
 
他人の人生にはもう口を挟む事はありません。 
 
 
東京で不動産業を営むと 
 
たくさんのお金持ちと接する事になります。 
 
皆さん海外旅行へ出かけたり 
 
あるいは高級車で高速を飛ばしてゴルフ 
 
なんて生活ですが 
 
これが本当に幸せかと言うと 
 
これも怪しい訳です。 
 
私にとっては 
 
そんな裕福な人たちより 
 
沖縄から出た事も無く 
 
作業着姿で泡盛を飲んでる人達が 
 
はるかに幸福に見えます。 
 
 
おっといけない 
 
いつの間にか私も人の人生に口を挟んでますね 
 
とにかく 
 
私は 
 
残りの人生 
 
真の幸福を求めて行きたいと思っています。 
 
そのためには 
 
まず作り上げられた幸福観 
 
これからの解放が一番大切だと思ってる訳です

私の会社経営は守りの野球と同じ・・見せ場はありません

子供の頃    学校で将来の夢    なんてテーマで作文を書かせられますが    ほとんどの人はその夢が叶う事無く一生を終えますよね。    もしかしたら小学生でも作文に書け    なんて言われるから無理やり書いてる訳で    実はその夢に向かって行動を起こす    なんて子は少ないかもしれませんね。    少なくとも私は中学生までは    将来の目標に向かって具体的に行動した事はありません。    そんな感じで    よく目標を持ってなんて学校では教えられますし    あるいはビジネスの啓蒙的な本でも    目標を持つ事の大切さ    よく語られます。    実際私も若い頃はそんな本ばかり読んでましたから    具体的に目標を掲げて行動した事が何度もあります。    その目標を机に張り付けたり    車の中にベタベタ貼ったりしました。    実際特にスポーツの世界では    イチローだのタイガーウッズだの    幼い頃からの夢をひたすらブレずに追い続けて成功した人    多いですよね    が    今になって思うのですが    この目標を持つこと    全否定はしませんが    良い事だけかと言うと    そうでもありませんね。    スポーツの世界でも    夢を追い続ければ成功する    なんて大間違いです。    イチローのような人間はほんのわずかです    100％近くの人が夢をかなえる事無く    別の生活を送る事になります。    にも関わらず    成功した人だけを取り上げて夢を持ち上げれば    その夢に向かってしか生きてこなかった人が    その道を閉ざされた時の絶望感ははかり知れないものがあるはずです。    私達の頃から不良には    プロを目指してた元野球少年がたくさんいました。    ビジネスも似たようなもので    私はつぶれた不動産屋仲間がたくさんいますが    その中には    啓蒙セミナーの影響で    会社中にベタベタ目標を貼ってる人がたくさんいました。    売上目標が多いのですが    冬休みは全員でハワイ旅行とか    ３年以内に自社ビルを建てるとか    そんな感じの言葉が貼られてました。    で    そのような行為を若い頃は肯定的にとらえていましたが    そんな会社がバタバタ消えてくので疑問に思った訳です。    疑問に思ったらその原因を探らずにはいられませんから    私なりに結論を出しました。    私は    目標を強く掲げると    逆に潰れる危険性が高くなると思っています。    理由は    目標を強く意識すると柔軟性を失うからです。    会社を長く続けるには    日々変わる目先の環境に柔軟に対応する事が一番大切です。    固定的な目標はこれを失う原因ですから危険だって訳です。    例えば    年間30棟の建売を目標に掲げると    その目標にとらわれ    本来買うべきでない物件を無理に仕入れたり    あるいは無理な借り入れをしたり    なんて事になる訳です。    あるいは売り上げ目標を掲げると    無理な人員の採用もしなければなりません。    まあ反論もあるかと思いますので    あくまで私の個人的な考えだと思って下さい。      私達の世界の落とし穴が急成長です。    ガンガン物件を仕入れ    ガンガン広告をして    ガンガン人を増やして    派手に売り上げを伸ばしますが    実は売り上げと共に借金も増えてる訳です。    ですから    そのサイクルに少しの狂いが生じた時には    一気に崩壊する訳です。    そんな訳で今は    私は売り上げ目標すら設定していません。    私が社員に言ってる事は    稼いだ金を分配する    それだけです。    意識して目標だの夢だのを語らず    足元だけをしっかり見てきましたから    無借金経営を続けてこれた    そう思ってる訳です。    ですから    これからも    急成長はありません    ただ    地味にコツコツと生きてくだけです。    ハワイ旅行も    残念ながら    しばらくは難しそうです。    ゴメンねみんな

