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2024年4月6日に訪れたギャラリーは8カ所

2024年04月08日 07時55分00秒 | つれづれ日録
 バスのダイヤ改正で、運転手不足のため本数が減って困ったことはこれまでも書いていますが、もうひとつ、どうにも不都合な点のあることに気づきました。

 自宅→真駒内駅→札幌芸術の森

というふうにバスとバスを乗り継いで札幌芸術の森美術館へ行くとき、休日は真駒内駅での乗り継ぎ時間が2分しかない時間帯が多いのです。

 ただでさえ本数が減っているのに、これでは芸術の森へ行きづらくなってしまいます。

 この日はやむを得ず、真駒内駅からタクシーで行きました。

 札幌芸術の森美術館でこの日から「遠藤彰子展」。初日、作者によるトークがあるということで、たいへんな人出でした。
 とにかく500~1500号の大作絵画が並ぶ会場に圧倒されました。
 遠藤彰子さんは話術もすてきでした。
 F先生やNさんなど、二紀展の出品者がたくさん来ていました。

 北側の部屋では、八木伸子、岸葉子おふたりの所蔵品展。
 キャプションに「岸葉子(1923~)」とあったので、ご健在のようです(もう長いこと全道展で作品を見ていませんが)。
 
 
 
 
帰路はバスで真駒内駅へ。
 南北線を中島公園で降りて、文学館で常設展を見ました。加清純子特集で彼女の油絵15点(新たに寄贈された1点を含む)が展示されていました(6日終了)。
 
 氷がとけかかった池の南側を回って中島公園を横断し、昼飯を食べるところをさがします。
 のれんを出しているラーメン屋を見つけると「準備中」の札がかかっていて、北海道あるあるだなと思います。

 ギャラリー創(佐藤宏美 個展 mymyth)
ト・オン・カフェ(あしたなしょーたろ “WORLDPEACE”)

 作者はもともと「富士翔太朗」を名乗っていた人。
 店内のカウンターで話しました。
 一昨年、筆者が飛生で見た、子どもたちが主役のミュージックビデオが流れていましたが、その後も随時映像などを足しているとのこと(たしかに、奈良美智さんの絵も登場していた)。近く、動画配信の予定もあるそうです。



 近くの「F」でおそい昼にありつきました。
 天丼セット1400円。
 

 そば通が評価するようなお店ではないのでしょうが、空腹を満たすには十分です。

 地下鉄南北線で中島公園から大通へ。

 三越札幌店9階ギャラリーで「‐北の陶人 vol.3‐石井誠・小山七郎・種谷賢・錦織宏・三津和広 陶5人展」と「‐詩情と色彩の世界‐ 前田 伸子 ガラス絵展」。

 会場にいらした前田さんから案内状をいただきました。
「北海道出身」とあります。
 作品は発色がクリアで、ちょっと七宝作品を思わせます。
 案内状と作品を何度も見比べていると、画廊の人がニコニコしながら
「印刷と違いますからね」
と話しかけています。
「いえ、タイトルが…」
「?」

 案内状の作品の題が違っていました。
 会期5日目になるまで誰も気づかない、なんてことがあるんですね。

 「北の陶人」は男性陶芸家5人展。
 内側がまるで金属のような光沢を持つ石井さん、驚異的な透かし彫りで鉢などを作る小山さん、絵付け(おそらく呉須)がバラエティに富む錦織さん、あたたかみを感じさせる粉引の種谷さん、大きな水玉模様が楽しい三津さんと、5人5様で楽しめる陶芸展です。

 いずれも8日まで。

 ギャラリー大通美術館で、Accotori さんの木版画展と、グループ「かおり」V 展。7日まで。

 地下鉄東西線でバスセンター前へ。
 市民ギャラリーで「八人の手・展」「札幌墨象会展」。
 いずれも書道で、7日まで。

 八人の手・展で、三上暁子さんが「心平詩『冬眠』より」という作品を出していました。
 草野心平の蛙の詩集で、黒インクか墨をぽとんと落とした跡だけのページがあって、それに「冬眠」という題をつけたことに依っています。

 墨象会展で、余白のバランスがすごい作品があって思わず足をとめました。
 島田青丘さんの「無」でした。さすが。

 最後に、東西線で琴似へ。
 カフェ北都館ギャラリーで、大石慶子・山本美登里二人展「DUO」。



 ここで時間切れ。
 遠藤彰子展はとても1度では見切れないボリュームなので、再訪しなくては。

 これで4月に入って訪れたギャラリーは計13カ所になりました。


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