2024･4･17

朝は冷凍しておいたパンをチーズトーストにした。昼は買い置きの餅を焼いて磯辺焼きにした。これじゃ俺の食事メニューとは思えなくて、若くて可愛い訪問看護師のKちゃんに夕御飯は何を食べるんですかと聞かれた時に、唐揚用の鶏があることを思い出し、唐揚げ三味かなと答える。唐揚げ三味?とKちゃんは怪訝げな顔を向ける。俺は得意気にまず醤油をメインにした茶色の唐揚げ、塩で食べる薄茶の唐揚げ、それにカレー粉を塗したカレーの三種だよと答える。××さん(俺のこと)って食べることに拘っているんですねとほれぼれとした顔を俺に向ける。朝はトーストだけ、昼はお餅だけとはとても言えない。テレビに米津玄師のMVが流れているのを見て、米津玄師がお好きなんですか?私も大好きなんですと言われたもんだから、彼の「カンパネルラ」というMVを偶然見て、それ以来嵌まってしまってねと答えると「××さんって感受性が年取ってないんですね」と言われた時にはもう恋気分は絶好調。でも残念ながら彼女との年の差は51歳。孫のNと同い年だ。孫と同い年の女性に恋をしてはいけないという法律条例はないけれど、やっぱりいけないこと。こんな日の精神は唐揚げなんかには向かずマッカランのロックをグイグイとあけて、尊敬する脚本家のHさんの未亡人と長話をして、一日を終える。