憎悪はバイ菌・放置すると増殖して死に至ります

インターネットの時代になり    たくさんの人が意見を発するようになりました    すると昔は見えなかった人間社会の本質がたくさん見えてきます。    その一つに政治問題で騒ぐ人は皆同じ人種だってのも分かります。    右と左に分かれてヒステリックに騒いでる姿を見ると    実社会では相手にされないような人がたくさんいます。    そんな孤独な人たちが些細なネタを大きく膨らませて大騒ぎって感じです。    ネタも次々代わります。    こないだ麻生元総理のナチスに学べ発言で騒いだのに    もうその話はすっかりどこかに飛んでしまい    今度は“はだしのゲン”の閲覧制限で大騒ぎです。    戦争の悲惨さを伝えるべきだと訴える人や    あるいはネトウヨの人たちは    旧日本軍の残虐さがねつ造されてる    そんな話で騒いでいます。    旧日本軍の残虐行為を強調するのは特に被害を受けた隣国ですが    戦後70年近く経っても    その責任追及は衰える気配がありませんね。    もしかしたら永遠に続くのでしょうか？    これに対しネトウヨの人たちは    逆に隣国への憎悪を募らせて    過激な発言が目立ちます。      日本軍の残虐行為をいつまでも追及する人たちは    自から起こした戦争は残虐行為はなかったと思ってるのでしょうか？    辛亥革命の時の写真が残ってますが    磔にした自国民を肉を少しづつ削いで殺してますよね。    ベトナム戦争ではさらにたくさんの写真が残ってますが    ベトナムに派兵した隣国の兵士は    妊婦を殺している写真もあります。    これに対して    日本軍は残虐行為は行わなかった    なんて言ってる人も間違いです。    私が若い頃は戦争経験者がゴソゴソいましたが    本人たちが得意げに    中国人を木に縛り銃剣で刺す訓練をした    なんて話していました。      過去の戦争の残虐さを追求する人も    それを否定する人も大間違いです。    戦争はそもそも殺し合いです。    ジュネーブ条約だとかなんとか国際法をいくら整備しても    現場では残虐行為は当然行われる訳です。    今の時代はyoutubeで検索すれば    その映像は腐るほど出てきます。    つまり残虐行為は戦争の付き物なのに    70年も前の話を    責任追及だのねつ造だのって話で    お互い憎悪を募らせてる訳です。    憎悪が戦争を起こす訳ですから    また同じ過ちを繰り返すのか？    なんて考えると    本当に暗くなります。    そんな事から    私はいつまでも過去を振り返ると    国と国との関係は決して改善しないと考える訳ですが    まあこちらが気にしないと言っても    相手にその気がなければどうしようもありませんが・・      国レベルの話は私にはどうしようもありませんが    同じような構造が会社にもあります    特に不動産業界は    欲と欲のぶつかり合う世界です    小競り合いは付き物です。    がこの争い    いつまでも根にもつ営業マンがいます。    つまり    ビジネスでの駆け引きを    恨みとしていつまでも持つ人間です。    勝負に負けて    道ですれ違っても顔を背けるタイプです。    そんな人たちをたくさん知ってますが    まず大成しませんね    ほとんどがこの世界から去っていきます。    不動産の世界で長続きするためには    仕事での勝負を    個人的な恨みに昇華させない事です。    私はそれを意識して    社員を指導しています。    過去に大きなトラブルがあった会社でも    私は物件を紹介しないとか    そんな事は許しません。    逆に相手の卑劣さに怒りを覚えたら    自分は絶対に同じ事はしない    その事を意識するべきです。    国レベルでは    隣国が理不尽な話でギャーギャー騒ぐなら    こちらら冷静に大人の対応を取るべきです    それが    同じレベルで憎悪丸出しの言葉で怒鳴り合っては    こちらの民度の低さも露呈する訳です。      そんな訳で    どんなに腹が立っても    相手と同じレベルに成り下がりたくないから    私は社員に    道で会っても相手に会釈をするように指導しますし    物件の紹介も普通通り行うよう指示する訳です。

