五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2015・1・18

2015-01-19 09:06:23 | 日記
ふっと遠くへ行きたくなる。正月にリスボンへ行く計画が中止になった後遺症か?今日は日曜日だし、店を休んで欲求に素直に従うことにする。そしてこういう時、これまでは小学校時代を過ごした鎌倉に出かけたのたけど、最近日曜日の鎌倉はとんでもなく混んでいることをクラフメイトから聞いていたので、今回は中学生から高校生時代を過ごした東上線沿線にある川越に行くことにする。川越は小江戸と呼ばれて情緒溢れる街。古民家やレトロな街並みをブラブラ歩いているだけでも楽しいのだが、今回川越に行こうと決めた理由の一つに鰻がある。川越は昔から鰻が有名で、蔵造りの街並みに四件の鰻屋(駅前まで入れれば十件以上)が並んでいる。本当は以前入ったことのある「F」と云う店に入ろうと思っていたのだが、一時半の段階で「本日は売り切れました」の表示。それで仕方なく、と云うより200数十年前から営業していると聞いて、以前は敷居が高くて入れなかった「O」と云う店へ。そこで鰻丼ではなく一人前3000円の蒲焼を頼んで、昼間から熱燗で一杯やる贅沢。その後、酔い醒ましに街をブラブラ。豆屋でひっかかり、味噌焼き鳥にひっかかり、漬物屋にひっかかり、蜂蜜屋にひっかかりりのエトセトラ、エトセトラ。最後は今どき珍しい通りにレトロな感じで貼られていた映画のポスターに惹かれ、「誰よりも狙われた男」を上映している川越スカラ座に向かう。私の直感は当たっていて、この映画館、商店街の外れ、路地を入った先の住宅街に差しかかる場所にある小さな、小さな映画館。残念ながら最終上映が3時半で、映画館についた時にはもう映画が終わりそうになっていたので、入ることは出来なかったが、今度は最初からココを目指して来てやろうと思った程に魅力あふれる映画館だった。因みに24日からは「ドストエフスキーの傑作を映画化。昭和歌謡で彩る世にも奇妙な93分」とコピーのあった「わらう分身」。ドフトエフスキーと昭和歌謡、どんな世界なんだ?