五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2015・1・26

2015-01-27 12:38:13 | 日記
週刊A芸能を中心に芸能ルポルタージュを精力的に書いているライターのIさんが今年初めて来てくれた。12月26日に来てくれて以来だからホボ一月ぶり。これまで律儀にホボ一週間に一度の割りで来てくれているIさんにしては随分間が空いたことになるが、その間彼毎週連載している四ページの芸能ルポの他に、相次いで亡くなった高倉健と菅原文太を特集したムック本を出版することになって、暮れも正月もなかったらしい。その本が漸く今日出来ました、と誇らしげにカウンターの上に置かれると、内容を見る前から昔文筆業の端くれだった私としてはご苦労さまでしたと頭を下げてしまう。とにかく凄い分量だ。とても端くれには太刀打ちできない。そんな忙しいIさんでもこの日記を読んでいてくれるらしく、先日取材先のバーで偶然川越スカラ座のオーナーに紹介されたもんだから、ついこの日記で私が川越スカラ座のことを誉めていたことを教えてオーナーに喜ばれたと云う。この日記も捨てたもんじゃない。そう云えば一昨日から川越スカラ座では「わらう分身」が上映されている筈。こうなったら何がなんでもみたい。今度の土曜日の夕方、その日は鰻抜きで川越スカラ座だけを目指してみるか?高倉健で思い出した訳ではないけど、帰宅してから映画プロデューサーのKさんに送っていただいた「むかし男ありけり~高倉健が作家壇一雄の足跡を訪ねる」(演出・木村栄文)と云うテレビドキュメンタリーを見る。これは壇一雄が放浪の末に辿り着いたポルトガルのサンタクルスという海辺の村でいかに彼が村民に愛されていたかを高倉健が実際にその村を歩き、村人と交流する内に感じていくと云うドキュメンタリーなのだが、壇一雄と高倉健の孤独さがオーバーラップされて一時間余りの時間を釘付けになってしまった。伝説のドキュメンタリー作家木村栄文さんとこのDVDをポルトガルと壇一雄好きの私に送ってくれたKプロデューサーに感謝。続けて録画してあった「デート」(脚本・古沢良太)を見る。この番組、あまり評判がよくないみたいだけど、私にはこの馬鹿馬鹿しさが最高のエンタテイメントに見える。おまけに例え場面がどんどん変わろうととても演劇的で刺激的に見えるのだけど、ストーリー展開を求める人には無理なんだろうか?