トラップ

当社のように１階で店舗を構えてると 
 
色んな営業がやってきます。 
 
駅に看板設置してる広告業者や 
 
証券会社や 
 
あるいはホームページ業者 
 
煩わしく思う事もありますが 
 
飛び込みでやってくる人が 
 
いつか顧客になる可能性もありますから 
 
あまり追い払うような対応はしないように社員には指導しています。 
 
そんな業者以外に 
 
仕事を求めてくる人たちもいます。 
 
リフォーム業者や土建業者 
 
また住宅メーカーやゼネコンがよく来ますね。 
 
そんな人たちはいつか仕事をお願いする可能性もありますから 
 
一応名刺交換は必ずします。 
 
そんな中に 
 
一度ルームクリーニングの仕事を求めてやってきた人がいました。 
 
あいさつ代わりにタオルを持ってきました。 
 
で一応私が名刺交換をして 
 
二言三言話をしましたが 
 
笑顔で大変腰が低いのですが 
 
私の中の警戒信号が大きく鳴りました。 
 
で 
 
私は仕事があればこちらから電話します 
 
なんて適当にあしらってお帰りいただきました 
 
が 
 
私は、この男単なるクリーニングの業者ではない 
 
そう感じていましたので 
 
頂いたタオルを引出の中にしまっておきました。 
 
しかしその後何事もなく時間が過ぎていきました。 
 
で３か月ほど経過して 
 
こちらが忘れかけた頃 
 
その男がまたやってきました。 
 
社員に呼ばれて私が出て行くと 
 
今度は前回のような笑顔もなく 
 
腰の低さもありません 
 
別人です。 
 
大声で私にこんな事を言いました。 
 
社長仕事くれるなんて言ってたけど全然電話ないじゃん 
 
私は必要があればこちらから電話するって言ったはずですが 
 
そうなの？　おれはてっきり仕事がもらえると思ってたんだけど 
 
それは失礼しましたね。 
 
まあいいや　で今日は何か仕事貰える？ 
 
残念ながらありませんね。 
 
これからも貰えないの？ 
 
まあそう思っていただいて結構です。 
 
なんだそれなら最初にはっきり言って欲しかったよ。 
 
それは申し訳ありませんでしたね。 
 
仕事貰えないならさー 
 
はい 
 
あれ返してくれる？ 
 
あれって？ 
 
ほら前来た時に置いていったやつ 
 
分かりませんが？ 
 
タオルの中に入ってたでしょう？ 
 
さあ 
 
あらら気付かなかったの？ 
 
はい 
 
あれウチの親方からの挨拶状が入ってたんだよ 
 
そうですか？ 
 
そうですかってアンタ人の誠意をなんだと思ってるの？ 
 
その挨拶状はタオルの中に入ってたんですか？ 
 
そうだよ 
 
ではそのタオル持ってきましょう 
 
えっそれまだあるの 
 
はい大切に取ってありますよ。 
 
なんだそうならそうと最初から言ってよ。 
 
 
で私がそのタオルを持ってくると 
 
その男それを慌てて受け取り 
 
慌てて逃げるように出て行きました。 
 
 
こんな感じで 
 
この仕事を長くしていると 
 
たくさんの邪悪な人間と出会いますので 
 
意識しなくても 
 
自分の中には 
 
アラームが設置されます。 
 
これが 
 
自分の身を守る訳です。 
 
苦しい仕事でしたので 
 
こんな感じの見返りが 
 
少しの救いだと思っています

消え去り行く難解王国の領土

昨日優勝した前橋育英高校    何度も甲子園で高歌が流れましたが    その歌詞に    “真善美”ひたに追わん    なんてのが出てきました。    この真善美    久しぶりに聞きましたね    高校生の時に倫理社会で学びましたが    チンプンカンプン    今でもよく分かりません。    しかしかのプラトンの言葉ですから    多分凡人には分からない深い意味があるのだろうと推察します。    が    これを私が理解できないのは    私の頭の悪さが一番大きいのでしょうが    それ以外にも大きな理由がありますよね。    それは    古代のギリシャ語を日本語に当てはめたからです。    そして訳した人が簡潔化を意識してないからです。    日本語に当てはめるのであれば    分かり易く理解できるようにしてもらえれば良いのですが    “真善美”    なんて言葉にするから凡人はギブアップな訳です。    さしずめ    “勉強して悪い事はせずそして綺麗なものが好き”    これが人間ですよ    そう言えば誰でも分かるのに・・    なんて私は高校生の頃から思っていました。    が    こんな簡単な言葉にしてしまえば    倫理社会の先生の仕事が無くなって困る？    まあこれが心のひん曲がった高校生だった私が出した結論でした。    ですから    私は当時は倫理社会はまともに勉強する気になれませんでした。    しかしそんな目で見ると    世の中    簡単な事を難しくして    それでメシを食ってる学者だとか専門家だとか    ゴソゴソいる世界でもありますよね。    私は大学の時法律を学びましたが    あの難解な文章には最後まで馴染めませんでした    司法試験を断念した一番の理由です。    なんせ明治時代の言葉をそのまま使ってましたからね    これは国会議員の怠慢だけではなく    その難解な文章で身分が保証されてる人がたくさんいる    強く確信しました。      最近は少し分かり易くなりましたが    役所の手続きの書類もまさにそれですよね    無意味な書類を要求されるたびに    効率の悪い行政機関に憎悪さえ湧く事がありました。      で    この簡単な事を難解に見せて    それで食ってく    このパターン    さすがに激減してきましたね    インターネットの普及で・・    特にブログなんてのは    難解な文章は誰も読みません。    池上彰がＴＶで引っ張りだこですが    難しい話を分かり易く伝えてくれるからです。    こんな感じで    知識のある方は    その知識だけではもう世間から受け入れられませんよね。    知識を分かり易く加工して    それで初めて価値が出る訳です。    憲法も    集団的自衛権だなんて難しい言葉を使わず    番長グループに入れば    番長が他の学校に殴り込みに行くときには    一緒に行く事になりますがどうしますか？    なんてなんて言う感じで説明すれば    憲法改正の国民投票の時には    １８歳以上と言わず    中学生にも投票権を与えても良いと思うのですが・・・      とにかく私達も    時代に合わせて    瑕疵担保責任→欠陥を修理する責任    危険負担→災害等の予期せぬ被害の負担    みたいな感じで    契約書を易しくして行く時が来たように私は思います。

