今日はメーデーです！

　いつの間にか骨抜きにされ、お祭りのような行事に形骸化されてしまった組合活動です。　労使が叱咤し合って成長を続ける社会構造から、特権階級が微温湯に浸かって胡坐を掻いて金儲けが出来る時代に変わりました。

　学者や大資本家が保身と怠惰の正当化に成功し、自分達に都合の良い社会を作るのは間違いとは言えないのですが、果たして賢明な選択と言えるかどうかは不明でしょう！

　国家の将来を考える時、世界との競争の中では国民のレベルを低下させるのは、極めて軽薄な選択であるのです。　人間の陥り易い安易な選択です。

　現在の日本は正に国民も、お上もこの方向に進んでいます。　互いに馬鹿になっていれば互いに楽です。安倍総理の景気対策や施策は、この典型的なものです。　当然、国民にも良い政策に見えてしまいます。

　本当に国の為に成るのかどうかなんて、どうでも良いのです。　現在の自民党は、夏の参院選の事しか頭にありません。　安倍のプーチン会談でも出てきた共同宣言も具体的な進展は全く無く、過去に遡って改めて話し合いましょうというだけのものです。

　ところが、期待を持たせるという可能性だけを示して、安倍の手柄として参院選にプラスと考えて情報を流しています。　

　スポーツでも同じです。　この状態になった選手に成長はありません。　勝てないことの理由探しと次回への期待をさせるコメントに明け暮れます。　労働者も同じで、本当に自分達に何が必要なのか？　真剣に考えようとする気も無い状態です。

　戦争中も同じだったのでしょう！　自分達が進む道について、何も考えず従う事しか出来ない環境が出来上がって流され続けた結果が、悲惨な敗戦だったのです。

　真摯な姿勢を取り戻すことこそ日本再生の道です！！！