・・・沈下橋に立つと川の表情が見える、水の声が聴こえてくる・・・
四万十市(旧中村市)勝間
勝間沈下橋の上流は、大きく成長した柳や榎、笹竹が密生し、美しい川辺景観を誇っている。ここは40年前、蛇籠工法による護岸改修がされた所であった。みごと自然に回帰された姿を見ることができる。昨今、人の行き来はおろか動植物までもシャットアウトするような切り立ったコンクリート擁壁を見るにつけ、この工法の今に語りかけて来るところは大きい。
これは近自然工法ではなく近未来自然工法だと思う。 (1993.7.7発行・武吉孝夫著「沈下橋よ永遠なれ」より)
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