私は人の背中は押しません

麻生副総理が少し前にこんな事を言ってましたね。      “政治家が靖国に参拝すると    マスコミがこれを大きく取り上げ騒ぎになる。    騒ぎになると中国や韓国の指導者も国民の手前騒がずにはいられない“    と    この話は珍しく私も同感でした。    靖国に閣僚が参拝したとかしないとか    騒ぎ過ぎですよね。マスコミが・・    大体マスコミが大きく取り上げなければ    中国の国民は靖国神社の存在そのものも知らなかったはずです。    知らなければ誰が参拝しようがどうでも良い話です。    また    中国国民が知らなければ    共産党の指導者もいちいち抗議する必要もない訳ですから    随分助かるはずです。      男はよく政治の話題で熱くなります。    熱くなった結果言い争いになり    絶縁    そんなケースを自分でも体験しましたし    また外の人たちがそうなるのも何度か目にしました。    しかし愚かですよね    一個人が人間関係を損なうほど議論しても    世の中何も変わる訳ではありませんからね    しかし世の中が変わらない以上に愚かだと思うのは    皆マスコミに誘導されて    本来どうでも良い話を    さも重大な事かのように錯覚してしまう    そんな人間の愚かさをいつも感じています。    私は故郷沖縄を愛する気持ちは誰にも負けませんが    沖縄で基地問題やなんかを語るのは極力避けています。    理由は    沖縄の人たちがマスコミに流され    私が沖縄にいた頃とは大きく変わって    しかもその矛盾に気付かないためです。    私達が小学生の頃    授業を中断して日の丸の小旗をつくらせ    佐藤栄作総理の車列に頭を下げて振るように指導した先生たちは    復帰すると今度は日の丸反対です。    また    基地で働く人たちの組織である全軍労は    基地縮小により人員整理が行われた時に激しく抵抗しましたが    結局解雇され基地からの収入が途絶えると    今は縮小どころか基地そのものに反対です。    だからと言って勘違いしないで下さいね。    私は沖縄にあれほどの米軍基地があって良いなんて言ってる訳ではありませんよ。    ただ    マスコミの意見にあまりにも流されやすい日本人に危機感を感じる訳です。    本来騒がなくて良い話を    誰かが目的を持って大きくする    大きくしたら    国民はさもそれが自分にとって大事件かのように騒ぐ    このパターンに嫌気がさす訳です。    オスプレイもマスコミが騒がなければ    珍しい飛行機として野次馬が殺到したように思います。      国レベルの話だけではありません。    個人レベルでも人間は    細かい所にばかり意識を持っていくと    大局を見失い    大きな失敗をやらかす    そんな欠点を持っています。    そして    そんな人間の欠点をうまく利用して    見事に金儲けをする    そんな人たちもたくさんこの世の中にはいます。    そんな悪知恵の増長につながりますから具体的には書きませんが    私がいつも思うのは    不動産投資の世界で飛び交う    利回りって言葉です。    皆さん当たり前のように使ってますが    これは間違いです。    利回りって概念は不動産投資には不適切だと私は思います。    厳密に言えば    利回りを重視すると    本質が見えなくなる訳です。    利回りは    本来預貯金や    あるいは不動産であれば    長期に渡り契約が確保される大型事業物件とか    軍用地料などの固定的安定的な賃料に対して使う言葉です。    これを不動産投資全般に使うと大変危険な訳です。    具体的には    今利回り10％の物件があったとして    それが来月には利回り0％    あるいは最悪の場合利回りマイナス10％    なんて事も起り得る訳です。    ですから    私は利回りって言葉は    元来小規模な不動産投資には当てにならない    そう思ってる訳です。    とにかく    何度も何度も書いてますが    机上の理論は    それを真に受けると危険です。    不動産投資は    余裕のある人が行う事であり。    金融機関からお金が出た    なんて事で喜んでるような資金状態では    基本的には止めるべきです。    少なくとも私に相談されると    そんな話になります。    私に背中を押してもらいたい    なんて気持ちで来ても    不愉快になるだけですから    イケイケの方は    別の不動産屋で背中を押してもらうべきです。    私みたいな保守的な人は少ないですが    背中を押す不動産屋はゴソゴソいます。

