快方に向かっていた母の容体は一進一退で、このままでは月曜日に予定されていた担当医師との面談も延期になる気配。だからと言って退院が伸びると云う訳でもないので、スマホを使えない母の為に部屋に固定電話を引く手続きをNTTに申し込んだりする。こんな状態ゆえに俺の気分も不安定。昨日買い求めた「金閣寺を焼かなければならぬ~林養賢と三島由紀夫~」(内海健)と昨日訃報が伝えられた半藤一利さんの「世界史のなかの昭和史」を交互に読む。内海氏の著書は精神科医でもある著者の犯人の精神世界と行動についての考察と更に作品の上で犯人を描いた三島由紀夫の「金閣寺」にも触れて、かなり専門的な分野にも切り込んではいるが、どんどん読み進めることが出来た。夕方、中学の一年後輩で、麻布十番で独特な飲食店を展開しているFさんが新しく発売を予定している弁当のパッケージについて相談に来る。俺はイラストレーターではないからと断ったものの、弁当の名前に「リスボン××」と付けたいと言われるとリスボンマニアの俺としては放っておけない。ネーミングのみならず弁当の中身についても偉そうにコメントしたりする。Fさんたちが帰った後、TVERで「その女、ジルバ」(脚本・吉田紀子)を見る。ブスな四十女を演じる池脇千鶴。後を引いてしまうドラマだった。★何度も営業時間を変更して恐縮ですが、政府の緊急事態宣言が発令されたので、ジャージャンも解除されるまで17時から20時(19時ラストオーダー)までの時短営業とさせていただきます。