人生をリセットしたいなら遠くへ引っ越しましょう

愛し合って子供を作っても    時が経てばその関係は冷え    そして他人になる    村社会の頃は    世間体があって一定の歯止めがかかっていたのでしょうが    元々地域のつながりが薄い都会では    それを食い止めるのは経済的な要因が大半です。    ですから    経済的に別れても生きていけるなら    とっとと別れる    その結果    私達の仕事は増えていきます。    家族がバラバラになる時には    家探しとセットですから・・    ある意味人の不幸を商売にしてるって事にもなります。    しかしお互いは別れてしまえば他人    って事で済むかも知れませんが    人間関係は複雑にからみ合います。    お互いは別れても    それぞれの付き合いは全てリセットされる訳ではありません。    これが    周りには迷惑となります。      先日当社の社員の元に    突然訪ねてきた女性のお客様がいました    で    そのお客様の顔を見た担当社員    気の毒になるほど狼狽していました。    実はこのお客様    当社の家主です。    で    この家主の娘さんが    数年前に    子供がいるにも関わらず離婚した訳です。    その時    その離婚した男性が    いかにひどい男かと言う事を散々聞かされていました。    ところが    その後    驚いた事が分かったのです。    実は当社で仕事をお願いしてる方がいて    その方が    そのひどい男だった訳です。    しかし    私達もたくさんの人を見て来ています。    別れた奥さんとそのお母さんの話は元々話半分で聞いていますが    実際にその元ダンナさんを見てると    とてもそんな悪い人ではありません    ですから    その後もずっと仕事はお願いしてる訳です。      で    何で担当社員が狼狽したかと言うと    その家主さんが突然訪ねてきた時    偶然別れた元だんなさんが    打ち合わせのため来社する予定の時間だった訳です。    そのダンナさんは仕事の打ち合わせで当社に定期的にきますが    それでも数か月に一度程度です。    一方    突然訪ねてきた別れた奥さんのお母さん    この方は当社に来るのは3～4年ぶり位です。    つまり    3～4年に一度しか来ない人と    数か月に一度しか来ない人が    偶然同じ日の同じ時間にハチ合わせって訳です。    まあ偶然とは思えませんよね    意地の悪い神様が間違いなくいる    そんな感じのでき事でした    で    狼狽した担当社員    どうしたかと言うと    とにかく突然来た大家さんをロクに話もせずに帰して    なんとかニアミスだけで食い止めました    が    かなり悪印象を持たれたと思いますので    これで絶縁の可能性も出てきました。    こんな感じで    別れた本人たちはそれで済んでも    周りは迷惑    なんて事はある訳です。    特に若い内は    グループで付き合ってる内    仲良くなり結婚    なんて事がありますが    それが離婚しても    他の友人たちは    元奥さんと元ダンナさん    それぞれ気を使いながら    別々に付き合う    なんて事がよくあると思います。    で    別れた本人たちは    相手の情報はお互い入りませんが    友人たちは逆に    それぞれの情報がしっかり入って来る訳です。    で    別れたダンナは未練タラタラなのに    奥さんの方は新しい彼氏とラブラブなのが分かってる    でもそれは男性には言えない    言えないと    会ってもウソをつく事になりますから    だんだんと友人たちも距離を置くようになります    このパターン    私が若い頃から散々経験したり見たりしました    しかし    プライベートな付き合いは    会わなければ    複雑な関係もそのまま闇に葬り去る事ができます。      が    気を付けましょうね    日本人はムラ社会で生きて来た民族です    って事は    別れたつもりでも    本能的に    今住んでる地域から遠くには行きたがりません    この事が不幸な偶然を生む訳です。      具体的には書けませんが    子供が出来れば    幼稚園に入り    小学校に入ります。    で    その小学校に入った自分の奥さんの連れ子    そのクラスメートが    自分の実の子供だった    なんて話    信じられませんが    あるんです      ですから    人間関係を絶ち切りたいと思ったら    思いきり遠くに引っ越す事    大切ですね。

崇拝→思考停止→組織の崩壊

３日前のこの新聞記事      何が書かれてるかと言うと    奄美の海底によく見られる砂のミステリーサークル    この謎が解き明かされたって記事です。    解き明かしたのは専門家チームと    地元のダイバーで    18～28Ｍの海底にビデオカメラを設置して    その形成過程の撮影に見事成功したそうです。    で    このミステリーサークルを作るのは    フグの一種の魚のオスで    そのサークルの中心にメスが産卵するそうです。      何の問題もない記事に見えますよね。    ところがこれを読んで私はビックりしました。    このミステリーサークルについては    もう１年も前に    私が好きな番組“ダーウインが行く”    で詳しく放送されたかたらです。    つまり謎どころか    日本中の国民が知ってる話です。    知らなかったのはこの記事を書いた記者だけです。    こんな自然の記事の担当でありながら    “ダーウインが来た”を見てなかったって事ですよね。    もしかしてヒゲじいの事も知らないのでしょうか？      とにかく    大恥だと思いますが    しかしこの事が    今私達が暮らす世界の危うさ表わしてますよね。    私達はＴＶとか新聞とかの報道は    そのまま受け入れてしまう傾向がありますが    実際には記事を書いてるのは私たちと同じ人間です。    その記事には    今回のようにウラを取る努力を怠った怠慢記事もたくさんありますし    一方の側からの視点に偏った報道もたくさんある訳です。    その意味では    歴史を徹底的に自分の都合の良い方に解釈する隣国や    あるいはその対極にあるネトウヨと呼ばれる人たちの持つ危うさも    マスコミは常に抱えてると言える訳です。    ですから    私達は    ＴＶ新聞と言えども    それをそのまま受け入れる訳ではなく    それを疑う習慣をつける    大切だと考えています。    私自身は日本が世界に誇れる国になるためには    国民一人一人がそうしてレベルアップを図る事が大切だと思っています。    国を語っても私にはどうしようもありませんのでこの位にしますが    私は会社をそんな考えで作り上げています。    社員は既成概念からの解放を心掛けていつも指導しています。    ですから    私が社員に語る言葉は    その大半は他社の姿勢とは逆です。    私のブログタイトルにある“敵だらけ”は    同業者の敵はいくら作っても    顧客の敵は極力作らないようにといつも指示してる私の姿勢の表われでもあります。    また    不動産の世界で飛び交う    管理物件の取り方のノウハウのセミナー    私は絶対に社員を参加させません。    私自身は    管理物件は取りにいくものではなく    当社を知ってもらったお客様が    勝手に依頼してくる    そんなスタイルを貫いていますから    逆に積極的な攻めの営業姿勢は    害になる訳です。      これ以上書くと    また自慢話かと言われそうですからこの位にしますが    とにかく私は    新聞記事やＴＶの報道もそのまま受け止める事はしません。    むしろ今回のようにあら捜しみたいな姿勢で読んだり見たりしています。    ナチスや北朝鮮のように    個人崇拝が国を危うくするように    マスコミもそれを疑わなくなったら    国民は思考停止に陥りますから同じように危険だと思っています。    そんな感じで    会社も    もし社員が私の言葉を疑わなくなったら    当社は破滅の道に進むと考えています。    ですから    私は    社員が私に口応えすると    逆に健全な環境が保たれてる    そう思って安心する訳です。    その環境を保つために    社内の空気を    あえて緩くしてる訳です。    当社は体育系の会社ではありません    上下関係は    極めて緩い    意識してそういう会社に仕上げています。

脳と原発は制御不能になったらオシマイ

私の姪は去年女の子を出産ましたが    大変な難産だったようで    散々苦しんだ挙句帝王切開って事になったようです。    で    分娩室の前で待ってた私の義兄は    延々と娘が苦んで叫ぶ声を聞き続けた訳ですが    まあたまらなかったって言っていました。    更に不思議な事に    その話を聞いた私も    小さい頃の可愛い姪の顔を思い出し    辛くなりました。    自分が痛い訳でもないのに    その痛みを自分のものとして感じるのが    心理学で言う“共感”です    これが    人間が人間である事の証明でもありますが    これやっかいですよね。    私達人間を苦しめる大きな原因です。    人間は赤の他人でも    あるいは動物でも    苦しんでる姿を見ると自分も苦しみます。    ましてや苦しんでるのが    自分の娘なんて事になると    私なら耐えられなかったかも知れません    義兄の話しを聞いて    一瞬娘がいなくて良かった    なんて思ってしまいました。    そんな感じで    この共感    困った存在ですが    更にやっかいなのは    この共感が想像力の産物だって事です。    人間の脳が発達したために    想像力が増した結果そうなった訳ですが    想像の産物だけに    いくらでも増幅してしまう訳です。    つまり    相手が感じてる数倍も想像力で増幅され    結果苦しむ相手を見て    その本人以上に心のダメージを受ける訳です。    人間の脳の発達の副作用と言っても良いかも知れません。      共感だけではありません    人間の脳の想像力は    ある意味人生の苦しみの原因の大半を占めてるって言っても過言ではありません。    子供の将来を悲観して無理心中    なんてのは昔からありますが    これも人間の想像力がもたらす災いですよね。    個人レベルだけではなく    国においても    自国が攻められる恐怖が際限なく広がり    結果地球全体を破壊できるだけの核兵器を作ってしまいました。    そんな訳で    想像力が豊かな子供を育てましょう    なんてよく教育関係者が語りますが    これが強すぎると    本人は不幸になる    その事も警戒するべきでしょう。    想像力の優れた人たちの職業は    作家に代表されますが    芥川龍之介やら川端康成やら太宰治やら    とにかく    たくさん自殺しますよね。      前置きが長くなりましたが    私達のアパートのトラブル    これも想像力豊かな人が起こす事が良くあります。    上階の人の少しの足音で想像力が働き    自分をバカにしてるなんて思い込んでしまいます。    また    たまたまアパートの前で車を止めて休憩してる営業マンを見て    隣人を見張ってると思い込み    そしてその見張ってる理由が    隣人が借金をしてる    なんて想像力が働き    そして    そのお金に困った隣人が    自分を襲う    なんて真顔で言う人もいます。    さすがにここまで来ると精神科の範疇ですが    とにかく    私達人間はこの想像力に苦しめられる生き物だって事    これを意識するだけで人生の質は違ってきます    つまり    自分の想像力の制御を意識する訳です。    この制御がしっかり機能する間は    無難な人生となりますが    この制御機能が狂うと    もう大変・・      とにかく原発と人間の脳は同じです。    制御不能になれば悲惨な事になります。    ではこのやっかいな想像力を制御する方法は？・・・      簡単です    考える時間を潰すのです    私は家に帰ってからも    少しの時間があると    夜から草むしりやなんかをします。    こんな感じで    私の場合は    常に悪い想像力が湧いてこないように意識して    ここまで生きてきました。    結構厳しい人生でしたから・・      のんびりできない性格を笑われますが    これが私を苦しみから守る    唯一の方法です。

人格は所詮脳の電気信号が作るもの・・コロコロ変わるのは当たり前

何度も禁煙に失敗した宮川 
 
どうやらここに来て成功したようです。 
 
で 
 
自分がタバコを止めたら 
 
当社で唯一の喫煙者となった藤田にたいして 
 
激しくののしるようになりました。 
 
まるで自分は一度も吸った事がないかの如く 
 
“たばこを止められないなら人間を止めろ” 
 
みたいな話をウジウジ毎日のように藤田に投げかけてます。 
 
自己中な男です。 
 
 
でも宮川に限らず 
 
タバコを吸ってた人は 
 
禁煙した途端に 
 
激しい嫌煙家になる人が多いですよね。 
 
先日もゴルサークで一番のタバコ嫌いの方が 
 
実は数年前まで吸ってた 
 
なんて言ってましたが 
 
本当に驚きました。 
 
なんせ喫煙者が乗ったあとのカートすら嫌がってましたから 
 
 
愛煙家がタバコを止めた途端に 
 
強烈な嫌煙家に変貌する 
 
一見おかしな話ですが 
 
これが人間の特性でもありますよね 
 
散々風俗通いをした人が 
 
歳を取ったら 
 
青少年に有害な風俗の看板撤去運動に走ったり 
 
私の知人には 
 
米軍基地を解雇されたら 
 
強烈な反基地運動家になった人もいます。 
 
また私の先輩には 
 
後輩ばかりぶん殴ってた嫌な人がいましたが 
 
学校を卒業して警察官になったら 
 
非行少年の取り締まりに精を出してた人もいます。 
 
つまり 
 
立場が変われば 
 
考え方も行動もガラっと変わる 
 
これが人間です。 
 
でこの人間の豹変 
 
一番頻繁に起こるのは 
 
男女の関係の変化より 
 
変貌する事ですね。 
 
だらしない一人暮らしの女性が 
 
隣にイケメンの男性が引っ越して来た途端 
 
おしゃれになり 
 
ゴミ出しのルールを守るようになったり 
 
また逆に 
 
若い税理士で彼女と同棲するためにアパートを借りた人がいますが 
 
その時は好青年で大変きれい好きでしたが 
 
彼女が逃げたら 
 
部屋はゴミ屋敷 
 
会社はクビで 
 
ホームレス寸前 
 
 
まあそんな感じで 
 
人格なんて言いますが 
 
環境と立場で 
 
いくらでも変貌するのが私たち人間でもあります。 
 
これを理解すれば 
 
人を嫌いになったり憎んだりする気持ちは随分少なくなります。 
 
さし当り私は 
 
自分と親しかった人が 
 
当社と競合してる会社からの圧力で 
 
態度がひょう変した人がいますが 
 
別に恨む気持ちはありません。 
 
ただ 
 
自分はそうならないように 
 
日々心の鍛錬を怠らない 
 
それだけです。 

押し付け型と吸収型

40代50代になると 
 
人間の重みは全く違ってきます 
 
中学生高校生の時はそんなに大きな差はありませんが 
 
長く生きると 
 
明らかに違いが出てきます。 
 
重みと言っても抽象的ですが 
 
具体的に言えば 
 
話の中身の濃度です。 
 
もっと突っ込んで言えば 
 
相手が聞きたくなるような話をするのか 
 
あるいはウンザリするような話しかできないのか 
 
その違いとも言えます。 
 
10代の子供たちが 
 
アイドルだの暴走族だのって話をするのは自然ですが 
 
40代にもなってそんな話をやたらすると 
 
相手は引いてしまいます。 
 
また男が好きな政治ネタでも 
 
ＴＶで誰かが言った話を 
 
さも持論の如く一生懸命語る人も 
 
話していて飽き飽きします。 
 
誰でも知ってる話は 
 
そのまま話しても退屈なだけです。 
 
ファーストフードが毎日食べられないように 
 
中身のない話もたまに聞く分には耐えられますが 
 
そんな人と毎日過ごすには 
 
辛い物があります。 
 
 
では人間の重みをつけるにはどうしたら良いでしょう。 
 
それは若い内は簡単です。 
 
話に中身のない人と 
 
重みのある人の違いは難しくありません。 
 
一言で言えば 
 
押し付け型と吸収型です。 
 
人間はこの二つのタイプがいます。 
 
人と話す時 
 
自分の考えを押し付けようとする気持ちが強い人は 
 
人の話を吸収しようとしません 
 
ですからいつまで経っても成長しない訳です。 
 
これが 
 
話の中身に重みが伴わない理由です。 
 
一方吸収型は 
 
なるべくたくさんの話を聞いて 
 
自分のレベルアップにつなげたいと考えてますから 
 
他人の話をよく聞きます。 
 
がこのタイプ 
 
人の話はよく聞きますが 
 
すべて受け入れる訳ではありません 
 
取捨選択を行います 
 
ですから 
 
押し付け型は 
 
自分の話をよく聞いてくれるからと言って 
 
その相手に好感を持ちますが 
 
相手は 
 
もう中身のない話にはウンザリする訳です。 
 
これが 
 
押し付け型が孤独に陥る法定式です。 
 
分かりましたね 
 
○○君 
 
アナタの人生を変えるには 
 
まず 
 
押し付け型から吸収型への脱皮 
 
これが一番大切です。 

引っ越しをナメてはいけませんよ

最近家を買いかえて貰ったお客さま 
 
取引が終わり 
 
無事に引っ越したとお聞きしましたので 
 
立ち寄ってみました。 
 
するとご主人 
 
目に見えて疲れ切っていました。 
 
心配です。 
 
なぜ心配かと言うと 
 
そのお客様 
 
７０歳を過ぎてからの買い替えだったんです。 
 
私は 
 
高齢のお客様が買い替えの相談に見えた時は 
 
まず反対します。 
 
理由は 
 
たくさんのお客様に家をお世話してきて 
 
はっきり分かるのです 
 
高齢者の買い替えは危険だと・・ 
 
具体的には 
 
引っ越したあと体調を崩す方が多いのです。 
 
買い替えだけではありません 
 
高齢者は 
 
引っ越して環境が変わると 
 
急に老け込む方がたくさんいます。 
 
よく親が田舎で一人暮らしをしていて 
 
東京で暮らすお子さんが引き取るケースがあります。 
 
が 
 
その理由が 
 
母親が弱って来た 
 
なんて事だったりするとかなり危険ですね 
 
弱ってるお年寄りの環境を変えるのは 
 
病人に重労働を強いるようなものです。 
 
環境の変化は 
 
それだけ人体への負担が大きいって事です。 
 
東日本大震災で避難したお年寄りがたくさん亡くなってるようですが 
 
気の毒な話です。 
 
自分の意思に反して環境が変わる 
 
かなり厳しい状況だと思いますね。 
 
私は 
 
田舎から親を引き取る親孝行のお客様のお手伝いを何度もしましたが 
 
東京に来て 
 
長く生きる方は希ですね 
 
ほとんどは数年以内に亡くなります。 
 
数日で亡くなった方もいます 
 
ただでさえお年寄りは孤独なのに 
 
住まいを変えては 
 
もう誰も話し相手がいなくなります。 
 
そうなれば生きる気力も失われ訳です。 
 
まあしかしそうは言っても 
 
他に選択肢がないから引っ越してくる訳ですが 
 
せめて社会で 
 
引っ越してきたお年寄りの話し相手になるような 
 
そんな雰囲気つくりができないか 
 
と思いますね。 
 
まあ私もエラそうな事は言えませんが 
 
とにかく 
 
引っ越しは 
 
大変なエネルギーが必要です 
 
高齢者であれば 
 
安易に考えず 
 
まず 
 
先に体の事を考えて 
 
それから行動すべきだろうと思います